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ご訪問ありがとうございます。<br /><br />ダマスカス旧市街にイスラム四大聖地の一つ、ウマイヤド・モスクがあります。そしてこのモスクの中にイエスに洗礼を行ったヨハネの霊廟があります。イスラム教徒もヨハネの緑色の霊廟に近づきお祈りをしています。<br />中には霊廟の緑色のガラスに手をあおぎ霊廟の空気を自分の肌に触れるようなしぐさを何度も見ました。<br /><br />ところで聖書の中には、洗礼者ヨハネが少女サロメの願いによって殺される記述が記されています。(マルコによる福音書 : 第6章 21節〜29節)<br /><br />不思議なことに洗礼者ヨハネはヨルダン川東岸のべレアのマカエロスで殺されていますが、なぜウマイヤド・モスクに祭られているか不明ですが調べてみたいです。<br /><br />☆最後の写真にオスカー・ワイルドの小説「サロメ」のあらすじを載せてい ます。<br /><br />

シリア ダマスカス=サロメの世界編(マルコによる福音書)

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2005/05/02 - 2005/05/02

66位(同エリア206件中)

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地球の迷い方

地球の迷い方さん

ご訪問ありがとうございます。

ダマスカス旧市街にイスラム四大聖地の一つ、ウマイヤド・モスクがあります。そしてこのモスクの中にイエスに洗礼を行ったヨハネの霊廟があります。イスラム教徒もヨハネの緑色の霊廟に近づきお祈りをしています。
中には霊廟の緑色のガラスに手をあおぎ霊廟の空気を自分の肌に触れるようなしぐさを何度も見ました。

ところで聖書の中には、洗礼者ヨハネが少女サロメの願いによって殺される記述が記されています。(マルコによる福音書 : 第6章 21節〜29節)

不思議なことに洗礼者ヨハネはヨルダン川東岸のべレアのマカエロスで殺されていますが、なぜウマイヤド・モスクに祭られているか不明ですが調べてみたいです。

☆最後の写真にオスカー・ワイルドの小説「サロメ」のあらすじを載せてい ます。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通手段
徒歩
  • (マルコによる福音書 : 第6章 21節〜29節)から<br /><br />ところが、良い機会が訪れた。ヘロデが、自分の誕生日の祝いに高官や将校、ガリラヤの有力者などを招いて宴会を催すと、ヘロディアの娘が入って来て踊りをおどり、ヘロデとその客を喜ばせた。

    (マルコによる福音書 : 第6章 21節〜29節)から

    ところが、良い機会が訪れた。ヘロデが、自分の誕生日の祝いに高官や将校、ガリラヤの有力者などを招いて宴会を催すと、ヘロディアの娘が入って来て踊りをおどり、ヘロデとその客を喜ばせた。

