2013/07/16 - 2013/07/16
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j-ryuさん
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☆福島県の季節の移り変わりを山野草や風景を中心に紹介しているブログ「福島・四季・彩々」、このシリーズも回を重ねもうPart,27です。良かったらのぞいてみて下さいね(^^♪。
※日々連載中です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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☆隣り村の大滝川渓流沿いの林でミヤマカラマツが花盛りでした。
ミヤマカラマツ(深山唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)は全国に分布し亜高山帯下の渓流沿いややや湿った林縁に自生します。
花が唐松の葉に似て、深山に生えるのでミヤマカラマツと呼ばれますが、う〜ん、カラマツには似ているような似てないような・・・(^_^;);。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/14 -
☆ミヤマカラマツは草丈は30〜40cmほど、花に見えているのは全てオシベ&メシベです。
オシベの花糸の基部は極端に細く、メシベはこん棒型でピンク色タイプもあります。
オシベもメシベも白だと肉眼ではよう見分けが付きません。
キンポウゲ科らしく元々花は無く蕾の頃はガクに包まれていますが、ガクは開花と同時に落ちてしまいます。
オシベも受粉後に落ちてしまいメシベだけが残ります。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/14 -
☆大滝川渓流の花第3弾はウリノキ(瓜の木/ウリノキ科ウリノキ属)です。
ウリノキは北海道〜西南諸島、東アジアに広く分布し山あいの谷筋などに自生します。
何度も訪れている大滝川渓流ですがウリノキの花は昨年初めて知りました。
と言うより、一度見たら絶対忘れないような個性的な花ですが
葉っぱには見覚えがあるのに花には全く気づきませんでした(^^);。
樹木の花ということもあり山野草図鑑では見たことがありません。
花が葉っぱの影に隠れるように咲いているのも要因ですが、やはり観察力の欠如が最大の要因です(-"-)。
樹高は2〜3m、葉っぱが瓜の葉に似るのでウリノキだそうです。まったく似てなくもないけど、そっくりでもないかな(^^);。
それより蕾がぶら下がる様子はヘチマやキュウリがなっている感じに似ています。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/16 -
☆大滝川渓流沿いや隣接する森ではエゾアジサイが花盛りです。
エゾアジサイ(蝦夷紫陽花/アジサイ科アジサイ属)は主に北海道〜本州の日本海側(京都以北)に分布し湿気のある山の斜面や沢沿いに生えます。
福島県では会津地方など日本海水系の地域はもとより大滝川渓流のように分水嶺を越えた太平洋水系の山にも自生しています。
しかし阿武隈山系〜太平洋側では見られません(たぶん)。
山紫陽花(ヤマアジサイ)の亜種(変種)とされ樹高は1〜2mくらいとヤマアジサイより大きくなり葉は全体に大きく丸みがありますが園芸種のようなな光沢は無ありません。
花色(装飾花)は爽やかな青系が多く、稀に薄紅色もあります。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/15 -
☆近くの谷地でイヌゴマが見頃でした。
イヌゴマ(犬胡麻/シソ科イヌゴマ属)は全国の湿地やジメ地に自生し草丈は50〜100cmとシソ科の中ではかなり大型で茎には豪毛が生え触るとチクチクして痛いです。
種が胡麻に似ますが食用には向かないのでイヌゴマと呼ばれています。
花には甲虫のマメコガネやシロスジカミキリムシも見られました。
シロスジカミキリは本州〜九州に生息する日本最大級のカミキリムシです。
名前は白筋ですが実際は黄色い筋模様です(^^);。
クリ、クヌギ、シイ、ヤナギ、キリなどの樹皮をかじって食べたり樹液を吸うようですが、イヌゴマには何の用件だろう??
