2013/03/09 - 2013/03/25
16923位(同エリア41405件中)
mayさん
海外旅行のベテランを自負する私・・・
成人した大学生の子供とのイタリア・フランスへの17日間の
二人旅を計画。
海外へ3度旅した経験を持つ子供に、
『全て自分で計画して実行する個人旅行の楽しさを教えたい!』
4ヶ月かけて計画準備した旅の思い出を綴りたい。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス 船 タクシー 徒歩 飛行機
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3月9日(土)に成田空港をANA便でパリへと発つ。同日夕刻、シャルルドゴール空港に到着。
翌10日午前7時20分にオルリー空港を出発の便に乗る予定だったので、荷物をピックアップののち、エアーフランスのシャトルバスでオルリー空港へ移動。空港敷地内の『ヒルトン パリ オルリー エアポート』にチェックイン。部屋に落ち着くとすでに午後7時を過ぎていた。ホテル内のレストランで夕食をとった。翌朝は午前5時20分までに航空会社カウンターへ行かなくてはならなかったので、今回のホテルは『空港至近』『シャトルバスサービス有り』が選択の理由。
翌3月10日(日)午前7時20分オルリー空港発のイージージェット便でナポリへと発つ。オンラインで予約しておいた前方窓側の席からは美しいアルプスが眺められた。
地球は丸いことを実感!
ホテルはhotels.comを通して予約。下記はホテル評価の際に記したクチコミ:
『夕刻にシャルルドゴール空港に着き、翌日オルリー空港を早朝発つ便に乗る予定だったので、空港至近の当ホテルに宿泊。ホテルの雰囲気はヒルトンとは思えないほど質素。フロントスタッフは、対応にかなりの差があった。ホテルと空港間のシャトルバスのドライバーは笑顔で重い荷物を運んでくれたので好感がもてた。ベルボーイの姿はなく、部屋まで自分で荷物を運んだ。部屋の広さはヨーロッパのホテルにしては満足。室内もバスルームも簡素そのものではあったが、清潔ではあった。ただ、室内があまりにも簡素過ぎて、病院の個室のようで驚いた。早朝便に乗り継ぎのために、寝るだけの利用だったので、その点では大変便利なホテルではあった。それ以外の目的では決して滞在したくないレベルのホテルである。』 -
国内外を含めて、初めての格安航空会社利用。当初はパリから人気の一等寝台車でアルプスを抜けてミラノ、ベネチアへ入ろうかとも考えたが、夜ではアルプスの景色は見られないし、たとえ一等とはいえ、熟睡できるとは思えないので、やはり空路でイタリア入りを決めた。格安航空会社は、欠航や遅延が頻繁にあるとサイトで見ていたので、①乗り継ぎのない日の利用②欠航の場合は陸路で、、、それを念頭にスケジュールを立てた。
下記は、パリ→ナポリ、ベネチア→パリ間を利用した格安航空会社に関して記して投稿したクチコミ:
『初めて海外の格安航空会社を利用した。事前にネット検索して利点欠点を調べておいた。検討の結果、イギリスのイージージェットで、パリとナポリ間、ベニスとパリ間をネット予約した。3ヶ月以上前に予約したので、大人一人片道で各路線とも4000~6000円という破格の値段であった(早朝便を利用したので特に安かった)。予約の際に、割り増し料金で座席指定をした。格安航空はフリーボーディングが基本だが、少しの追加料金で座席指定できるので、予約することをお勧めする。預け入れ手荷物は1個でも料金を支払わなくてはならないが、それも予約の際に半額で予約できた。海外の格安航空会社を利用するのは不安であったが、予約から搭乗の直前まで会社からさまざまな内容のメールが届くので安心できた。搭乗日が近づくと、オンラインチェックインができるとのメールがきたので、搭乗券をプリントアウトして持参した。前日まで再三『2時間前までにはカウンターにくるように』『搭乗までの手順』『カウンター閉鎖時間』等の注意事項がメールされてきたので非常に心強かった。各サイトの口コミに記されているように、空港ではほかの航空会社とはかなり離れた場所にカウンターがあり搭乗口も別のフロアーであったりするので、初めて利用する空港の場合は、直前に慌てないようにかなり早く(2時間以上前に)空港に到着するように計画することをお勧めする。オンラインチェックインしていたので、パスポートとプリントアウトした搭乗券を見せて預け入れ手荷物を渡すだけですんだ。パリ・ナポリ間、ベニス・パリ間とも予定時間に出発・到着した。格安航空会社は出発が近づくにつれて値段が上がり、トラブルが起きたときの変更や保障が無いと聞いているが、出発のかなり前に予約さえすれば日本では考えられないくらい安く利用できるので、今後も利用したいと思う。』 -
よく晴れていたので、機中からは、アルプス、イタリア半島沿岸の景色を眺めることができた。ナポリに近づき飛行機が降下するにしたがって、南イタリア独特の樹木や家々が目に入ってくるようになり、これからの旅への期待に胸が高鳴った。ヴェスビオ山の方向とは逆の窓側席であったので、着陸直前に反対側の窓越しに目にしたヴェスビオ山の大きさに感嘆!
