2013/06/30 - 2013/06/30
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TAKEおじさん
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神戸に宿泊して、京都・神戸を三日間歩いた。
本編は、一日目前半です。
一日目は京都。
京都は毎年さくらを見に来ているが、初夏の京都は初めて訪れた。
京都三室戸寺の花はこの時期はアジサイ。やや遅いかと思っていたが、期待以上に華やかなアジサイを見ることが出来た。
逆に、未だと思っていたハスの花がもう咲き始めていて、こちらも予想外に楽しめた。その後、源氏物語ゆかりの道を散策した。
午後は友人と会い、ゆっくり平安神宮を訪ねた。
二日目は神戸。
朝から、灘の酒蔵めぐりをした。代表的な3蔵を回り、試飲も楽しんだ。
午後は、宝塚の聖地である宝塚大劇場で宝塚歌劇団のミュージカルを観劇。終演後に隣接する宝塚ガーデンフィールズのイングリッシュ・ガーデンで草花を愛でた。
三日目は、ホテル近くの布引の滝や、ケーブルカーで布引ハーブ園を訪れた。ハーブ園ではハーブのみならずよく整備された花々を見ることが出来た。
午後は、シティループで神戸の街を巡った。北野異人館街、ベイエリア、旧居留地など見て回った。
神戸の街は私の住んで居る横浜の街とよく似ているが、微妙に違うところも面白かった。
今回も、3日間で7万歩足らず歩き回った。
日程
一日目 6月30日(日)(前半)京都三室戸寺、宇治散策(後半)平安神宮、神戸泊
前半 http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10789557/
後半 http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10790014
二日目 7月 1日(月)(前半)灘酒蔵めぐり、(後半)宝塚 神戸泊
前半 http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10791049
後半 http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10791741
三日目 7月 2日(火)(前半)布引の滝、布引ハープ園、(後半)北野・異人館街、ベイエリア、旧居留地
前半 http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10792471
後半(1) http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10793805/
後半(2) http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10794920
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 新幹線 私鉄
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-
京都・神戸へ出発
新横浜7:19の「のぞみ」で出発する。
京都まで丁度2時間で着く。
いつもながら、サンドやコーヒーを飲んでいるとあっという間に京都に着く。 -
三室戸寺へ
京都駅で荷物をコインロッカーに預けて、近鉄、京阪を乗り継いで、三室戸寺駅へ10:17に到着。三室戸寺までは10分くらいだ。 -
三室戸寺到着
自宅を出てから4時間足らずで到着する。
事前に、ネットで調べてアジサイがまだ見ごろとの情報で期待して行く。 -
三室戸寺マップ パンフレットより
アジサイを見て、本堂に登り、池泉回遊式庭園を見て戻る予定。 -
参道にはすぐにアジサイ
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源氏絵巻の灯篭
参道の両脇には、源氏絵巻の灯篭が並んでいる。
夜にはライトアップされて幻想的に成るが、本日で終わりだそうだ。
後ろの句碑が気になって調べた。
あぢさゐの色をあつめて虚空とす 岡井省二 -
アジサイをアップで
時々、陽が射すとアジサイも輝く。 -
三室戸寺山門
鮮やかな朱色の山門をくぐっていく。
三室戸寺は、西国十番の観音霊場で、約千二百年前、宝亀元年(西暦七七〇年)光仁天皇勅願により創建された。 -
アジサイが凄い
山門をくぐると、すぐに杉木立に囲まれた大きなアジサイ庭園。 -
50種・1万株のアジサイ
西洋アジサイ、額あじさい、柏葉アジサイ、幻の紫陽花・七段花等が咲き乱れ、『あじさい寺』とも称されている。 -
アジサイが続く
左側には2万株のツツジ。ツツジは5月頃が見頃。 -
アジサイ園の中を入っていく
-
道の両側にアジサイ
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アジサイの中を進む
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アジサイに埋もれて
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カラフルに
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小川沿いにも
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手前がツツジ
バックにアジサイ。競演は出来ないけど。 -
アップで
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ハート形アジサイ?