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/17 -
☆今年も近くの田んぼの土手でクサレダマ(草連玉/サクラソウ科オカトラノオ属)が見頃になりました。(写真黄色の花)
毎年言ってますが、決して『腐れ玉』ではありませんからね(^_^);『草・連玉』ですよ。
地中海原産のマメ科の植物でエニシダに似たレダマというのがあり、それに似ていると言うので付けられた名で花色が黄色というだけで全然似ていません(-"-)。
何も発音が『腐れ玉』に聞こえる変な名前にしなくてもね〜。
レダマは江戸時代初期に渡来たそうですが寒さと湿度に弱く全国的にはあまり定着はしなかったようです。
クサレダマの別名はイオウソウ(硫黄草)で腐れ玉よりはいいかも(^^);。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/18 -
☆隣り村の羽鳥湖高原の湿地のカキランが見頃になりました。
でもこのカキランはみな我が家の庭のカキランです。もちろん羽鳥湖の湿地にもポツポツは咲いていますが残念ながら我が家の庭のような群生は見られません。
カキランは全国、朝鮮半島、中国に分布し、山野の日当たりのよい湿原、ジメ地などの湿り気のある場所に自生しその渋い柿色の花からカキランと呼ばれます。
我が家のカキランは35年ほど前、羽鳥湖高原の湿地から採って来たものが少しずつ増えたものです。
今なら盗掘でしょうが、親の世代は山野草も山菜も同じ感覚だったのでしょう(ーー);。
大きな声では言えませんがお蔭様(?)で我が家には今となって貴重と言われる山野草がけっこう見られます。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/19 -
☆ナツツバキ(夏椿/ツバキ科ナツツバキ属)は宮城県以南〜九州、朝鮮南部に自生し別名・シャラノキ(娑羅樹)とも呼ばれています。
樹高は10mほどでツバキ科ですが、常緑ではなく冬には落葉します。
木肌がサルスベリのようにツルツルしているのも特徴です。
樹形や花が美しいので公園や庭の木としても植えられているので都市部でも見る機会が多い樹木です。
花の大きさは5cm、一日花なので一斉に開花することはなく次から次と咲いていきます。
山を歩いていて木の存在に気が付かなくても花のシーズンになると花がたくさん落花してしているのでそも存在に気付かされます。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/68387602.html -
☆バイカツツジ(梅花躑躅/ツツジ科ツツジ属)は北海道南部〜九州に分布し低山の林縁などに自生しますが、自生地は限定的です。
樹高は1〜2m、花の大きさは1,5cmほど、葉の下に隠れるように咲くので下から見上げないとその存在に気付かないかも知れません。
梅型の白い花に赤い斑点模様がありますが、この模様には個体差、地域差があり模様が濃いもの、薄いもの、全体にあるもの、半分だけあるものなど様々です。
5本のオシベの中、下3本が長く上向きにカールしているのも特徴です。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/68387602.html -
☆隣り村の湿った山の斜面でチダケサシの群生が見頃になりました。
チダケサシ(乳茸刺し/ユキノソタ科チダケサシ属)は本州〜九州の田んぼの土手、谷地、林縁、湿った草原などに自生し高さ1mほどの長い花茎を伸ばし白色やピンクの泡粒のような花を咲かせます。
長野県ではこの長い花茎に乳茸と呼ばれるキノコを刺して持ち帰ったのでチダケサシの名が付いたと言われますがローカル名がなぜ標準名になったのかは不明です。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/21 -
☆隣り村の渓流沿いでバイケイソウが見頃になりました。
バイケイソウ(梅蕙草/ユリ科シュロソウ属)は花がウメ葉がケイランに似ていることから付いた名前でヨーロッパ、シベリア、東アジア、アリューシャン列島、アラスカ、日本では高地の湿地帯や湿った林内、渓流沿いなどに自生し草丈は1mを超える大型の山野草です。
バイケイソウは先月末紹介したコバイケイソウの仲間で花が咲くまでは瓜二つで、判別できないくらいそっくりです。
大きな違いは花の色と花の大きさで、コバイケイソウは花径は約8mmで花色は白、バイケイソウは花径は2cmと大きく花色は白ですが黄緑の筋が入りハナビラの外縁がギザギザしています。
花期はバイケイソウがやや遅く咲き出します。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/22 -
☆今年も隣り町との境界にある大池で大賀ハスが見頃になりました。
大賀ハスとは、昭和26年3月、千葉県検見川東京大学グランド地下より発見された3粒の蓮の実が、蓮の権威者大賀一郎博士に依り、約2000年前のものと鑑定され、その年の5月発芽し、翌年7月18日見事に開花したそうです。
その後、千葉公園に移植され、毎年、薄紅色の美しい花を咲かせその種が各地に寄贈され縄文のロマンが日本はもとより世界各地でも楽しめるようになったそうです。
ハス(蓮/ハス科ハス属)はインド〜アジア原産と言われ美しい花は元より根、葉、茎、実と余すことなく利用され、仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる姿を仏の智慧や慈悲の象徴とされきました。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/23 -
☆大賀ハス咲く池沿いの草地でネジバナも花盛りでした。
ネジバナ(捩花/ラン科ネジバナ属)は北海道〜九州、東アジアに広く分布し、明るければ乾燥地から湿地地まであまり場所を選ばず、ラン科の中でも最も適応力の高い丈夫な種です。
