2013/05/03 - 2013/05/05
108位(同エリア1708件中)
flatfishさん
- flatfishさんTOP
- 旅行記12冊
- クチコミ87件
- Q&A回答0件
- 54,135アクセス
- フォロワー1人
二日目の主眼はなんといってもサファリパーク。名前だけは以前から聞いていたけれど、はたしてどんなところなんだろう?動物好きとしては、一度は行ってみたかったところなんだよね。
- 旅行の満足度
- 2.5
- 観光
- 2.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
5:15起床。ああよく寝た。一カ月に一回くらいは「ああ良く寝た」感満載の朝があるのだけど、今日はその日。
カーテンを開けると外は快晴で、富士山をくっきりと見ることができる。まだ日本は大丈夫だ。よかったよかった。タモリすごい(しつこい?)。
今日はサファリパークに行くのである。この期間、6時から開園してるんだって。
さすがに開園してすぐ、とはいかないけれど、8時前くらいには着くように、早めにホテルを出発。 -
予定通りの時間に着いたものの、サファリパークはもう満員。受付までに時間かかったり駐車スペースがなく焦ったり、なんやかや紆余曲折を経て、ようやく目的の「ウォーキングサファリ」へ。
サファリパークって基本は自動車で回るのだけど、500円追加すると歩いて動物を見るルートを体験できる。僕たちはそれを選択。
動物にレンタカーを傷つけられると大変だし、見たところもう園内で渋滞してるっぽいからね。 -
さて、ウォーキングサファリ。野生に近い状態にいる動物たちに会える。動物好きの僕なんか、娘以上にドキがムネムネなのである。
またこの山道を歩くってシチュエーションがいいではないですか。見る側も見られる側も自然の中にいる。普通の動物園では味わえない贅沢な時間と空間だ。 -
が……歩けども歩けども、動物の影は見えず……。まーったく、見える気配すらないのである。
ここ「サファリパーク」だよね。確か看板にもそう書いてあったと思うのだが……。ひょっとして、道を間違ってしまったのだろうか?ひょっとして、サファリパークって植物園だったのではないだろうか?苛立ちと不安を抱えながら、歩く歩く。
動物はまだ、姿を見せない。 -
いい加減怒り心頭に発し、「金返せ〜!」と叫びたくなったそのとき、あった!クマのエサやり体験ができるという小屋のようなものを発見!近くにいた人たちみんな、そこになだれ込む。
……ま、いちおう「間近」では見られるけどね。穴からエサを放り込むとクマが透明な仕切りの向こうで食べる。
いちおう写真は撮ったが、事前情報無しでは「黒い何か」としか答えられなさそうな写真になってもうた。 -
それからまた長時間歩いて、今度はライオン。おお!これはけっこう迫力あるではないか!いいねえ。これよ、これ。
写真は、悠然とたたずむオスのライオン。仕切り越しなのでかすんでいるけれど、
「わし、百獣の王でっせ。威厳ありまっしゃろ」
ってな儀容は感じ取ってもらえると思う。 -
ここでもエサやり体験あり。
長い棒に肉片をつけて檻の中に差し出すと、ライオンが前足でぐっと引きよせかじりつく。その力は、大人が棒を握っていてもついふらついてしまうほど。迫力満点!これよ、これ。早くこれを見せなさいって。 -
にしてもライオンからしたら災難なのである。1回で与えられる肉片は、ちょっと豪華なビーフカレーに入っている程度の大きさ。ライオンにとっちゃ「微量」と言っていい量だと思うんだよね。
浅草あたりのソバ屋で、値段がバカ高い割にちょこっとしかソバが盛られておらず、
「なんやこれ。こんなもん、食ったら余計に腹減るがな」
というシーンをよく見るが(?)、眼前の光景はまさにそれなのである。ちょっとかわいそうではある。 -
さてライオンに満足したら、またまた地獄のロード。背中を丸め下を向き、トボトボトボトボと歩く。
確か僕は動物を見に来ていたような気がするのだが……。途中、申し訳程度にトラのはりぼてみたいなのがあったり。ああ、トラだトラだ、わーい。……なめとんのかサファリパーク!僕が見たいのはこれじゃない! -
疲労もピークの頃に今度はチーターのゾーン。が、むこ〜うの方に、なんか寝そべっている形が見えるかな〜、といったところ。
これだけ歩いて、これだけ疲れさせて、その結果がこの光景か!
