美術館巡り：モスクワのプーシキン美術館(27)、トレチャコフ美術館(28)で絵画芸術を堪能。ロシアでしか味わえない内容に感動しました。

2013/08/02 - 2013/08/05

今日はモスクワの２大美術館を訪問します。芸術作品鑑賞三昧です。

◎クレムリンに近い場所に、プーシキン美術館(27)あります。
Pushikin．State．Museum　Of　Fine　Art
プーシキン美術館（英語）http://www.museum.ru/gmii/defengl.htm

モスクワの救世主ハリストス大聖堂の北、ヴォルホンカ通りをはさんだ場所にあり、ヨーロッパ最大の美術館であり、収蔵品の数は約10万点でエルミタージュ美術館に次ぐ世界2位。の分館
ここの新館に、西洋絵画が纏めて展示されてます。モスクワのお目当ての一つでした。
プーシキン美術館展が、今、日本で開催中なので、そこに出張分は不在です。日本で観るしかない。

◎トレチャコフ美術館(28)は撮影禁止ですが、主だったものを紹介
日本にも、トレチャコフ美術館展、イリヤ・レーピン展が東京・渋谷文化村美術館で開催されたことあり。懐かしく観た作品もいくつかあった。

エリア モスクワ(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 鉄道 徒歩

立派なプーシキン美術館本館(27)とは、通りを挟んで隣に、え、これが入口みたいな佇まいで分館があります。19-20世紀欧米美術ギャラリーは3階建。

美術館内レイアウト
http://www.newpaintart.ru/exposition/?lang=en
コレクション
上記リンク先の各室をクリックすると絵画像が見れます。

b

ピサロ
CAMILLE PISSARRO1898　「オペラ大通り、雪の効果、朝 L'avenue de l'Opera. Snow. Morning」プーシキン美術館蔵
http://www.newpaintart.ru/artists/p/pissarro_c/357_foto_1_01.jpg
#本作はオペラ大通りが白く霞む様子をよく捉えてる。遠近法の消失点、オペラ座はほとんど見えない。馬車、人は簡略表現。道に映る影や光の反射も含め、しっかり観察して、細やかな筆使いになっている。

ピサロ
CAMILLE PISSARRO1897　「エラニーの秋の朝 Осеннее утро в Эраньи」プーシキン美術館蔵
http://www.newpaintart.ru/artists/p/pissarro_c/autumn_morning.php?lang=en
#右側の大きな樹木の垂直性と、農家から森へ繋がる水平線が交わる安定した構図。
#1880年代印象派から点描主義へ大きく転換した。

ルノワール1876　「座った裸婦　Nude」プーシキン美術館所蔵
http://www.newpaintart.ru/artists/r/renoir_p_a/nude.php?lang=en

ルノワール（図録より）

ルノワール1880-82年『Bouqut of Chrysanthemums and a Japanese fan』プーシキン美術館所蔵

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ルノワール1880-82年　『黒い服の娘たち』プーシキン美術館所蔵
http://www.newpaintart.ru/artists/r/renoir_p_a/229_foto_1_02.jpg
#主役二人の女性の濃紺の服装、帽子のグラデーションと右下のオレンジ色が響きあう。左の女性の筆は密度が高いが、その他は簡略化されている。

ルノアール1876　○2018「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの庭で」プーシキン美術館所蔵
http://www.newpaintart.ru/artists/r/renoir_p_a/325_foto_1_02.jpg
＃2018年「プーシキン（モスクワ）展」（都美術館にて）で来日実績あり。

ルノアール（図録より）

ゴッホ1890　『背景に馬車と列車のある風景』プーシキン美術館所蔵

ゴッホ1888 『サント・マリー・ド・ラ・メールの海』プーシキン美術館所蔵

ポールシニアック1909 「Pine Tree at Saint-Tropez」プーシキン美術館所蔵
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セザンヌ
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セザンヌ1895 『桃と梨のある静物　Peaches and Pears』プーシキン美術館所蔵

セザンヌ1888-90　「ピエロとアルルカン Pierrot and Harlequin」プーシキン美術館所蔵
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セザンヌ
http://www.newpaintart.ru/artists/s/cezanne_p/711_foto_1_02.jpg

セザンヌ

セザンヌ
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ゴーギャン1888 「アルルの夜のカフェ　Caf at Arles」プーシキン美術館所蔵
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ゴーギャン1892　「嫉妬するの？　"Aha Oe Feii?" ("What? Are You Jealous?")」
プーシキン美術館所蔵

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ゴーギャン　「自画像」プーシキン美術館所蔵
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ゴーギャン　「果物の収穫」

ゴーギャン1896　「テ・アリィ・ヴァヒネリ…(マンゴと女)」プーシキン美術館所蔵
Ne Arii Vahine (The Queen, the King's Wife)　
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＊マネ作の「オランピア」を意識した作品で、黒いオランピアと呼ばれた。ゴーギャンが最も美しいと感じたのは、南洋の裸婦たち。

ゴーギャン1891　「TE TIARE FARANI」プーシキン美術館所蔵
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ゴーギャン1892　○2018《マタモエ、孔雀のいる風景》」プーシキン美術館所蔵
＊2018「プーシキン展」（都美術館）で来日
＊2013「プーシキン展」（横浜美術館）で来日

