2012/09/07 - 2012/09/19
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しゅんたまさん
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-------2012年9月 ハネムーンはエーゲ海〜イオニア海〜アドリア海のクルーズ+ドイツに決定!--------
【クルーズ旅行】なんて言うと、『高い』『セレブ』『年寄りしかいない』というイメージを持たれるかもしれません。
でも実際クルーズの料金だけなら結構手頃で、なかなか行けない旅行でいろいろ欲張りたい私たちのような庶民派アラサー夫婦にとっても、『朝起きたら別の町』『あご・あし・まくら付き』の船旅は快適なものでした!
いよいよクルーズ7日目は最後の寄港地。10年以上前に旅行会社のパンフレットで見て以来憧れていたドゥブロブニクです!
旅行記(7)では迷路のようなドゥブロブニクの旧市街を、のんびり猫になったような気分で地上から、カモメになったような気分で城壁・スルジ山から探検してみました。
アドリア海の深いブルーの海は忘れられません!
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≪スケジュール≫ ★印が今回の旅行記です
1日目 11:25成田発>>19:00ベニス着
2日目 ベニス
3日目 ベニス 17:30出航
4日目 バーリ(イタリア/アルベロベッロへ)
5日目 カタコロン(ギリシャ/ビーチへ)
6日目 サンントリーニ(ギリシャ)・ミコノス(ギリシャ)
7日目 ピレウス(ギリシャ/アテネへ)
8日目 コルフ島 (ギリシャ)
★ 9日目 ドブロブニク (クロアチア)
10日目 ベニス9:00入港 ベニス14:35発>>
>>フランクフルト16:05着
⇒オーバーヴェーゼル(古城泊)
11日目 オーバーヴェーゼル⇒リューデスハイム⇒マインツ
12日目 マインツ⇒フランクフルト11:55発>>
13日目 6:20羽田着
------------これまでの旅行記----------------
▼旅行記(1)−ベネチア歩き〜クルーズ出港−
http://4travel.jp/traveler/ichigotravel/album/10790999/
▼旅行記(2)−トゥルッリを見にアルベロベッロ−
http://4travel.jp/traveler/ichigotravel/album/10791527/
▼旅行記(3)−ギリシャのビーチ&船内紹介−
http://4travel.jp/traveler/ichigotravel/album/10792647/
▼旅行記(4)−サントリーニ島めぐり−
http://4travel.jp/traveler/ichigotravel/album/10795119/
▼旅行記(5)ーミコノスの夕日とネコと夜の島ー
http://4travel.jp/traveler/ichigotravel/album/10804931/
▼旅行記(6)ーカラフルだったパルテノン神殿&この旅一番のピンチー
http://4travel.jp/traveler/ichigotravel/album/10807191/
▼旅行記(7)ー雨のコルフ・イオニア海にかかる虹ー
http://4travel.jp/traveler/ichigotravel/album/10811190/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船
PR
-
昨晩まで大海原を航行していたはずなのに、朝起きると船のまわりにはオレンジ屋根の家々が。
家の側をこんなに巨大な船が航行していることに驚いたクルーズ最終日の寄港地は・・・かねてより憧れていたクロアチアのドゥブロブニクです! -
このあたりの海岸線はダルマチア式海岸(※)といって、島や岬が細長く深い入り江のようになっているので、まるで運河を航行しているかのような景色が広がります。
写真は新港に降りた時に撮った一枚。
(※)リアス式海岸のように谷が海に落ち込んで(または海面が上昇することによって)出来た海岸線。
リアス式はのこぎりの歯のように垂直にギザギザして見えるのに対し、ダルマチア式は海岸線に平行に連なった山が海に沈降し、島や岬がミルフィーユ状に折り重なっているイメージです。 -
7:30に新港に入港した後、今回もエクスカーションは利用せず、クルーズのシャトルバス(1日有効10ユーロ)を利用して旧市街へ向かいます。
港にはムジカと同じMSCクルーズのオペラも停泊していました。 -
ドゥブロブニクはクロアチアの最南端。城壁に囲まれた旧市街が有名な街で、本土からボスニア・ヘルツェゴビナのネウムを挟んだ飛び地に位置しています。
かつてはラグーサ共和国という都市国家でした。
15世紀には地中海交易の拠点としてヴェネツィアのライバルになるまでに繁栄しましたが、1667年の大地震や交易の不振で衰退していき、ナポレオン率いるフランス軍に包囲された後の1808年、共和国は終焉を迎えます。 -
新港から旧市街に向かったバスはピレ門の目の前に到着しました。
釣り上げ式の橋を渡り、ここから城壁に囲まれた旧市街の探検が始まります。
門の上にかかげられた彫像はドブロヴニクの守護聖人《ブラホ》の像です。 -
門をくぐるとプラツァ通りが広がります。
朝早めですが、クルーズ船が寄港しているせいか結構観光客がいますね。
混みはじめる前に、まずは旧市街をぐるっと囲む城壁に登ってみます! -
ピレ門の側に城壁に登る階段がるので、チケットを買ってここからスタート(登るところは何ヶ所かあります)。
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プラツァ通りの端まで見渡せます。視界が広がって気持ちいい!
