2013/06/02 - 2013/06/02
253位(同エリア776件中)
ベームさん
11日目、6/2(日)。
クローナハを発ちまずコーブルクへ。その後バイロイトに行き泊まります。
いつもの事ながら今日も曇り空。バイロイトでは本降りの雨となりました。
コーブルク:人口4万人。チューリンゲンの森の南斜面に位置する。1056年文献。1331年都市権獲得。エーレンブルク城など今も残る町の主要な建築物は1600年代前半のザクセン・コーブルク公国ヨハン・カジミール公の時に造られた。
代々の領主はザクセン・コーブルク・○○○というのが沢山ありややこしいが近代では1826~1918年まで続いたザクセン・コーブルク・ゴータ公国。小国ながら華麗な国際的政略結婚でスェーデン、ベルギー、イギリス、ポルトガル、ブルガリア各王室と繋がりがある。1920年バイエルン州の一部となった。
コーブルク城/Veste Coburgと松ぽっくりで焼いたソーセージが有名。
写真はシュロス広場とコーブルク城を行き来するビンメルバーン/ちんちん電車。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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北フランケン地方。
クローナハ~コーブルク~バイロイト。 -
クローナハからコーブルクに向かいます。
クローナハ発7:47、リヒテンフェルスで乗り換えです。 -
コーブルク駅にはロッカーが無いのでリヒテンフェルス駅のロッカーに荷物を入れました。
ロッカーといってもホームの片隅にこれだけ有るだけ。 -
リヒテンフェルス駅。
乗り換え時間に駅の外に出てみました。 -
リヒテンフェルス発8:37。
車内の注意書き。
「乗車開始にはすぐチケットを。自動販売機で買えます」。「有効なチケットが無ければ最低40ユーロ申し受けます」。
ご存知のようにドイツの鉄道は改札口が無いので切符が無くても乗車できます。しかし無賃乗車が検札で見つかると上記のようになります。
この車両には自動販売機が設置されていました。 -
コーブルク着9:03。
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コーブルク駅。古ぼけた駅舎です。
今日もどんよりとした曇り空。 -
駅前風景。
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タクシーでコーブルク城に向かいました。6ユーロ。
今回の旅では体力と時間の節約のため、駅から一番遠い目的地までタクシーで行き、歩いて町を巡りながら駅まで戻るパターンが多いです。
城門まで少し坂道を上ります。 -
コーブルク城。
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コーブルク城。
巨岩の塊と云った威容。 -
コーブルク城。
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コーブルク城。Veste Coburg。
1225年に文献に現われるが基礎部分は11世紀のものと思われ、16世紀にほぼ今の形になった。中世要塞としてはドイツ最大で「フランケンの王冠」とも呼ばれる。 -
以下コーブルク城。です。
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領主の館。
城塞で唯一木組みの建築物です。 -
領主の館。
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城内。
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ルター礼拝堂。
1530年、神聖ローマ帝国皇帝カール5世は宗教論争に決着をつけようとアウクスブルクで帝国会議を開き、新旧両派を招いた。ルターは当時帝国追放刑を受けていたので参加できず会議の期間アウクスブルクに近いコーブルク城に留まっていたという。
会議にはメランヒトンが出席しプロテスタントの信仰個条、宗教改革の根本教義を記した「アウクスブルク信仰告白書」を提出したがカトリック側の受け入れる所とはならず決裂、プロテスタント側のシュマルカルデン同盟結成となって行った。
両派の和議は1555年のアウクスブルクの宗教和議まで待つことになる。 -
城壁の入り口。
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敵が侵入してくるとドスンと落とします。
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トンネルみたいな城壁を潜ります。
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城壁がいかに巨大で分厚いか分かります。
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城壁を潜り抜けて振り返るとこの威容。
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難攻不落といった感じです。
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コーブルク城から町を見下ろす。
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城内は博物館になっています。
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精巧な寄木細工の部屋。
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ムーア人?