そんな中でも明るく湿った土地が一番好きなようでときに大群落を形成します。
花期は春〜秋まで様々ですが夏咲きが一番多いようです。
ぱっと見はどれも同じようですがよ〜く見てみると捩れ方にそれぞれに個性があり、見比べてみるのも面白いですよ。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/24 -
☆チョウトンボ(蝶蜻蛉 /トンボ科)は本州〜九州、東アジアに生息し平地から丘陵地にかけての植生豊かな池や沼などで見られるトンボで。
日本で見られる最も美しいトンボの一つだと言われてます。
チョウのようにひらひらと飛ぶので付いた名前ですが観察しているとけっこうスイスイ飛び回り、飛んでいる状態での撮影はかなり厳しいです。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/68405366.html -
☆隣り村の湧き水流れる田んぼではオゼイトトンボ(尾瀬糸蜻蛉/イトトンボ科オゼイトトンボ属)が見られました(たぶん)。
オゼイトトンボは東北日本の特産種で、北海道及び本州では南限が茨城・栃木だそうです。
山地の湿地生植物がよく繁茂する、湿地的な池沼や湧水、小川などに生息します。
エゾイトトンボやアマゴイイトトンボなどと似るのでど素人の私には大変悩ましい判別ですが、一応オゼイトトンボだろうと思います(汗)
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/68405366.html -
☆エゾトンボ(蝦夷蜻蛉/エゾトンボ科エゾトンボ属)は主に寒冷地の湿地などで見られ西日本では稀だそうです。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/68405366.html -
☆今年も里山がヤマユリの甘い香りで包まれました。
ヤマユリ(山百合/ユリ科ユリ属)は森や野原などに自生し
草丈が1m〜1m50cm花径は20cmにもなる世界最大級の大型ユリです。
日本を代表するユリですが、自生地は近畿以北〜青森(北陸は除く)に限られ近畿では数が少なく、京都で野生種は絶滅したと言われてます。
私の地域で山に咲くユリと言えば黙っていてもヤマユリを指すほどごく普通に見られるユリですが、思いのほか分布域が狭いのは不思議です。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/26 -
☆今年も近くの里山でシデシャジンが見頃になりました。
シデシャジン( 四手沙参 /キキョウ科シデシャジン属)は本州以南の林縁や森に広く分布しますが自生地は限ら目にする機会は少ないようで、秋田や鹿児島は自然豊かだと思いますが、なぜか絶滅したとされています。
福島県では絶滅危惧種の指定はされていませんが自生地はあまり多くないようです。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/27 -
☆隣り村の山あいでトリアシショウマが見頃になってきました。
トリアシショウマ(鳥脚升麻/ユキノシタ科チダケザシ属)は主に中部以北〜北海道の夏緑広葉樹林域の林縁・草原などに自生します。
芽出しの頃、芽が鳥の脚のような形をしているので付いた名前のようですが
他の仲間も似たような芽出しなので、この形状だけで判別は難しいです。「升麻(しょうま)」は元々葉が麻に似ているので付けられた中国の薬用名です。
チダケザシ属の仲間はどれも良く似ていて見極めが難しいく中には交雑種ではないかと思われるものもあり様々な見分け方が紹介されていますが正直分かりにくいです(-"-)。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/68414547.html -
☆葉の付き方はトリアシもアカショウマも基本的には3回3出葉ですが、アカショウマの葉先が細くなると言う見分け方も紹介されていますがトリアシショウマも細くなるのでこの説はやや怪しいです。
一番分かりやすいのは総状花序です。
アカショウマは1本の花茎から何本かが枝分かれ、その枝に花を咲かせますが、トリアシは1本の花茎が何本かに枝分かれし、その枝がまた小さく枝分かれして花を咲かせます。
アカショウマも枝の枝が少し枝分かれすることもありますがトリアシショウマのように細かく枝分かれすることはありません。
なので遠目の印象だとトリアシショウマの総状花序の方が少しゴチャゴチャに見えます。
ただトリアシショウマとチダケサシ両方の特徴を持つ種があり、このタイプをウスベニトリアシショウマと分類する場合もあるようです。
どちらにしても見分けが難しいのは間違いありません(-"-)。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/68414547.html -
☆隣り村の高原でようやくヤマブキショウマ(雄株)を見つけることがでました。
ヤマブキショウマ(山吹升麻/バラ科ヤマブキショウマ属)は葉がヤマブキに
花がショウマ(升麻)の仲間に似ているのでヤマブキショウマでほぼ全国の山地〜高山帯の林縁や草地に自生し、雌雄異株です。
草丈は1mほどあり(花序を含めると2m)、他のショウマ類よりかなり大型の株です。
しかし、他のショウマ類の多くがユキノシタ科なのに対し、ヤマブキショウマはバラ科であるのが決定的な違いです。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/29 -
☆ノギラン(芒蘭/ユリ科ノギラン属)は全国の里地〜亜高山のジメ地や裸地化した崖状の場所などに自生します。
けして珍しい植物ではないようですが、地味目な色なので見落としていたのか、近辺では数が少ないのか昨年初めて見ることができました。