  • そこで、王は少女に、「欲しいものがあれば何でも言いなさい。お前にやろう」と言い、更に、「お前が願うなら、この国の半分でもやろう」と固く誓ったのである。

    そこで、王は少女に、「欲しいものがあれば何でも言いなさい。お前にやろう」と言い、更に、「お前が願うなら、この国の半分でもやろう」と固く誓ったのである。

  • 少女が座を外して、母親に、「何を願いましょうか」と言うと、母親は、「洗礼者ヨハネの首を」と言った。

    少女が座を外して、母親に、「何を願いましょうか」と言うと、母親は、「洗礼者ヨハネの首を」と言った。

  • 早速、少女は大急ぎで王のところに行き、「今すぐに洗礼者ヨハネの首を盆に載せて、いただきとうございます」と願った。

    早速、少女は大急ぎで王のところに行き、「今すぐに洗礼者ヨハネの首を盆に載せて、いただきとうございます」と願った。

  • 王は非常に心を痛めたが、誓ったことではあるし、また客の手前、少女の願いを退けたくなかった。

    王は非常に心を痛めたが、誓ったことではあるし、また客の手前、少女の願いを退けたくなかった。

  • そこで、王は衛兵を遣わし、ヨハネの首を持って来るようにと命じた。

    そこで、王は衛兵を遣わし、ヨハネの首を持って来るようにと命じた。

  • 衛兵は出て行き、牢の中でヨハネの首をはね、盆に載せて持って来て少女に渡し、少女はそれを母親に渡した。

    衛兵は出て行き、牢の中でヨハネの首をはね、盆に載せて持って来て少女に渡し、少女はそれを母親に渡した。

  • ヨハネの弟子たちはこのことを聞き、やって来て、遺体を引き取り、墓に納めた。<br />(マルコによる福音書 : 第6章 21節〜29節)

    ヨハネの弟子たちはこのことを聞き、やって来て、遺体を引き取り、墓に納めた。
    (マルコによる福音書 : 第6章 21節〜29節)

  • オスカー・ワイルドの小説「サロメ」から<br /><br />この作中の舞台は、紀元1世紀のパレスティナ地方。<br />ローマ帝国の息がかかったユダヤ人、ヘロデ王がこの地を治めていた。<br /><br />ヘロデ王はヘロディア妃と結婚したが、それに異論をとなえた<br />預言者ヨカナーン(ヨハネ)は地下牢に幽閉されている。<br /><br />王女サロメが王宮の饗宴を抜け出し、ヨカナーンが地下牢から発する声<br />を聞くところから、ストーリーが始まる。<br /><br />ヨカナーン「あの女はどこにおる、壁に描かれた男たちの絵姿を、彩色をほどこしたカルデア人の絵姿を見てさえ、我が目の淫欲に身をゆだね、カルデアの地へ使節をつかわした女は?」<br /><br />サロメ「母上のことだね、あれは?」<br />若いシリア人(注:サロメの近衛兵)「いえ、そうではございませぬ、王女さま。」<br /><br />ヨカナーン「どこにおるか、腰に飾り帯をつけ、色とりどりの冠を頭にいただいたアッシリアの隊長たちに身をまかせた女は? どこにおるか(中略)、エジプトの若者たちに身をまかせた女は?<br /><br />いざ、その女に、不倫の臥所より、近親相姦の臥所より起き出よと命じよ、主の道を備える者のことばを聞かせてやるから、おのれの罪過を悔い改めさせてやるから。悔い改めぬどころか、あくまで不倫にふけるであろうが。いざ、その女に来いといえ、主の箕はその御手にあるのだから。」<br /><br />サロメはヘロディア妃の連れ子で、王女である。<br />その絶世の美貌から数多の男たちの視線の的となるのだが、<br /><br />それは王とて例外ではない。