老夫婦とその娘の三人旅（ドイツ編③完結編）

2013/08/10 - 2013/08/17

日本から弾丸ツアーで参加の弟が合流し、
旅の最後にロマンチック街道に触れる。

エリア ロマンチック街道周辺(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 船 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

8月15日（木）

日本から2泊で弟が弾丸ツアーを敢行。朝6時にフランクフルト空港着、8時半にはオーバーヴェーゼル駅にやってきた。

2時間ほどオーバーヴェーゼルで時間を過ごし、10時35分のクルーズ船でローレライを見て2つ先のSt Goarshausenまで。12時半には列車でヴュルツブルクへ向かう。

ヴュルツブルク到着後、4時過ぎに行動開始となったため、とりあえず徒歩で世界遺産のレジデンツへ。写真は庭園で。

同じく、レジデンツの庭園。

キリアン大聖堂をのぞいてから、アルテマイン橋まで。

幸い、橋のたもとにあるもと水車小屋を改装したというレストラン、アルテ・マインミューレのテラス席が空いていたので、そこで夕食。

レストランは売店もやっていた。天気に恵まれ、夕暮れ近い時間。飲み物を買って橋の上でくつろぐ人が多かった。老夫婦の後ろに小さく写っています。

レストランのテラス席で夕暮れを眺める。

今回の旅はローレライ通過時に雨に降られただけ。
美しい夕暮れを何度も見れて、本当にラッキーだった。

9時前かな。橋から駅前の宿まで歩いて戻る。

8月16日（金）

カメラが一台増えたので、私の携帯で撮った写真が少ない。

この日は1日かけて、ヴュルツブルクからローカル線で1時間のローテンブルクへ。ロマンチック街道の、言ってしまえばドイツ観光のハイライトの地だ。ヴュルツブルク〜ローテンブルクでは同じ人を何度となく見たなあ。

2日前にリューデスハイムで会った日本人の団体旅行客にも再会。

ローテンブルクは見ごたえ十分。歩いているだけで楽しく、とてもいい。半日だけでも、丸1日でも、楽しめる。

ところで、行きの電車で検札にきたおばさんが隣の席の若い女の子に英語で通訳させてまで、どうしても説明したかったことがあった。私が見せたのが、券面100ユーロの4人分の往復切符。それが、バイエルン・チケットという1日券を使うとなんと3分の1の額で済んだのだ。

弟が持ってきたガイドブックにも、ちゃんと載っていた。今回、いろいろと準備不足だった…

ふう〜。

子供のころ写真集や本で読んだ、リーメンシュナイダーの彫刻に対面できるとは。

ヴュルツブルクとローテンブルクでは、ちょっと感動した。

弟はさすがに疲れ果てたようだが、家族とやいやい言いながらドイツ旅行できてよかったのでは。

ローテンブルクでの昼ごはんも屋外の木の下の席。ヴュルツブルクでの2回目の夕ごはんは ビュルガーシュピタールにて。残念ながら外の席は予約も多く、2人ならなんとかなるけど4人は無理ということだった。開け放したドアからすぐだったので外が見えるし風が入る席で、気持ちがよかった。

8月17日（土）

フランクフルトからの帰国便が、老夫婦と私は19:40発、弟は20:30ごろということで、ヴュルツブルクで午後4時まで時間があった。

マリエンベルク要塞を見学。アルテマイン橋から20〜30分ほど一直線に上るのがきついといえばきついが、上からの眺めはすばらしかった。

無知を恥じることになったが、ヴュルツブルクは1945年に大空襲を受けて、要塞もレジデンツもそのほとんどが消失したのだそうだ。

要塞の再建が終わったのは、なんと1990年。
ドイツという国の複雑さを思う。

最後の一枚。

最終日、要塞からの下りに撮影。
老人はこの後に寄ったノイミュンスター教会のベンチで一休み。

弟に声をかけられて「あっ」と立ち上がったのだが、脱いでいた帽子をそのまま置いてきてしまったのだ。気が付いたときは時すでに遅し。ドイツは暑く日差しも強かったので、なくしたのが最後の最後でよかったね。

記念に帽子がよく写っている写真です。