ホアヒンでセンタラグランドホテルと言えば「高いだろーなー」というイメージだ。<br />でも、9月は雨季真っ只中のオフピークシーズン、調べてみるとホテルの値段も通常よりぐっと安くなっている。<br />ということで、ホアヒン2泊の旅はセンタラグランドを利用することとした。<br /><br />ゲートをくぐり広々とした前庭をまっすぐ進むと、明るいオープンロビーラウンジが迎え入れてくれる。<br />入り口に一歩足を踏み入れた瞬間にスタッフが寄ってきて、ロビーの椅子を勧めてくれる。<br />そこでウェルカムドリンクをいただきながらチェックインの手続きを済ませる。<br />これだけでちょっとしたVIP気分だ。もちろんVIP客じゃぁないんだけど。<br /><br />ポーターにスーツケースを預けて3回の部屋へ。<br />センタラグランドにはエレベーターがないので、3階までは階段を上がる事になる。<br />もちろん重い荷物はポーターが運んでくれるけど、チェックアウトの朝は荷物を持ってこの階段を下りるのがちょっと辛かった。と言っても一度だけのことなんだけど。<br /><br />部屋は至ってコンパクト。でもとってもキレイでゴージャスな作りだ。<br />中央にはベッド、一人がけ用のリラックスソファーとライティングデスク、バルコニーからはガーデンとプール、わずかに海の景色も眺められる。もちろん眺めは部屋によって変わる。<br />ホテルは基本3階建てのように見えたが、一部４階まであったようにも思う。チョッと曖昧だが、最上階には値段が高くて眺めの良い部屋があるのかもしれない。<br /><br /><br />廊下は半屋外状態で、美しい庭の景色を眺めながら歩くことができる。<br />ホテルのプールは確か４つあったと思う。オフピークシーズンのせいか、プールサイドはガラガラだ。<br />客の殆どは欧米系の旅行客。“おかげでとても静かだった”。<br />外には子供用の遊び場あり、ダーツボードあり、巨大チェスボードありとプレイフルに作られている。<br />限られた出口からビーチにも直接出ることができる。ホテルはビーチ沿いだ。<br />ビーチに出る前にはサンダルを脱ぎ、必要ならそこにある靴置きに置いていく。またビーチから帰ってくる際は、砂のついた足を洗うための水が用意されており、そこで洗ってからホテルエリア内に入る。これはホテルの決まりだ。<br />海の水はとてもキレイだ。砂が透けて見えるし、小さな魚がたくさん泳いでいた。私がビーチに出たのは夕方の４時前。ここも人が少なくて快適だった。<br />またホアヒンはマリンスポーツが禁止されているので、ビーチでのアクティビティと言えばポニーの背中に乗って歩くぐらいだ。私には静かでちょうど良かった。<br /><br />ホテル内にはいくつかのレストランやバーが入っている。<br />残念ながらホテルでディナーを食べるチャンスはなかったが、食事から帰ってきたら「エレファントバー」に寄ってカクテルを楽しんだ。<br />このバーはかつて別のホテルに泊まった際に訪れたのが最初だった。<br />カクテルがとても美味しくて、サービスも雰囲気も良かったので、今回はこのホテルに泊まる目玉のひとつと思っていた。<br />そしてその期待は裏切られることなく、二晩ともとても楽しい夜を過ごせた。<br />バーテンダーは若い女性、サービスの女性は一人だけ、なのに気配りが素晴らしく、彼女一人で店の外のテーブルもサーブしているにもかかわらず、一度たりとも「誰もいなくてオーダーできない」ということがなかった。<br />おススメのバーです。<br /><br />全体的にクラシックで静かで、大好きなホテルだったのだけど、もちろん完璧とまでは行かない。<br />残念な点だってもちろんある。<br />たとえば朝食のブッフェが良くなかった。だいたいブッフェなんて、どこで食べてもたいしたことがないのはわかっているが、ここは平均点を下回る。<br />たとえばコンジー（中華粥）は具の鶏肉と一緒に炊いたらしく、アクと粥が交じり合っている。蓋を開けたら灰色の粥が出てきたので本当に驚いた。もちろん食べなかった。あれはヒドイ。<br />逆にオーダーメイドのフルーツスムージーは美味しかった。こちらはおススメ。<br /><br />もうひとつはコンシェルジュのサービスが親切ではないという事。<br />ホアヒンワイナリーに行くのに無料送迎バスの時間を知りたかったときのこと。<br />ホテルでは送迎バスも込みのワイナリーツアーを斡旋しているので、その情報はくれたと言うか、勧められたが、ツアーの時間が合わないので断ると、「無料バスの情報は自分でワイナリーに電話をかけて聞いてください」と言われた。<br />このクラスのホテルでこのサービスはチョッとありえない。ホテルに得のない施設の予約でも、情報収集でも、その場でやってくれるのが普通は当たり前。電話一本ですむのだから。<br />この点に関しては改善してほしいところだ。だって、タイ語も英語も話せなかったら客が戸惑うだけですよね？<br /><br />ホテルのプール利用時間が午後の６時までというのも不便だった。<br />ホアヒンはどこのホテルも利用時間が短く設定されているようだが、さすがに６時は早すぎる。<br />朝の九時から夕方６時までなんて、残業知らずの公務員並みじゃないか。ま、昼休みはないにしても。<br />５つ星ホテルなんだし、せめて９時まで使わせてほしい。<br /><br />ところで、このホテルのスパはなかなかの人気。早めの予約をおススメです。<br />こんなオフピークの頃でも、朝１０時から結構混んでましたよ。<br />そしてマッサージが終わったら、受付でルームナンバーの確認用紙を渡されるので、サインする前にチップの額を書き入れてあげよう。１００バーツ（３００円程度）と書いたら、担当者は喜んでくれる。<br />もちろん最悪なサービスと思うなら払う必要ないけどね。<br /><br />まぁ良い点も悪い点もあるけれど、ロケーションが便利なのは大きな利点。ビーチはもちろん、ダウンタウンへも徒歩で行ける。<br />建物には風格があるし、（コンシェルジュ以外は）サービスを頑張ってると感じられるし、客層も良いのでどこにいても不愉快な思いをすることがない。それにステキなバーだってある。<br />次回もホアヒンに行くときにはココを利用したいと思う。<br />

