2013/08/31 - 2013/09/01
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つるまるこさん
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遅めの夏休みを取って、9月1日~3日の3日間、友人とふたりで富山県・石川県・岐阜県を旅してきました。
毎年9月1日~3日に開催される、北陸地方の夏の終りを告げる風物詩、富山市八尾町のお祭り「おわら風の盆」をひと目見たくて、この時期に休みを合わせて取ったのですが、事前の北陸地方の天気予報は、警報も出るほどの雨模様。
踊り手や唄い手の方々は、少しでも雨に濡れると傷んでしまう繊細な衣装や楽器を身につけてのお祭りとのこと、小雨でもお祭りが中止になることもあると聞いていたので、どうなることかと心配していたのですが…
以下、1日目の旅の行程です。こちらの旅行記では、おわら風の盆訪問記を中心に旅の記録をまとめました。
【1日目・2013年9月1日(日)】
前日(8/31・土)23:10 高速夜行バスで東京駅を出発
↓高速バス
07:30 金沢駅着
↓
駅構内の「くつろぎ館」にある「カフェ・アルコ」で朝食
↓
09:30 金沢駅バスロータリーから市内周遊バス乗車
↓バス
10:00 金沢21世紀美術館
↓館内鑑賞
12:30 美術館発
↓
金沢駅着・駅構内でお弁当を買って昼食
↓
13:42 金沢駅発
↓北陸本線(富山行)乗車
14:37 富山駅着
↓整理券をもらうためにいったん改札を出た後、乗換
15:17 富山駅発
↓高山本線(越中八尾駅までノンストップの快速)乗車
15:39 越中八尾駅着
↓
「おわら風の盆」観光
↓
18:19 越中八尾駅着
↓高山本線(富山駅までノンストップの快速)乗車
18:40 富山駅着
↓駅構内で夕食用に駅弁を購入
19:10 富山駅発
↓北陸本線(金沢行)乗車
20:02 金沢駅着
↓バスに乗換
20:10 金沢駅バスロータリーから輪島方面行急行バス乗車
↓バス
22:36 輪島マリンタウン着
↓
今晩の宿へ
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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-
今回の旅の目的のひとつは、以前から憧れていた富山のお祭り、「おわら風の盆」を見に行くこと。
しかし、この時期は台風など、何かと気候が不安定になりやすいもの。ピンポイントで「●日はおわら風の盆を見に行く!」と決めたところで、その日に雨が降って中止…という可能性もあります。
そこで今回は、旅行期間中の天候にあわせて、おわら風の盆への訪問日を変えられるように、ゆとりを持たせた移動プランを組んでおきました。
ということで、北陸旅のスタート地点・金沢へは高速バスで朝から現地入り。
事前の予報通り、金沢駅周辺は冷たい雨が降っていました… -
近代的なデザインの駅舎に、初めて北陸地方を訪れたという友人は大興奮。
金沢は大好きな町のひとつなので、いろいろおすすめのスポットを案内したいな、と思っています。
2年後の春には北陸新幹線の開通を控えている金沢。
開通後は、東京と金沢がなんと、わずか2時間半でつながるようになるとのこと!楽しみです。 -
さてさて、外は雨降り。今日これからの行程をどうするか、朝ごはんを食べながら作戦会議です。
金沢駅構内「くつろぎ館」1階の中にある「カフェ・アルコ」さんに入りました。もりもり豪華なモーニングがたったの700円。これはお得です。
この日も観光客がひっきりなしに訪れ、私たちが席についてから間もなく、店内は満席となっていました。
主食はトーストかワッフルのいずれかを選ぶことができます。朝から焼きたてのワッフルが出てくるって珍しい。迷わずワッフルをチョイス。
予定では、お天気が晴れた場合は
1日目・・・能登半島の海岸をサイクリングして輪島に一泊
2日目・・・夕方〜夜までおわら風の盆を楽しむ
3日目・・・金沢市内観光後、帰京
のプランを考えていたのですが(1日目は初日と日曜日ということもあり、おわら風の盆が大混雑するのではないかと考えたためです)、なにせ、今日は朝からあいにくの雨。
おまけに、明日は雨足がさらに強まりそうとの予報も出ていました。
さんざん悩んだ結果、
【まずは今日、昼間から八尾の町に行き、仮に唄や踊りが見られなかったとしても、お祭り期間の町の空気だけでも味わってこよう】
という結論に至りました。
あわせて、金沢観光を2日目に、3日目はちょっと足を延ばして、世界遺産の五箇山・白川郷を訪問してみることにしました。 -
「おわら風の盆」は、夜間の唄や踊りを楽しむことがメインのお祭り。ただし、午後の明るいうちも地区によっては「町流し」と呼ばれる路面での唄や踊り、あるいは公民館で唄や踊りを見ることができる場合もあるそうです。
午後は雨が止む時間も・・・という一部の天気予報を信じて、私たちは午後から八尾の町を訪れることにしました。
午前中は、友人が楽しみにしていた現代アートの宝庫、金沢21世紀美術館へ。金沢市内の観光は明日を予定していたのですが、明日(月曜日)は美術館の休館日に該当するので、先にこのスポットのみ訪ねておくことにしました。 -
街の中心部や兼六園にもほど近いロケーション。見た目も現代的なデザインです。開館直後からお客さんが受付に列をなしていました。
午前中いっぱいアートを堪能した後、再び金沢駅へ。
一時は本降りだった雨も、空が明るくなって少し小止みになってきました。
これは期待できそう?!