ショウジョウバカマに良く似たロゼット状の草丈は5cmほどですが、そこから10〜30cmの花茎を伸ばし小さな星型の花を穂状に咲かせます。
ハナビラは薄緑や薄橙色でオレンジ色のオシベが印象的です。
芒(ノギ)とはススキや稲などイネ科の植物のことで花がススキ(薄、芒)やオギ(荻)に似るところによります。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/68421525.html -
☆隣り村の湿地でオオヤマサギソウ(大山鷺草/ラン科ツレサギソウ)を見つけました。
オオヤマサギソウは日本全土の山地〜亜高山の林縁や湿地などに生え草丈30〜70cm、茎の下部に5〜20cmの大きな葉が2枚、それより上に2〜7枚の苞状葉があり緑白色の花を穂状に多数つけます。
唇弁は舌状で後方に曲がり、側萼片は鎌状で左右に開き距は細長く2?ほどあり後方に突き出します。
サギソウの仲間ですが、繊細なサギソウ(鷺草/ラン科ツレサギソウ属)には
あまり似ていないかも(^^);。
渋いランですが25都府県で絶滅危惧種に指定している貴重なランです。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/68421525.html -
☆隣り村の湿地でモウセンゴケの花が咲き始めました。
モウセンゴケ(毛氈苔/モウセンゴケ科モウセンゴケ属)は北半球および日本全国の低地〜高山の湿地帯に自生し葉っぱに密生した粘毛から粘液を出し虫を捕獲して栄養にする食虫植物です。
名前にコケと付きますが、コケ類とはまったく違う種子植物の仲間です。
日当たりのよい場所に育つモウセンゴケは粘毛が赤く色づき、群生している場所では緋毛氈(ひもうせん)を敷いたように見えることから、毛氈苔と呼ばれます。
東京、神奈川、山梨、和歌山、徳島では絶滅危惧種?類になっています。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/31 -
☆モウセンゴケは草丈(葉の部分)は3〜5cmほどですがそこから8〜15cmほどのヒョロヒョロした花茎を伸ばし2mmほどの小さな花を咲かせます。
花は午前中だけ咲く一日花(半日花?)で蕾が順繰り開花していきます。
花茎がこんなにヒョロヒョロ長いのは受粉を助けてくれる虫が間違って粘液にくっつかないようにとモウセンゴケのささやかな気遣いなんでしょうかね?
でも、受粉が済んだら知らんぷりして食べちゃったりして(笑)。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/07/31 -
☆隣り村の小さな沼でアギナシが咲いていました。
アギナシ(顎無し/オモダカ科オモダカ属)は日本各地、東アジアの山あいの
湖沼、湿地、ため池などに広く分布し、自然度が高い土地を好むようです。
環境省のレッドリストでは、「現時点では絶滅危険度は小さいが、生息条件の変化によっては『絶滅危惧』に移行する可能性のある種」である準絶滅危惧(NT)に登録されていて都府県ごとの指定でも41都府県で何らかの指定をしています。
アギナシの若い葉は細い長い楕円形で、成長すると葉の下側が2つに分かれ、ヤジリ形になります。
この楕円形の形を「顎無し」と見立てたのが名の由来のようですがオモダカも若葉の頃は細長い葉なのでアギナシだけに当てはまる特徴ではありません。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/01 -
☆今年も近くの田んぼの土手でノカンゾウが見頃を迎えました。ノカンゾウ( 野萓草/ユリ科.ワスレグサ属)は本州以南のやや湿り気のある野原や土手などに自生します。
ワスレグサ属の他にキスゲ属、ヘメロカリス属という括りもありニッコウキスゲやユウスゲ、ヤブカンゾウなどの仲間で一つの花は一日で萎んでしまう一日花です。
同じような所に自生するヤブカンゾウと遠目はそっくりですがノカンゾウは一重で赤みがかったオレンジ色、ヤブカンゾウ(藪萓草/ユリ科ワスレグサ属)は八重でオレンジ色。
近くで見ればすぐ分かります。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/02 -
☆ノカンゾウが日本原産なのに対しヤブカンゾウは中国原産で古い時代に渡来しました。
今や場所によっては殆どがヤブカンゾウという有様。
なぜか生きるのが不器用なノカンゾウは13都道府県では絶滅危惧種に指定されていて特に佐賀、熊本、大阪、石川では絶滅危惧種?類で風前の灯状態です。
植物の世界も尖閣諸島や南沙諸島の領土問題と同じようにチャイナパワーの凄まじさは止めようがないのかも(ーー);。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/02 -
☆近くの里山でソバナ(岨菜/キキョウ科ツリガネニンジン属)が見頃を迎えました。
ソバナは本州〜九州の山地の林縁や渓流沿いなどに自生し草丈は60〜100cmほど、花の大きさは2cmほどです。
蕎麦のような若菜を山菜として食べるので蕎麦菜という説もありますが山や谷の斜面(岨=そま)に自生するので岨菜が妥当かなと思います。
私の地域でソバナは主に標高400m〜くらいの山あいに自生しますが街近くの里山に自生するのはとても貴重です。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/03 -
☆農道脇の草原でメハジキが今年も見頃になりました。
メハジキ(目弾/シソ科メハジキ属)は本州以南〜東南アジアまで広く分布し路傍や河原などやや荒れた土地に自生します。
どの図鑑や資料にも道端などに生えると書いてありそんな雑草並みの植物ならすぐ見つかるだろうと甘くみていたのですが県内での自生例はいくつかあったものの私が出かけた範囲では何故か見つけられませんでした。
