フェリーで青島と北京へ(その5)

2013/09/18 - 2013/09/29

2013年9月18日に下関からオリエントフェリーのユートピア号に乗って、青島で一泊、そこから新幹線「和諧号」で北京に往復します。
北京で６泊して、トラブルで、また青島で一泊。ユートピア号で9月29日に下関に帰りました。

その時の北京のスモッグの状況、反日感情、北京の町の様子や北京の人たちの生活、途中の青島、フェリーの事などをお伝えします。

エリア 北京(中国)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 船 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ウイグル人の店で食べる。店内でウイグル語を話してましたね。

トルコ語系のウイグル語という日本語とよく似た言語構造の言葉を話して、発想が似ているのか日本人には使いやすい。
でも、この店じゃないのだけど、名物の牛肉面を今度の旅行で、何回か食べたんですが、日本の駅そばみたいな味でしたね。

海岸に座り心地のいいベンチが並んでいたので、そこで数時間、過ごしました。
いい風が吹いてるので、iPod touchでエアサプライ、ボブディラン、最後にジミヘンドリックスを聞きました。
ジミヘンは私が子供の頃、印象的だったミュージシャンで、彼の自由なギタープレイとウッドストックでのアメリカ国歌の演奏は高揚する当時の時代精神を表していて、私の記憶に深く刻まれています。
私の人生にも影響を与えたと思います。

もっと、実は私はその生の世代の後の世代に生まれていたので、私が接した時は昔話として聞いていたのですが。

その片からも、他の人とはずれてたんですね。

もう一つ子供の頃の私に影響を与えたのがアラビアンナイトの「シンドバットの冒険」で、七つの海を冒険して、財宝を手に入れるというこのテーマ、これが私は大好きで繰り返し読みました。

ここは公衆トイレが近くて、便利でしたね。

帰りのフェリーは10人足らず日本人が乗ってたみたいです。吉林省に行ってた中国系の日本女性と少し話したんですが、やはり向こうとこっちの状況が違うので、話がずれますね。
嚥京号もそうだったんですが、こんな船、日本人は、どんくさいおじさんやおばさんしか乗らないみたいで、みんな中国語もそれなりに話して、比較的ディープに中国に浸かっている人たちみたいなんですが、私とはタイプが違う人ばかりです。
海外に行く人は、「行動派」と自称する人たちも多いんですが、私は「反行動派」ですからね。
家族を連れている日本人男性も見たんですが、行動派っぽく、私とは違う世界にいる人みたいです。

船では中国のテレビを見たり、音楽を聴いたり、Ipodtouchで本を読んだり、野球ゲームやチェスをして過ごしました。
「レミゼラブル」とボードレールの「悪の華」を少し読みました。なぜそんなものを読んでいるかというと、私は古典が好きなんですね、ボードレールは若い頃は能力不足で分からなかったんですが、言葉のリズムとか抑揚の美しさが分かるようになり、もっと楽しめるようになっています。
でも、そんなことより、株の勉強とか金儲けのことを考えた方がいいですね。

船ではそうやって、無為な時間の過ごし方を知っている人は楽しめると思います。

(観光地より)波を見ているのが一番楽しいですね。