むかしの港町の痕跡を探し歩く

2013/09/08 - 2013/09/08

バス、汽車を乗り継いで、釜山からソウルまで寄り道しながら北上する旅。2日目の第2弾

全州からバスで1時間。群山の街は、錦江の河口の港町だった。
戦前・戦中は積出港として栄え、近年までは対岸へ渡し船があったようだけど、その形跡も少なく、ここまで伸びていた線路も使われていないようだった。
下調べしておいたにもかかわらず、地図を持たずにそぞろ歩き。1時間足らずの街歩きの中で見つけた「むかしの痕跡」。

9/6　関釜フェリー 下関→（夜行）
9/7　→釜山→古県→晋州→順天→全州（泊）
（http://4travel.jp/travelogue/10811596）

9/8　全州
（http://4travel.jp/travelogue/10811598）
　　　→群山
（http://4travel.jp/travelogue/10811606）　【★ここ】
　　　→平澤→城南→ソウル（泊）
（http://4travel.jp/travelogue/10811607）

9/9　ソウルとその近郊（泊）
9/10　ソウル→仁川
　　　ピーチ（MM002） 仁川→関西
（http://4travel.jp/travelogue/10874414）

エリア 群山(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

全州からは、市外バスで小一時間。
群山に到着しました。

この時点で、まだ朝の10時。
乗車予定の汽車の出発時間の12時半まで、街歩きに出かけますが、市内バスの乗り方が分からないので、とりあえずしばらくは徒歩で。

群山市外バスターミナル バス系

バスターミナルから市内方面に出てすぐ。
大通りに、廃線の跡が見えてきました。
以前は、この手前側に「群山駅」があったようですが、

今では、このように閉じられています。

30分ほど、なにの変哲もない街中を歩いてきたところであらわれた、なにか意味のありそうな建物。

向かいには、資料館っぽいものがあったのですが、開いていないようだったので、結局わからずじまい。

いかにも「日本家屋」っぽい建物を発見。
・・・案内とか看板がないので、いったいどういうものなのだか。

200mほど歩いたところで、海、・・・ではなく河口に出てきました。

河口沿いの一角には、歴史文化地区が広がっていて、むかしからの建物を再利用した施設や博物館などが立ち並んでいます。
戦中は日本の某銀行の支店だった建物だった、アートミュージアム。

旧長崎十八銀行 群山支店 文化・芸術・歴史

こちらは、喫茶店のようです。
昼飯にはちょっと早いので、パス。

市の博物館です。
時間がないので、外だけ観察して、パス。

群山近代歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー

河口近くの港に出てくると、再び線路の跡を見つけました。
港沿いなので、貨物の積みおろし等で利用したのでしょうか。

いくつかの線路が見えますが、草に埋もれています。

対岸の「長項」まで渡し船があったようですが、上流に鉄道と道路の併用橋ができたからなのか、それらしきものが見当たりません。

群山港 散歩・街歩き

さらに下流のほうでも、橋を作っているようです。

レンタサイクルを見つけましたが、ここから次の目的地（新しいほうの群山駅）まで乗って行くわけにもいかず・・・。

百年広場 広場・公園

かといって、これにも乗れないし・・・。

百年広場 広場・公園

この街の偉人さんらしいのですが、誰だかわからず・・・。

結局、タクシーを捕まえて、こちら、新線の群山駅まで。
5kmほどを7660W。結構、高くつきました。

12時42分の「セマウル号」の前の、11時47分の「ムグンファ号」に間に合いました。が、どちらも「席が空いていない」ということでしたので、しかたなくムグンファの「立ち席」で、ソウル手前の「平沢」まで購入します。
これが、8500W。さっきのタクシー代は、なにだったんだ。

チケットは、レシートのような紙に印刷されたものでした。
某ＬＣＣの搭乗券を思い出します。

旅客の駅のとなりに貨物駅があり、コンテナが多く積まれています。

汽車がやってきました。これに3時間ほど乗って、北上します。

つづく