<br /><br />(血の繋がらない娘に色目を使う王に対し、妻たる妃は嫉妬を募らせていた。そしてサロメはその色目に嫌気が差していた)<br /><br />サロメがヨカナーンの声に惹かれ、ヨカナーンを地下牢から出してしまったところから、物語は急転を迎える。<br /><br />サロメ「なんとやつれていること! やせた象牙の人形のよう。銀の像のよう。さぞやあの男は月のように浄らかであろう。月の光のよう、銀の光の矢のよう。あれの肌は象牙みたいに冷たいにちがいない。もっとそばによって見てみよう。」<br /><br />若いシリア人「なりませぬ、なりませぬ、王女さま。」<br />ヨカナーンの妖艶な容姿に対するサロメの驚きは、やがて恋に変わる。<br /><br />サロメ「ヨカナーン、あたしはそなたの肌に恋いこがれているのだよ! そなたの肌は白い、一度も草刈りが鎌を入れたことのない野に咲く百合のように。(中略)……そなたの肌ほどに白いものはこの世のどこにもありはしない。そなたの肌にさわらせておくれ。」<br /><br />(中略)<br /><br />ヨカナーン「ならぬ、バビロンの娘よ! ソドムの娘よ! ならぬ。」<br />サロメ「そなたの唇にくちづけするよ、ヨカナーン。そなたの唇にくちづけするよ。」<br /><br />若いシリア人「王女さま、王女さま、没約の園にも似たあなたさま、鳩のなかの鳩であるあなたさま、この男をごらんなさいますな、ごらんなさいますな! そのようなことをこの男に仰せられますな。聞くに耐えませぬ。……王女さま、王女さま、そうしたことを仰せられますな。」<br /><br />サロメ「そなたの唇にくちづけするよ、ヨカナーン。」<br /><br />若いシリア人「ああ!」<br /><br />恋焦がれていたサロメが、素性の知れぬ囚人に求愛する様を見て、<br />あまりの嫉妬とショックからこの「若いシリア人」は自殺してしまう。<br /><br />まずここで、サロメは1人目の男の命を(間接的にだが)奪う。<br />しかしながら、ヨカナーンはサロメの求愛を拒絶し続けた。<br /><br />その後、ヘロデ王、ヘロディア妃がサロメを探してこの場にやってくる。<br /><br />ヘロデ王はサロメに「自分のために踊ってくれ」と求めるが、サロメはこれを拒否する。<br /><br />頑なに踊ってくれと言って引き下がらないヘロデ王に、サロメは誓いを立てさせた。<br /><br />踊る代わりに、サロメの望みの品を何でも与える、と。<br /><br />王はこれを快諾し、サロメは踊りを披露する。<br />そしてサロメが要求したのは、ヨカナーンの首。<br /><br />ヨカナーンを預言者として重用していたヘロデ王は拒否するが。<br />サロメは王に誓いを守らせ、ヨカナーンを斬首役人の手にかけさせる。<br /><br />ヨカナーンの首を銀の盾にのせて、サロメは妖艶に微笑み、<br />亡きヨカナーンと口づけを交わす。<br /><br />サロメ「ああ! おまえの口にくちづけしたよ、ヨカナーン、おまえの口にくちづけしたよ。おまえの唇は苦い味がした。あれは血の味だったのか?……いいえ、ことによると恋の味かもしれぬ……恋は苦い味がするとか……でも、それがなんだというの? それがなんだというの? あたしはおまえの口にくちづけしたのだよ、ヨカナーン。」<br /><br />その光景に底知れぬ不気味さを感じ取ったのか、ヘロデ王は部下に命ずる。<br /><br />ヘロデ「あの女を殺せい!」<br />兵士たちは突進し、サロメを盾の下に押し潰した。<br /><br />――こうして舞台は幕を閉じる。<br /><br /><br />

