2013/09/04 - 2013/09/05
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ゆっくりOm Koiさん
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結局、陸路国境でのビザ給付の噂はまちがいでした。
さて、限られた行動範囲でどうしましょうか…。
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タチレクの町から郊外へ抜け出すには三方向。
それぞれに検問所があります。
ビザどころかパスポートさえありません。
国境のイミグレで出された仮の身分証のみ。
行動には制限がつくでしょう。おそらく検問所は通過できない筈。
それでも、取り敢えず行ってみます。 -
まずは西の検問所へ…。
イミグレ前のロータリーを北へ。 -
集落を抜けると軽く山越え。
1km程でメープアック川の側に出ます。 -
川の向こうはタイです。
道路状況は一応舗装ですがかなり荒れています。 -
ロータリーから2km弱で早速西の検問所。
あっさりNGでした。
結果的に西の検問所が一番厳しい感じ。
剣もホロロな対応。
パスポートにビザがあっても難しいかも。 -
つぎはロータリーを東に。
国道4号線を6kmでこのゲートのある交差点。 -
左折(北へ)します。
雨による土砂の流入が少しあるようです。
曲がる時には注意。
あと慣れていない右側通行からの左折。
左へ曲がった後も右側ですよ。 -
しばらくは快適な直線の道。
主要幹線道路のはずですが舗装状況は良くないですね。 -
やがて雨に。
あっという間に路面はウェット。 -
ロータリーから約11kmで Wan Law Ngmun 。
おそらく Wan が「村、集落」の意味。
雨期の路面は悲惨です。
一応ここ舗装路です。 -
原因はコレ。
脇道からの泥の持ち込み。
やはりタイとは違うインフラの状況。
脇道の少ない郊外のほうが道路に泥はありません。
町から遠い方が道キレイです。 -
この集落から更に北へ。
国道4号線、道路状況良くありません。 -
ロータリーから約15kmで料金所。
この先有料。バイクは5バーツ。
バーツ支払いです。
「ウーマオ(5角)だ。」と中国語で言われました。 -
料金所を越えると道はすぐに細くなります。
で、1kmもしないうちに北の検問所です。
林に隠れていますが両脇に立派な施設があります。
撮影NG。通行もNGでした。
パスポートにビザがあればOKだそうです。
「次はバンコクでビザとって来なさい。」
そうします。 -
ゲートのある分岐まで戻って来ました。
郊外の交差点では注意が必要です。
市街地等ではバイクは青信号で若干フライングします。
我々旅行者もついつられてしまいます。
郊外では信号の代わり際、赤になっても突っ込んでくる車両が結構います。
それぞれのタイミングで交差点て出くわすと大惨事になります。
当然、バイクの方が普通に死ねます。
タイ以上に郊外での交差点は左右の確認が必要です。 -
交差点東にあった商店まえで一服。
雨はすっかり上がり、晴れ間も出てきました。 -
「王老吉」20バーツ。
サンガリアの「ひやしあめ」みたいな味。
うん、不味い。
こんな商店でもバーツ払い。
なんかタイに居るのと変わらない気もします。 -
交差点を東へ。
道路状況はあまり良くありません。
ひび割れたアスファルトのせいか少し晴れると道はすぐに乾きます。
路肩に注意。 -
しばらくすると平坦な直線道路に。
やはり郊外の方が道路状況は良いですね。 -
ゲートの交差点から北東に約4kmでこの検問所。
ここは公安の検問ではありません。
民間人が通行料金を徴収しています。
「道路保持の協力金」でしょうか。20バーツ。
昔のカンボジアの私立検問所を思い出しますね。 -
道路上に土砂が増えてきました。
ダートが近い予感…。 -
ゲートの交差点から約6kmで丁字路。
右へ行っても左へ行ってもダートです。 -
ミャンマー初ダートです。
分岐右(写真直進)で東方面の幹線道路です。
この砂利の山は近々舗装するのだと思われます。 -
さっさと舗装を終えないと皆走り辛そうです。
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ダートの丁字路から約1kmで検問所が…。
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ここも民間の「料金所」です。
5バーツ。
値段の根拠はなんなんでしょうか。
といいますか、バーツ払い。 -
「料金所」からすぐの所、ここが東の検問所です。
-
外国人が珍しいらしく、官舎からワラワラと役人が出てきました。
30分程すったもんだの挙げ句、やはりNGでした。
しかしここもパスポートとビザがあれば先に通してくれるみたいです。
ただ「パーミット…」となにか英語で呟いていた係官も居ました。
状況は流動的でしょう。
公安関係の場所は普通写真はダメです。
頼み込んで一枚だけ撮らしてもらいました。 -
来た道を引き返します。
これで西、北、東の三つの検問所すべてNGでした。
やはりパスポートとビザがないと行動はかなーり制限されます。
ガイドをつけたり公共の交通機関を使えばもう少し遠くまで行けるそうです。
バイクの個人旅だとこれで限界です。
感慨に耽っていると雨が降ってきました。 -
ダートの三叉路まで戻り直進します。
タチレクの平野部北東の小さな集落を繋ぐダートです。
ミャンマーで初めてのダート探索です。
といっても距離は知れてますが…。 -
約1km程で最初の集落。
道は広いです。
生活道路なので良く整備されています。 -
結構大きな集落です。
村名は解りませんでした。地図に表記もないし立て看板らしきのも無かったです。 -
田園の中を走るダート。
赤土の色はタイよりも濃いです。 -
右手に山が迫ってきました。
広くて快適なフラットダートです。 -
私の中のイメージにあったミャンマーのダートです。
ほんの短い距離ですが感動しています。
ミャンマーの内地に行けばこんなダートが数十kmと続いているそうです。
いやぁー、もう来年はミャンマーにハマりそうです。 -
ダートの分岐から約7kmで大きな集落に辿りつきます。
-
Wan Law Ngmun です。
-
国道4号線に散々泥を上げていた路地です。
横切る道が国道4号線。
あわよくば、北の検問所の向こうに迂回できる道かと思ったのですが…。
ずっと手前で合流、残念!