ホテル・センタラグランドで憧れの休日

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2013/09/09 - 2013/09/11

314位(同エリア685件中)

#ホテルステイ

kobusakuraさん

ホアヒンでセンタラグランドホテルと言えば「高いだろーなー」というイメージだ。
でも、9月は雨季真っ只中のオフピークシーズン、調べてみるとホテルの値段も通常よりぐっと安くなっている。
ということで、ホアヒン2泊の旅はセンタラグランドを利用することとした。

ゲートをくぐり広々とした前庭をまっすぐ進むと、明るいオープンロビーラウンジが迎え入れてくれる。
入り口に一歩足を踏み入れた瞬間にスタッフが寄ってきて、ロビーの椅子を勧めてくれる。
そこでウェルカムドリンクをいただきながらチェックインの手続きを済ませる。
これだけでちょっとしたVIP気分だ。もちろんVIP客じゃぁないんだけど。

ポーターにスーツケースを預けて3回の部屋へ。
センタラグランドにはエレベーターがないので、3階までは階段を上がる事になる。
もちろん重い荷物はポーターが運んでくれるけど、チェックアウトの朝は荷物を持ってこの階段を下りるのがちょっと辛かった。と言っても一度だけのことなんだけど。

部屋は至ってコンパクト。でもとってもキレイでゴージャスな作りだ。
中央にはベッド、一人がけ用のリラックスソファーとライティングデスク、バルコニーからはガーデンとプール、わずかに海の景色も眺められる。もちろん眺めは部屋によって変わる。
ホテルは基本3階建てのように見えたが、一部４階まであったようにも思う。チョッと曖昧だが、最上階には値段が高くて眺めの良い部屋があるのかもしれない。

