2013/04/12 - 2013/04/12
105位(同エリア745件中)
ottoさん
水門が混雑している為クルーズのコースが変更となり、船はゲントからアントワープへ直行。浮いた時間をアントワープ散策として希望者を案内すると船内放送があった。
午後にも同じ場所を訪れる予定であり風邪気味でもあったので船内に留まることに....。出かける人々を見送ってからラウンジでテイータイム。
ケーキと珈琲を愉しみながら居合わせた残留組の会話が弾む。
12日間の旅なのでツアーメンバーは時間的に都合がつけ易い年齢層が多く、生き方や旅の経験が豊富で示唆に富む。
参加形態は同居又は別居カップル、夫婦別行動又は伴侶を亡くされたお一人様、今は独身を満喫されている方、親御さんをサポートしながら参加の方等多彩である。
共通した思いは「兎も角も、今日 元気で旅を楽しめることに感謝」である。
2時間ほどで散策組が戻って来て、ベルギー料理のランチタイム。
午後本格的にアントワープの町を訪ね、大聖堂、ルーベンスの家を見学。
夕食後、ビンゴゲームに興じ映画鑑賞などで過ごしながら港で船内泊。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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-
珍しく晴れた朝、青空が期待できそうだ。
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アントワープは世界有数の港を有し、クルーズ船や商業船が波止場に犇く。
15世紀以来のダイヤモンドの研磨と取引の歴史を有する人口47万の町。(2009) -
クルーズ船が係留されている船着場は輸送品の取扱い所。
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威風堂々の建物だ。税関も併設されていたものと思われる。
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屋上はビアガーデンのような設備があり、一階は駐車場、
町へ散策に出かける人達がタラップを降りて行くのを見送る。 -
快晴、無風 日本とベルギーの旗が所在無げ。
東京から来られた女性と話が弾んだ。
大阪万博でホステスとして活躍されたこともあり、
サルトルとヴォーヴォワールさながらの夫婦生活を
スマートにこなしておられる様子を興味深く拝聴。 -
2時間ほどで出かけていた人達が戻って来てランチタイム。
ベルギー料理を楽しむ。
サラダバイキング、
香草入りポテトスープ。 -
バーチの衣揚げタルタルソース付
胡瓜のソテーとトマトソース添え -
リエージュ風肉団子玉葱ソースかけ
野菜のバターソテーとポテトコロッケ添え -
デザートはベルギーワッフル
バニラアイスクリーム添え -
給仕のお兄さんがにこやかにポーズ
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午後、「ゆったり観光組」と「しっかり観光組」に分かれて町へと出立。
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現地ガイドさんとグループの添乗員さんが
「こちらですよー」と呼びかける。 -
ステーン海洋博物館
元々は18世紀の要塞で18世紀には牢獄だったが現在では海洋博物館。
帆船模型、船首の安全祈願の木彫り彫刻、タトウーの道具などが展示されている。 -
精肉業者のギルド博物館。
16世紀初頭のゴシック建築で、町で唯一の公認精肉市場であった。
現在は会議室、厨房が残されていて発掘品、刀剣類、古代楽器の収集品なども展示されているという。 -
塔の高さ132mという大聖堂が見えてきた。
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市庁舎は1561〜65年の建築。
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当時では異例のイタリア&フランドル・ルネッサンス様式としてスカンジナビア各国に大きな影響を与えたようだ。豪華絢爛のファサード。
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屋根には金色のコンドル、
1564年建立の刻印がくっきりと見える。 -
各ギルドの屋根にも金色の守護神が輝いている。
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青空に映えて美しい
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広場中央には「ブラボーの像」と噴水が注目を集めている。
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ローマの戦士ブラボーが巨人アンチゴーヌの腕を切り取って川に投げたという伝説を19世紀の彫刻家ランボーが形にした。
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「巨人の手」=アント、「投げた」=ウェルペン が
アントワープの町の名の由来とか。 -
馬車が良く似合う町。
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ノートルダム大聖堂に入る。 フランドル地方では最大のゴシック建築。
1352年に始まった建設は1533年の大火まで増築を重ね、159年かけて出来上がった、(但し資金難から北塔までで南塔は未完成のまま)。 -
名作「フランダースの犬」のイメージ画
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回廊を進むと....
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華麗な宗教画の柱が続く。
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正面から仰ぎ見る
。 -
床にはモザイク画の表示。
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奥まった所にも祭壇が
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手の込んだ説教台に寄って
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「この彫りをよーく見てください」とガイドさん
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中央には荘厳な祭壇がある。聖母被昇天を中にして右には
「キリスト降架」、左には「キリスト昇架」が。 -
「フランダースの犬」に描かれたネロ少年憧れの三連祭壇画。
「キリスト昇架」 -
左翼の画面には見守る人々の嘆きの表情が緊迫感を伝えている。
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「キリスト降架」
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19世紀末にはカーテンがかけられ、見学料を払うと見ることが出来たという。
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ステンドグラスはほとんどが19世紀末に製作されたそうだが、
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他所で見た画風とは違って素朴美がかんじられる。
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ドームの屋根から天上の光が降り注ぐ。
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イタリアに帰ることは叶わなかったルーベンスの像は
大聖堂前のフルン広場に建っており、聖ヤコブ教会に一家の墓所がある -
ルーベンスの家は1616年から亡くなるまで暮らしたアトリエ兼住居。
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イタリアの影響を受けたルーベンス自身の設計になる。
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工房をフル回転させて製作したと言われる大作の数々、
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キリスト磔刑図の技法にもルーベンスのイタリア憧憬が表れている。
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皮のような壁面に架けられた肖像画.
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宗教画、寓意画、肖像画の他、
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彼が集めた膨大なコレクション
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が展示されている。
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一枚の画面に描きこまれた数多くの絵には言葉を失う。
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国際派らしいしゃれた家具
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厨房の一こま
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ヨーロッパ各地の貴族に絶大な支持を得て肖像画の依頼も多かったようだ。
ふくよかな成人女性を描かせたら右に出るものは居なかったそうだ。 -
スペインやイギリスからナイとの称号が贈られた外交官としての能力も高かった。
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ハンサムで教養に富み、生涯に2人の妻と結婚、女児をもうけ幸せな一生を送ったのではなかろうか。
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フランドル地方独特の冬景色
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見終わって中庭に出るとそこにもイタリアが....
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王立アカデミーの卒業生達の活躍で斬新なベルギーファッションの発信の町になっていると言われる。
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ちょっとした町の路地にも芸術が溢れ
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港の海洋博物館辺りがバスの車窓からちらと見えた。
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車窓には途切れることなくクラシックな町並みが続く
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石油産業でも群をぬくらしい。
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力強い鉄橋を渡って中世から近代の世界へと
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ガラッと雰囲気が変わる。
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船着場に着いた。
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お楽しみのデイナータイム
前菜はツナサラダ、豆とオリーブ入り -
スープは
卵とパンケーキのスライスが入った
野菜のコンソメスープ -
メインは
ポテトのフライパン焼き
マッシュルーム入りクリームソースかけ
野菜のソテー -
又は
ベニソン(鹿肉)のシチュー
メキャベツ、人参、ドロップヌードル添え -
デザート
リンゴのフリッター
バニラソースかけ
夜のビンゴゲームはベルギーの名産・名工品が景品として出されレース編小物が当たった。
明朝ブリュッセルに向けて出航の予定。
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