オディロン・ルドン1911年　「
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モーリス・ドニ
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ドガ1898　「青色の踊り子　Blue dancers」プーシキン美術館所蔵
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シャガール
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ピカソ
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ピカソ1905　「Young Acrobat on a Ball」プーシキン美術館所蔵
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ピカソ1903　「Old Jew and a Boy (Blind Beggar with a Boy)」プーシキン美術館所蔵
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ピカソ　「ハイメ・サバルテースの肖像」プーシキン美術館所蔵
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ルソー1910　「アメリカひょうに襲われる馬　Jaguar Attacking a Horse」プーシキン美術館所蔵
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＊2018年、プーシキン（モスクワ）展（都美術館にて）で来日実績あり。

ルソー「セーブル橋とクラマールの丘、サン＝クルーとベルヴュの眺め」プーシキン美術館所蔵
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ユトリロ　「モンマルトル」
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ユトリロ
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アンドレ・ドラン1910　「The Old Quarter in Cagnes」プーシキン美術館所蔵
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マチス1912 ○2013「金魚」プーシキン美術館所蔵
♯2013年「プーシキン美術館展」（横浜美術館）で来日
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マチス
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マチス　「ダンス」プーシキン美術館所蔵
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マチス　「THE ARTIST'S STUDIO」プーシキン美術館所蔵
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マチス1909　「タンバリンを持つスペインの踊子』プーシキン美術館所蔵

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マチス
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マチス1908　「ヴェネツィアン・レッドの静物』プーシキン美術館所蔵
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マチス　「Figurine and Vase on Oriental Carpet 」プーシキン美術館所蔵
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マティス1896　『The Bottle of Schiedam』プーシキン美術館所蔵

ピエール・ボナール
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LUIGI LOIR　　1885年作
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FERDINAND GEORG WALDMULLER　1844年作
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ウインターハルター　FRANZ XAVER WINTERHALTER1837　『Portrait of a Young Girl in White』プーシキン美術館所蔵
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OSWALD ACHENBACH 1880年作
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トロワイヨンCONSTANT TROYON　　1851年作
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コロー1870年　「マリエット・ガンバール」プーシキン美術館所蔵
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コロー　　1870年作
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コロー　　1834年作
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コロー　「ディアナの水浴」プーシキン美術館所蔵

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フランシスコ・ゴヤ　1834年　
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ルノワール1877　○2013「ジャンヌ・サマリーの肖像」プーシキン美術館所蔵
＃2013「プーシキン展」（横浜美術館）で来日。

ピカソ1901　『アルルカンと女友だち』プーシキン美術館所蔵

モネ1899　○2018「白い睡蓮」プーシキン美術館所蔵
＃2018年、「プーシキン（モスクワ）展」（都美術館）で来日実績あり。

アングル1841 ○2013「　聖杯の前の聖母　」プーシキン美術館所蔵
♯2013年「プーシキン美術館展」（横浜会場）で観てきました。

以下、美術館巡り トレチャコフ美術館(27)
ロシア文化、千年以上の歴史ある陳列品あり。

彫像は、トレチャコフ像。

イワン・クラムスコイ1883　○2018「忘れえぬ女（ひと）」トレチャコフ美術館所蔵　　75.5×99cm
＃2018年「トレチャコフ美術館展　ロマンティックロシア展」（文化村）で再来日。
＃2009「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア展 」（Bunkamura）で来日した名品

＊これは最も有名な絵。
その姿は、曖昧な表情のなかに放漫さと孤独、高慢さ、そしてこどものような危うさを秘めていて、観る者を魅了し惹きつける。

イリヤ・レーピン1872　○2012「”イリヤ・レーピン夫人の像”」トレチャコフ美術館所蔵
＃2012年「トレチャコフ美術館　イリヤ・レーピン展」（渋谷文化村）で来日
＊当初は眼を開けて書き始めたが、美しい瞳を閉じた顔で仕上がった。

レーピン1887　「自画像] トレチャコフ美術館所蔵

イリヤ・レー1881　○2012「作曲家m.p.ムソルグスキーの肖像」トレチャコフ美術館所蔵
＊2012年渋谷文化村に「トレチャコフ美術館　イリヤ・レーピン展」時来日

レーピン1872 ○2012『浅瀬を渡る船曳き』トレチャコフ美術館所蔵
＊2012年渋谷文化村に「トレチャコフ美術館　イリヤ・レーピン展」時来日

レーピン1879 ○2009『あぜ道にて―畝を歩くヴェーラ・レピーナと子供たち』トレチャコフ美術館所蔵
＊2009年「トレチャコフ美術館　忘れえぬロシア展」で来日。

シーシキン1889 「松森の朝」トレチャコフ美術館所蔵（図録より）

スリコフ1887　「モローゾワ婦人」トレチャコフ美術館所蔵

v.a.トロピーニン1823　「刺繍をする人　」トレチャコフ美術館所蔵
＊この人物の持つ精神の柔軟さと温かい思いやりを表現。

ワスネツォフ1898 「勇士」（図録より）