2013/08/03 - 2013/08/12
5位(同エリア15件中)
Licodさん
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旅程も中盤に入り、今回のインド旅行の主目的のひとつであるマトゥラーへ。デリーから車を3日間チャーターし、マトゥラー、アグラ周辺を回りました。
マトゥラーは、デリーからタージマハールのあるアグラへ行く途中にある古い町で、古代から交易路の要所として栄えクシャーン朝時代には副首都となり、その時代にそれまでの慣わしである仏像不表現を破りガンダーラと並んで最初の仏像が創始されたところです。
また、ヒンドゥー教にとっては、クリシュナの生誕の地として7大聖地のひとつでもあり、古より宗教色の濃い町です。
【旅行日程】
8/3 成田 → デリー by JAL
8/4 デリー → バラナシ by JetAirways、サールナート
8/5 バラナシ、サールナート
8/6 バラナシ→デリー by JetAirways
8/7 デリー → マトゥラー→アグラ
8/8 タージマハル、ファテープルシークリー
8/9 アグラ → デリー
8/10 国立博物館、クトゥブ・ミナール
8/11 フマーユーン廟、 デリー発 by JAL
8/12 成田着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝7時半にデリーを出発し、アグラ方面に向けて高速道路を南下している途中で休憩した大きな土産物店兼食堂。この日から3日間の車チャーター料は、ドライバー、ガソリン、高速代、駐車場代込みで Rs 7150 でした。
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マトゥラーの手前の町 ブリンダーバン にあるドゥルガー寺院。
今回寄る予定はなかったのですが、ドライバーが、途中の町だし是非見てけというので、少し寄り道しました。 -
デリーより約4時間でマトゥラーに到着。
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寺院近くに車を駐車出来るところがなく、少し離れた所に止め、ドライバーに案内されて歩いていくと聖地の建物が見えてきました。12時に一旦クローズするので、ドライバーも少し時間に焦っていました。
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ヒンドゥー教の聖地 クリシュナ・ジャナムブーミ寺院
ゲートで非常に厳重なセキュリティーチェックがあります。財布とパスポート以外は、ゲートの右手奥にて全て預けます。ボディーチェックは2回ありました。今回の旅行で一番チェックが厳しかったところです。 -
門の上部には、叙事詩『バガヴァット・ギーター』の有名な一場面、クル平原の戦いで、戦意を失いかけているアルジュナを励ますクリシュナ。
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ドライバーもヒンドゥー教徒なので、この寺院を楽しみにしていたようです。クリシュナの御神体に向かって熱心に拝んでいました。カメラを持ち込めないので写真はありませんが、寺院内は広く複数の大小の建物があります。階段を上ると大きな建物があり、どうやら本堂のようです。天井に描かれている細密画は見応えのあるものでした。また、クリシュナの生誕した牢獄跡は、本堂とは別の場所にあります。
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入場時に2度もするボディーチェックするなど、非常に厳重なセキュリティーの理由が当初分かりませんでしたが、クリシュナが生誕した牢屋跡の建物を出て振り返った時に、このヒンドゥー教の聖地にかぶさるようにモスクのドームがあり唖然としました。ここもアヨーディアと同じくイスラム教とヒンドゥー教との紛争が起きていたとは、根深いものがあるんですね。
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続いて、マトゥラー博物館へ
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入場料Rs25とカメラ持込み料Rs20
博物館は1874年に設立され、1930年にこの場所に移動したとのことです。 -
館内は空調設備がなく蒸暑い。来場者は、自分以外にインド人1名のみで貸切り状態でした。
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入口近くにはカニシカ王の立像があります。実に威厳に満ちたマント姿と大きく開いたブーツが特徴のトルソーです。
クシャーン朝は、このカニシカ王の時代に最盛期を迎えました。そして、仏教を厚く保護し、仏教芸術文化がこの地に花開きました。 -
右手一番奥にある先史時代のテラコッタの展示室
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地母神像
紀元前4世紀のテラコッタ -
地母神像
インダス文明の出土品にも類似したものがあります。 -
紀元前1世紀の柱に彫られた菩提樹と法輪、これらが仏陀を表しています。この頃は、仏像不表現の慣わしに従い、まだ仏陀の姿を彫ることは出来ませんでした。
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博物館内様子
クシャーン朝の時代に首都の置かれたガンダーラ地方と副首都のマトゥラーで、ほぼ同時期にこれまでの慣わしを破り仏像の創始が行われました。 -
クシャーン朝時代(1-3世紀)に作製されたマトゥラー仏像
ガンダーラと並び最古の仏像とされるマトゥラーの仏像は、ヘレニズムの影響が大きいガンダーラ仏に比べ、よりアジア的な顔立ちで本当の釈尊の姿に近いのではないかと思いました。 -
クシャーン朝時代に造られたマトゥラー仏を代表する仏像。(2世紀後期)
マトゥラー仏の初期の特徴のひとつである巻貝型(カバルダ)の肉髻 -
マトゥラー仏像の石材の特徴である黄色い斑点がよくわかります。
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クシャーン朝時代初期の仏像
初期のマトゥラー仏の特徴は、右手を上げ、左手は腰か膝に当てながら左肩を少しいからせる溌剌としたポーズ。 -
日本だと国宝に違いない世界最古の仏像が無造作に展示されています。
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マトゥラー仏像 (2世紀)
