2013/06/09 - 2013/06/09
62位(同エリア860件中)
ベームさん
18日目、6/9(日)。
アルテピナコテークを見てムルナウに行きミュンヘンに戻ってきます。
ムルナウに行くのに普通は列車1本で行くのに、洪水の影響でか鉄道、バス、鉄道と乗換えしなくてはいけませんでした。
ここ数日続いた晴天もムルナウで雨になりました。
ムルナウは青騎士のメンバー、カンディンスキーと愛人関係にあったガブリエレ・ミュンターの家ミュンター・ハウス訪問が目的です。昨日ミュンヘンのレンバッハ美術館で青騎士の作品を沢山見てきました。
ムルナウ:人口1万3千人。ミュンヘンの南60キロ、アルプスを望むシュタッフェル湖のそばの静かな町。インスブルックとミュンヘン、アウクスブルクを結ぶ通商路であった。
1909年にミュンターがここに住まいを定め、カンディンスキー他青騎士派のメンバーが集まるようになり芸術コロニーの様相を呈したという。
ガブリエレ・ミュンター:青騎士派の閨秀画家。1877年ベルリンで生まれ1962年ムルナウで死去。
多彩な才能に恵まれていたが絵画を志し、1901年ミュンヘンの美術学校ファランクスで学ぶ。ここの教師をしていたのがカンディンスキー。
気鋭の画家カンディンスキーと美しく才能豊かなミュンター、二人が恋愛関係になっていくのはごく自然の成り行きだった、なんて私は勝手に想像します。
1909年、ムルナウに家を購入し二人は1914年まで夏の間をこの家で過ごし絵画制作に励んだ。他の青騎士の仲間もここに集まるようになる。
第1次世界大戦がはじまりカンディンスキーは故国ロシアに帰り二人の関係は終わる。他のメンバーも戦死したりで離散してしまい青騎士の活動は終わった。
ミュンターはその後も各地で個展を開催するなど活動を続けるがナチ政権下ではムルナウに籠る。ナチに睨まれたカンディンスキーの作品を自宅に隠し守り続けた。
戦後1949年ミュンヘンで青騎士回顧展を開き青騎士派の復権を果たした。
1957年、コレクションの大部分をレンバッハ美術館に寄贈。
1962年ムルナウで死去。85歳。
写真はミュンター作:マリアンネ・フォン・ヴェレフキンの肖像。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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地図左下。
バイエルン・アルプスの麓の町です。 -
ミュンヘンHbf発11:32のRB。予定では12:26ムルナウ着でした。
ところががトゥッチングで列車はストップ、この先はバスで行けとのこと。洪水で不通になったのか急な変更です。
駅前にはバスが何台も停まっておりムルナウに行くバスを探し乗り込みました。まあこれでムルナウまで行けるかと。 -
またところがです。30分も走ったかと思うとバスが止まってムルナウへはここから鉄道に乗換えろいう。バスを降りるとヴァイルハイムという駅前でした。不慣れな私は右往左往です。ようやくムルナウ行のホームと時刻を調べてホームに行くと人が沢山います。ああ皆ムルナウに行くのだなと一安心。
またまたところがです。列車が入ってきて乗り込んだのは私一人。えーっ。みんなどこに行くの? しかし行先はインスブルック、列車番号も間違っていません。
不安を抱いたまま列車は動き出しました。車掌を見つけてムルナウに行くことを確かめてようやく落ち着きました。
荷物はミュンヘンのホテルに置いてあり身軽なのが救いでした。 -
雲行きが怪しくい。
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ムルナウ駅13:28着。予定より1時間ロス。
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ムルナウ駅。
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タクシーでミュンター・ハウスまで。6ユーロ。
町はずれの小高い所にありました。 -
ミュンター・ハウス
「この家、ロシア人の家とも呼ばれた、にガブリエレ・ミュンターとワシリー・カンディンスキーが1909~1914年の夏の間住んだ。ここで生まれた作品と理念は青騎士の芸術として有名になった。
20歳から死の1962年までミュンターの主な住まいであり、またミュンターの人生の伴侶であったヨハネス・アイヒナーとは1931年から一緒に住んだ」。 -
開館が14時なのでしばらく待ちます。
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建物の周りをうろうろ。
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ドイツ人のかなりご年配の夫婦が私に、クアパークは何処にあるか?と訊いてきます。どうしてでしょう。どう見ても私は土地の人ではありません。旅行者だし東洋人です。
ミュンターを見にきたならミュンヘンのレンバッハ美術館は見たかと訊いてきます。昨日見てきました、と答えると私たちはミュンヘンに住んでいる、と満足そう。 -
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昨日見たカンディンスキーの絵にこんな風景があったような気がします。
ミュンター・ハウスの前の道。 -
コットミュラーアレー。
この道を下ると街です。 -
ミュンター・ハウスの庭園。
そのうちに門が開かれ中に入りました。 -
町の教会、聖ニコライ教会が見えます。
咲いてる花はポピーですか。 -
建物の入り口は庭に面しています。
