2013/04/09 - 2013/04/11
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Hikaruさん
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砂漠は生き物を寄せつけない恐いところがあるのに、どういうわけか「砂漠」という響きに人は惹き付けられる。実は「砂漠」とは”降水量の少ない乾燥した地”を指すので、「砂漠=サラッサラの砂」ではない。岩砂漠、礫砂漠、砂砂漠があるなかで、多くの人がイメージする「サラサラの砂山」は砂砂漠にあたる。そしてこのイメージどおりの砂漠に出会えるのが、モロッコ南東部にあるシェビ砂丘(エルグ・シェビ)である。
リッサニから南へ車を走らせると突如シェビ砂丘は現れ、全長約30kmに渡って砂丘が幾重にも重なる光景が目の前に迫ってくる。この辺りの宿は砂丘のほとりに、砂丘を取り囲むようにして点在している。だから、宿の庭が砂丘という状態。大きな砂丘を眺めていると、あの頂上でサンセットが見たいと思ってしまう。
ということで、1リットルの水を片手に、シェビ砂丘のピークを目指す。砂丘は一見サラサラで柔らかそうに見えるが、サラサラゾーンと、堅いゾーンがある。美しい風紋ができている場所は堅いゾーンなことが多いので歩きやすい。風紋ができているところや、砂丘の尾根筋を辿りながら、頂上の方面へ向かうから、なかなか一直線には進まない。もはや靴なんて履いていられないから、裸足でひたすら歩く。斜面を斜めに歩いたり、斜面を直角に登ったり、柔らかいゾーンを歩いたり、アキレス腱が伸びまくって超痛い。でも、刻一刻と太陽が地平線に近づいているので、急がなければならない。まるで武者修行。
1時間以上歩いたところで、タイムオーバー!頂上まであと30分もあれば着くだろうが、日没の時間になってしまったので、砂丘の中腹くらいでトワイライトタイムを見届ける。耳が痛くなる程の静寂と、言葉にならない開放感、空全体が虹色にグラデーションする様、砂粒が風に吹かれて転がっていなければ時間が動いているという実感を得られないこと。ここに立った時しか得られない特別な感覚だ。
とセンチメンタルになるのはそこそこにしないと、宿に帰れなくなってしまう。日が沈んだ後は一気に東の空から闇が迫る。急いで帰らないと遭難してしまう。1時間以上かけて来た道を、砂山を転げ落ちるように走る走る。帰りは砂丘の柔らかゾーンに助けられ、ジャンプしながら滑りながら駆け下りる。すっかり暗くなり、明かりが灯った宿に帰り着く頃には全身ポッカポカで、足の疲労感が残っている。
(produced by Hikali Safari)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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