2010/10/21 - 2010/10/23
20789位(同エリア29295件中)
OHBYさん
信州長野県に住んでいたこともあり、私には長野県は第二の故郷のようなものです。その信州長野県にある国宝5件を2日で巡ってきました。
今度は、のんびり巡ろうと思いましたが、いつもの通りせわしなく巡る旅となってしまいました。
特に上田市塩田地域は、信州の鎌倉と呼ばれるように歴史的な見所満載で時間をかけて回りたい場所でした。
今回は、JR東海の信濃路フリーきっぷを使用しました。
このきっぷは、フリー区間までの往復特急しなのの指定席を利用でき、5000円分のタクシーチケットが付いています。また、松本の周遊バスと長野善光寺と松代までのバスが乗り降り自由となっています。協賛店では、割引など特典も付いています。お得なきっぷです。
http://railway.jr-central.co.jp/tickets/topics/shinanoji-free/index.html
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- レンタカー タクシー 新幹線 JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
仕事を終えて、名古屋を最終の特急しなの25号で松本に向かいます。
21:48に松本に着き、宿泊先であるエースイン松本にチェックインしました。駅から徒歩1分の場所にあり便利です。
朝食付きで5400円、普通のビジネスホテルです。
泊まるだけなので、これで十分です。 -
松本駅を7:48発の大糸線で信濃大町に向かいます。
信濃大町駅に8:52に着きました。
駅舎にある観光協会で、タクシーチケットを受け取ります。 -
タクシーチケットを使って最初の国宝である仁科神明宮に向かいました。
-
木々に囲まれた参道を通り本拝殿に向かいます。
静寂な神社で私一人しかいません。
空気が、とても神聖な感じがします。 -
誰も人がいませんので、国宝の仁科神明宮を独り占めしたような気分です。
長野県に住んでいたことがある私もこの仁科神明宮が国宝であることばかりでなく、存在も知りませんでした。 -
タクシーの運転手さんに薦められ、仁科神明宮近くにある重文の盛連寺観音堂へ寄りました。
観音堂だけで何も無い重要文化財です。住職がいないとこんな風になってしまうのですね。寂しい重文です。 -
神仏習合の神社です。
写真を撮り忘れましたが、鳥居と三重塔が並んでいる風景、そして拝殿と観音堂が横に並んでいる光景は、「ここは神社?お寺?」といった感じです。
これは、本当に迂闊でしたが、重文に指定されている本殿を見てくるのを忘れてしまいました。この本殿は、以前国宝に指定されていたそうで、是非とも見たかったのに残念でなりません。
あと、この若一王子神社は、10歳までの子供が行う流鏑馬が開かれることで知られているようです。
また、境内を自分の体くらいある大きなごみ袋を持って、ごみ拾いをしている保育園児がいました。すばらしいことだと思いました。 -
茅葺の本堂です。
-
信濃大町駅にタクシーで戻りました。料金7100円。
5000円分のタクシーチケットを使って、差し引き2100円でした。
信濃大町駅を10:50発で松本に向かいます。
11:47に松本に到着し、12:00の周遊バスに乗って大名町で下車、なわて通りと蔵のまち中町を散策しました。
元松本市民でありながら、ここを知らず、今回初めて中町を歩きました。
趣のある通りです。 -
何度も訪れている国宝松本城です。
今回の旅で2つ目の国宝です。
いつ見ても美しいお城です。 -
久しぶりに中に入ってみます。
急な階段です。
高さもあり上り下りが大変です。
膝が・・・・・。
痩せなければ! -
現在の開智小学校裏に重文の旧開智学校があります。
すばらしい建物ですねぇ。
美術館のような感じです。 -
信州に来たら、やはり蕎麦を食べないといけないですね。