が・・・・2年前ようやく見つけました(^^);。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/04 -
☆今年も郡山市湖南町中野という猪苗代湖にほど近い集落を流れる清水川にバイカモ(梅花藻/キンポウゲ科キンポウゲ属バイカモ亜属)を見に行ってきました。
バイカモは北海道〜九州の清流に自生する常緑の沈水植物でたえず清らかな冷水(約15℃くらい)が流れていないと生育できないため自生地が限られ千葉、長野、京都では絶滅し、23都道府県で絶滅危惧種に指定されています。
元々自生が確認されていない都府県もあるので実質的には全国的な絶滅危惧種です。
福島県でも自生地は限られていて、猪苗代湖周辺は貴重な自生地が何ヶ所かみられます。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/05 -
☆須賀川市街地の池でオオカナダモの花が花盛りでした。
オオカナダモ(トチカガミ科オオカナダモ属)は南米原産で植物学実験用に日本に持ち込まれ1940年代に野生化が確認され、琵琶湖などで大繁茂して注目されるようになりました。
ため池や緩やかな流れに定着し、水質汚濁に強く、越冬し、切れた藻からも繁殖し長さ1メートルを超えることもあるようで外来生物法で要注意外来生物に指定されています。
遠目はバイカモの花もオオカナダモの花も良く似ていますが近づいてみれば、バイカモは正に梅のような5弁花ですがオオカナダモは3弁花なので直ぐ見分けが付きます。
要注意外来生物でなければ、とても美しい花ですが生態系に悪影響があるようで困ったものです(-"-)。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/06 -
☆今年も田んぼを望む里山の林縁でカワラナデシコが見頃になりました。
カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)は本州以南に広く分布し、明るい河原や林縁、草地に自生します。
秋の七草の一つで、撫でたいほど可愛らしいので撫でし子と呼ばれ、ヤマトナデシコとはこのカワラナデシコの別名です。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/07 -
☆今年も隣り村の奥山でツチアケビの花を撮ってきました。
ツチアケビ(土通草/ラン科ツチアケビ属)は北海道南部〜九州の山林に自生する腐生植物で、光合成を行う葉を持たず養分のすべてをナラタケ菌に依存しています。
夏に50〜100cnの花茎を地上に伸ばし花径2〜3cmほどの黄色&ベージュ色の花を多数咲かせます。
遠目では奇妙な植物に見えますが、近づいて花の一つ一つを良く見るといかにもラン科らしくとても美しい花です。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/08 -
☆ツチアケビを見に行く途中の山道で天然記念物のニホンカモシカに出会いました。この春、同じ村の渓流沿いでニホンカモシカの頭蓋骨を見つけたので隣り村にカモシカがいるんだと分かりましたが、まさか生きたカモシカに出会えるとは思いもしませんでした。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/08 -
☆田んぼを望む里山の林縁でキキョウが見頃になりました。
秋の七草の一つキキョウ(桔梗/キキョウ科キキョウ属)は花付きの良い園芸種が公園や家庭の庭にも植えられているので見かける機会は多いと思いますが、野生種は激減していて、なんと48都道府県で絶滅危惧種や希少種に指定されています。
古来より日本人に愛され万葉集の中で「朝貌の花」と表記されているのは桔梗とする説が最も有力なんだそうで、そんな由緒ある花が絶滅の危機なあるなんて寂しい限りですね。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/09 -
☆シキンカラマツ(紫錦唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)は図鑑やNet情報では長野、群馬、福島の三県に分布とされますが、茨城県北部にも一部自生します。
山地の湿った半日陰などに生え、草丈は花序を含めると大きいものは2mをゆうに越えます。
全草がカラマツソウ(唐松草/キンポウゲ科カラマツソウ属)に似て花が錦のごとく美しい紫なので紫錦唐松と名付けられました。
葉は2〜3回3出複葉で互生し小葉の形は楕円形で、先が浅く3つに裂けます。
薄紫の花ビラに見えるのは萼(ガク)で、他のカラマツソウの仲間は開花時に落下しますがシキンカラマツは落下しないので、黄色いシベとのコントラストが際立ってとても美しいです。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/10 -
☆福島県南部にある塙町の湯岐渓谷の雷滝と不動滝に立ち寄りました。
昨年秋も隣りの矢祭町の大滝川渓谷の帰りの立ち寄ったのですが不動滝はすぐ分かったものの雷滝の場所がわからずそのときのリベンジです(大げさ)。
雷滝は道路脇にあるのですが木立の中に隠れて道路からは見えないし駐車場もありません。
小さな看板も矢祭町側からは見えず、町の名所の割には少し不親切かも(-"-)。
雷滝は何段かに流れ落ちる滝で全体の落差は20mくらいありそうで全体で雷滝なのか一番大きな滝が雷滝なのかは分かりませんが落石や土砂崩れで以前とはだいぶ姿が変わったようです。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/11 -
☆湯岐渓谷の不動滝は水量や落差はあまりありませんが、キューブ状の岩を滑るよう落下するユニークな滝です。上部の見えない部分を含めると落差は15mくらいありそうです。
