2010/07/25 - 2010/07/27
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オレンジBeerさん
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4年前、パワースポットとしてますます富士山の人気が高くなり、山ガールなんて言葉も一般的になった頃。
当時中学2年生だった娘が(秋頃だったかな)、登ってみたいと言い出しました。
調べてみたら、富士山に登れる時期は限られている。
3000m級の山のため、高山病になる可能性もあり、予防するためには時間をかけて(できれば山小屋に宿泊して)体を順応させる必要がある。
山小屋の予約開始はシーズン直前で、すぐにうまってしまうらしい。
なんてことが、わかりました。
インドア系小学生の息子と、運動不足の私の体力も、不安。
(成人男性の夫と、部活で鍛えている娘については、あまり心配していなかった。あとで、誤算とわかったけど。)
じゃあ、来年夏の家族旅行は富士山に登ろうか!
半年かけてプランをたて、その間に体も鍛えよう。
ということで、翌年の夏休みに日本一の山、富士山に登ってまいりました!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- JR特急 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
地元から東京へ。
特急【かいじ】で大月まで行き、【フジサン特急】に乗り換えました。 -
これが、【フジサン特急】
頭はべろ出し、側面にも面白い顔の富士山が沢山描いてあって面白い〜。 -
のどかな田圃の中を走ります。
-
ほかにも、山梨らしい絵柄がかわいらしい列車もありました。
-
地ビールの広告列車か。
ふじやまビール、今晩飲めるかな? -
川口湖駅に到着。
けっこう混んでました。 -
河口湖や青木が原の樹海を眺めながら、今晩の宿に向かいます。
-
お世話になった 若草の宿【丸栄】さん。
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宿の屋上から見た富士山。
今日はこの宿で、美味しいお夕食を食べて温泉に入ってパワーチャージしましょう。 -
お夕食はお部屋で。
しっかり食べて、明日の富士登山頑張ろうね。
あら、写真のビールはアサヒだわ。
地ビールは飲まなかったのか、もう覚えてないなあ。 -
普段食の細い息子が、土瓶に入ったお吸い物を気に入り、美味しそうにお代わりしてました。
-
夫と息子がテルテル坊主を作り、明日のお天気祈願。
夜は紙芝居の催しがあり見に行きました。
スタッフの温かさを感じる宿でした。 -
翌朝は快晴。
よく眠れました。 -
朝ご飯。
写真は子供用。
大人用も美味しかったです。 -
河口湖を後にして、いよいよ富士山に向かいます。
五合目まで行くバス内はけっこう混んでいましたので、立って行きました。
一般車線は渋滞です。
バスは専用車線を走るので、普通車より早く五合目に着きました。 -
すぐには登らず、高度に体を順応させます。
富士山をかたどったメロンパンなど軽食を取り時間を潰します。 -
登山杖も購入しました。
途中途中の山小屋で、○合目の焼き印(たしか300円だったと思う)を押してもらいます。 -
「もうそろそろ、いいんじゃない」
1時間ちょっと5合目で過ごした後、夫から出発の声がかかりました。
順応の時間、けっこう飽きちゃうのです。
よし、じゃあ行こか。
ホントは2時間かけて慣らせるのがベストのようです。 -
五合目を出て、すぐのところに咲いていた花。
出だしなので、まだこの頃は道端に咲く花を見る余裕がありました。 -
すごい人です。
-
がんばれ、インドア息子!
-
まだ6合目前ですが…
小学生の息子、早くもへばりました。
おいおい、先はまだまだあるのだぞ。
近所のドンキで購入しておいた濃厚ブラウニーを食べさせ、暗示をかけます。
「チョコはね、すごーく疲れがとれるんだよ。力が出るよ。大丈夫大丈夫。行ける。頑張ろう。」
ちょっとべそをかいた息子、休憩後なんとか再び歩きだしました。 -
時に手を引き、時にお尻を押し、休憩時間をこまめに取るようにして、ここまできました。
わあ!雲の上だよ! -
日没です。
きれいねえ。
なんて、のんきに見てる場合じゃなーい!
日没までに山小屋に着く予定だったのに〜。 -
歩け、歩け〜。
なんとかかんとか、予約した8合目の山小屋に到着。 -
お夕飯は、カレーライス。
ハンバーグも福神漬けも付いてましたよ。
地上では物足りなく感じる量と質ですが、2800mの山小屋では十分立派だと思います。
ごちそうさまでした。 -
夜中にトイレ(山小屋の外)に出たら、さ、寒い!
アンドまっくら!
持参のヘッドライトをつけ、臭い(山だからね、しょーがない)トイレへ。
紙は流さずゴミ箱へ。
トイレチップも置きます。
見づらいですが、中央の小さな明りは下弦の月です。 -
山頂でご来光を見たい方達は、夜中の23〜2時ごろ出発します。
まっくらな山肌に、ライトの行列が見えました。
がさごそ音で目が覚めたけど、うちはへたれな子供もいるし、強行軍はしません。
もうちょっと寝ます。 -
そして朝。
我が家は8合目からご来光を見ました。 -
雲界の上の太陽です。
-
山小屋も朝日に照らされ、まぶしいくらいです。
-
お世話になった白雲荘。
平屋に見えたケド、2階もあって、けっこうな収容人数でした。
寝返りをためらうほど狭いスペースで寝るという経験は、これぞ山小屋というかんじで貴重な経験でした。 -
雲海が広がります。
右下の山小屋から同じく雲海を眺める人達の小ささと比べると、景色の雄大さが伝わるでしょうか。 -
気持ちいーい。
さあ、私たちも朝ごはん(山小屋からおにぎり弁当が渡されてます)を食べて出発しましょう。 -
ところが、夫は頭痛、息子は筋肉痛と気持ちの衰え。
(高山病だったんでしょうね)。
「ここで待ってるから行ってきて〜」だって! -
娘、私 :「えー、ここまで来たのに行かないのー?」
夫、息子:「いー、行かなーい」 -
ということで、私と娘で出発。
「軟弱な男たちめー」
でもうむむ、私もなんか足が重いなあ。
昨日より息もすぐあがり、10歩歩いては休むかんじです。
高いところが苦手な娘が意外に平気。
高度と高所は違うということか。 -
でも、なんとか。
-
かんとか。
-
途中けっこうな岩場もありましたが、でも二人で山頂に到達!
やった! -
前日の5合目からトータル9時間もかかっちゃった〜。
8合目以降が、けっこうしんどかったな〜。 -
お鉢めぐりをする体力はなかった(私は)ので、ほどなく下山開始。
娘、余裕。
後ろに白く映るのは雪です。
さらさらの土のうえ、重力の後押しもあり、下りは楽ちん。 -
「遅かったよー」
山小屋では、次の登山客を迎える準備があるため、夫と息子は出されたそうで。(笑)
ブーブー文句をたれる。
「はいはい、お待たせしました」
富士山頂、携帯電話がつながるようになっているのですが、
私の携帯、肝心の充電が切れていて、連絡できなかったのよね。 -
下りは4人ともすいすい下山して、さくさく東京まで戻り。
スパ・ラクーアでお風呂に入り、汗ビトの服を着替えてさっぱりしてから家路につきました。
日本人として一度は登ってみたかった富士山。
務めを果たした感じです。
予想外は、けっこう道中のトイレ臭がきつかったこと。
人間、排泄しないわけにはいきませんし。
昔よりトイレ環境は改善されたらしいですが、みごと世界遺産にもなったことですし、日本の技術力で、におい対策もうちょっとなんとかなると嬉しいですね。
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