全長約7kmのショートダートでした。 -
この道です、写真右から出てきました。
何度も言いますがタイとはインフラの整備がかなり違います。
もー国道泥だらけ。 -
「北の検問所」を迂回できるルートを探しましょう。
来た道を戻ります。 -
Wan Law Ngmun から約3km戻った分岐。
写真は北を向いて撮ったもの。左から戻ってきました。
真ん中のダートを北上します。 -
こんな道が山に沿って続きます。
さあ、本格的な「雨期の赤土」です。 -
分岐から2.5kmでこの丁字路。
右から来ました。
本線?は手前。写真左奥に別のダートが続いています。
ワクワクしますが我慢。 -
約3kmでこの分岐、左へ。
網の目のように分岐があります。
ひたすら平野の方に分岐を辿ります。 -
狭い泥道が続きます。
気を抜くとハンドルをとられ、簡単に転倒します。 -
田の水は清らか、四国の故郷を思い出します。
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水鳥が…。
餌が豊富にあるのでしょう。
農薬を使ってないからでしょうか。
コレ、日本の風景と偽ってもだれも気づかないでしょうね。 -
約4km、ここで限界。
今回ちょっと弱腰です。赤土の泥んこは初体験です。
写真右の僅かな傾斜でも大変。まっすぐ進みません。
なにせ旅支度のバイク。 -
こうなってしまうとかなり厳しいです。
普通のタイヤ以下です。
上級者はトルクを駆けながら泥を払いのけます。
オフロードの各レースとかね。
一切の未経験の私には無理な芸当。
大人しく引き返します。 -
地元民の轍は上へと続いています。
おそらくカブタイプ。
やっぱ悪路ではカブが強い。 -
来た道戻るのも大変。
水溜りに入った方がかえって安全にクリアできます。
その代わり膝下泥だらけ。
でも本当の赤土の泥池はこんなものじゃないですよね。
今回はほんの「お試し」です。 -
「抜け道探し」で北上した分岐まで戻ってきました。
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分岐の山手のコンクリート坂を登るとこのお寺。
-
展望ばっちり。
「東の検問所」からやって来たダートです。 -
お寺の使用人さん。
「後ろのお堂で休んで行きなよ。」 -
今回のダート探索はコレで終わり。
来た道を戻ります。 -
このルートのほぼ真ん中にある唯一最大の難所。
帰り道なので本日二回目。
このバイク、このあと前カゴの辺りまで水没します。
でも両脇の泥地よりは安全に進めるのですよ。 -
この限られた行動範囲ではあっという間にやる事がなくなります。
国道4号線をブラブラと。商店で昼飯を買います。 -
この商店のおもての陳列棚。
タイと同じく郊外はガソリンスタンドが少なくなります。
しかし、ペットボトル売りのガソリンはあちらコチラにあります。
もはや日本よりガス欠の心配は無いのでは。 -
ガス欠の次に心配な「パンク」。
タチレク近郊の話ですが、結構目にします。
集落があれば必ず修理屋があります。 -
ここもパンクの修理屋さん。
タイヤが目印です。
カブタイプのバイクならどこでもチューブを在庫している感じです。 -
国道4号線がタチレクから北へ曲がる所。
ゲートのある交差点に戻ってきました。
朝、珍妙なドリンクを買った店です。 -
ペットボトル給油。一本50バーツ。
お店のお手伝い、偉いね。 -
解り易いですね。
ここにも大量のペットボトル入りガソリンが。
集落や大きな交差点があれば必ずガソリンにありつける筈です。 -
やることが尽きたのでタイに帰ります。
僅か1泊2日で撤収です。
奥の大きな国境の施設の手前に小さな小屋があります。
そこでまず最初の通関手続。
30バーツを支払い前述の紙切れの領収書が回収されました。 -
この小さな領収書二枚です。
A4の申請書は確認しただけで、コチラでは回収しませんでした。 -
次にコチラでもA4の二枚の関税申請書を提示します。
ここも係官が確認するだけで回収はしません。 -
相棒の通関あっさりと終了。
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つぎにイミグレ。
ここもあっという間でした。 -
タイ側に帰ってきました。
まずはバイクを停めて…。 -
こちらは地元民が窓口に並びます。
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さきにイミグレを済まします。
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バイクに乗ったまま国境施設真下でA4の書類二枚を回収されます。
こちらも呆気なく終了。 -
無事に帰ってきました。
「あー、やっぱり違うな。」と感じる瞬間ですね。 -
タイの国道1号線。
インフラの違い、経済の違いを感じました。
たったの二日で今回のミャンマーダート探索は終了。