コーブルクの守護聖人はムーア人の聖マウリティウスです。 -
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極彩色の陶製暖炉。
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クローナハのマイン・フランケン・ギャラリー程ではないですがなかなかの美術品が揃っていました。
東方三博士の礼拝。 -
ガブリエル・メレスキルヒャー:聖クリストフォロスと聖オノフリウス。
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クラーナハの作みたいです。
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クラーナハ:ルクレチアの自害。
紀元前6世紀ころの女性。時のローマ王の息子に凌辱され自害した。ローマ市民はこれに怒り王一族を追放しローマの共和政体が始まったとされる。
貞女の鏡。クラーナハの好んだ題材です。 -
ミュンヘン、アルテピナコテークにあるクラーナハの「ルクレチアの自害」。
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クラーナハ:マリア、キリスト、ヨセフ。
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クラーナハ:聖マルガレーテ。
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ブルクマイアー:マリアと幼子。
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ホルバイン:マリアと幼子。
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ピエタ:1360年頃、フランケン地方。
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左聖ドロテア、右聖マルガレーテ。
いずれも300年頃の殉教者ですが実在しないようです。
ドロテアには子供が果物かごを捧げています。処刑の前に天使が持ってきたのです。
マルガレーテの足元に竜が踏みつけられています。竜に飲み込まれたマルガレーテが十字架で竜の腹を裂いて出てきたことによります。
果物かごも竜もアトリビュートです。 -
マリアと幼子。
1360年頃。 -
ティールマン・リーメンシュナイダー工房:マリアと幼子、それに従う天使。
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コーブルク城を終わり街に降ります。
城塞から少し下った所にあるバスの発着所。 -
帰りはビンメルバーン/ちんちん電車にのってシュロス広場まで降りました。
乗客は私一人。3ユーロ。 -
運転手がエンジンの調子を見ています。
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Gecko Bahn/ヤモリ軌道と書いてあります。
くねくねと道を走る様がヤモリの動きに似ているからでしょうか。実際乗ってみるとヤモリのようでした。狭い石畳の道を結構なスピードで走ります。 -
ビンメルバーンのパンフレット。
要塞特急でお楽しみを! -
城山の麓にあるアウグスチン教会。
カトリックの教会です。1860年。 -
ミサが終わった所でした。
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アウグスチン教会。
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シュロス広場の上の高台に建つエルンスト2世。
エルンスト1世の長男でアルベルト公(イギリスヴィクトリア女王の夫)の兄。1818~1893年。 -
シュロス広場。
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シュロス広場。
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シュロス広場とエーレンブルク城。
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シュロス広場。
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シュロス広場。
正面は州立劇場。 -
シュロス広場を取り囲む建物。
エーレンブルク城。
1543年ザクセン公エルンストが建築し、1623~1627年ヨハン・カジミール公が拡張した。1918年まで代々の公爵の居城。 -
エーレンブルク城の前に建つエルンスト1世公。1784~1844年。
ザクセン・コーブルク・ゴータ公国初代国王。息子がエルンスト2世とアルベルト公。 -
州立劇場。
エルンスト2世の宮廷劇場。1840年。 -
州立劇場。
ビンメルバーンはここから発着しています。 -
エディンブルク宮殿。
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産業・商工会議所。
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広場の時計台。
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ザクセン・コーブルク・ザールフェルト公子フリードリヒ・ヨシアス。
1737~1815年。 -
市街地の中に入っていきます。
昔の市の居酒屋、ラーツトリンクステューベ。ツーリストインフォメーションが入っています。 -
ツォイクハウス。
昔の兵器庫、現州立文書館。1621年。
とうとう雨が降り出しました。 -
人形博物館。
リュッカート通り。 -
人形博物館。
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盾と剣を持った武人の泉。
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リュッカート通り。
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キルヒホーフの聖モーリッツ教会。
コーブルクの主要教会。 -
聖モーリッツ教会。