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入館料3ユーロ。
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館内に入ります。
いきなり晩年のガブリエレ・ミュンターのお出迎えです。85歳で亡くなっています。 -
以下アトランダムに館内の写真です。
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1918年、コペンハーゲンでのミュンター展のポスター。
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ミュンターが使っていた家具類でしょう。
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オリジナルです。
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展示室。
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DER BLAUE REITER/青い騎士。
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聖マルタンと貧者(実はキリスト)のようです。青い騎士を聖マルタンになぞらえたのでしょう。
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ミュンターの手跡。
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ミュンターの絵が壁を飾っています。
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室内風景。
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ミュンターの使っていた家具類。
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簡素な寝台。ミュンターが使用していたものでしょう。
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これはカンディンスキーの。いやですねえ。
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庭仕事のカンディンスキー。
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ミュンター。
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猫を抱いているガブリエレ・ミュンター。
カンディンスキーが写した写真。1907年、30歳ころ。 -
左:ミュンターハウスの食堂から音楽室の眺め。1909年。
右:ミュンヘンの住まいでデスクに座るカンディンスキー。1911年。 -
当時の写真。家は今と全く変わっていません。
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ミュンターの自画像。1935年。
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ミュンターの絵。
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竜を退治する大天使ミヒャエル。
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ミュンター:ミュンター・ハウス。
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ピエタ。
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ミュンター:窓辺の静かな生活。
絵の展示は意外に少なかったです。というのもミュンターは晩年自分のを含めそのコレクションの大部分をミュンヘンのレンバッハ美術館に寄贈したからです。
そこで絵葉書を幾つか借用します。 -
ミュンター:チロルの静かな生活。
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ミュンター:グリースブロイの窓から。
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ミュンター:ヴォルガ川の船。カンディンスキーのデザインに基づく真珠の刺繍。
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外の眺め。
バイエルンアルプスの山並みが見渡せる景勝の地にミュンターハウスは建っています。 -
窓外の眺め。聖ニコライ教会。
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ミュンター・ハウスにさよならして街に降りてきました。
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バイエルンアルプス。
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ウンター広場。
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ガストホーフアンゲルブラオ。
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ミモザ?