ここも駐車場がないので、道路のやや広めの場所に停めて見学することになります。
またこれら滝のすぐ近くには素朴な湯岐温泉郷があり、古くから“中風の湯”として知られいます。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/11 -
☆里山の林床でミヤマウズラ(深山鶉/ラン科シュスラン属)が見頃になりました。
ミヤマウズラは常緑のランで草丈5cm、花茎10cmほど。
全国の山あいに広く分布しますが私の地元では数はあまり多くはなくポツポツと自生する程度です。
常緑といっても葉っぱは小さく地味なので花が咲いていないと中々見つけられません。
群馬や千葉では絶滅危惧種?類です。
名前の由来は葉っぱの模様をウズラの羽毛模様に例えたそうですがミヤマウズラの葉の模様は一様ではありません。
江戸時代の後期には、「錦蘭」の名で葉の班の美しさや珍しさが競われ一大ブームがあったそうですが、ブームが去ると忘れさられその当時の珍品種はもう存在しないそうです。
昔から日本人は流行に敏感であっても飽きやすい性質は変わらないようです(^^);。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/12 -
☆田んぼ脇の草むらで今年もオニユリが見頃になりました。
オニユリ(鬼百合/ユリ科ユリ属)は日本、中国、朝鮮などに広く分布し日本には古い時代に中国から渡来した説もあります。
ここのオニユリはお地蔵さんの傍にあるので野生種というより古い時代に人の手で植えられたものが半野生化したものだと思われます。
オニユリは見た目もなんとなく赤鬼を彷彿させますがその鬼ではなく、見た目が似ているヒメユリ(姫百合)に対し草丈、花、共に大きいのでオニが付いたと言われます。
草丈は大きいものでは2mをゆうに超えます。
英名ではタイガーリリー(Tiger lily)と言い、優しいイメージのユリが多い中で鬼やら虎やら、見た目の印象で勇ましい名前が付いています。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/13 -
☆隣り村の渓流沿いでメタカラコウが見頃です。
メタカラコウ(雌宝香/キク科メラタカラコウ属)は本州以南の主に深山の渓流沿いや湿った谷間に自生します。
蕗(フキ)に似たハート形の根性葉から50cm〜100cmほどの花径を伸ばし、頭状花を多数咲かせますが、舌状花(ハナビラ)は1枚か2枚、申し訳程度にあるか全く無く少々華やかさに欠けます。
タカラコウ(宝香)とは防虫剤や香料にされる熱帯雨林の竜脳木から採れる竜脳香のことでメタカラコウ属の根や茎の香が竜脳香に似ていることに由来しています。
福島県ではそう珍しい山野草ではありませんが、関西地域では稀なようで京都、和歌山、鳥取、石川、神奈川では絶滅危惧種?類に指定されています。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/14 -
☆近くの川原でミソハギ(禊萩/ミソハギ科ミソハギ属)が見頃になりました。
本州〜九州、朝鮮半島に分布し、草丈は80〜120cmほど。
私の地方でお盆と言えば旧盆の事を指し、ソハギはその頃ちょうど見頃になるので別名・盆花とも言われます。
その名の通り、萩の花に似て仏様にお供えし禊(みそぎ)をするのでミソハギ。
もしくは萩に似て溝に生えるので溝萩⇒ミソハギになった説があるようです。
実際、川原、池、沼、湿地などジメジメした所によく群生します。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/15 -
☆近くの里山の崖でケイワタバコ(毛岩煙草/イワタバコ科イワタバコ属)が
見頃になりました。
2年前まではイワタバコとして紹介していましたが茎やガクに産毛がたくさんあるのでケイワタバコとするのが正しいかも知れません。
イワタバコは岩手県にもわずかに自生しているようですが群生地としては福島県が北限だそうです。
ましてやケイワタバコは多くの資料に関東〜近畿に分布とあったので当町の花はイワタバコだろうと勝手に思い込んでいました。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/68475819.html -
☆今年の撮影時は雨上がりだったせいかアマガエルの子供がたくさんいました。
花に囲まれ、まるで花見でもしているかのようでもありグリム童話の『かえるの王子様』のように見えたりします(^^♪。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/68475819.html -
☆オオウバユリ(大姥百合/ユリ科オオウバユリ属)は本州中部以北〜北海道に分布し草丈が1.5mにもなる大型種で関東以西に分布するウバユリより草丈や花が大きく花数も多いのも特徴です。
ウバユリは花が満開になる頃には葉が枯れてくる事が多いため歯(葉)のない「姥」にたとえて名づけられた茶目っ気ある名前ですが、オオウバユリの場合、開花時に実際はほとんど葉っぱが残っています。
花は緑がかってかなり地味ですが、香りはいいんですよ(^^♪。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/17 -
☆アオヤギソウ(青柳草/ユリ科シュロソウ属)は本州中部以北〜北海道の山あいのやや湿った林床や草原に自生します。
草丈は30cm〜50cmほど、草丈の倍ほどの細長い花茎を伸ばし黄緑色の渋い花を咲かせます。
見た目はそっくりで花色が暗紫褐色のシュロソウの母種に当たるそうです。
アオヤギソウの名前の由来は葉っぱが柳に似て花が青緑だからだそうですが
葉っぱは大きさも形も全然柳に似ていないのでこの説はどうかな?です。
私の印象では株によっては長く伸びた花茎が柳のようにしな垂れ、その姿の方が断然柳っぽいです。
さてどんなもんでしょう?
