2013/04/05 - 2013/04/11
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ボストンからニューヨークへ。
今まで飛行機、車、アムトラック(電車)などなど、様々な交通機関を利用してきましたが、今回は飛行機で移動することにしました。
JFKよりもラガーディア空港のほうがNY到着時の利便が良いので、こちらを選択。 -
ボストンは空港が近いので、便利ですよね。
中心街からわずか30分程度で空港に到着します。 -
ボストンの空港で待ちながら、本を読み、文章を書く。
空港は有効に時間を使うことができます。 -
夕日が落ちる頃にNY行きの飛行機が出発しました。
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ボストンとマンハッタンの夜景がきれいに見えましたよ。
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飛行時間は約1時間ほど。
あっという間のニューヨーク。
ニューヨークは20回以上訪れていますが、いつ来ても新たな体験のできるエキサイティングな街ですね。 -
僕はNYに来るといつも歩く、お気に入りの散歩コースがあります。
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まずはセントラルパークを歩きます。
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次に5番街のアップルストア。
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5番街を挟んで、その正面にあるフェアマウントのプラザホテルを横目に見ながら(時々はプラザの地下で食料を調達することもありますが 笑)。
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ロックフェラーセンターへ向かって南に下がっていくのです。
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ニューヨークで最もにぎやかな通りのひとつ。
アメリカ経済が好調か不調か、少し歩くだけでわかります。 -
トランプタワー。
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4月の上旬にも関わらずこの日のNYは本当に暑く、Tシャツの人もちらほら。
20℃を超えていたのではないでしょうか? -
5番街よりロックフェラーセンターへ入ります。
クリスマスシーズンにはきれいなイルミネーションが飾られるこの場所ですが、今回はイースターの時期に出張が重なったため、大きな卵がありました。 -
4月のニューヨークは花も綺麗ですね。
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ロックフェラーセンターのミニチュアが飾ってあるレゴの店。
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ロックフェラーセンター下には冬のシーズン、スケートリンクがありますよね。今はどうなっているのだろうと見てみると、丁度リンクの撤去作業をしていました。
スケートリンクはこのように取り去られるのですね。 -
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この先をちょっと歩くと、タイムズスクエアです。
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ロックフェラーセンターから歩いて10分ほどでタイムズスクエアに到着します。
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世界で最も活気ある場所の一つですよね。
いたるところでテレビ局の撮影などがなされています。 -
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この日は気候も良かったので、平日にもかかわらず、人が多かったです。
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こちら、ブロードウェイ・ミュージカルの当日チケット売り場。
この日の夜は、カーネギーホールでの声楽のチケットを取っていますので、ミュージカルは次回にお預けです。 -
ニューヨークは歩いているだけでエネルギーがもらえますね。
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滞在中のNYCは晴天。
とても暖かいので、久しぶりにヘリコプターでも乗ってみようと思い、マンハッタン島を南に向かいます。 -
マンハッタンのピア6にあるヘリポート。
こちらでNYCのヘリコプター周遊ツアーをやっているのです。
2008年にも来たことがあります。 -
荷物のチェックと簡単なブリーフィングの後、ヘリに乗り込みます。
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ツアーでは、自由の女神を空から眺めた後、マンハッタンを上空まで飛ぶルートをとりました。
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高層ビルの多いNYCを満喫できます。
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こちらはマンハッタン島の横を流れるハドソン川。
2009年1月15日、USエアウェイズ1549便が、ラガーディア空港離陸直後、バードストライクによって両エンジンがフレームアウト(停止)してこちらのハドソン川に救急着水するという事故が起こりました。
このときには乗員乗客のすべてが助かりましたので、この事故は「ハドソン川の奇跡」(Miracle on the Hudson)と呼ばれています。
ちょうど写真のこの方向に着水したということになります。