ナポリ・カポディキーノ空港に定刻の午前9時30分に到着。今回の旅ではソレントを基点にして、カプリ島・アマルフィ海岸沿岸の街を訪れるスケジュールを立てた。ソレントへのバスが出発した直後だったので、次のバス出発までの時間を利用して空港2階のバールで『初カプチーノ』『初パニーニ』でひと息。ついでに1階のトラベラーズオフィスにてアルテカードを購入。カンパーニア州発行のアルテカードは観光にとても便利。いろいろなタイプがあるが、3日間公共交通機関に乗り放題で、リストの中から2箇所の史跡や美術館に無料で入場できるタイプを選んだ。
公式サイト:
http://www.unicocampania.it/
ちなみにナポリ空港からソレントまでのバスは公共交通機関ではないので、アルテカードは使えない。 -
ソレントへと向かうバスの車窓から見えたヴェスビオ山。
旅の計画を練った4ヶ月の間、ずっと悩み続けたのが、ナポリとソレントのいずれを基点にするか・・・ということ。
はずせない場所が:
カプリ島・プロチーダ島・アマルフィ・ポジターノ・ポンペイ・ナポリ・ソレント
問題①スーツケース2個を持っての移動ということ。島やアマルフィへ遠出するときは1泊したいが、その場合はスーツケースはホテルまたは駅に預けることになる。ホテルの場合はあとで再び泊まることが条件であろう。また、たとえホテルや駅に預けられたとしても、イタリアだけに盗難紛失はないだろうか?
問題②子供にカプリ島の『青の洞窟』を見せたい。3月に洞窟に入れる確立は30%程度らしいので、一日だけのスケジュールでは確立は低過ぎる。ナポリまたはソレント滞在は3泊を予定しているので、連日挑戦できるように、カプリ島へのアクセスがより便利なほうが良いだろう。
ぎりぎりまで悩み、結局のところ治安の良さと②を重視してソレントを基点にして、青の洞窟に入れるまで毎日挑戦することにした。そしてまた、青の洞窟に入れない・・・どうしよう・・・などと悩んでいるうちに貴重な時間を無駄にしないように、3泊4日の間の、青の洞窟に入れた場合と入れなかった場合を想定しての細かいスケジュールも立てておいた。 -
バスの車窓から遠くにナポリを見て。
ナポリ空港からソレントへ向かうバスに関して投稿したクチコミ:
『ポンペイ・カプリ島・アマルフィ・ポジターノを個人旅行でまわることにした。治安の悪いナポリではなく、ソレントを基点にして計画を立てた。ソレントは治安面で安心なだけではなく、ソレントそのものが美しい街であり、上記の観光スポットへはナポリよりも近くてアクセスが便利である。ナポリからは、鉄道利用であればナポリ中央駅からベスビオ周遊鉄道で1時間少々でソレントに到着する。今回はパリからナポリへ飛行機で移動した。空港からは、空港を出て正面のロータリーから1時間毎にバスが出ている(時間帯によって異なるのでネット検索して確認するように)。空港シャトルバスのような大型のバスで、スーツケースはドライバーが積み込んでくれる。海岸線やベスビオ火山を眺めながら、郊外の退廃的な町並みを1時間ほど走ると、景色は一変してアマルフィ海岸を連想させるようなものとなり、リゾート気分を味わえるようになる。出発から1時間15分ほどでソレントの鉄道駅前に到着した。大変快適で楽に移動できたので満足している。』 -
ソレントはもうすぐ。バスの車窓からの風景も一変。心が高鳴る。
-
バスの終点は、ヴェスビオ周遊鉄道のソレント駅前。
ホテルにチェックインののち、再びここに戻ってポンペイへと向かう予定。 -
ホテル『アンティケ ムーラ』にチェックイン。
(hotels.comを通してオンライン予約) -
ホテル評価の際に記したクチコミ:
『口コミの評価が高かったので、利用を決意。全てが口コミ通りだった。スタッフは全員が最高の笑顔と対応で接してくれた。チェックイン時間よりもかなり早く到着したが、アップグレードしてくれた上に、清掃が済んでいるからと、すぐに案内してくれた。イタリアの個人の家に招待されたような、調和のとれたインテリアに家族で歓声をあげた。ヨーロッパの古い館を利用しているので、それなりに使い勝手の悪い部分はあるものの、それがまた味だと思えるほど、快適な滞在ができた。朝食ブュッフェは、他の口コミにも絶讃されている通りに、誰もが満足できるものと思う。滞在中は、旅のプランをスタッフに相談する度に、親身になって対応してくれた。ホテルに戻る度に、笑顔で声をかけてもくれた。今回は、比較的良い部屋を予約しておいた上にアップグレードし てもらえたので、滞在が素晴らしい思い出となったが、全ての部屋に当てはまるかどうかはわからない。』 -
バルコニーからは、ホテル横の断崖と、ソレントの中心であるタッソ広場へと続く道が見えた。ひと息ついてポンペイへと出発!
