2013/04/14 - 2013/04/21
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say13さん
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アフリカ大陸の訪問は今回が初めてです。2013年4月に8日間の旅程でモロッコを訪れました。今回の一番の目的はメルズーガ大砂丘を見にゆくことです。
成田発パリ経由カサブランカ到着のエールフランスの航空機利用です。
その1では首都ラバト、ヴォルビリス遺跡、ワインの産地で知られるメクネス、世界一の迷路があるフェズの観光です。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
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-
初めにどこのエアーを利用するかで迷いました。
選んだのはエールフランス航空を利用したツアーです。成田NRT11:55発AF275便はパリのシャルル・ド・ゴール空港CDGまで所要12時間かかります。待ち時間が1.5時間で乗換後3時間でカサブランカCMNの現地時間が19:45に到着です。それでも成田出発から17時間ほどかかります。
検討したエアーはカタール航空とエミレーツ航空ですがいずれも20時間以上の飛行時間と乗換の待ち時間が数時間かかりかつ翌日到着になります。
ただし帰りのカサブランカ発が早朝になりますがトータル時間が短いエールフランス航空を選びました。 -
成田をほぼ定刻の12:00に出発しました。機内で配られた飲物リストにシャンパンが載っています。
ちなみに搭乗機のエアバス380は総2階建てで538席です。
1階の機内はほぼ満席です。 -
エコノミークラスでもシャンパンが飲めるところが良いですね。
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ランチは舌平目、ホタテを選びました。
時差の関係でヨーロッパ(西)に向う時は起きていてもあまり問題ないので映画を3本ほど観て時間を過ごしましたのでさほど退屈感はありません。 -
2回目の機内食はパテの皮包です。あと2時間ほどでパリに到着です。
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ほぼ予定通り17:05にシャルル・ド・ゴール空港に到着です。
搭乗機のエアバス380です。 -
シャルル・ド・ゴール18:40発AF1496便に乗り換えです。乗換時間の1時間30分はちょうど良い時間帯で接続がスムーズに感じます。
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機内食が出てきました。モロッコ料理のクスクスの様ですが冷たくオリーブ油がかかっています。成田を出発してから3度目の機内食で食傷気味です。
機内は現地の人が多く乗っているように思えました。隣に座った30代半ばの男性と話をしたら、オーストラリアから商用で3日間の予定でカサブランカに初めて行くそうです。
世界各国を飛び回っているようです。
飛行機は予定通り3時間でカサブランカのムハンマド国際空港CMNに到着しました。現地時間は19:45です。パリとの時差が2時間あります。 -
カサブランカからバスで1時間のラバトのホテルに到着です。部屋に23時過ぎに入りました。通された部屋はベッドルームと居間が付いた広い部屋で、奥にはガラス越しにバスルームが見えます。
さすがに長時間の移動の疲れがあり、ぐっすり眠れました。 -
モロッコは日本との時差が−9時間あります。翌朝6:30のモーニングコールですっきりの目覚めです。朝食を頂きました。
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宿泊したRIVEは94室のホテルで、近くにはエジプトやドイツの大使館があります。
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ホテルを8時に出発し、初めに向かったのはヴォルビリスのローマ古代遺跡で世界遺産に登録されています。
この場所は紀元前1世紀に北アフリカのベルベル人の部族が王国の首都をおいたことに始まり、ローマ時代にローマの属州の州都となり2-3世紀にローマ風の建物が建てられ全盛期には2-3万人の人が住んでいたと言われています。
その後3世紀末にローマ帝国が撤退し、キリスト教徒共同体が存在したり4世紀末に地震に見舞われたり7世紀にイスラムが席巻したりの変遷を重ね、フェズが首都になったことがきっかけで没落していったようです。
遺跡群は1874年からフランスの考古学者グループにより発掘が始められました。 -
キャピトルでここにはジュピター(ゼウス)が祀られています。
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右にキャピトル左にバジリカが見えます。バジリカはローマ時代に裁判や公的な会議、集会や時には市場としても使われ町の中心に位置します。
ローマが衰退しキリスト教が入ると教会施設として使われたようです。 -
この遺跡の特徴の一つに、大きな「家」と言われる邸宅にある床のモザイク画にあります。鮮やかで美しいモザイク画が残っています。
これはデザルターの家と言われ、馬にまたがったモザイク画が描かれています。デザルターとはギリシャ語で馬から馬へ飛び移りながら走らせる運動技術をもった男をさすそうで、古代ローマのサーカスに人気があったようです。 -
ここは水道が引かれ洗濯場だったそうです。
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カラカラ帝の凱旋門。
これは212年に、当時の皇帝カラカラは属州の自由民にローマ市民権を与え、課していた属州民税を廃止した「アントニヌス刺令」を発布しました。これに感謝して277年に凱旋門が建てられたそうです。 -
大浴場。
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大通りが2KMも続いています。
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ここは騎士の家と言われ六角形の縁内にバッカスと恋人アリアドネを描いたモザイク画があります。
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ディオニソスと四季の家。ローマ神話にあるディオニソスが描かれています。
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ヘラクレスの功業の家。ヘラクレスはギリシャ神話で12の功業をはたすことになり、その苦行の様子を楕円の枠に描写したモザイク画です。
いずれにしてもはるか古代の遺跡がまじかに見学できることは素晴らしいことです。 -
次にやってきたのはメクネスです。ここはヴォルビリス遺跡から30KM南に位置し10世紀頃ベルベル系メクネッサ族が都市を作り周辺にオリーブや葡萄などの農業地帯を造ったことに始まったようです。
ここは旧市街(メデイナ)の中心にあるエディム広場です。 -
広場にはタジン鍋の陶器を広げているお店が見えます。
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広場に面した通りにマンスール門があります。北アフリカで一番美しいと言われているそうで馬蹄形のアーチは青と緑のモザイクと彩釉タイルでかたどられています。