廊下は半屋外状態で、美しい庭の景色を眺めながら歩くことができる。
ホテルのプールは確か４つあったと思う。オフピークシーズンのせいか、プールサイドはガラガラだ。
客の殆どは欧米系の旅行客。“おかげでとても静かだった”。
外には子供用の遊び場あり、ダーツボードあり、巨大チェスボードありとプレイフルに作られている。
限られた出口からビーチにも直接出ることができる。ホテルはビーチ沿いだ。
ビーチに出る前にはサンダルを脱ぎ、必要ならそこにある靴置きに置いていく。またビーチから帰ってくる際は、砂のついた足を洗うための水が用意されており、そこで洗ってからホテルエリア内に入る。これはホテルの決まりだ。
海の水はとてもキレイだ。砂が透けて見えるし、小さな魚がたくさん泳いでいた。私がビーチに出たのは夕方の４時前。ここも人が少なくて快適だった。
またホアヒンはマリンスポーツが禁止されているので、ビーチでのアクティビティと言えばポニーの背中に乗って歩くぐらいだ。私には静かでちょうど良かった。

ホテル内にはいくつかのレストランやバーが入っている。
残念ながらホテルでディナーを食べるチャンスはなかったが、食事から帰ってきたら「エレファントバー」に寄ってカクテルを楽しんだ。
このバーはかつて別のホテルに泊まった際に訪れたのが最初だった。
カクテルがとても美味しくて、サービスも雰囲気も良かったので、今回はこのホテルに泊まる目玉のひとつと思っていた。
そしてその期待は裏切られることなく、二晩ともとても楽しい夜を過ごせた。
バーテンダーは若い女性、サービスの女性は一人だけ、なのに気配りが素晴らしく、彼女一人で店の外のテーブルもサーブしているにもかかわらず、一度たりとも「誰もいなくてオーダーできない」ということがなかった。
おススメのバーです。

全体的にクラシックで静かで、大好きなホテルだったのだけど、もちろん完璧とまでは行かない。
残念な点だってもちろんある。
たとえば朝食のブッフェが良くなかった。だいたいブッフェなんて、どこで食べてもたいしたことがないのはわかっているが、ここは平均点を下回る。
たとえばコンジー（中華粥）は具の鶏肉と一緒に炊いたらしく、アクと粥が交じり合っている。蓋を開けたら灰色の粥が出てきたので本当に驚いた。もちろん食べなかった。あれはヒドイ。
逆にオーダーメイドのフルーツスムージーは美味しかった。こちらはおススメ。

もうひとつはコンシェルジュのサービスが親切ではないという事。
ホアヒンワイナリーに行くのに無料送迎バスの時間を知りたかったときのこと。
ホテルでは送迎バスも込みのワイナリーツアーを斡旋しているので、その情報はくれたと言うか、勧められたが、ツアーの時間が合わないので断ると、「無料バスの情報は自分でワイナリーに電話をかけて聞いてください」と言われた。
このクラスのホテルでこのサービスはチョッとありえない。ホテルに得のない施設の予約でも、情報収集でも、その場でやってくれるのが普通は当たり前。電話一本ですむのだから。
この点に関しては改善してほしいところだ。だって、タイ語も英語も話せなかったら客が戸惑うだけですよね？

ホテルのプール利用時間が午後の６時までというのも不便だった。
ホアヒンはどこのホテルも利用時間が短く設定されているようだが、さすがに６時は早すぎる。
朝の九時から夕方６時までなんて、残業知らずの公務員並みじゃないか。ま、昼休みはないにしても。
５つ星ホテルなんだし、せめて９時まで使わせてほしい。

ところで、このホテルのスパはなかなかの人気。早めの予約をおススメです。
こんなオフピークの頃でも、朝１０時から結構混んでましたよ。
そしてマッサージが終わったら、受付でルームナンバーの確認用紙を渡されるので、サインする前にチップの額を書き入れてあげよう。１００バーツ（３００円程度）と書いたら、担当者は喜んでくれる。
もちろん最悪なサービスと思うなら払う必要ないけどね。

まぁ良い点も悪い点もあるけれど、ロケーションが便利なのは大きな利点。ビーチはもちろん、ダウンタウンへも徒歩で行ける。
建物には風格があるし、（コンシェルジュ以外は）サービスを頑張ってると感じられるし、客層も良いのでどこにいても不愉快な思いをすることがない。それにステキなバーだってある。
次回もホアヒンに行くときにはココを利用したいと思う。