河南省・中原の旅　登封・嵩山へ

2013/06/03 - 2013/06/10

今回のツアーのメインテーマ、世界遺産?天地之中歴史建築群″の中の、観星台・嵩岳寺塔・崇陽書院等を見学します。

エリア 嵩山(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

四日目は?天地之中歴史建築群″の、嵩山の中でも一番南の中岳廟から入ります。

中岳廟中華門
中岳廟は秦代創建ですが、現在は清代に改築されて、故宮を基本に建てられているので、確かに馴染みの感がある風情です。

中岳廟

樹齢2200の柏の老木

鉄人
北宋(1064年）鋳造の倉庫の四隅を守る鉄人。高さ３ｍ・重量3トン。

中岳廟　
道教寺院での中国式参拝・・・沢山儲かりますようにとお願いするのかな？

中岳廟 峻極門(将軍門)

中岳廟　峻極門(将軍門)
お団子にした頭髪が道士！と言っています。

中岳廟峻極殿

中岳廟峻極殿を入り、導かれるまま進むと、３３間堂？！　道教の神々が行列していました。

次は少し登った処にある嵩岳寺塔へ

嵩岳寺塔
北魏(520年)建立の中国最古のレンガ造りの塔です。

嵩岳寺塔
佛教が中国に伝わって間もない頃の造りらしく、インドのアーチ様の曲線が中国では珍しい。まだ中華風に為っていないのが新鮮。

嵩岳寺塔の仏像
仏像もまだ中華風に為っていない気もしますが、金色の衣は現代風。

嵩岳寺塔の仏像の頭上は天辺まで吹き抜けていました。

嵩岳寺塔から更に少し登って、次は法王寺です。

法王寺に入ると少林寺の風が・・・欧米系の女性修行者も居て、ヨーロッパ等の少林寺人気を感じます。

少林寺拳法はサンドバッグ修行もするんですね。

少年拳士は楽しそうに階段修養？

法王寺天王殿

石板・・・2010年7月に発見された。
目を皿の様にして読んでみれば、文末に遣唐使?円仁″の銘が見えます。

法王寺大雄宝殿

雄宝殿の屋根の上で見守る、可愛い獅子！

嵩陽書院はご長老のお二人が獅子の様にお出迎えしてくれました。

大唐嵩陽観記聖徳観応之頌碑
唐玄宗３年(744年)建立　　河南省最大の石碑
篆書・隷書の碑文が美しい

嵩陽書院　古樹老木

将軍柏　
嵩山最高齢？樹齢4500年！こんなに長く生きたのなら世の善も悪も見尽くしているのでしょう。

嵩陽書院

嵩陽書院

嵩陽書院　将軍柏の後ろ姿

昼食レストラン門前に出ていたナッツ売り。
この中に殻つきアーモンドが有り、殻つき！に飛び付く。

午後は観星台に・・・観羊しながら入ります。

観星台照壁

観星台正門

周公測景台
周公旦が日陰の長さから日時を測ろうとした、その業績を讃えて世紀723年に設置されたもの。

観星台

観星台
元代の1279年に建造された天文観測施設
中国27か所に観測施設を造り、中でも登封の観星台は天地の中と重要視された。

観星台上部から下を見る

日時計

観星台の横腹には2ヶ所に弾キズが・・・これも日本軍の砲弾によるもの、当初その傷はもっと激しかったものを、ここまで修復しました。・・・この解説は現場の解説板に中・英・日語で書かれたものからです。
ガイド氏は敢えては説明なし。・・・日本人観光客への気遣いです。

老婆と羊

リラックスムードの羊さん、我々の気配にゆっくり退散。羊も外来者にお気遣い！

永泰寺　尼寺
此処は参観ではありません、精進料理の夕食を戴きます。

セロリとソーセージの炒めもの、食べてもソーセージとしか思えないほど、不思議。

カリフラワーの肉炒め、このお肉は、昨日朝市で見た茶色いお豆腐かな？

またまた食べかけ・・・甘いたれで、何を模して作ったものか、良く判りませんでした。

夜はオプションで、禅宗少林・音楽大典というショーを見に行きました。
小室山を背景に少林拳舞・中国舞踊のショーが、屋外の巨大ステージで繰り広げられます。オプション代200元(門票198元)

禅宗少林・音楽大典
1時間のショーには600人もの出演者が次々と出てきます。

禅宗少林・音楽大典
地元の風景場面なのか、本物の羊たちも出てきました。

禅宗少林・音楽大典
白馬に乗った三蔵法師と思われる人も、乗馬のまま橋をゆっくり渡って行きました。

禅宗少林・音楽大典
空中での剣舞もあり・・・1時間は中々疲れました(エネルギッシュな若者向けかな？)