この所話題になっている三室戸寺のハート形アジサイ。
偶然撮ったこのアジサイ、ハートに見えるが。 -
七段花(シチダンカ)
これが幻の紫陽花と言われる七段花みたいだ。
山紫陽花(ヤマアジサイ)の1品種で、弁が八重になっている。 -
七段花(シチダンカ)
たくさん咲いていた。 -
見事なアナベル
-
ガクアジサイ
変わった色だ -
微妙な色合い
-
本堂へ
アジサイを見た後に、長い階段を登って本堂へ行く。
階段の前に「ようおまいり」
頑張って登らないと。 -
宇賀神がお出迎え
いきなりやさしい顔をした老人?よく見ると身体は蛇。
財運・金運の蛇神で、頭は老翁、体は蛇で蓮に乗る姿。宇賀神を撫でると、財運がつくといわれている。
三室戸寺には、他に狛牛・狛兎があるので、これは「狛蛇」か。
今年は巳年なので縁起が良い。 -
さっそく撫でてみた
尻尾は金運だが、髭は健康長寿だそうだ。
さて、ご利益は? -
本堂の前『蓮(ハス)園』はハスがいっぱい
ハスはまだ早いかと思っていたが、いっぱいのハスで感激。
「本堂」は重層入母屋作りの重厚な建物で、文化2年(1805年)に再建されたもの。(府文化財)。 -
ハスは
250鉢の色とりどりのハスが咲く。
アジサイ寺だけでなく、三室戸寺は『蓮の寺』とも言われている。 -
極楽浄土
お寺にハスは極楽浄土を演出する。 -
アップで
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ピンクも
-
薄いピンク
-
開花を待つハスも
ハスの花は開花して4日間で花弁は散ってしまう。
三日目が最大に開く。 -
明日は開く
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八重のハスも
-
狛兎
本堂前の「狛兎」には長蛇の列。 -
ご利益は
兎が抱えている玉の中に入っている玉子石をうまく立てると願いが通じる。上手く立てられたがご利益の程は? -
狛牛
勝運祈願の宝勝牛。
この宝勝牛がくわえている牛玉の観音様に触れると、勝運に恵まれるという。 -
運勝祈願の手形 横綱 貴乃花・若乃花
勝運祈願の宝勝牛の隣に横綱の手形。若乃花は平成10年の春場所直前に絵馬を奉納し、見事優勝を成し遂げた。 -
阿弥陀堂(江戸時代・府文化財)
左に見えるのが阿弥陀堂。
日野有範郷の墓があった場所で、親鸞聖人の娘覚信尼が墓の上に阿弥陀堂を建てた。
右には鐘楼が見える。 -
鐘楼(江戸時代・府文化財)
境内には古い鐘楼。シンプルな鐘楼が良い。 -
三重塔(江戸時代・府文化財)
アジサイの奥には朱塗りの三重塔。
さくらも似合うだろうな。 -
三重塔(江戸時代・府文化財)
この「三重塔」は江戸中期のものといわれており、明治43年(1910年)に兵庫県佐用郡三日月町の高蔵寺から移築したものである。
三重塔は絵に成る。 -
石庭
本堂から降りて庭を見ていく。
整った石庭。 -
池泉回遊式庭園
池の脇の東屋から望む。
秋には紅葉で綺麗だろうと想像される。 -
小さな庭園だが美しい
作庭家・中根金作により平成元年に作られた。
歩くのが楽しくなる庭園だ。 -
平安時代に西行法師は
暮はつる
秋のかたすみにしばし見ん
紅葉散らすな三室戸の山
秋にも来なくては。 -
源氏物語ゆかりの道を行く 宇治市源氏物語ミュージアム
三室戸寺からぶらぶらJR宇治駅まで歩いて行く。
途中に、源氏物語のミュージアムが有り、ぶらっと入ってみた。
国内唯一の源氏物語に関する博物館で、1998年に開館、2008年に源氏物語千年紀の年にリニューアルした。 -
(1)平安の間
源氏物語、光源氏の王朝文学の世界が甦る。
展示ゾーンはテーマ毎に6つに分かれている。 -
「空蝉」の巻より
囲碁を打つ場面が出てくる。
平安時代は、上流階級の遊びとして、天皇から女房たちまで好まれていた。 -
月次公事屏風一双(右双のみ)
月次に朝廷で行われた儀式を描いた。右端から
「正月・子の日の小松引」
「二月・列見」
「三月・曲水流觴」
「四月・孟旬」
「五月・献菖蒲」