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/17 -
☆コバギボウシ(小葉擬宝珠/ユリ科ギボウシ属)は日本全土の日当たりの良い湿った草原や湿原に自生しとくだん珍しい花ではありませんが、この仲間は古来より鑑賞用にも植えられシーボルトがヨーロッパへ持ち帰って以来
寒さ、日陰、病害虫に強く、葉も花も美しいのでパーフェクトプラントととも呼ばれとても人気がある植物です。
今ではホスタと呼ばれイングリッガーデンにはなくてはならない日陰に強い植物としてたくさん逆輸入されています。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/17 -
☆羽鳥湖高原の草原でいつものようにヤマハハコが咲き出していました。
ヤマハハコ(山母子/キク科ハハコグサ科)は長野県および石川県以北の山地の日当たりのよい草原などに群生します。
草丈は50〜70cmほど、白いカサカサした花を咲かせますが花びら状のものは総苞片で、実際の花は中心部の黄色い筒状花です。
名前の由来は春の七草の一つハハコグサ(母子草/キク科ハハコグサ属に似て山に咲くから山母子です。
そのハハコグサの由来は、毛が多い状態を古語で”ほほけ立つ”と言うそうでホホケグサ⇒ハハコグサに転じたと言われています。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/18 -
☆オニユリの見頃より少し遅れて里山の林縁や田んぼの土手でコオニユリ(小鬼百合/ユリ科ユリ属)が花盛りになりました。
オニユリの際も説明した通り、オニユリは葉の付け根にムカゴができますがコオニユリにはできません。
コオニユリは花後にできた実がこぼれて子孫を増やしオニユリは実はほとんどできませんが、ムカゴがこぼれて子孫を残します。
おそらくムカゴは同じ遺伝子を持つクローンなので近場のオニユリはみな自分の子供なので受粉しにくい仕組みなのかも。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/19 -
☆我が家から車で1時間ほど、南会津に位置する下郷町の中山風穴に行ってきました。
下郷町と言うと茅葺集落の大内宿が有名ですが、中山風穴からは車で10分くらいかな。
でも今回は大内宿はパスし中山風穴で見られる亜高山植物のヤナギランを見てきました。
国の天然記念物中山風穴地特殊植物群落は山全体が200万年前に形成された火成岩の柱状節理(6角鉛筆)でできていてその岩の隙間から常に冷気が噴出すため周囲の気温が低く標高480m〜560mと低いにもかかわらず標高1500m〜2000mクラスの高山植物が見られ、春に咲くオオタカネバラの群性は本州一だそうです。
他にもアイヅシモツケ、ベニバナイチヤクソウ、シオガマギク、アツモリソウ、ムラサキ、エゾカワラナデシコ、キバナキカリソウなどたくさんの亜高山性植物が自生しています。
フジカンゾウ(藤甘草/マメ科 ヌスビトハギ属)本州以南の山あいに自生し花は同属のアレチヌスビトハギに似ますがフジカンゾウの実は2つでアレチヌスビトハギは4つです。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/20 -
☆カワミドリ(川緑/シソ科カワミドリ属)は全国の沢沿いなどのやや湿った草地に自生します。
この写真はまだ蕾の状態でこれからシベが出てきます。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/20 -
☆国の天然記念物中山風穴地特殊植物群落の花なので一番見たかったのが
ヤナギラン(柳蘭/アカバナ科ヤナギラン科)です。
日本では中部以北の亜高山〜山地帯や北海道の草地や礫地に分布し欧米では広く分布する寒冷地系の植物で温暖な日本での自生地は限定的です。
福島県でも会津磐梯山山麓などで見られますがあまり自生地は多くありません。
欧米ではハーブの一つとして利用されるようですが国の天然記念物の特殊植物群落の花では味見もできません(^^);。
細長い葉がヤナギに似ていて,花がランの花を思わせるところから付けられた名前で低地の田んぼや湿地で普通に見られるアカバナ(赤花/アカバナ科アカバナ属)の仲間です。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/21 -
☆クサギ(臭木/クマツズラ科クサギ属)は北海道〜沖縄、朝鮮・中国に分布します。
樹高は5m〜8mほどになり、山を切り開いたときいち早く進出する先駆植物(パイオニア)なので道路脇で咲いているのを見る機会が多い花です。
※注:現在はクマツズラ科ではなくシソ科に分類する場合もあります。
名前そのまんまに葉っぱや茎を切るとかなり臭いですが花そのものは甘くいい香りがします。