-
ヴェスビオ周遊鉄道に乗ってポンペイへと向かうため、ホテルを出て再びソレント駅へ。
ヴェスビオ周遊鉄道は公共交通機関なので、ナポリ空港で購入したアルテカードで乗り放題。カードが改札の機械を通せなかったので、チケット売り場の職員にカードを提示すると、ガラス扉のロックを解除して通してくれた。
ホームには車体を思いっきりペイントされた電車ばかりが並んでいた。芸術的とも思えるペイントも・・・感心してはいけないが・・・。 -
ソレントからのヴェスビオ周遊鉄道に関して投稿したクチコミ:
『ソレントからベスビオ周遊鉄道を利用してポンペイ遺跡を訪れた。ナポリ空港インフォメーションで購入しておいたアルテカードは、ベスビオ周遊鉄道に乗り放題で、またポンペイ遺跡入場にも利用できるので、チケット売り場の行列に並ばずにすんだので便利だった。
ソレントからポンペイ遺跡へはナポリ行きに乗り、『ポンペイ・スカーヴィ・ヴィッラ・ディ・ミステリ』駅で下車する。所要時間約30分。日中は30分毎程度に出ている。駅から遺跡入口までは徒歩数分とすぐである。(ちなみにナポリ駅からは所要時間は40分程度。ナポリ駅からはサレルノへ向かう路線もポンペイ遺跡近くの駅に停車するが、メインとなる遺跡入口ではないので、ポンペイ遺跡を訪れる際は、ソレント行きに乗り上記の駅で下車することをお勧めする。)
ソレント駅では、先ず電車に描かれた派手な落書きに驚かされる。全ての電車が同様であり、電車内に座っても、落書きのせいで外の風景が見えにくい場合が多い。電車内の椅子は薄いプラスチック製で、床に完全に固定されている。昭和30年代頃に日本で走っていた電車はこういう椅子ではなかったかと・・・経験したことはないので想像ではあるが。しばらく揺られていると、お尻が痛くなってきた。(数日後にナポリへ移動した際に乗車したときは、外見上は少し新しいタイプの電車に乗ったが、こちらも決して快適とは言えない椅子の造りであった。)
発車直後からポンペイに着くまでの短い間に、次から次にいろいろな人種と年齢の人達が、南米の楽器を演奏しながら歌ったり、太鼓を打ち鳴らしたり、アコーディオンを弾いたり、オカリナを吹いたり、単に缶や手を差し出してきたりと、さまざまな手法でお金を無心してくるが、目線を合わさなければ通り過ぎて行くだけなので問題ない。
南イタリアは経済的に危機状態にあるとは聞いていたが、ソレントからナポリまでの電車から見える光景は、確かにそれを裏付けるようなものであった。電車内の雰囲気も『身を硬くして』構えてしまうことも多々あった。混雑しているときはじゅうぶん持ち物に注意したほうがよい。怪しい雰囲気のグループが乗り込んでくる場合もあるので、空いているときも注意するべきである。若い女性は、暗くなってからは乗らないほうがよいと思う。日中でも、電車の運転席近くにはドアの開閉を担当する車掌がいるので、若い女性はその近くに座ることをお勧めする。
たまたま観光シーズンオフのときに乗車したので上記のような雰囲気であったが、聞くところによると、観光シーズン中は電車内はたいてい観光客でごった返しているので危ない雰囲気はあまり感じられないそうだ。』 -
ポンペイ・スカーヴィ・ヴィッラ・ディ・ミステリ駅に到着。
世界的に有名なポンペイの最寄り駅とは思えないほど、シンプルな造りの駅舎。雲行きがあやしくなり、雨がポツリポツリ・・・。 -
ポンペイには1万2千人の自由市民と8千人の奴隷が住んでいたという。長い眠りから覚めた街を、ヴェスビオ山は何事もなかったかのように、穏やかなる流線を描いて見降ろしている。阿鼻叫喚に包まれたであろう街は、今はただただ時が止まったかのように静かに眠り続けている。
私は、いったいこの街から何を感じとればいいのだろう。
遺跡の入り口、ポルタ・マリーナ(海浜門)へ続く道。ローマに植民地化されると、城壁の外側にも私邸や浴場が立ち並ぶようになったとのこと。 -
公共広場フォロへと続く道。道の両側に、神殿跡が並ぶ。
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アポロ神殿。期限前6世紀の創建。
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神殿や広場を抜け、一帯には私邸が建ち並んでいたという。
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モザイク模様から「悲劇詩人の家」と名付けられた家の玄関床の、番犬のモザイク。日本人学生の団体がワイワイと賑やかに写真を撮っていた。同行の子供の話によると、日本で人気の、アニメ化もされた漫画(ジョジョの奇妙な冒険)でこの犬が取り上げられているとか。学生達も「ジョジョ」を連発していた。ちなみに、我が子はこのあともジョジョ繋がりで、ローマのサンタンジェロ城前やベネチアの島等で写メを撮っては日本の友人達にツィートしていた、、、
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居酒屋の跡。ワイン壺を置いていた穴が。
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