見事な操縦技術ですよね。 -
ハドソン川岸を見てみると、空母イントレピッドの上にスペースシャトルが、さらに埠頭の上にはコンコルドが見えます。
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こちらはワールドトレードセンタービル跡地。
新しいビルが建ちつつありますね。 -
約20分の遊覧飛行、あっという間にヘリポートに戻ってきました。
何度乗っても楽しい。
僕はつくづく高いところが好きなのです(笑)。 -
空からヘリコプターで観たコンコルドとスペースシャトル。
これが気になってこの場所にやってきました。
イントレピッド海上航空宇宙博物館(Intrepid Sea-Air-Space Museum)。 -
退役空母のイントレピッドを博物館にしたもので、1982年よりNYの街で展示されています。
今まで来たことがなかったのですが、それは、この場所がニューヨークマンハッタンの西の端という、交通の便が悪い場所にあるからなのですよね。
地下鉄などが通っていないのです。 -
空母の甲板には所狭しと、航空機マニア垂涎の飛行機が展示されています。
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こちらは超音速高高度偵察機のSR-71(ブラックバード)です。
実物を初めてみましたよ。 -
艦橋内には退役軍人たちがガイド役をして、艦内の説明をしています。
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さらに、スペースシャトル・エンデバー号の展示もありました。
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スペースシャトル関連グッズが多く並んでいます。
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セントラルパークをバックにした、見事な写真ですね。
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さらにレゴブロックでできたイントレピッドのミニチュア。
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細かいところまで精巧につくられています。
レゴビルダーという専門の職種もあるようですが、すばらしい技術ですよね。 -
と、ここまではとても楽しい見学だったのですが、その後に現れたこのアトラクションにはちょっと悲しい思いをしました。
こちらの「神風体験」プログラムです。 -
アメリカの軍艦に乗っている様に展示場を甲板に模して、カミカゼアタックを映像で疑似体験するものです。
軍艦に乗っていると、艦橋はあたかも巨大なビルのように見えます。
そこに零戦が突入し、炎上、船内はパニックに。
さらに実際にオレンジ色の閃光や白い煙が上がるような仕組み。
この際に零戦が艦橋に突入する実動画は、ほとんどのアメリカ人が観ているものなのでしょうが、まさに911の、WTCへの航空機の突入にそっくりなのです。
多くのアメリカ人が911のテロの際に、カミカゼを連想したと言っていましたが、この映像を見て納得しました。
また、ここでカミカゼの戦闘機乗りたちを表現するのに使われている英語が、反日感情をあおり、耳を塞ぎたくなるようなものばかり。
英語が理解できなかった時であれば複雑な感情もわかなかったのと思うのですが、これはきついですね。
僕がセスナ操縦士免許をとった時に、最も重点的に練習したのは着陸でした。
飛行機の離陸は一定以上にスピードを上げて、操縦桿を引くだけですので、誰でも出来ます。着陸には経験と技術が必要で、かなりの練習が必要なのです。
戦中にカミカゼに参加した当時の若き戦闘機乗りたちは、着陸技術を学ぶこと無く、飛び立ったと聞きます。
当時の日米の戦況は想像でしか出来ませんが、国家の存続をかけて戦い、若く散った戦闘機乗りたちの気持ちが、同じ日本人としてよくわかるだけに、つらい思いを想像してしばし考え込んでしまいました。
誤った戦略では、どんなに戦術が優れていてもどんなに優秀な人材を集めても最終的な勝利を手にすることはできません。 -
この空母イントレピッドミュージアムの一つの目玉がこちら。
怪鳥コンコルド体験です。
別料金を支払い、一日20名の枠のコンコルドツアーに登録。 -
時間になると、専門の説明スタッフが細かく説明してくれます。
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コンコルドの席は、全席ファーストクラスと思われている人も多いと思うのですが、正確には「ファーストクラス」ではなく、「コンコルドクラス」というのだそうです。
機内食の食器類は、すべて記念品としてお持ち帰りが可能だったとか。
実際に搭乗した友人の話によると、搭乗証明と音速を超えた証明書を発行してもらうことができて、さらにフォアグラとキャビアが食べ放題だったのだそうですよ。
羨ましい限りですね。
こちら、コンコルドの内部です。 -
こちらの便はブリティッシュエアラインのものでした。
こちら、1A席。
クイーンエリザベスのお気に入りの席だったのだそうです。 -
ちなみに反対側の1D席は、かのミックジャガーがお気に入りだったのだとか。
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こちらは座席の窓。
僕の手と比べてみてください。マッハ2という音速の倍速で飛ぶために、とても小さい窓がついています。
縦は、12cmぐらいでしょうか? -
そして、計器類に満たされたコックピットの内部。
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面白いと思ったのが、右後ろにある航海士の席。
コンコルドが音速を超えて飛ぶとき、本当に機体が後方に伸びるのだそうです。
この際に、航海士の左側の機器の横に、隙間ができるのだとか。 -
試しに航海士が、その機体の空いた隙き間に自分の帽子を挟んでみたところ、低速飛行になった時、帽子が挟まれたままになってしまったのだそう。
