韓国南海岸バスの旅

2013/09/06 - 2013/09/07

高速バスと、汽車とを乗り継いで、いろいろ寄り道しながら、釜山からソウルまで北上する旅。その1日目。

下関からの夜行フェリーで、釜山に到着。
本日のお宿、全州のホテルまで、バスを数本乗り継いだとしても「何となく、明るいうちに、到着できるかな・・・」と読んでいたのですが。
旅のお供「時刻表」を売っている場所が見つからず、しかも午前中からしばらくは、雨。
最後に乗ったバスは、高速道路に入ることなく、そのうち日はどんどんと傾き始め・・・。

9/6　関釜フェリー 下関→（夜行）
9/7　→釜山→古県→晋州→順天→全州（泊）
（http://4travel.jp/travelogue/10811596）　【★ここ】

9/8　全州
（http://4travel.jp/travelogue/10811598）
　　　→群山
（http://4travel.jp/travelogue/10811606）
　　　→平澤→城南→ソウル（泊）
（http://4travel.jp/travelogue/10811607）

9/9　ソウルとその近郊（泊）
9/10　ソウル→仁川
　　　ピーチ（MM002） 仁川→関西
（http://4travel.jp/travelogue/10874414）

エリア その他の都市(韓国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回の旅は、下関港からスタート。
「青春１８きっぷ」を持っていれば、運賃が割引になる、・・・というサービスをしていたので、それに便乗して。

2等（雑魚寝）でもよかったものを、その割引に乗じて、個室にアップグレード。
どうせ、ひとりですから。

そして、揺られながら、国境も越えていきます・・・。

翌7日。釜山に到着。

目覚めたら、外は、雨でした・・・。
傘も、雨具も、なにも用意していなかったのに。

釜山港国際旅客ターミナル 船系

港から釜山駅までは、連絡バスとやらで移動。
客は、わたし一人だけ。それでも、「濡れない」ことに意味があります。
釜山駅では、とりあえず、朝食をとりながら、本日の移動ルートを検討します。

釜山駅 駅

地下鉄を乗り継いで、沙上の「西部バスターミナル」へ。
傘もささずに歩いているバカなんて、わたし以外に居ません。

釜山西部市外バスターミナル バス系

切符売り場の、「時刻表」兼「運賃表」です。
英語表記もあるので、便利です。

まずは、高速バス１本目。
巨済島の中心地「古県」行きの市外バスです。

1時間20分ほどで、7200W。

橋と海底トンネルができて近道するようになりましたが、以前は2時間以上かけて遠回りしていたようです。
その、橋の上から。

コガデギョ (巨加大橋) 建造物

巨済島の中心地「古県」に着きました。
相変わらず、雨は降り続いていますので、屋根のあるところまでしか行けません。
傘を買ったとしても、荷物になるしなぁ。

さて、次はどこまで乗って行きましょうか・・・。

ガイドブックで見かけていた「統営」も検討していましたが、ここから近いため雨が上がることが期待できず、もうちょっと先の「晋州」を目指します。
約1時間で、6900W。

30分以上待ち時間があり、やっとバスがやってきました。
どうも、ここが始発ではないようです。

巨済島の片田舎を疾走します。田園風景を見る限り、日本のどこかを走っているようですが、大きな違いは右側通行ということでしょうか。

しばらくすると、本土（ユーラシア大陸？）と結ぶ橋を通過します。
遠くには、統営の街並みが。

居眠りしている間に、晋州に到着したようでした。
雨も、いつの間にか、やんでいるようでした。

「ここまで来れば、全州行きのバスぐらいあるだろう」と思っていたのですが、そのような文字が、見当たりません。
もしかしたら、「高速バスターミナル」に行けば、あったのかもしれませんが、この時はまだ、そのターミナルの存在すら知らず。
大田経由にするか、順天経由にするか悩んだ末、今まで行ったことのない街、後者を選びます。

気を取り直して、海岸沿い（といっても、海は見えませんが）を西へ向かいます。

途中で1カ所、田舎のバスターミナルに寄った以外は、高速道路をとにかく西へ西へ。
1時間半ほどで、6500W。

順天のバスターミナルに到着。
さすがにここまで来ると、全州行きのバスがありましたが、30分以上待ち時間があるので、まわりをぶらぶら。構内のコンビニで買ったお菓子をつまみ食い。。。

16時30分発の全州行きは、14,700Wと今までの３本に比べ、ずいぶんと高め。かといって、優等バスとかじゃないし。

順天からしばらくは、タブレットでGoogle Mapを開いて「どこを走ってるのかな？」とGPSを追跡していたのですが、一向に高速道路に入る気配もなく・・・。
雲が多いためなのか、西の空はどんよりと暗く。

1時間ほど線路と並走しながら、「谷城」という町に立ち寄り、バスターミナルでの小休憩に入りました。

出発したかと思ったら、進路を北東に変え、高速道路を横切り。
とはいえ、雲が晴れたらしく、明るさを取り戻しました。この調子なら、日没までに全州に着けそう・・・？

18時過ぎに、南原のバスターミナルに到着。
少し早かったのか、「18時30分の発車まで待機」ということになりました。
これで、「明るいうちの全州着」に黄色信号が。

南原を出て北上を始めても、一般道路を走るばかり。
19時を前にして、この暗さ。前週に到着してからの「街歩き」は、絶望となりました。
ただ、ホテルに近い所の停留所で止まったので、徒歩5分程度で投宿できたのが唯一の救い。

つづく