丸の内　超広角の世界　Marunouchi/World of Super Wide View

2013/05/06 - 2013/05/06

新丸ビル７階テラスより望む東京駅全景　2013.5.6　　16：55
Tokyo Station View from 7th floor terrace of Shin-Marunouchi Bldg.

黄金週間最終日の5月6日（月）、S.スピルバーグ監督の映画「リンカーン」を池袋サンシャイン60通りのHUMAXで見たあと、先日視力低下で使えなくなったMF一眼レフCONTAX RXとツァイスレンズ4本を売って、そのお金で買ったキャノンの超広角レンズEF-S10-22mm(F3.5-4.5)(カタログ記載価格￥98000税別）の試し撮りに丸の内ヘ出かけました。
何度となく撮影したエリアで、今までの標準ズームレンズEF-S17-85
の視野限界を熟知しているため、超広角のトライには最適な場所です。
驚きの最も大きかったのは、新丸ビルからあの330mもある東京駅が視野に入ることです。
また周囲にたくさんできた超高層のビルが同じ画面に「写るんです」。

超広角レンズの特徴である強調された遠近感（パースペクティブperspective）と広角歪み（ボリューム歪像）とにより、肉眼では見られない異次元の視界・空間像の発見があり、今まで体験したことのない「遊びの世界」が楽しめることが分かりました。

そもそもこのレンズに興味を持ったのは、来週（5.13〜）出かける南仏への旅行で、ニース近郊の山の上の村エズhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%BAの断崖の上から眼下に見下ろす紺碧の地中海を撮りたい願望があったからです。

この日の撮影は試し撮りが目的のため、詳しい説明文はありません。
本番の南仏の美しい風景がうまく撮れたら詳しい旅行記でご覧いただきますのでご期待ください。

撮影CANON EOS40D
EF-S10-22(水平画角97°10′〜54°30′）35mm換算16-35.2mm
EF-S17-85（水平画角68°40′〜15°25′）35mm換算27.2-136mm

<訪問御礼>
5月7日に投稿したところ、1日で100を超えるアクセスがあり驚いています。
普段見ることが出来ない視覚・視野の広さが新鮮に見られたのかもしれません。
写真の解説は超広域ではありませんが、できるだけ充実させたいと思います。

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エリア 丸の内・大手町・八重洲(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

2013.5.6　　16：38

池袋から丸ノ内線で東京で降り、まずは新丸ビルにやってきました。

私にとってはこのエントランスは丸の内のお気に入りスポットの一つです。
他には三菱一号館広場、明治生命館など、いくつかあります。
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10668155/

カメラを前方ななめ上に向けているため、通る人は全く気にする様子がないのは超広角レンズのメリットの一つです。

ダウンライトが女性の立体感を豊かにしてくれます。
モデルは予め用意するわけではなく、その瞬間に無意識に視界に入ったものを捉えます。一種の動物的本能・条件反射みたいなもので、猫の前を通りかかったネズミ（失礼！）かな。

次の写真ではなく、こちらがイチオシです。

新丸ビルは今までに何度も訪れました。

http://4travel.jp/traveler/810766/album/10703899/
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10683181/
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10710043/

床から天井までが視野に入ると肉眼では見られない視覚の世界があります。
これらの写真は最も広角の焦点距離10mmで撮りました。
35ミリ換算では16mmです。(CANON　EFレンズカタログによる）

従来から使用している標準ズーム17-85でも肉眼では見られない景色が捉えられます。
日没直後の富士山と三日月の幻想的な風景です。
「狭山湖の入り日と富士と三日月 （45分間の入り日ショー）」
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10523299/

新丸の内ビルディング
http://www.marunouchi.com/shinmaru/

戦中生まれのシニアの私にとっては、渋谷・新宿などよりも丸の内の方が落ち着いた雰囲気で好きです。
六本木の東京ミッドタウンも似た雰囲気です。

WBホワイトバランスの設定で上掲の写真とこのように異なります。

どちらが美しいかは好みによりますね。ワタシハコチラ

I like this one better than the above.

人の顔のモザイク化粧はフリーソフトmoza147に依る。

日本の建築文化の格子天井（こうしてんじょう）の美を感じさせます。


格子天井画像集
http://www.google.co.jp/search?q=%E6%A0%BC%E5%AD%90%E5%A4%A9%E4%BA%95&hl=ja&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=-baJUfetGcGMkwXPtIAQ&sqi=2&ved=0CCwQsAQ&biw=985&bih=663

通路の中央部分は歩いていると気づきませんが、こうして写真で見るとヨーロッパで時々見かける「だまし絵」のようです。

チェコのだまし絵は有名です。
http://prahalife.exblog.jp/7379584

http://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B3%E3%81%AE%E9%A8%99%E3%81%97%E7%B5%B5&hl=ja&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=JOCJUcGgEIOqkAWO2YGAAQ&ved=0CCwQsAQ&biw=985&bih=663

エレベーターホールは品があって落ち着いた高級ホテルのような雰囲気で、日本の玄関口のビルにふさわしいです。

新丸ビル2階のホールの窓からの風景　　16：46

ガラス越しのためクリアさには欠けてしまいます。

新丸ビル2階ホール

毎年GWに開催されるラ・フォル・ジュルネ（熱狂の音楽祭）の会場の一部になることもあります。
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10564608/
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10668155/