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聖ニコライ教会。
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聖ニコライ教会の墓地。
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以下聖ニコライ教会です。
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主祭壇。
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祭壇。
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白い衣服に青いマント、手にもつ百合の花、足元の三日月、マリアのシンボルです。これほど典型的にシンボルが揃っているのを見るのは初めてです。
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ピエタです。
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聖ニコライ教会からムルナウ城の眺望。
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ムルナウ城博物館。
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ムルナウ城博物館。
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メイン通りオーバーマルクトです。
とうとうかなりの雨になりました。 -
オーバーマルクト。
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オーバーマルクト。
オープンテラス好きのドイツ人は雨にも負けません。 -
市庁舎。
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市庁舎。
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市庁舎の壁面。
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アルプスの山並み。
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ぶら下がっているのはホップでしょうか。
ムルナウはビール醸造の町としても有名で何か所か醸造所があるそうです。 -
バイエルン王国摂政ルートヴィヒ。
ルートヴィヒ2世の叔父でルートヴィヒ2世、オットー1世の摂政を務めた。1821~1912年。 -
オーバーマルクト。
豚肉屋。 -
壁の絵が可愛いです。
テラス好きのドイツ人、雨でも頑張っています。 -
マリエンゾイレとマリアヒルフ教会。
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カトリックマリアヒルフ教会。
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マリエンゾイレ。
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マリエンゾイレ。
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オーバーマルクト。
左ホテルポスト。 -
ホテルポスト。
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ホテルポスト。
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1階はカフェです。
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オーバーマルクト。
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エンゲル薬局。
ポストガッセ。 -
郵便局。
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POSTAMT/郵便局。
昔の郵便配達夫です。ラッパを吹いています。ラッパはドイツ郵便局のマークになってます。 -
駅に戻る途中にあったルートヴィヒ2世記念碑。
あのノイシュヴァンシュタイン城を建てた王です。 -
1894年。
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「度々のムルナウ滞在の思い出に」。
ルートヴィヒ2世は何回かムルナウを訪れたのでしょう。
パン屋・ガストホーフ”ツア・ポスト”の主人アウグスト・バイヤーラッハーの提言により建立、とあります。先ほど見たホテルポストの昔の持ち主は町の有力者だったのですね。 -
駅へ戻る途中。
雨が止まないので近くのムルナウ・オルト駅に行くつもりが道を間違えムルナウ駅まで歩いてしまった。 -
ムルナウ駅。
ホームの片隅にオーバーアマガウ行きの車両が停まっています。2009年ミュンヘンからここムルナウで乗り換えて行きました。あの時はミッテンヴァルトまでも行ったのでした。 -
ムルナウ駅。
ミュンヘンに帰るのがまた一苦労。
来た時の逆で、ヴァイルハイムまで鉄道、バスでトゥッチングまで、さらに鉄道でミュンヘンまで。経験済みなのでまごつきませんでした。ムルナウ15:31発でミュンヘンには17:20に帰ってきました。
車内で。途中シュタルンベルクでどっと客が乗ってきました。女性、子供たちが雨に濡れて荷物を抱えたり子供を抱いたりして通路に立っています。私の前の席には元気のいい巨大漢が座って仲間とぺちゃくちゃ喋っています。アウトドアで遊んだ帰りのようです。その男は周りに気を配ることもなく平然とミュンヘンまで座っていました。私の方が子供を抱えた女性に席を譲ってあげようかと、気を揉んだほどです。 -
ホテルで一休みして食事に出ました。
何処にするか考えるのも面倒なのでマリエン広場に行きラーツケラーに入りました。
可愛い子供連れです。走り回る子供の後を父親が追っかけ、母親は全く知らん顔でした。 -
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名前は忘れました。パスタのようです。美味しかったです。
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ミュンヘン最後の夜です。少し散歩しました。
マリエン広場の本屋フーゲンデューベル。バイエルンで一番大きい書店です。何年か前アンナ・ヴィムシュナイダーの「ヘルプスト・ミルヒ/秋のミルク」という本を買ったことがありました。まだ読んでいません。 -
マリエン広場と新市庁舎、しばらくの(或いは永遠の)見納め。
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マリエン広場のマリエンゾイレ。
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マリア像。
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フラオエンキルヒェも。
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カオフィンガー通りの高級百貨店ヒルマー。
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ヒルマーのウインドウ。
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狩猟博物館?
