重伝建　恵那岩村を散策

2013/04/28 - 2013/04/28

昨夏に腰椎を骨折し、数ヶ月間体を動かすことができなかったため、すっかり足腰が弱っていました。
そのリハビリも兼ねて、女城主の里としても知られ国の重要伝統的建造物群保存地区（重伝建）に選定されている岐阜県恵那市岩村を散策してきました。
岩村には2度目ですが、古い町並みを眺めながらの散策は楽しかったです。

エリア 恵那(岐阜)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 2.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩

名古屋から特急しなので恵那駅まで行き、明知鉄道に乗り換えます。
待ち時間が40分程あったので、大井宿本陣跡に行きました。

宿役人の家です。
こう言う古い建物は好きです。

恵那駅に戻り、1両編成の明知鉄道で岩村に向かいます。

重要伝統的建造物群保存地区に選定されている岩村本町を歩きます。

銀行も景観を損ねないようにしています。

勝川家、浅見家など当時の様子を伺うことができます。

岩村郵便局前には、見慣れないポストがありました。
全国的にも珍しく、明治20年ころに使用されていた形式のようです。

女城主の酒蔵です。
見学もできます。

カステーラの松浦軒本店です。
ここのカステラは、約200年ほど前に長崎でオランダ人からカステラの製法を習得した医師が伝授したもので、当時の製法で今も作られているそうです。

さて、岩村の街並みを抜けて、岩村城に向かいます。

ここから、岩村城への登城の始まりです。

途中、桜が咲いていました。
今年は、お花見をしていないので、しばし桜を楽しみました、

石畳が綺麗です。

足腰が、かなり弱っているようでゆっくりと登って行っても息切れがしてしまい、休憩所でしばし休息します。

立派な石垣が見えてきました。

あと少しで本丸跡です。

岩村城が霧ヶ城と呼ばれる所以の霧ヶ井です。
敵が急襲したとき、この井戸に蛇骨を入れるとたちまち霧が立ちこめ、城を覆い隠したという伝説があります。

目的の岩村城本丸跡に到着しました。
立派な石垣です。

本丸跡には、昇竜の井戸があります。
山頂にありながら、水が枯れることなくずっと湧き出しているようです。

本丸跡には何もありません。
日本三大山城の一つで、日本一標高が高い場所にあった岩村城ですので、本丸があったらと思いますが、あとから造られた城よりも古い石垣を眺め当時の様子を想像してみる方が良いかもしれませんね。

さすが、日本三大山城というだけあって、ここからの景色はとても良いです。

下山するとき、骨折したことを思い出して、ゆっくりとすべらないように石畳を歩いて下山しました。
そして、岩村駅から次の駅にある花白温泉に行って、汗を流しました。
湯船が小さいのと露天風呂がないのが残念でした。

明知鉄道からの車窓です。
とてものんびりとした美しい景観です。

恵那駅から中津川駅まで行き、栗きんとんソフトクリームを食べて、帰路につきました。

お土産は、岩村の松浦軒本店で購入したカステーラです。
とても、素朴な味でした。