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マトゥラー仏像(3世紀後期ー4世紀前期)
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時代が下りグプタ朝の時代になると仏像の特徴も初期のものと変わってきます。
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西暦438年に造られた立像。足元に彫られた年号に関する記録から作製年を計算しているようです。
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グプタ朝時代の仏像 (5世紀)
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仏像が彫られたストゥーパ (4世紀)
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樹木に宿る女神 ヤクシニー像
クシャーン朝(2−3世紀) -
ジャイナ教の神 (クシャーン朝時代)
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ヒンドゥー教の神々も展示されています。
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博物館の中庭
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マトゥラー博物館
とても見応えのある博物館でした。 -
チケットカウンターの奥にある売店
記念にミュージアムブックが欲しかったのですが、英語版は絶版となっていました。 -
英語版がなかったので、ヒンズー語版を購入しました。
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博物館をあとにして、ヤムナー川沿いのガートへ向かいました。
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宗教的な建物でしょうか? 細密な彫り物で壁が装飾されていました。
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ヤムナー川に面した長閑なガート
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バラナシのガートとは、雰囲気が全く違います。
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ヤムナー川を眺めていたらボートライディングの誘いがありました。
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ボートライディング 30分Rs150。バラナシよりだいぶ安い。
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ヤムナー川のガート
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ヤムナー川沿いの塔
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ピンク色の寺院が見えてきました。ヴィシュラーム・ガート
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ヴィシュラーム・ガート(Vishram Ghat) は、クリシュナがカンサ王を倒した後、休息した場所と伝えられています。
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ボートより眺めるマトゥラーは、長閑で落ち着きのある雰囲気の街並みです。
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ボートライディングを終え、マトゥラーをあとにしアグラへ向かいました。
また来ることができれば、次回はこの町に泊まって、他のヒンドゥー寺院や古都の面影の残る街並みをゆっくり散策してみたいと思います。 -
マトゥラー地図
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この旅行記へのコメント (2)
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- ラムロールちゃんさん 2013/11/07 09:20:29
- はじめまして
- ご訪問&ご投票、ありがとうございました。
はじめましてなんですが、こちらから一方的には、はじめましてじゃないような・・・。
と申しますのも、4トラベルに登録する前にも、「ゲストさん」で何回も来てまして・・・(^_^;)
スミマセン。
今年インドへ行ってハマってしまって、来年も、インド行きを計画中です。
マトゥラーにも行こうかなと思っているのですが、情報があまりなくて、つい何回も来てしまうのでした。
ピンポイントじゃなく、他の旅行記も拝見しようと思ったら、いきなり二百三高地って・・・。
DVD持ってます。
いつか行きたいと思ってました。
そんなこんなで、またお邪魔させていただくと思いますので、
今後とも、よろしくお願いいたします。
ラムロール
- Licodさん からの返信 2013/11/09 13:23:50
- RE: はじめまして
- ラムロールさん
こんにちは、はじめまして、Licodです。
こちらこそ、ご訪問ご投票いただきましてありがとうございます。
私も去年今年と2年連続でインドへ行きましたが、本当に魅力的なところが
多くて、まだまだ興味が尽きません。
マトゥラーは、おっしゃる通り旅行ガイドブックにもあまり情報が載っていない
日本人にとってマイナーな町ですが、
インド人にとっては、クリシュナの生誕地として、かなりメジャーな
観光(参拝)地のようです。今回の旅行では半日しかいれませんでしたし、
また市内の移動もレンタカーを使ってしまったため、点在するヒンドゥー寺院や
ガート沿いの祠や路地などを見る時間がなく少し心残りがありますので、
次回は丸1日か1泊して、市内をゆっくり散策してみたいとと思っています。
ラムロールさんのインドの旅行記楽しみしております。
今後とも、宜しくお願いします。
Licod
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