私は食べたことはありませんが、新芽は山菜として食べられるようですが臭くないんでしょうかね(^_^);。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/22 -
☆キオン(黄苑/キク科キオン属)は北海道〜九州の山地の林縁や草原に自生し
草丈80〜180cmほど、ハンゴンソウ(反魂草/キク科キオン属))と花はそっくりですが、ハンゴンソウの葉は手型のように分裂しキオンはくさび形(笹型)で分裂しません。
羽鳥湖高原ではハンゴンソウはたくさん見られますが、なぜかキオンはあまり自生していません。
そのキオンがこの場所では群生し、オマケにハンゴンソウも少し混生しています
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/23 -
☆ハンゴンソウ(反魂草/キク科キオン属)は本州中部以北〜北海道の山地の草原や林縁に自生し花はキオンにそっくりですが、ハンゴンソウの草丈は2m〜2.5mと大きく葉っぱが手のひら状に3〜7裂けているので判別できます。
名前の由来はこの葉っぱの形が手招きするよに見え死者の魂を呼び戻す意味の「反魂」に重ねたと言う説や強い香りがするため 、死者を蘇らせると言う説もありまますがどっちにしても、ちょっとヒネリ過ぎのような気がします・・・(^_^);。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/23 -
☆近くの田んぼ道の土手でツルフジバカマ(蔓藤袴/マメ科属名ソラマメ属)が
花盛りです。
緑が濃くなるこの時期は光があまり射さない森の中より明るい林縁や土手などの方がたくさんの花が見られます。ただ里地の林縁や土手は下刈りされる割合が高く宿根草とは言え毎年同じ場所、同じ時期に咲いているとは限らないのでこまめにあちこちチェックしないと花の盛りを見逃してしまいます。
今年も一番大きな群生が開花直前に下刈りされていましました。
お百姓さんからしたら厄介な雑草なのでしょう。
ツルフジバカマは福島ではさほど珍しい花ではありませんが京都、奈良、三重では絶滅危惧種1類大阪、兵庫、鳥取、高地では絶滅危惧2類に指定されています。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/24 -
☆田んぼの土手や小川沿いでフシグロセンノウが花盛りです。
フシグロセンノウ(節黒仙翁/ナデシコ科センノウ属)は本州〜九州に分布し明るい林縁から薄暗い林床まで広範囲に自生します。
草丈50〜80cm、花径4cm、花色は鮮やか朱色で野生の花の中ではかなり目立つ色なので咲いていればすぐ見つかります。
福島県ではそれほど珍しい花ではありませんが16都県で絶滅危惧種に指定され、秋田、鹿児島では絶滅したとされています。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/25 -
☆我が家から車で10分ほどの所にある川沿いの遊水地でタコノアシのを撮ってきました。
タコの足?なんともキテレツな名前ですが、特に秋紅葉を見てもらえばナルホドでしょう(^^ゞ
タコノアシ(蛸の足/タコノアシ科タコノアシ属)は日本全土、東アジアの湿地、川沿、沼地、休耕田などに広く分布しますが、生育環境の変化などによりその数を減らし、日本では41都府県で絶滅危惧種に指定されています。
福島県でも浜通りなどで稀に見られますが、絶滅危惧?類に指定されている
貴重な植物です。
その貴重な植物が我が家からそう遠くない遊水地にたくさん自生していて
夏場は色彩的に地味なんですが、秋の草紅葉(くさもみじ)は真っ赤な茹で蛸状態に変身し(笑)、とても美しいです(^^♪。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/26 -
☆里山の林下や林縁でキツネノカミソリが見頃になりました。
キツネノカミソリ(狐の剃刀/ヒガンバナ科ヒガンバナ属)は本州〜九州に分布し早春にスイセンのような葉っぱを出し、夏草が繁茂する頃に葉が枯れてから花茎が伸びてきて花を咲かせます。
でも、青々とした葉っぱがある場合もけっこうあります。
同じ科のヒガンバナ(彼岸花)は葉の出る順番が逆で花が咲いてから葉っぱが出てきま。
キツネノカミソリの名前の由来は葉っぱがカミソリに似て、花色が狐色だからそうです。
現代の色彩感覚だと狐色と言うよりオレンジ色でしょうね。
私的には薄暗い林下で咲いている花は狐の剃刀というより狐火のように見えてきます。
※http://blogs.yahoo.co.jp/f7house/archive/2013/08/27
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