「六月・大祓」。 -
牛車(ぎっしゃ)
源氏物語の華やかな世界を象徴する牛車やがて家紋に発展する牛車の文様、美しい黒漆の車体。
こんな牛車の乗ったらどんな感じだろう。 -
六条院のジオラマ
光源氏の理想とする「六条院」。敷地は252m四方にも及んだ。
四季の美しい御殿に女君たちを住まわせた。
すごい、スケールだ。 -
(2)架け橋
源氏物語の第一部・第二部は平安京が舞台だが、第三部は宇治が舞台となる。平安の都から別業の里・宇治へと、その道行きを体感する。
宇治への道行き
平安時代、都から宇治まで牛車で6時間の道のりだった。 -
鴨川を渡る
-
六地蔵から木幡をぬける
宇治川を渡ると、物語終焉の地・宇治へとたどり着く。 -
(3)宇治の間
「宇治十帖」物語シアターがある。
宇治十帖の名シーンから、『薫の垣間見』『管弦の宴』『匂宮と浮舟』の3シーンを。
これは、『薫の垣間見』を再現した。宇治十帖の主人公である薫が、姫君を垣間見するシーン。
源氏物語五十四帖のなかで、第四十五帖「橋姫」から最終の「夢浮橋」までの十帖は宇治の地を舞台に物語が展開するため「宇治十帖」と呼ばれている。
光源氏の子・薫と孫・匂宮が主人公になっている。 -
「宇治十帖」物語シアター 『管弦の宴』
-
「宇治十帖」物語シアター 『匂宮と浮舟』
浮舟と匂宮の物語 匂宮と浮舟、橘の小島の和歌を詠み交す
たちばなの小島は色もかはらじを
この浮舟ぞゆくへ知られぬ -
(5)物語の間
(4)の映像展示室を見て、物語の間。源氏物語の中の宇治を紹介している。
平等院は藤原頼道が、摂関政治の最盛期に父道長の別荘を1052年に寺院に改めた。
鳳凰堂はまさに極楽浄土の世界を具現させた。
今は大修理中で見られない。 -
さわらびの道を行く
源氏物語に触れた後、宇治十帖ゆかりの古跡、神社などがある「さわらびの道」をぶらぶら。 -
この辺のマップ
宇治十帖ゆかりの地が赤字で示されている。 -
宇治十帖「総角」の古跡の碑
「総角」(あげまき)は、『源氏物語』五十四帖の巻の一つ。第47帖。第三部の一部「宇治十帖」の第3帖にあたる。 -
与謝野晶子の宇治十帖歌碑
晶子は、紫式部を終生の師と仰ぎ、「源氏物語」の現代語訳に力を注ぎ、昭和13年(1938年)61歳のときに、「新新訳源氏物語」全6巻を完成させた。
[橋姫]:しめやかに心の濡れぬ川ぎりの立舞ふ家はあはれなるかな
[椎本]:朝の月涙の如し真白けれ御寺のかねの水わたる時
[総角]:こころをば火の思ひもて焼かましと願ひき身をば煙にぞする
[早蕨]:さわらびの歌を法師す君に似ずよき言葉をば知らぬめでたさ
[宿木]:あふけなく大御女をいにしへの人に似よとも思ひけるかな -
宇治上神社(うじがみじんじゃ)
世界文化遺産に登録されている。
本殿は残念ながら修理中だった。 -
宇治神社
もとは宇治上神社と二社一体で、明治16年に分社されるまで、両社をあわせて宇治離宮明神と総称されていた。
源氏物語宇治十帖の八宮(はちのみや)のモデルと言われている。 -
朝霧橋
宇治川にかかる朱塗りの美しい橋。
この橋を渡ると宇治平等院。 -
朝霧橋から宇治川(下流側)
正面に宇治橋、その向こうに愛宕山か。 -
宇治川先陣の碑
朝霧橋を渡ると宇治川先陣の碑。
宇治は、幾多の合戦の舞台となったが、寿承3(1184)年の木曾義仲と朝廷から義仲追討の任を受けた源義経の戦いは有名である。
先陣争いで勝った義経軍が一斉に渡河して義仲軍を打ち破った。 -
橘橋を渡って
朱塗りでなく白い橋は平安調。 -
宇治平等院
鳳凰堂を見たかったが、残念ながら大修理中だったので入らなかった。
これで、宇治の旅は終わり。三室戸寺では、思いがけずにアジサイとハスの両方が見られた。
また、源氏物語ゆかりの街の散策も興味深かった。
この後、京都へ戻る。
続きは以下の旅行記で。
http://4travel.jp/traveler/stakeshima/album/10790014
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