しかし、乗ろうとしていた富山行きの電車は既に満席…
お天気が落ち着いたところを狙って、昼間の踊りを見ておこう!と、私たちと同じような考えを持った観光客がそれほどいたということでしょう^^;
そこで、電車を1本見送り、駅構内で買っておいたお弁当を駅のホームでゆっくり食べながら待つことにしました。 -
北陸地方名物の押し寿司、「笹寿し」。
1パックの中に、鮭・鯛・鯖の押し寿司が2つずつ入っています。
お値段もとってもリーズナブルでびっくり。 -
見た目の美しさも味も最高!北陸旅の際には必ず購入する逸品です^^
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さてさて。ゆっくりと電車がホームに入ってきました。
金沢駅の発車メロディは、雅やかなお琴のメロディでした。さすが、和風。 -
1時間弱ほどで、終点の富山駅に到着しました。
駅に着いて、びっくり。おわら風の盆の舞台となる越中八尾駅へと続く路線、高山本線のホームに、駅員さんに先導された観光客が大挙してやってきたのです。
なんと、風の盆の混雑対策で、14時台から18時台の電車は整理券を持っての乗車となるとのこと。それほどに多くの観光客が殺到するということですね・・・。
普段は本数が少なめの高山本線も、この日は全国各地から車両を招集して、臨時列車をフル稼働させるそうです。
そんなわけで、私たちも一旦改札を出て、整理券を駅員さんから受け取り、集合場所に集まった上で、駅員さんに案内されながら高山本線へと乗り込みました。
駅員さんも「おわら」スタイルの改札。(惚れ惚れするほどの美人さんでした) -
こちらが特別整理券。めったにない体験にドキドキします。
電車内で地元の方と隣席になり、「おわら風の盆」の楽しみ方をいろいろと丁寧に教えていただきました!
地元の方々にとっては、観光客が一旦少なくなった夜遅くからの方が、祭りの醍醐味を味わえるとのこと。昼から夜9時頃までの踊り手さんは地元の若い方々が中心ですが、夜遅くからはベテランの踊り手さんが次々と通りに出て、それはそれは優美で妖艶なプロの踊りを見せてくださるそうです。うらやましい! -
富山駅からノンストップの臨時列車に揺られることおよそ20分、越中八尾駅に到着しました。
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雨もすっかり止んで、空も明るくなりました!
これは期待できそうです。
駅前は既に観光客でごった返し、長い屋台の列ができていました。にぎやか〜 -
お祭り気分を楽しもうと、私たちもおやつ(クレープ)を購入。小腹を満たして、町歩きスタートです。
駅からすぐの福島(ふくじま)地区の公民館で、何やら踊りがスタートしそうな雰囲気。レトロな建物の2階が特設ステージになっているようで、準備が進められていました。 -
始まりました!
憂いを帯びた唄と胡弓、三味線の音色に心を奪われます。 -
踊り手さんの登場です。美しく情緒あふれる踊りです。
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なんと、青空が出てきました!
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一か八かで駆けつけてみて、よかった…。自分たちはなんて幸運なのでしょう。この瞬間に立ち会えてよかった、心からそう思いました。
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若い女性の踊り手さん。
踊り手さんが大きな笠をかぶり、顔が見えないようになっているのも、奥ゆかしさを感じます。 -
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終始、心を奪われっぱなしのひとときでした。素晴らしい踊りと演奏に感激です!間近で見ることができて本当に幸せでした。
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歴史情緒あふれる建物が町のあちこちに残っている八尾の通り。建物を見て歩くだけでも新鮮で、楽しめます。
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お祭りの本番は夜からですが、既にたくさんの観光客で溢れ返っていました。
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こちらは石垣の立派な大きなお寺さん。なにやら、にぎやかな声がします。
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地元の踊り手さんによる、おわら踊りの教室が開かれていました。
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たくさんの人たちが踊りの振付を練習していました。
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こちらは地元の信用金庫のゆるキャラ。地元でも人気があるそうで、写真を撮る人が続出。かわいい。
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銀行の建物もこの通り、風格があります。
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石畳が印象的な町のメインストリート、諏訪町までやってきました。
日本の道100選にも選ばれている美しい通りです。
景観保護のため、電信柱が1本も立っていないことでも知られているそうです。 -
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通りは大賑わい。夜になるとさらにいっぱいの人で埋め尽くされるのでしょう。
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軒先のひょうたんがかわいい。
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このような造りの建物が多くみられました。
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瓦屋根にも各家庭の個性が。
こちらの建物、てっぺんに張り出した小部屋の瓦屋根には、暗くてちょっとわかりづらいのですが、釣竿を手にした恵比寿様の像が! -
広々とした2階のお座敷席。涼しい風が吹き抜けて、あの窓からお祭りの風景を楽しめたらさぞかし心地よいだろうな、そんなことを考えました。
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町流しに出る前の地元の方々の姿もありました。
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今夜のお宿、能登方面への最終バスの時刻は20時10分。本当はこの後の夜の部も楽しみたいところでしたが、後ろ髪をひかれつつ八尾の町を後にすることにしました。帰り道は行き以上にたくさんの観光客で溢れていました。
帰り際に、八尾の名物として知られているという「玉天」と呼ばれるお菓子を買って帰りました。卵白に衣をつけて焼き上げたお菓子だそうです。 -
ふんわりとしたマシュマロのような食感の、甘いお菓子でした。
旅の記録は2日目へと続きます。
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