中国ぶらぶら歩き　ハルビン方正県　編

2013/09/05 - 2013/09/05

ハルビン市の東方約２００キロにハルビン市方正県という場所があります。この場所は第２次大戦直後、ソ連軍に追われた満蒙開拓団が、日本に引き上げる際通った場所なのですが、ここの多くの農家が、逃げ切れなくなった日本人の子供を引き取って育ててくれたそうです。（周恩来の指示で建てたという満蒙開拓団の慰霊碑もあるそうです）そんな歴史から、残留孤児が最も多く育った場所だそうで、今でも多くの方が、日本と関連がある、または頻繁に行き来をしているそうです。聞くところによると、わずか２０万人の人口のうち５万人近くが日本に行っているというそうです。最近は、多くの女性が日本人と結婚し、日本へ行ってしまうので、そのかわりに、方正県には多くのベトナム人女性がお嫁に来ているそうです。
この町の特徴は何と言っても看板です。東北部の延吉の看板にはハングルが記載されていますが、方正県のお店には日本語が記載されています。まさか、こんな田舎に日本人がいるのかと思いきや、日本人はほとんど見かけません。ただ、方正県と日本とのつながりを示すため、町で日本語表記を奨励しているようです。そんな関連で、日本の投資が進むと良いのですが。。。。なんか「おもしろ看板集」みたいになってしまいました旅行記ですがどうぞご覧下さい。

エリア 哈爾濱(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.0

• 旅行の手配内容: 個別手配

ハルビン市内から方正県へは、仕事の取引先の車で行きました。高速道路を利用しノンストップで２時間３０分でした。ハルビン市内の三棵樹バスターミナルから大型乗り合いバスも出ています。方正県はハルビンからジャムスまで行く高速道路の途中に位置します。ずっとトウモロコシ畑が続くのですが、方正県の手前あたりから稲作の水田がひろがり、日本の東北地方を思い出させます。そういえば、この辺を開拓した人は山形、新潟、長野の人が多かったそうです。

方正県の街なみです。高層ビルは無く、６階建てぐらいのアパートが連なります。

これは、方正県でよく見かける三輪車です。

もちろん自転車も物流に立派に活躍しています。渋滞はありません。空も空気も綺麗です。

ここは航空券売り場です。「航空券」と日本語表記があります。（中国語だと「机票」なんです）

ここは電機屋（コンピューター）ですね。

ケーキ屋ですが、ちょっと変かな。

お茶屋　です。

ここは、投資や渡航関係も含めたコンサルタント？　よろず相談所　のようです。

ラーメン屋ですが、たぶん日本のラーメンとは別物が出てくると思います。

方正ホテル　です。町では一番立派な宿泊施設だと思います。（今回は日帰りでしたが。。。）

このホテルはちょっときついと思います。

こちらもホテル。。。。なんか特徴がありそう。

スーパー　ですが、スーペー　。　ほしい！！

こちらもスーパー。

「ショップ」に弱いようです。

この周辺の川魚です。

一番の川魚料理レストランは高速道路のドライブイン、ということで連れて行ってもらいました。

そこで出たのが、この魚の煮込みです。「得莫利（ドゥムリ）魚」という巨大化した鯉を使った味の濃い料理です。しいて言えば、サバの味噌煮のような味もしますが。。。。日本と関係の深い土地でしたが、やっぱりダイナミックな中国大陸の味でした。かなり駆け足でしたが、地元の人との交流もありましたので、また機会があれば訪れてみたいと思います。