一日中身を粉にして働いたのに、日給はタワシの現物支給だった、みたいな徒労感。なんか悲しさすら覚えてしまう。
ああ、思い出したら泣けてきた。世界はなぜこれほどまでに冷徹で、これほどまでに不条理なのであろうか。なぜ自分だけがこうも不幸なのか。 -
いえね、シマウマはそこそこ近かったですよ。キリンもね。キリンなんか、親子が寄り添ってたりしてね。でもね、僕たちはこれだけ歩いてるんですよ。めちゃくちゃ疲れてるんですよ。それに見合ったものが欲しいじゃないですか。この労苦は、報われるものであってほしいじゃないですか。
なんて、僕たちは夫婦で愚痴だらけ。
以降、いくつかの動物はほとんど、ずいぶん遠くで寝そべっているのが見える程度。娘たちが楽しみにしていた象も見られないし。なんちゅうコストパフォーマンスの低さや。。。 -
と、文句ばかり言っているけれど、もちろんこういうことを楽しむ人もいると思うんだ。トレッキングが趣味の人とかね。
だから、ちゃんと事前に情報を開示してほしい。
「ここは、山歩きが主で、時折動物を見ることができるかもしれない所ですよ」って。
僕みたいに「動物を見る」を主目的にしている人からすると、なんだか羊頭を掲げて狗肉を売っているように思えてしまう。 -
「いや、サファリパークの真骨頂は車で回るってことなんだから、歩いて回ることに何かの価値を求めるのがおかしい」という意見もあるかもしれない。
だけど、だったらこの「ウォーキングサファリ」入場のための追加料金を取るべきではない。
あくまでも傍系の施設としてわかりやすく位置付けておかなきゃ、僕のように感じる人が続出しちゃうんじゃないかな。 -
疲労困憊でウォーキングサファリ終了。激混みのレストランで昼食を摂る。
昔から「色の白いは七難隠す」って言うけれど、それに倣うなら「人の多いは七楽隠す」と言えると思う。
もうあまりの混雑ぶりに精神が極限まで疲弊して、食べ物の味なんて微塵も記憶にない。 -
レストランのそばのふれあい広場。カメとかウサギとかネズミとかを間近で見て、触ることができる。
いろんな施設でよくあるコーナーだけど、少なくともウォーキングサファリよりはずっといい。 -
カンガルー。なんかえらい人相が悪かった。
都会の喧騒に慣れると心がやさぐれてしまうのは、人間もカンガルーも共通なのかもしれない。 -
他のカンガルーもやはりやさぐれて、ふて寝をしている。
その姿はどう見ても40代も後半に差し掛かったオッサンなのである。 -
ミーアキャット。こっちはまだかろうじて純真を保っている様子。
その志を忘れないでほしい、と、心の中でそっと手を合わせる。 -
ライオンの赤ちゃん。ネコ科の赤ちゃんってほんとにかわいいよね。
『ドラえもん』に出てくるのび太のクラスの先生ですらクニャクニャになってしまうくらいのキュートさ。 -
と、最後にようやく動物を堪能して、おしまい。
その後、これまた地元で人気の居酒屋(と料亭の中間くらい?)に行って夕食。おいしかったー。 -
僕と妻はコース料理を頼んで、娘2人にはコースの料理もわずかにわけあたえつつ、追加で注文したソバを食べさせて腹を膨らませよう、という作戦だったのだが、追加のソバ、全体的にピリリとわさびがきいてしまっている。
娘は一口だけ食べたけど、もうそれ以上は無理とのこと。仕方なく僕がそばをがっつり食べ、コース料理は結構娘に取られるという、当初の目論見とは逆の結果に終わってしまった。。。
いやまあ、ソバもとても美味しゅうございましたよ。
二日目は、心地よい満腹感の中、終了。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
この旅行で行ったグルメ・レストラン
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
21