ワディラム～オレンジ色に輝く砂漠

2012/03/11 - 2012/03/12

カメラのレンズをのぞいてみると、
どこを切り取っても絵になる風景が広がっている。

沈みゆく夕陽をながめ、
変わっていく空の色を見つめていると
だんだん自分がアリのように小さくなっていく。

エリア ワディ・ラム(ヨルダン)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

【行き方】
アカバまでバスで行き、タクシーでワディ村へ入った。（20JD）
アンマン（ムジャンマジャヌーブ）からマアンまでミニバスで行き、乗り換える方法もあるらしいが、試したことはない。

ぺトラ（パススーテション）〜ワディ間はミニバスがある。（5JD）
このバスは満員でなくても発車するが、2回乗ったけれど、現地の人から料金をもらっているのを見たことがない。つまり観光客からのバス代で走らせている感じがする。

＊車掌と荷物に要注意。リュックなど大きい荷物を後部にまとめておくように言われたら、荷物から目を離さないように。車掌が荷物のすぐ前の席に座った時はさらに注意。いやな予感がしたので、気をつけてみていたら、手を後ろに回したので、
「何やってるの！」と叫んだらやめたが、ジッパーがあけられていた。未然にすんで何より。

●写真は、アカバとワディの近くまで伸びているヒジャーズ鉄道。シリアを通ってトルコまで行きます。今は、内戦のため無理。早く平和になってほしいものです。アラビアのロレンスがのちにヨルダン国王になるアラブの王族と一緒にトルコを攻撃したのは、この鉄道です。

ビジターセンターで入村料を払います。
ええと、いくらだったか忘れた。

ここでトイレをすませた方がいいかも。

写真をよく見てください。
ここはかつて線路だったんでしょうね。枕木みたいなものが残っています。

朝9時ごろぺトラからのバスが到着し、
その日の客が集まってから砂漠ツアーに出発。

ツアーの前に、ラクダに乗りました。
ジダンのキャンプ（ﾒﾃﾞｨﾃｰｼｮﾝｷｬﾝﾌﾟ）は2回目、ひとり８JDにしてくれた。
30分。

ぺトラで乗るより広大なワディラムで乗るほうをお勧めします。
ピンクの砂と青い空と、左右にそそり立つ岩山は絶景。
村から砂漠に漕ぎ出す船のよう。

30分ということは、15分経ったら帰ってくることになっているはずなのに、おじさんはなかなか戻らないので、（他の客を待たせてもいるし、長く乗るとおしりも痛くなるっていうし）
「ハッサ　ナルジャウ（もう帰ろう）」と言って戻ってもらいました。

私が乗った白いラクダはなかなかいたずらっ子。
前のラクダのおしりをクンクン嗅いだり、ジグザグに歩いたり
落ち着きがない。

村の犬が吠えたのにびっくりして急に動いたので、
高い背中から落馬ならぬ、落駝しそうになりました。
ストラップをつけていたカメラが撮影した瞬間。

鞍についている木のノブを持ったまま、開脚状態でななめにぶら下がったまま宙ぶらりんのわたし。

おじさんに「●★□…×！！！」

落ちなくてラッキー！

おじさんは白いラクダの手綱を引いて、
砂漠に出ていきました。

ワディの村も歩いてみました

男の子がはにかみながらしゃべりかけてきました

ワディの村は、ほとんどが観光業でなりたっています。
この子も将来は、そんな仕事をするのかな。

村の両側は切り立った崖。

アラビアのロレンスが向こうからやってきそう。

当たり前だけど、空が青い

吸い込まれそうな青

そして、赤い砂漠

オレンジ色に見えたり

光で色を変えていく

動物の足跡があったり

ピンクに見えたり

風が立てる砂の波

打ち寄せる砂の波

砂岩の岩から、ぽろりと現れる丸い石
昔海だった証拠ですね

海の中にありそうな岩たち

ウードをひいて歌ってくれます

自然が作る石橋

1月に行ったときは、足がすくんで登れなかった
3月には登れてうれしかったよ

ベドウィンテントでも、甘いお茶を飲みながら
歌ってくれます

テントでは、ガイド兼運転手がコックに早変わり
南太平洋では、ウムオーブンっていうんだったっけ
料理も砂の中で。

ジダンの弟（？）はなかなかのイケメン

テントの裏の岩山に登って、夕陽を見ます

日が沈んでいきます

ジダンと一緒に夕陽を見ます

ジダンも歌います

朝日も見に行きます。
岩山に最初の光が当たると、輝き始める赤い砂漠。

キャンプによっては水シャワーもなかなか使えないような砂漠のテントでの1泊。それを補って余りあるくらいのところだと思います。

ワディからは、バスでぺトラに戻るか、アカバへ出てバスで帰るかのどちらかだと思います。ぺトラ行きは朝8時半くらいに来ます。

マアン行きのバスに乗ることができれば、乗り換えてアンマンに戻れます。
ミニバスなので、マアンから4時間くらいかけてトコトコアンマンへ。

もちろんタクシーをチャーターすれば直接アンマンに戻れます。