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聖ミヒャエル教会。
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教会に武人像は不似合と思うのですが。
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ノイハオザー通りのマックス・クルーク。
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マックス・クルーク。
黒い森地方のカッコウ時計とかくるみ割り人形、ビールジョッキなどの土産物店。 -
アウグスティーナー。
2011年の勉強仲間との旅行では12名全員ここでホワイトアスパラを食べました。 -
もう一度ビュルガーザール教会に寄りました。
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聖母被昇天、私は空飛ぶマリアと名付けます。
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カールスプラッツ、別名シュタフス。
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夜のテレビで珍しく日本に関する報道がありました。
スペインで養殖されたマグロが、 -
日本に運ばれ握り寿司になり、缶詰になりヨーロッパに戻ってくる、という内容。
テレビのニュースの殆どは洪水とトルコの政情不安で占められていました。 -
洪水のテレビニュース。
連邦大統領洪水に見舞われた土地を訪問。
この美人のアナウンサー、日本のZDFのニュースでよく見ます。 -
連邦大統領が被災地を訪問した。
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洪水のニュース。
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2002年来の大洪水と言いますが、日本の洪水と比べるとそれほどでもと思ってしまいます。ドイツの人々には内緒。
地形によるのだと思いますが、ドイツや中部ヨーロッパの洪水はじわじわと水位が上がりゆっくり流れだんだん下流に移っていくようです。そこである地域で水が収まってもその下流で次々に洪水が発生していきます。崖崩れとか鉄砲水による被害というのは無いようです。 -
思えば今回の旅行は雨には見舞われたものの、ドレスデン、ハレ、ザールフェルトなどエルベ川、ザーレ川沿いの町は洪水の前に訪れ、ドナウ川沿いの町は洪水の後にという風に直接洪水の現場に遭遇することはありませんでした。もっとも鉄道の被害の影響は受けましたが。
明日はいよいよ帰国です。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 旅するうさぎさん 2013/07/31 10:15:45
- こんにちは。
- ベームさん、こんにちは。
レーンバッハとムルナウに行かれたのですね。
レーンバッハはずっと改修工事をしていましたが、
工事も終わって入館できるようになったのですね。
この前、BSで青騎士の特集をやっていて、新しくなった
レーンバッハギャラリーが映っていたので、
次の旅行ではレーンバッハに寄ろうかなと考えていところでした。
ベームさんの旅行記で見ることができて良かったです。
私もベームさんと同じように、レーンバッハギャラリーと
ムルナウを訪ねたことがあります。15年くらい前のことです。
私は二十歳の頃からカンディンスキーの絵が大好きで
ずっとムルナウに行きたいと考えていたのです。
その時にムルナウのミュンターハウスに行ったところ、
「改修工事中で長い間閉鎖中です」との看板が出ていて
残念ながら中は入れず、見たかったカンディンスキーがペイントした
家具などが見れませんでした。でも、あの場所から線路の向こうにある
教会やシュロスを見た時に、ああこれはカンディンスキーの描いた
ムルナウの風景だ!とすぐ分かりました。とっても嬉しかったことを
覚えています。
実はチロル、ムルナウ、レーンバッハを巡る旅を
数年後にしたいと考えていたのですが、
ベームさんの旅行記を拝見していたら、数年後ではなくて
来年にでも実行したいなぁと思いました(笑)
今の私だったら、しつこいぐらいにムルナウを回れると思うんです。
フランツ・マルクが住んでいたコッヘルにも行ってみたいなぁ…。
旅するうさぎ
- ベームさん からの返信 2013/07/31 18:29:12
- RE: こんにちは。
- 旅するうさぎさん、
今晩は。
メッセージ有難うございました。
私はレンバッハ美術館とミュンター・ハウス両方見ることが出来てラッキーだったのですね。
旅するうさぎさんはカンディンスキーがお好きだったのですか。私は特に何の知識もなくその名に惹かれて行ったのですが何か共感を感じました。
ムルナウではかなりの雨に遭いそそくさと町を後にしましたが、もっとあの風景に浸りたかったと思います。
旅するうさぎさんの写真はほんとに綺麗です。是非ムルナウに行かれて私のような雨の暗い写真でなく美しい写真を撮ってきてください。
ベーム
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