    オスカー・ワイルドの小説「サロメ」から

    この作中の舞台は、紀元1世紀のパレスティナ地方。
    ローマ帝国の息がかかったユダヤ人、ヘロデ王がこの地を治めていた。

    ヘロデ王はヘロディア妃と結婚したが、それに異論をとなえた
    預言者ヨカナーン(ヨハネ)は地下牢に幽閉されている。

    王女サロメが王宮の饗宴を抜け出し、ヨカナーンが地下牢から発する声
    を聞くところから、ストーリーが始まる。

    ヨカナーン「あの女はどこにおる、壁に描かれた男たちの絵姿を、彩色をほどこしたカルデア人の絵姿を見てさえ、我が目の淫欲に身をゆだね、カルデアの地へ使節をつかわした女は?」

    サロメ「母上のことだね、あれは?」
    若いシリア人(注:サロメの近衛兵)「いえ、そうではございませぬ、王女さま。」

    ヨカナーン「どこにおるか、腰に飾り帯をつけ、色とりどりの冠を頭にいただいたアッシリアの隊長たちに身をまかせた女は? どこにおるか(中略)、エジプトの若者たちに身をまかせた女は?

    いざ、その女に、不倫の臥所より、近親相姦の臥所より起き出よと命じよ、主の道を備える者のことばを聞かせてやるから、おのれの罪過を悔い改めさせてやるから。悔い改めぬどころか、あくまで不倫にふけるであろうが。いざ、その女に来いといえ、主の箕はその御手にあるのだから。」

    サロメはヘロディア妃の連れ子で、王女である。
    その絶世の美貌から数多の男たちの視線の的となるのだが、

    それは王とて例外ではない。

    (血の繋がらない娘に色目を使う王に対し、妻たる妃は嫉妬を募らせていた。そしてサロメはその色目に嫌気が差していた)

    サロメがヨカナーンの声に惹かれ、ヨカナーンを地下牢から出してしまったところから、物語は急転を迎える。

    サロメ「なんとやつれていること! やせた象牙の人形のよう。銀の像のよう。さぞやあの男は月のように浄らかであろう。月の光のよう、銀の光の矢のよう。あれの肌は象牙みたいに冷たいにちがいない。もっとそばによって見てみよう。」

    若いシリア人「なりませぬ、なりませぬ、王女さま。」
    ヨカナーンの妖艶な容姿に対するサロメの驚きは、やがて恋に変わる。

    サロメ「ヨカナーン、あたしはそなたの肌に恋いこがれているのだよ! そなたの肌は白い、一度も草刈りが鎌を入れたことのない野に咲く百合のように。(中略)……そなたの肌ほどに白いものはこの世のどこにもありはしない。そなたの肌にさわらせておくれ。」

    (中略)

    ヨカナーン「ならぬ、バビロンの娘よ! ソドムの娘よ! ならぬ。」
    サロメ「そなたの唇にくちづけするよ、ヨカナーン。そなたの唇にくちづけするよ。」

    若いシリア人「王女さま、王女さま、没約の園にも似たあなたさま、鳩のなかの鳩であるあなたさま、この男をごらんなさいますな、ごらんなさいますな! そのようなことをこの男に仰せられますな。聞くに耐えませぬ。……王女さま、王女さま、そうしたことを仰せられますな。」

    サロメ「そなたの唇にくちづけするよ、ヨカナーン。」

    若いシリア人「ああ!」

    恋焦がれていたサロメが、素性の知れぬ囚人に求愛する様を見て、
    あまりの嫉妬とショックからこの「若いシリア人」は自殺してしまう。

    まずここで、サロメは1人目の男の命を(間接的にだが)奪う。
    しかしながら、ヨカナーンはサロメの求愛を拒絶し続けた。

    その後、ヘロデ王、ヘロディア妃がサロメを探してこの場にやってくる。

    ヘロデ王はサロメに「自分のために踊ってくれ」と求めるが、サロメはこれを拒否する。

    頑なに踊ってくれと言って引き下がらないヘロデ王に、サロメは誓いを立てさせた。

    踊る代わりに、サロメの望みの品を何でも与える、と。

    王はこれを快諾し、サロメは踊りを披露する。
    そしてサロメが要求したのは、ヨカナーンの首。

    ヨカナーンを預言者として重用していたヘロデ王は拒否するが。
    サロメは王に誓いを守らせ、ヨカナーンを斬首役人の手にかけさせる。

    ヨカナーンの首を銀の盾にのせて、サロメは妖艶に微笑み、
    亡きヨカナーンと口づけを交わす。

    サロメ「ああ! おまえの口にくちづけしたよ、ヨカナーン、おまえの口にくちづけしたよ。おまえの唇は苦い味がした。あれは血の味だったのか?……いいえ、ことによると恋の味かもしれぬ……恋は苦い味がするとか……でも、それがなんだというの? それがなんだというの? あたしはおまえの口にくちづけしたのだよ、ヨカナーン。」

    その光景に底知れぬ不気味さを感じ取ったのか、ヘロデ王は部下に命ずる。

    ヘロデ「あの女を殺せい!」
    兵士たちは突進し、サロメを盾の下に押し潰した。

    ――こうして舞台は幕を閉じる。


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