ほんの少しダート走っただけでした。
来年はビザ取って来ます。
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この旅行記へのコメント (4)
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- ぎっ太さん 2013/10/09 14:26:11
- Om Koiさん、こんにちは
- 久しぶりにOm Koiさんのパワー全開の旅行記に触れ楽しい気分です。
日本に帰って来られてブルーなんですか?お気持ちよくわかります。私などは帰る2、3日前から既に落ち込んでいますよ。
Om Koiさんの場合愛車とのしばしのお別れもあるわけだし。
生き物でなくてよかったです。別れに泣かれたらたまらないですからねw
メーサイで野菜などの農産物を竹籠に入れて行商している姿を見かけますよね。貧しい風体の人たちです。私はその産地を、畑や農家をぜひ見たいと思っているのです。今回その一端の田んぼを見せていただいて感慨深いです。ミャンマーがもっと開放されたら農村を訪れてみたいです。
ミャンマーの人は精一杯働いているけどどこか悲しげな眼をしてるように感じます。生まれながらに背負ってるいわれなき困難というか。
メーホンソンの山奥で見たカレン族の難民キャンプの人々の悲しげな眼を思い起こします。
Om Koiさんの旅行記は、困難なことにわざわざ挑むエネルギーと困難を処理し解決していく能力を感じさせて独特のものがあります。自分の肉体をいじめながらのひとりぼっちのゲームですよね。
人はなんで便利な生活を離れて泥の道に突っ込んでいくんだろう、挑戦する者もそれを見る者もなんで夢中になって楽しむんだろうって思った休日でした。
- ゆっくりOm Koiさん からの返信 2013/10/09 20:58:21
- 最低、後五年は走りたいです。
- お久しぶりです、ぎっ太さん。
メッセージ等有り難うございました。
到着日の高揚感が+10だとしたら帰国日の焦燥感は-50ではないでしょうか。
私のブログに関しまして、お褒めの言葉を頂きまして有り難うございます。
恐縮です。と言いますか少し照れます。
需要の少ないブログですが私にできる事、やりたい事を今後も発信していきたいと
思っています。
恐らく、ぎっ太さんもご存知と思います在チェンマイ(メーテン)の日本人の方の
ブログの情報でミャンマー・アライバルビザに挑戦しました。
現実は厳しく、今回は思っていた旅が出来ませんでした。
来年はバンコクでビザを仕込んで再チャレンジします。
話はそれますがこの方のブログは至極秀逸です。
天候、近辺の世情等情報量が多く、色々と参考になりました。
「ダート道」にばかりこだわっていました。しかし次回はもっと「ミャンマーの人々」
に接近してみようと思っています。
難民キャンプを二カ所だけ訪れた事があります。
「メラ」と「メラ・オン」です。
「メラ」はタイ国最大の難民キャンプですね。国道から眺めるだけでした。
「メラ・オン」は迷い込んだ先にあったので少し観察できました。
警戒感と疎外感をひしと感じました。
そして古老から向けられた視線に畏怖しました。
彼らの中にどれだけ踏み込むべきか、考えさせられます。
人間以外に「擬似的人格」をもって接するのは「ヤバい」前兆だと言われました。
バイクの話ですが…。
大事に扱うと魂が宿ると信じています。あと交通安全の女神様。
せめて後五年、無事にインドシナのダートを走り回りたいと思っています。
Om Koi
-
- シノカさん 2013/09/09 22:16:46
- 来年こそは、ですね。
- こんばんは。
結局、アライバルビザ以外のビザと旅券さえあれば入れる
かもしれないってレベルでしょうか…。
ただ、国境で旅券を預けてしまってはダメですよね(汗)
せっかくバイクがあるのに、残念でしたね。
来年こそはミャンマーのダート(ど田舎道)にトライして
ください。
OmKoiさん、現地で旅行記UPされてるんですね!
お気をつけて旅を楽しんできてください。
これからラオスの風景も見られるのかなー。
- ゆっくりOm Koiさん からの返信 2013/09/12 21:40:19
- 続編をお待ちの程を…。
- こんばんは、返事が遅れまして申し訳ありませんでした。
12日午後、ラオスの短い旅を終えチェンライ県メチャンのアジトに
帰ってきたところです。
「ラオス篇」用意してます、整理ができ次第UPします。
たいした物ではありませんが見てやってくださいませ。
在チェンライ日本人の識者の方によると、タチレクからのバイクでの
入境(その後内地へ)は今後とも難しいようです。
余談を許さない状況です。
と言いますか、現在やや悲観的のようです。
帰国日が迫って来ました。今少しブルーです。
Om Koi
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