週末秘境トラベラー　南アルプス周辺の秘境「下栗の里」「小和田駅」

2013/06/14 - 2013/06/15

週末秘境トラベラーによる、岐阜〜長野〜静岡の南アルプス周辺の俳諧日記です。

［EPISODE１］　日本のチロル「下栗の里」　（長野県）


仕事終了後、関西某所〜中津川駅（岐阜県）まで電車で移動
宿は取ってなかったので、現地のビジネスホテルに飛び込みます。
夜、情報を集めるため、近くのBARへ
BARで親しくなった方から、下栗の里に関する貴重な情報をもらいます
　・中津川は日本の真ん中の中の真ん中
　・車で下栗の里に向かうには、ドラテクが必要
　・下栗のソバは日本一

あまり関係のない情報もありましたが、翌朝8：00、中津川駅前で予約していたレンタカーを借り、下栗の里に向けて出発します

　（カーナビ推奨経路）　
　中津川IC　＝　飯田IC　−　国道251　−　矢筈トンネル　−　しらびそ峠　−　下栗の里
　
　＝：高速道路
　−：下道


とりあえず、カーナビの指示どおりに進みます。
　
　　

　

エリア 飯田(長野)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 2.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

　ところが、矢筈トンネルから先は、どんでもない山道！　道は狭いしガードレールは無いしカーブミラーの数も少ないし・・・ミラーの代わりに以下の看板があちらこちらに掲示されていた
　・カーブ注意
　・落石注意
　・クマ注意


やっとの思いで、しらびそ峠に到着

しらびそ峠からの風景
あいにくの天気で、景色は全く見えません・・


その後、下栗の里まで同じような道を走ること約2時間

ようやく下栗の里へ到着

最寄の駐車場から20分ほど歩いてビューポイントへ

下栗の里 名所・史跡

ろーれりほー！！！
ちょうど雨もあがって、絶景が広がっています

紅葉の季節だと、もっと綺麗なのでしょうね！

BARで日本一と評されている蕎麦屋へ

下栗の里の中でも、もっとも高いところにあるお蕎麦やさんです

土日限定の手打ち蕎麦
並：1000円
大：1500円　也

おなかも空いていたので、大をいただきました。



なお、店員曰く、中津川から車でくる場合は、次のルートがオススメとのこと

　中津川IC　＝　飯田IC　−　国道251　−　国道152　−　南信濃木沢　−　下栗の里　
　＝：高速道路
　−：下道

確かにこの道なら峠越えしなくてすむので、かなり時間が短縮できそうです。

里の湧き水をいただきます。
なんでも、下栗に伝わる「命の水」とのこと


［EPISODE２］小和田駅　（静岡県）
命の水をいただきながら、次の目的地の計画を練ります。
次の目的地は、日本屈指の秘境駅「小和田駅」！
駅につながる橋が崩落したため、車、バイク、自転車などではアクセスできず、電車でしかたどり着けないという、とんでもない駅です。

まずは車で、小和田駅の2駅南側にある、「水窪駅」を目指します

ここで一つ問題が！！

なんと電車は2時間に1本しかないため、帰りのことを考えると、
水窪駅13：08発　〜　小和田駅13:19着
の電車に乗るしか選択肢はありません。。

急いで車を飛ばして、水窪駅へ

水窪駅到着！
時間ギリギリでした。

近くの駐車場に車を止めて、すぐに電車に飛び乗ります

小和田駅到着
ここは3県（静岡県、愛知県、長野県）の県境にあたる駅でもあるとのこと

ここでもまた一つ選択肢が
当然、帰りも電車で帰るわけですが、時刻表からはどちらの電車にするか選択が必要です。
①13:40発の電車（滞在時間：20分）
②16:01発の電車（滞在時間：160分）


折角ですので、②の電車を選択して、心行くまで駅周辺を探検します！！

駅の校舎はこんな感じです。

徒歩10分

打ち捨てられたオート三輪

後述の橋が架かっていたころは、ここまで来れたようです

徒歩15分

廃墟となっている製茶工場
静岡の銘茶を作っていたのでしょうか？？

こっそり中に入りましたが、著作権が絡むかもしれないので写真は割愛します

徒歩25分

道は悪いですが、天竜川沿いまで徒歩で来れます。

よく見ると、向こう岸に野生の鹿が水を飲みにきています！！

徒歩30分

ここにも廃墟が・・と思いきや、どうやら人の住んでいる気配が！！

どうやら物好きな方が1名住んでいるようです。

徒歩40分

落ちたつり橋「たかせ橋」

昔はここを通って車（バイク？）が行き来していたらしいです

今となっては、向こう岸まではマリオでも飛び越せないほどの断崖になっています

徒歩70分

最寄の集落「塩沢集落」に到着

まあ、普通の集落です。


帰りも70分かけて小和田駅まで戻ります

小和田駅まで戻ります
山道を歩き続けてへとへとです。
当然、食べ物、飲み物、自販機の類は全くありません。

駅の校舎をあさっていると、旅の思い出日記なるものを発見します。
さらに、期限の過ぎたカップラーメンも発見！！

思い出日記第一号を覗きます。
昭和54年1月18日が初回の書き込み、、、

うーーーーん・・・

昔の人のセンスはよく分からん。。。

実は、思い出日記題１巻の本書は紛失してしまっており、備え付けられているのは内容をコピーしたレプリカとのことです。

さらにページをめくっていると、どこぞの絵師が書いた萌えキャラが！！
この絵師に日の目をみる日は来るのでしょうか？？


そうこうしているうちに電車が来ます。
小和田駅１６：０１発　〜　水窪駅１６：１２着

水窪駅から車で南下して、静岡の掛川駅まで移動。
レンタカーは掛川駅で返却し、電車で帰ります。



関西からなら、このルートは1日で制覇できると思います。（ただし中津川で前泊）
ご参考までに