左より
グラントウキョウサウスタワー、フォーシズンズ東京丸の内、JPタワー、丸ビル

JPタワー、丸ビル（中央）

北東の方向には大きな雲が見えますが、このあと池袋へ戻ったら夕立の後で、路面が濡れていました。

カメラを普通に横向きで構えて、JPタワーが画面に収まるとは！

最広角10mmでの垂直画角は54°30′もあります。

東京駅周辺の全景

あの長い東京駅が画面に入ります。

東京駅の復原事業については鹿島のサイト「竣工アルバム」を紹介します。
http://www.kajima.co.jp/tech/tokyo_station/album/index-j.html

ホテルを含め、内外の素晴らしい写真が満載されている豪華なサイトです。

左は日本生命丸の内ビル

７階　テラス　　16：57

SO TIRED(とても疲れた）となったらここで一休みしましょう。

http://www.heads-west.com/shop/so-tired.html

両丸ビルの間の行幸通り下り線

新丸ビル　17：06
http://www.marunouchi.com/shinmaru/

夕日に白く映えるビルはグラントウキョウ　ノースタワーGrantokyo North Tower、その左はシャングリ・ラ　ホテル東京Shangri-La Hotel Tokyo

若い女性たちの歩幅の広さに活気を感じます。
横断歩道だからだけではないでしょう。

主構造材の鉄骨に表面処理を施し、むき出しにした構造の新丸の内ビルディング　　　
17：08

通称「新丸ビル」　色はガンメタ（gun metalic 銃の色：四三酸化鉄Fe3O4)に似ており、類似の酸化皮膜ではないかと推測します。重厚（銃口ではない）で落ち着いた好感の持てる色合いです。

一般的な鉄の赤サビは酸化第二鉄Fe2O3ですが四三酸化鉄もサビの一種で、ペイント塗装ではなく、酸化鉄皮膜の形成は「錆をもって錆を制す」とも言われる防錆処理です。
　

行幸通りの広い中央分離帯の先端から見た東京駅

背後のビル4棟は左からシャングリ・ラ　ホテル東京、グラントウキョウ　ノースタワー、グラントウキョウ　サウスタワー、フォーシーズンズ東京丸の内。

東京駅の駅舎建設（復原）費用500億円を捻出するため、JR東日本は駅舎の上の空中権をこれらの周りのビルに売却したのだそうです。
なかなか賢いやり方だと感心しました。
我が家の200m2の空中権、誰か買ってくれないかなー。（笑い）

この場所から撮った東京駅投影画像
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10710043/

今にも倒壊しそうに見えますが超広角レンズの広角歪み（ボリューム歪像）によるもので心配要りません（笑い）

倒壊したらこのビルの日本生命ではなく、損害保険会社が「傾いてしまう」かもしれませんね。

JPタワー　　17：16
http://jptower.jp/

中の商業施設KITTEはまだ行ったことがありません。

颯爽と往くモンキー　　　17：16

この50ccのミニバイクは私が35年間在籍した自動車会社のロングセラー商品です。

モンキー画像検索集
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%AF+%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC&hl=ja&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=Mb6JUYJlyrGUBenUgMgJ&sqi=2&ved=0CEIQsAQ&biw=985&bih=663#imgrc=UTtpeAQDGK0l7M%3A%3BparScZR3uLNaHM%3Bhttp%253A%252F%252Ftrendy.nikkeibp.co.jp%252Farticle%252Fspecial%252F20090305%252F1024328%252Fthumb_450_07_px450.jpg%3Bhttp%253A%252F%252Ftrendy.nikkeibp.co.jp%252Farticle%252Fspecial%252F20090305%252F1024328%252F%253FP%253D2%3B450%3B299

丸ビル　　　17：23
http://www.marunouchi.com/marubiru/

東京駅中央正面　17：30

突然雨粒が落ちてきたので、急いで北口に避難しました。

ここまでくれば雨の心配は要りませんが、降るほどには至りませんでした。

東京駅北口ドームホール　　17：34
http://www.youtube.com/watch?v=u-hW-8D18pg

このドームの写真とライトアップした外観の写真は下記に詳しく掲載しました。

小さな旅　東京の秋　東京駅2012.11.27
http://4travel.jp/traveler/810766/album/10731160/

天井と床が同じ画面に写るんだからすごいでしょ。

再び丸ノ内線で池袋へ戻ったら、駅前は夕立の後で路面は濡れていました。
18：03

試し撮り最後は池袋東口です。18：10

駅まえの風景もよく撮りますが、やはり別次元・世界の視界です。

CANON EOS40Dに組み合わせて使用するEF-Sレンズ（APS-Cサイズの撮像素子用）
CANON EFレンズカタログ2007を転載したものです。

左　EF-S 10-22(水平画角97°10′〜54°30′）35mm換算16-35.2mm

右　EF-S 17-85（水平画角68°40′〜15°25′）35mm換算27.2-136mm
　
今回は使用しませんでしたが、この他に望遠ズームレンズ
EF-S 55-250を所有しています。