-
ぐるっと一周約2キロの城壁。
城壁の上は、まだ時間が早いせいか人影がまばらでした。
海側の方面へ歩いて行きましょう。 -
幾重にも続くくすんだオレンジ色の屋根に味があります。
曇り空なのでせっかくの景色もちょっと暗くなってしまっていますが・・・この街の美しさを充分に感じられます。 -
雲の切れ間から差し込む光の帯に、遠くの海が照らされて綺麗!
この光景はこの曇り空があってこそ見られた景色ですね。 -
城壁を外側からみてみるとこんな感じでした。
険しく、平らではない岸壁に城壁を築くのは相当大変だったでしょうね・・・。 -
きっと見張りが立っていたんだろうなぁという城壁の小窓から、ロヴリイェナツ要塞と紺色の海を覗いてみます。
窓枠を額縁にした、迫力ある借景。 -
国旗を見て、クロアチアに来たんだな〜!!という実感が湧いてきました。
-
かつてはドゥブロブニクの玄関口だった旧港です。
いまもたくさんのボートが並んでいます。
港に面した3つのアーチがある建物は乗船所だったところだそうです。 -
この街は、どこを切り取っても絵になります。
この素敵な街をゆっくりスケッチしたりする旅も楽しいだろうなぁ〜
歩いているだけで楽しい!! -
なんだか建物が、子供の頃みた安野光雅さんの絵本《ふしぎなえ》や、エッシャーのだまし絵のようにみえてたりして・・・
-
鳥のような俯瞰で、入り組んだ旧市街の小径を見るのが面白いです。
上から覗いていると、
「!Hola!」
下を行く人が声をかけてくれました。
(スペイン語かぁ。スペインから来た人たちなのかなぁ?)
な〜んて思った小さな出来事が、振り返るとこの翌年(2013年)の旅先にスペインを選んだきっかけの一つの要素になっているような気がして面白いです。 -
本当に、絵の中にいるみたいだなぁ・・・。
こんなにも美しいドゥブロブニクですが、つい20年前はクロアチア紛争でたくさんの砲弾を浴び一時は危機遺産リストに載るほどだったそうです。 -
ユーゴの攻撃によって、旧市街の7割の建物が破壊されたと言われています・・・。
よく見ると茶色くくすんだ屋根と、紛争後に修復されたまだ新しい屋根とがありました。
新しい屋根は鮮やかなオレンジがきれいですが、戦争に思起こさせるカサブタのよう。
切ない気持ちになります。 -
世の中では主義・主張・経済・宗教・民族、いろいろな事からケンカや戦争がおこるけど、せめて自分というちっぽけな人間のできることとして、イライラしたり、他人にプンスカ怒ったりしないようにしようっと。
-
自分を省みながら旧市街をもう一度見回してみました。
(といっても、未だに夫婦ゲンカをしちゃいますが・・・) -
あ! 城壁にドゥブロブニク初のにゃんさんが!
旧市街が攻撃されたときは、人間だけじゃなくネコたちも大変な思いをしたのでしょうね。 -
ドゥブロブニクには至る所にニャンコの姿がありました。
数時間の滞在で出会い、写真に収めたネコは10匹以上。
ネコで有名なミコノスよりも多かったんじゃないか?と思う程でした。 -
城壁の上、要塞を登ったりするので結構アップダウンがありました。
目にする物すべて素晴らしかったなぁ!
次は、旧市街の全景が見えるスルジ山に、ロープウェイで登ってみます。 -
ロープウェイから見えるお家。
旧市街の外の街もオレンジ色の屋根が素敵!きっとお家からも海が見えるんでしょうね。
だんだんと上がっていきます。 -
スルジ山のてっぺんにやってきました。
街を見下ろす巨大な十字架があります。
元々の十字架はナポレオンが建て、現在のものは戦後に新たに建て直されたものだそうです。
規模も大きさも全然違うし行ったこともないのですが、山から街と海を見下ろすこの感じは、リオデジャネイロのコルコバードの丘にあるキリスト像(※)っぽくてあがるな〜
(※)ブラジルを舞台にする映画には、よく空撮されたこの像が出てきてちょっと憧れているのです。 -
イチオシ
眼下に広がるのは、今日まで写真でたくさん見てきたこの景色・・・。
憧れていた街に来ることができて感無量です。 -
みんな、ただただこの景色を見ていました。
-
スルジ山を下りて再び旧市街に戻ってきたところ、やっと太陽が顔をだしました。
青空にぽっかり浮かんだ雲がきれい・・・
城壁やスルジ山から景色を見るときにこの青空があれば、もっと鮮やかに見えたでしょうに、ちょっと残念です。 -
次は地上をゆっくり探検してみます。
旧市街の中心は平坦ですが、山側や海側の城壁のあたりは高低差があり街の景色を面白くしています。 -
そろそろカフェやレストランも店開きです。
-
すっかり良いお天気になりました!