松本駅ビル内のお店で食べました。
蕎麦が、短くてズルズルっとすすれなかったのが少々残念でした。 -
松本駅を14:04発の特急しなの11号で長野に向かいます。
途中、姨捨駅付近では、日本三大車窓の一つである善光寺平の眺めを見ながら向かいます。
特急しなのでは、善光寺平が見られる場所が近づくと車内放送で案内をしてくれますので、寝ていなければ見られます。 -
長野駅に定刻の14:52に到着しました。
善光寺を模した長野駅舎しか知らない私には、長野駅ではないような感じがしました。
バスで善光寺へ向かいます。善光寺大門バス停で下車し参道を歩きます。
仲見世には、いろいろなお店が建ち並んでいます。
ここでは、やはりソフトクリームということで、そばソフトクリームを食べました。
美味しいです。お試しを。 -
仲見世を通り抜けると大きな山門が見えてきました。
重文の善光寺山門です。大きい山門を見ていると中に人の姿が見えました。
山門の中に入れるのかなぁと思い行ってみたら、特別拝観中と書いてあり、中に入ってみました。山門の中に入るのは、初めてです。
写真撮影禁止のため、写真はありません。 -
いよいよ本堂です。
今回の旅で3つ目の国宝です。大きな建物です。
当然、戒壇巡りもしてきました。 -
お参りしたあとモンブランソフトクリームを食べました。
栗のソフトクリームでおいしかったです。 -
山門での説明が長く、予定を30分遅れになってしまいました。
長野新幹線、別所線を乗り継いで別所温泉に向かいました。
結局、18:04に別所温泉駅に到着しました。すでに真っ暗です。
宿泊先は、斉藤旅館です。
一人旅で2食付で露天風呂有りの宿は、ここだけしかありませんでした。
10畳の部屋で、貸切風呂無料、9部屋のみでアットホームな宿です。
温泉は、自家噴泉の単純硫黄泉で、腐卵臭(硫黄)がする温泉でした。
ほとんど露天風呂も内湯も貸切状態でした。
とてもいい温泉でした。 -
旅も最終日です。
朝8:00にチェックアウトして、北向観音へ向かいます。
まずは、手を洗い口をすすぎます。
この手水舎は、水ではなく、暖かい温泉です。
別所温泉の腐卵臭(硫黄臭)が、かすかにします。 -
善光寺と向き合っているお寺です。
善光寺にお参りしてきたから、これで方参りになりません。 -
この温泉薬師瑠璃殿は、別所の温泉で病気が治るという信仰があるそうです。
-
楽しみにしていた安楽寺へ向かいます。
まずは、本堂にお参りします。
八角三重塔が国宝なのに対して、本堂は新しい建物ですね。
拝観料を支払い、いよいよ八角三重塔へ向かいます。 -
イチオシ
今回の旅で4つ目の国宝で、一番見るのを楽しみにしていた安楽寺八角三重塔です。
美しいです。
シンプルでありながら、どっしりとしてお墓の中に佇んでいます。
この国宝の三重塔は、本当にすばらしいです。
さすが、納得の国宝で三大三重塔です。 -
このような三重塔を見るのは初めてです。
実に素晴らしいです。 -
国宝の八角三重塔を後にして、常楽寺へ向かいます。
日本に二基しかない国の重要文化財に指定されている石造多宝塔です。
多宝塔は、多々見てきていますが、この形が本来の姿だそうです。 -
常楽寺を後にして、まっすぐ歩くと一般駐車場があります。
そこから、信州の鎌倉シャトルバスが発車します。
9:15発のシャトルバスで中禅寺まで狭い道を通っていきます。
重文の中禅寺薬師堂にお参りします。
中には、やはり重文の木造薬師如来坐像が安置されています。 -
次のバスが車で時間がありましたので、前山寺まで歩いていきます。
参道を歩いて境内まで行きます。 -
拝観料を支払い境内に入ります。
まずは、予約していた「くるみおはぎ」を食べに庫裏に向かいます。
案内された場所に座り、庭と塩田平の景色を眺めます。 -
くるみおはぎ登場です。
胡桃だれの上に裸のおはぎが乗っています。
初めてのおはぎです。
口直しの漬物が良かったです。 -
重文の三重塔です。
「未完成の完成塔」と呼ばれています。
