東京探訪 護国寺でチベット気分を味わう

2013/05/06 - 2013/05/06

前々から護国寺には興味があったのだが、近いしいつでも寄れるか？と何となく素通りしていた。
そんな折り、後輩から「明日までですよ〜」と情報を貰い、最終日のチベットフェスに行ってみた。
今回の目玉は夜間行なわれるプロジェクションマッピングと、観音堂でチベット僧侶が描く砂曼荼羅。
時間の都合で前者は参加出来なかったが、砂曼荼羅には凄く興味があった。
93年公開ベルナルド・ベルトルッチ監督のリトル・ブッダ。
この映画の一番最後、僧侶が完成した砂曼荼羅を手で払うシーンで終わる。
儚さや無常感を感じ、チベット仏教や輪廻転生にチョッと興味を持ったのもこの映画の影響が強い。
製作過程を真近で見られるなんて又と無いチャンス。
護国寺の境内にはステージ・屋台・チベットテントが設置されていたが、他の国のフェスに比べたら小ぢんまりとして殺風景な印象。
その理由がわかったのはステージ、トークショーでのコメント。
通常、こういった海外フェスには企業協賛が付き、それで大掛かりで華やかなものになるのだそうだが、チベット仏教となるととてもデリケートな問題を孕んでおり、宗教色が強いと企業が協賛したがらないという現実があるそうだ。
僅かな運営資金とボランティアで成り立っているフェス。
いろいろと考える事も出来、参加出来て良かった。

エリア 池袋(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄

護国寺到着。
地下鉄駅はこの寺の為に有ると言ってもいい。

後輩に教えて貰わなければ知らずに終わっていたイベント。

観音堂でチベット僧侶により制作されている砂曼荼羅は残念ながら撮影禁止。
色鮮やかで儚い砂曼荼羅は、あくまでも修行であって芸術品では無い。
細かな作業風景に思わず息を呑む。

特設ステージでは民族音楽やトークショーが。

色合いが仏教っぽい。
有難いお言葉が書かれているのだろうか？

熱いバター茶を頂く。
カップの下に写っているのは購入した線香。

風が吹き抜ける。
気持ちがイイなぁ。

このテントでは民族衣装を着て記念撮影が出来る。

興味はあったものの、何だか汗かきそうだったので断念。

これは護国寺の紋様？

この階段を上がったところで夜間プロジェクションマッピングが開催されるのだが、今回は時間の都合で断念。

おや？大仏様。

へぇ〜。こんな塔もあるんだ。

本殿の中でチベット僧侶による説法が聴けた。
心洗われる気持ちになった。

説法が始まるまで時間調整の人々。

一部修復工事中。
ちゃんと文化庁が指導するのね。

来て良かった。
教えてくれた後輩に感謝。

最終日に行った為、出店のモモは品切れ(泣)
でもモモ気分になっていたので、自宅近所のネパール料理店でモモ＆ネパールビール♪

合わせてカレーも(笑)

僧侶たちが作っていた砂曼荼羅の砂は、震災で被災された方々の為に海に流したのだそう。
その残りをおすそ分けして貰った。
希望者が多かった為、少しずつでごめんなさいと手紙に書かれていた。
手元に届くまで約一ヶ月掛かった。