マルチン・ルターが1530年ここで説教しています。丁度コーブルク城にかくまわれていた時です。14世紀。 -
聖モーリッツ教会。
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聖モーリッツ教会。
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聖モーリッツ教会。
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ギムナジウム・カジミリアヌム。
ザクセン・コーブルク公国ヨハン・カジミール公が1605年設立。ゲーテの父がここで学んだという。
建物の2階の角の像はカジミール公。 -
ミュンツ・マイスターハウス。
コーブルクで最も古い石造りの家。1350年。
壁に日時計が描かれています。 -
右手、ミュンツ・マイスターハウス。
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マルクト広場にやって来ました。
広場には目を引く建物が三つあります。 -
その1。
市庁舎。
1577年。 -
市庁舎。
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市庁舎。
コーブルク風と呼ばれる出窓のあるルネッサンス様式。 -
市庁舎。
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その2。
シュタットハウス/市庁舎別館とでも。
1601年ヨハン・カジミール公により建設された。
像はアルベルト公。 -
広場の真ん中にはアルベルト公像。英国ヴィクトリア女王の夫君です。1819~1861年。
大きな風船にすっぽり包まれています。 -
シュタットハウス。
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シュタットハウスの出窓。
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シュタットハウス。
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シュタットハウスの側面。
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ドラゴンの泉。
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その3。
ホーフアポテーケ/宮廷薬局。 -
ホーフアポテーケ。
1543年。貴族の館でした。 -
ホーフアポテーケ。
聖母子像。 -
聖母子像の足元の由緒ありげな彫り物。
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昼になりました。
広場にはいい匂いが流れています。
松かさで焼いたオリジナルコーブルク焼きソーセージ、と書いてあります。左の車のおばちゃんが愛嬌があったのでそちらで買いました。 -
屋台で焼いている松かさで焼いたソーセージです。コーブルクの名物で長さ31センチあるそうです。前のベンチに座って食べました。美味しかったです。2ユーロ。
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シュタットハウスの前に2台並んでいました。
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ユーデンガッセを歩いて駅に向かいます。
通りにある玩具屋。 -
ユーデンガッセとユーデン門。
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ユーデン門。
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反対側/外側。
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市街地の西をイッツ川が流れています。
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ユーデン橋。
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ヴィクトリア通り。
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お顔がヴィクトリア女王に似ていますが。
これでコーブルクを終わり今日の宿泊地バイロイトに向かいました、がこれまた大変。列車、バス、列車の乗継でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- frau.himmelさん 2013/07/17 14:38:06
- 毎日雨で大変でしたね。
- ベームさん、こんにちは。
やっぱり中ヌケで、懐かしいクルムバッハ、コーブルクを先に見せていただきました。
拝見しますに、連日の雨で本当にお疲れ様でした。
お写真では、畑がまるで海のよう・・
そのころ日本でもヨーロッパの大雨の被害を報じていましたが、その真っ只中にいらっしたのですね。
クルムバッハからバスで?と驚きましたが、列車が不通で振り替え輸送でしたか・・。
いやーどんなに大変だったか、お察しいたします。
でも、それにもめげず、しっかり観光していらっしゃる・・
クルムバッハービールもコーブルクの松かさ長ソーセージもちゃんと賞味なさっているし、さすがーー。
次はいよいよバイロイトですか?
楽しみにしています。
himmel
- ベームさん からの返信 2013/07/17 22:17:30
- RE: 毎日雨で大変でしたね。
- himmelさん、
今晩は。
早速クルムバッハとコーブルクご訪問いただき有難うございました。
次回のバイロイトと合わせ大いにhimmelさんの旅行記大いに参考にさせて頂いています。
バス便は水害による代替輸送ではなく、どうも鉄道の定期点検によるものではないかと思います。それにしてもクルムバッハ・クローナハ間くらいバスの直行便にしてくれたらいいのにと思いました。
コーブルクのソーセージ、私の方がちょっと短いのは両端を少しかじった後かも知れません。
これからヴュルツブルク拝見させていただきます。
ベーム
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