こちらの写真が証拠写真なのですが、ツアーガイドさんが、iPadで見せてくれました。 -
夢がいっぱい詰まったコンコルド計画でしたが、スペースシャトル開発に匹敵する巨額の開発資金を投じながら、初期費用を回収できないまま終了してしまいます。
2003年10月24日のニューヨーク発ヒースロー行きが、コンコルドの商業飛行のラストフライトとなりました。
僕も乗りたかったです。 -
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神風アタックとコンコルドツアーの二つが記憶に残ったミュージアムでした。
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NYでチェックインしたホテルは、ミレニアムヒルトン。
あのワールドトレードセンター工事現場の目の前にあるヒルトンホテルです。
このホテルは、JFKまで地下鉄で一本ですし、近くにデリもあり、一人旅や出張に便利。
また、ニューヨークにしてはホテル代金が安いので、おすすめです。 -
こちらのWTCの跡地はすでにきれいなビルが建築中で、もう完成近いのだと思っていました。
地上から見ると、高い壁で中の工事状況を観ることができなかったのですが、初めて高層階から工事の現状を観ることができました。
このような感じです。
ちょうど上の写真に見えるビルが、写真右上に建っています。
もともとツインタワーが建っていた場所が、四角い穴になっていますね。
2001年のテロからもう10年以上たちましたが、地上部分の工事はまだまだ完成していないのです。
これにはちょっと驚きました。 -
こちらは夜に見た景色です。
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翌朝、ホテルの3階で朝食をとりました。
低層階から見たところはこのような感じです。
これからどのような街が作られていくのか、興味はありますね。 -
ニューヨークの最後の晩はカーネギーホールで合唱のチケットを取りました。
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当日昼に売り出される桟敷席に行ってみたのです。
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4階の席ですが、合唱などは、ホールの後ろで聴いた方が響きが良いですよね。
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合唱の声というのは独特で、心を動かされますが、思い返してみれば、僕も小学校の時に、合唱団にいたことがあります。
鵠沼少年少女合唱団。
ボーイソプラノだった時に2年ぐらい所属していました(笑)。
元々歌が好きだったのもありますが、サウンドオブミュージックの影響でしたね。 -
声楽を学ぶ際に学ぶ声の出し方としては、頭声(ヘッドボイス)と胸声(チェストボイス)、そして両方を使う中間声というものがあります。
医学的に話をすると、ヘッドボイスは声帯とともに軟口蓋を振動させて、頭部にある鼻腔や副鼻腔を共鳴させることで音を響かせ、高い音を出す方法。
チェストボイスは、声帯を含む喉頭部より下の軟組織、骨組織と胸郭を共鳴させることによって低い音を発声する方法。
金管楽器もそうですが、共鳴させる空間が鼻腔や副鼻腔のように小さければ高い音に、胸腔のように大きければ低い音になりますよね。
今でこそ、医学的知識と解剖がわかっているので、どの部位が共鳴することで音が出るのか理解できます。
当時は胸に響くようにとか、頭に響くようにとか、教えられていたのですが、確かにそのように歌うと音域が広くなりましたので不思議に思いました。
理にかなっていたのですね。 -
前半部はイーストケンタッキー大学の合唱団。
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後半はニューヨーク市のマスターワークス・フェスティバル・コーラスによるMaurice Durufleのレクイエム全曲。
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ニューヨーク最後の朝。
快晴です。 -
ブルックリンブリッジがきれいに見えます。
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ミレニアムヒルトンはウォールストリートに近い金融街です。
朝が早いですね。 -
予定通り、地下鉄を選択。
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1時間以内にJFKに到着しました。
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空港では、イチローのユニフォームが売られていましたよ。
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こちらが帰りのJALの機体です。
本来ならばボストン往復便で帰国できたのですが、NYに立ち寄れたわけですから、これはこれでよかったですね。 -
上空から見る北アメリカ大陸はまだまだ凍り付いていました。
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この旅行記へのコメント (1)
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- Shakespearianさん 2013/07/13 08:56:49
- はじめまして
- 10月にはじめてのNew Yorkを予定しております。大変参考になりました。たくさんある旅行記の中で異色ですね。簡潔明瞭でとても興味深く拝見しました。さすがは20回以上行ってる方の旅行記。といっても回数さえ行ってれば書けるというものではありませんよね。書いてる方のキャリア−、豊富な知識、目線の確かさがうかがえます。
Shakespearian
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