ぺトラ～中程度のトレッキングと思え

2012/03/12 - 2012/03/13

ベドウィンの人たちは、
ナバタイ、ローマ、ビザンチンと続く繁栄の遺跡を
まるで長崎の隠れキリシタンのように隠し続けた。

乾燥した気候の中で、風化されずにビビッドに残っているのは
奇跡のよう…

聖杯も隠したくなるでしょう。
インディーも探しにいきたくなるでしょう。

●写真はシーク（切通しの道）の先にある「エルハズネ」
インディージョーンズにも出てきた代表的な遺跡

エリア ペトラ(ヨルダン)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 1.0
• ショッピング: 1.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

まっすぐなデザートハイウエイをブッ飛ばすミニバス

【行き方】経済的
１）アンマン→ムジャンマジャヌーブ（南バスターミナル）
ダウンタウンのイタリア病院の通りからセルビス（乗り合いタクシー）で0，35JD　20分
＊金曜日はセルビスが少ないので要注意

２）ムジャンマジャヌーブ→ワディムーサ
ミニバスで３〜５JD 2時間半　とちゅうトイレ休憩10分
バスは満員にならないと発車しないので、不定期。

３）ワディムーサ→ぺトラ入口
タクシー　メーターなしなので吹っかけられる。１JDで乗れたら立派。２JD って言ってきます。

【行き方】普通
１）アンマンジェットバスオフィス（7サークルとアブダリ2か所から出ています）約9JD　2時間半　途中休憩有。

ぺトラ入口のすぐ上に着くので、不毛なタクシーの料金交渉に巻き込まれることはないです。

ぺトラは、1500m級の山を越えた谷にあるので、見晴らしのいいホテルがよければ、当然入口から遠くなります。近さを選ぶか、景色を選ぶかです。

料金は1日50JD、2日入ると55JD。（外国人料金）

入り口から谷を20分ほど降りると、シーク入口。
ピンクと黄色の砂岩の別世界。

シークをだらだらと下ると、光の向こうに・・・！

現れ方がすてき

うあ〜〜〜

ハズネ

あんな山の上にもナバタイ遺跡

【動物に乗る】縄張りがあります
１）ぺトラ入口〜シーク入口　馬
２）〜ハズネ　馬車
３）〜博物館　ラクダ
４）〜エドディリへの途中　ろば
客が少ないと、乗らないかと声かけてきます。かなりしつこい。

でも、帰りは登り道が多いので、つかれた方はどうぞ。

ぺトラでは乗らないと決めていたけれど、閉園間際に馬にのりました。
快適！
交渉しなくても３JDまで下がりました。きっと帰るついでに乗せたかったのね。

子どももしっかり働いています

遺跡と砂岩の風化が作り出すロックアート

あひるさんに見えませんか？

ゴージャスなお墓

人が住んでいた時代もある

お墓からメインストリートを見下ろす

大寺院のあったニンファエム

ここだけ平地です

ベドウィンの女性がお茶に招いてくれたけど、ロバのフンを掃除していた人なんだな。

手袋をはずして、カップを水で洗ってそれに入れてくれたけれど。
持っていたシュワルマとブツブツ交換。
この人、いい取引したと思う。

年季の入ったやかん
でも、ほっとするひと時でした

博物館からエドディリまでは本格的な登り。

遺跡もすごいけれど、遺跡に続くピンクの回廊をあるくのもいい感じでした。
ただし、山道です。

ロバもいますが、乗っている方が怖そうです。

高度を上げるにつれて、景色が広がります
ワディムーサ方面

空色と赤茶けた砂岩のコントラスト、息をのむ

展望台へはさらに登ります

ヨルダン渓谷がはるかに見渡せ、その先にパレスティナ（イスラエル）

展望台からエドディリを望む

エドディリはハズネよりさらに大きい

立ち去りがたい…ずっと見てみたい

アートですねえ…こんなの好き！

目の前からはカメラに収まりません

翌日はファサート通りから犠牲祭壇（西へ）を目指します

砂岩をくりぬいた回廊は、急坂だけど、古道を歩くわくわく感でいっぱい

空へつづく道

とにかく歩く

ずっと歩く
だから、トレッキング好きな私には何とも言えない空間なのです。
11月、1月、3月と3回行きましたが、夏は避けた方がいいかな。

●写真は3回分を載せています。空の色が微妙に違います。

もう1回行けるかな？
だって、まだ歩いていない道がたくさんあるのだもの。