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こちらは、ゴシック様式、ルネサンス様式、バロック様式が融合したラグーサ共和国の旧総督邸。
15世紀の初めに建てられた当時はゴシック様式でしたが、その後ルネサンス様式で補修され、1667年の大地震の後の修復はバロック様式で行われたため、3つの建築様式が混在しつつも調和が取れています。
街に素敵に溶け込んで、共和国を司った建物という威圧感は全然ありません。 -
広場にはマーケットが出ていました。
地元の人が買うような野菜の他にも、おみやげにピッタリなドライフィグやアーモンドの砂糖がけを可愛く詰めあわせたものが売っていました。
いちじくの干し加減がちょうど良くムッチリとして美味しかったので、もっと買って買ってくればよかった。 -
とっても食べたかった生牡蠣。食べてみました。
こちらのカキは日本の真牡蠣や岩牡蠣とちがって平べったくて丸い形をしているヨーロッパヒラガキ(ブロン?)でした。
小さいサイズなのでペロリといくらでも食べられます。 -
お店の軒先に下がったランタンが、かわいい看板になっていました。
中にはO'NEILL(※)といったいかにも現代の看板もありましたが、旧市街の景観を損なわないようになっていました。
(※)サーフィンのウエットスーツや、スノーボードのウエアなどのメーカー。なぜか旧市街にお店がありました。 -
カフェの看板の下に、ちょこん。
魔女の宅急便の《ジジ》そっくりな子がかわいい! -
ジモティな貫禄があるワンちゃんもいました。
-
広場には、小学1年生(※)くらいのふわふわのにゃんちゃんが!
人混みにみ臆すること無くお散歩していました。
(※)ネコ年齢を人間で例えたら・・・小学1年生くらい、という意味です。 -
教会の階段の下は黒猫ちゃんがのんびりしていました。
-
さっきのふわふわな子猫ちゃんとまたバッタリ会いました。
白いソックス柄のお兄さんネコと。 -
旧市街の中心部から海側の城壁のすぐ下の小径の方へ入ってみました。
買い物袋を下げて家路につく地元の方が。
こんな素敵な街に住んでいるなんて羨ましいなぁ。 -
裏通りは静かな住宅街になっていました。
この通りも、そっと拝見させていただきました。 -
このあたりの雰囲気、なんだかとても気に入りました。
無造作に置かれた植物が、不思議な味があってすごく洒落て見えるのです。 -
さり気なく飾られたグリーンがかわいい!! 真似したいな。
-
昼過ぎまでの数時間の滞在でしたが、満喫しました。
-
いやぁ・・・ひたすらシャッターを推しまくってしまったフォトジェニックな街でした。
クロアチアにはまだまだ素敵なところがあるみたいですし、夜のドゥブロブニクも見てみたいし、改めて旅したい国がまたひとつ増えてしまいました。
次は、この蒼く透明な海も泳いでみたいなぁ。 -
部屋に戻ってひと息つくと、いよいよ出港です。
ふたたびアドリア海へ向け、オレンジ屋根の家々の間を巨大な船が抜けていきます。 -
クルーズ最終日。最後の航海は船の上にでてアドリア海の景色を目に焼き付けよう。
-
だんだん遠ざかるドゥブロブニクに別れを告げながら、アドリア海と同じくらい澄んだ海風に撫でられて、とっても幸せな気分でした。
世界中から来た旅人のみなさんは何を想いながらこの景色を見ていたのかな。 -
船に乗って一週間はあっという間でした。
この太陽が沈み、明日再び昇る頃にはヴェネツィアに帰っているでしょう。
すっかり馴染んだムジカとさよならだなんて寂しいですが、まだ旅は終わりません。
明日はヴェネツィアからドイツへ移動です!
旅行記(9)ドイツ古城ホテルへ続く・・・
http://4travel.jp/traveler/ichigotravel/album/10827186/
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この旅行記へのコメント (2)
-
- わんぱく大将さん 2013/11/18 05:52:11
- 観光と住むということ
- しゅんたまさん
たびたび来ていただいてるようで、毎度です!
短い滞在時間、晴れの日も、雨の日も見たい、もうちょっと見たいという位がいいんでしょう、きっと(人それぞれだけで) 住んでしまうと、重たい水の調達等、生活にかかわってくるとしんどいこともでてきます。
まあ、もう少し一緒にいたいわ〜という恋愛時代の方がよかった?ようなもんで、というのは私の意見。
大将
- しゅんたまさん からの返信 2013/11/18 20:05:14
- RE: 観光と住むということ
- 大将さん
コメントありがとうございます!!
なるほど〜! たしかにそれはあるかもしれませんね。
好きな趣味を仕事にしちゃうと大変だと聞きますが、それと似ているのかな。
『また行きたいな〜』と憧れ夢みているのも幸せのうちですね。
しゅんたま
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