679 観音堂（産の宮）（香車堂）（将棋っ駒）、開山堂（勝道上人の墓）　栃木県日光市山内

2013/09/22 - 2013/09/22

東照宮五重塔より「日光東照宮美術館 」方向へ向かいます。美術館を回り込んで歩きます。東照宮社務所を左手に眺め、北上します。約600ｍ。歩いて約6・7分。参詣者はちらほら閑散としています。　右側の杉木立が切れかかると、左側に朱塗りのお堂が二棟見えます。観音堂は出産を無地祈る安産信仰の社（やしろ）、「開山堂」は勝道上人の霊をまつるお堂です。お堂の裏側にはお墓があります。奥の崖には仏岩と言われる今は無いが仏に似た岩が並んでいたそうです。華やかな東照宮とは打って変わって静かな散策はいかがでしょう！！フットンチッドが沢山漂いリフレッシュ間違いなし。行った気になる「しんちゃんさんの旅行記」二社一寺見学だけが日光では無い！写真は観音堂（産の宮）（香車堂）（将棋っ駒）と呼び名も多い、安産信仰の社で“借りる駒”を捜す妊婦さん。

エリア 日光(栃木)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 自家用車

東照宮五重塔より「日光東照宮美術館 」方向へ向かいます。美術館は横目に回り込んで北へ歩きます。

東照宮五重塔より約600ｍ。歩いて約6・7分。閑散として人の姿が無い為ちょっと心配するかもしれません。左側が観音堂は出産を無地祈る安産信仰の社（やしろ）、右側が勝道上人の霊をまつるお堂です。

近づくと一風変わったお堂であると気が付きます。

将棋（しょうぎ）の駒（こま）の「香車（きょうしゃ）」が一杯。将棋では「一番両端にあって、前に進むだけ、他の駒を飛び越してはいけない。」（持ち駒となってからは別です）

赤ちゃんが“香車のごとく、まっしぐらに生まれることを願う安産の神様”が香車堂です。

説明版からです。【観音堂（産の宮）（県指定交佗財）　この観音堂は楊柳（ようりゅう）観音を祀ったものであり、別名「香車堂」「将棋っ駒」とも呼ばれる。将棋の駒の香車が戻らずに直進する駒なので、妊婦がこの駒を借りて帰り、自宅の神棚に祀ると、無地出産できるという安産信仰の社でもある。　出産後は、借りた駒と共に新調した駒を一緒に返納するので、駒の数は増えるばかりである。】】

右側の「開山堂」勝道上人の霊をまつるお堂です。

説明版からです。【勝道上人（しょうどうしょうにんの墓　日光開山の祖、勝道上人は仏岩で荼毘（だび）にふされた。当初上人の遺骨は、仏岩の上方に埋葬されたが、東照宮鎮座のおり、開山堂が建てられ、遺骨もここに移された。五輪等の台石には「勝道上人之墓」と刻まれている。また、隣にある三基の墓は、上人の弟子のもの。】

勝道上人の墓

勝道上人の墓

勝道上人の弟子の墓

勝道上人の弟子の墓

「仏岩」説明版からです。【仏岩（ほとけいわ） 　頭上の岩壁に仏の姿をした岩が並んでいたのが、地震で岩が崩れて消失し、仏岩の名のみが残ったともいわれる。岩壁基部のくぼみには、梵天、帝釈天と四天王のうちの三体、不動明王の石像、六体が並んでいる。】

どの辺りに「仏の姿をした岩」があったのかな。

こりゃ崩れ易いわ！

真ん中二人が“新婚さん”。両側の夫婦が“新婚さん”にこの場所を紹介しました。前回の訪問で駒を借りて行き無事出産できました！お礼に来たそうです。「今回も他の駒を借りて行き少子化を防いでください！」

若夫婦が探索していました。「写真ネットに載せても良いですか？」「どうぞ！どうぞ！」と言う訳で縮小無しで載せました。無事出産してください。

岩壁基部のくぼみの「梵天、帝釈天と四天王のうちの三体、不動明王の石像、合計六体」

右側からご紹介します。一体目

二体目

三体目

四体目

五体目

六体目

観音堂、開山堂から約５・６００ｍ変わった場所を通過します。「大小べんきんぜい」と書かれた石碑です。

「大小便禁制」の碑。ここから少々北上します。これから先が霊験あらたか「東照宮ができる前、日光の霊場の中心で、最も重要な場所」です。---続く---