この門はイスラム教に改宗したキリスト教徒マンスールが設計したと言われ1732年に完成しました。改宗者の勝利の門とも言われているそうです。 -
マンスール門の近くから城壁を入るとまた城壁がありその先にモスクが見えます。この先のレストランに向かいます。幾重にも城壁があります。
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たどり着いたレストランです。
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早速メクネス産のワインを頂きます。
イスラムの国では禁酒があたりまえですが非ムスリムにはレストラン等でアルコールを提供しています。ハーフボトルで70デルハム約850円位です。
普通に美味しいです。 -
イカの詰め物とジャガイモのタジンです。あっさりしていて美味しいです。
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レストランの路地の向かいにあったお店です。カラフルでおしゃれな感じです。手前は駄菓子屋の感じで隣は時計やパソコンの周辺機器などが置いてあります。
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バスの中から見かけたムーレイ・イスマイル廟です。
これからメクネスを離れフェズに向かいます。 -
フェズへ到着し初めに南の砦と呼ばれる街全体を見渡せる高台にやってきました。
フェズの町は3つの地区に分かれています。9世紀にできた旧市街フェズ・エル・バリで世界一複雑と言われる迷路があります。この南に接して13世紀につくられたフェズ・エル・ジエディドには王宮があります。さらに1912年フランスの保護領以降に造られた新市街がつながっています。 -
丘の上にある砦です。
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南の砦からメディナに向かう途中で陶器工房に立ち寄りました。
ろくろを回しタジン鍋を作っています。 -
皿に絵付けをしています。
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陶器を焼く窯。
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壺にも絵付けをしています。
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こちらでは職人さんが小さなモザイクタイルを張り付けています。
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出来上がった製品です。
伝統的な工法で手造りです。 -
フェズ・エル・バリのメディナにやってきました。初めに迷路に入ります。住宅がくっついているような場所でここが一番狭い通りだそうです。
薄暗い中を右に曲がったり左に曲がったり、しばらく歩きます。 -
一旦迷路から外にでます。
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この地で育ったガイドさん曰く、小さいころは迷ったそうです。
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再び1000年前に造られた迷路のスークに入ります。
オリーブのお店です。 -
上にある容器に入ったのは塩漬けの肉だそうです。
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ヨーグルトらしきもの。
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小麦粉を水でのばし一枚ずつ焼いています。見ずらいですが左端の卵型の黒い石に乗っけて焼きます。肉などを巻いて食べるのだそうです。
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ラクダの肉が店先にぶら下がっています。ちょっとグロテスクな感じです。
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サボテンの繊維を撚ってつくられた糸を、壁にかけ干しています。後で織物工房を見学します。
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ネジャーリン広場にやってきました。このあたりは大工の職人さんが大勢いるところです。
壁面の美しいモザイクの下に水が流れています。その隣は18世紀に造られたホテルだったところですが現在は博物館です。 -
大工さんが作っている婚礼家具。
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この婚礼家具はレンタルだそうです。
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男性の婚礼衣装。
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女性の婚礼衣装です。
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フェズ川のほとりにあるなめし革染色職人街(タンネリ)にある革製品のお店に寄ります。
お店の中を通り3階の屋上に登ります。 -
独特の臭いが強いため臭い消しのミントの葉をもらい鼻に当てながら屋上に登ると染色桶が並ぶ作業場が一望できます。
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大きなドラム状の洗濯機で革を洗浄します。染色桶が並んでいて手作業で染め上げています。
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染め上がった革が干してあります。中世から続く作業方法がいまだに続いているそうです。それにしても強烈な臭いです。
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タンネリを離れカラウィン・モスクを通りすぎます。ここは9世紀に建てられ、祈りの場所から学問の場所になり現在大学としての機能を備えていますが異教徒は中に入れません。
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キサリアと呼ばれる織物や絹製品のスークがあり、その中の織物工房に立ち寄りました。
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原材料はリュウゼツランというサボテンの繊維を撚って糸にしたもので織物を作っています。いわゆる絹糸ではありません。
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出来上がった織物でスカーフやターバン状に巻いて利用します。
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夕方フェズのホテルに入りメクネス産のワインを飲みながらの夕食です。
その2に続きます。
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