均整が取れた美しい塔ですが、何かが足りない。
縁と手すりがありません。 -
アップで見ると貫が突き出ているだけです。
これは、「未完といわれるこの塔を見ていると己の未完を感じる。
どんな人にも可能性があること、生涯学び続けることの大切さを教えています。」
とのことです。
これが「未完成の完成塔」と言われる所以なのですね。 -
イチオシ
参道を戻ると塩田平の見晴らしが良かったです。
-
前山寺を後にして、上田駅に行き駅のレンタカーで回ることにします。
乗り継ぎが余り良くなく、待ち時間だけでも90分以上となる予定だったので、時間節約のためにレンタカーを利用しました。
まずは、信州で最後の国宝を目指すため、大法寺へ向かいました。
丘を登ったところにある第一駐車場に車を停めました。
上田駅から約25分ほどでした。
ここも安楽寺と同じように、本堂は余り古い建物ではないですね。
国宝建造物があるお寺の本堂は、得てしてこういうものなのですね。 -
この観音堂に十一面観音と須弥壇があります。どちらも重文です。
拝観するには、申し込みが必要で有料です。
内部の撮影は禁止されています。
観音堂の左奥に国宝の三重塔が見えています。 -
今回の旅で最後の国宝建造物です。
振り返ってみてしまうほど美しい塔で、「見返りの塔」と呼ばれています。
確かに美しいです。 -
私も駐車場へ戻るときに、無意識に振り返ってしまいました。
-
信濃屈指の神社へ寄りました。
由緒正しい神社のようです。
七五三の宮参りで賑わっていました。 -
この夫婦欅は、穴の内側の右に男の子、左に女の子の根っこがあります。
-
生島足島神社を後にして、北国街道の海野宿へ向かいました。
重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)の海野宿を散策します。
重伝建の町並みは、やはりすばらしいですねぇ。
出来ることならば、車が通らなければなお良いのだが、ここには一般の人も暮らしているので勝手なのことは言えませんね。
この海野宿でもくるみおはぎを頂けるお店がありました。 -
さすが重伝建です。
美しい町並みです。 -
2階部分の格子が海野格子です。
長短二本の格子を組み合わせた模様が美しいです。 -
立派な卯建ですねぇ。
-
海野宿を後にして、お目当ての「道の駅 雷電くるみの里」へ行きました。
ここの目的は、くるみソフトクリームです。
そして、くるみのお土産を数点購入しました。 -
くるみソフトクリームがありましたので、早速試してみました。
非常に美味しかったです。
絶品でした。
お勧めのソフトクリームです。 -
江戸時代、無類の強さを誇ったといわれる大関 雷電の像が、道の駅にあります。(当時は、横綱の位が無く大関が最高位)
雷電は、ここ東御市の出身で道の駅の近くに雷電の生家もあるようです。
道の駅に雷電資料館もあり、無料で見ることが出来ます。 -
国分寺史跡公園から徒歩数分のところに、信濃国分寺があります。
立派な本堂です。
どことなく善光寺に似ていると感じるのは私だけであろうか。 -
今回の旅で最後の歴史的建造物の信濃国分寺三重塔です。
今まで見てきた塔よりも新しい塔のようです。
この塔を見て上田駅へ向かいレンタカーを返却し、帰路に着きます。 -
上田駅から長野新幹線で長野へ行き、特急しなの24号に乗りました。
そのしなのの車内販売で駅弁を買いました。
秋を感じる弁当です。マツタケが2切れ入っていましたが、香りは飛んでいました。
駅弁だから仕方ないですね。
今回は、のんびりと国宝を見学するつもりでしたが、あれも見たい、これも見たいということで、結果的には毎度御馴染みの「せわしなく巡る旅」となってしまいました。
帰ってきたときには、相当疲れを感じました。
段々、無理が利かなくなってきました。
体のためにも次回の旅は、のんびりとゆっくり巡る旅にしたいものです。
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