2013/06/21 - 2013/06/21
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josanさん
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今回の「1974年卒業旅行・欧州1人旅」は、私の
大学の卒業旅行(2月中旬~3月末)の1人旅の話
です。
2月とは言え、意外と暖かった、ギリシャとイタリアを
旅した私は、3番目の目的地スイスに向かいました。
ナポリから、夜中に寝台列車に乗り、予想以上に寒
いスイスのジュネーブに着いた時に、私は慌てて街
に出て、暖かいウールのジャケットを買いました。
スイスの最大の湖、レマン湖の畔にホテルを取り,私
はレマン湖名物の大きな噴水や、ション城の観光に
行きました。
この綺麗な保養地レマン湖は、著名人が長期に滞在
する事でも有名です。
そしてスイスの旅の最後は、美しい「モンブラン」を見
に、フランスの国境の街シャモニーに行きました。
この企画は、生前この企画を私が約束して果たせな
いまま、第二の故郷デンマークで病死した、4トラの
悪友のGINさんに捧げます。
※今回の改訂版スイス編の写真は当時の物で、白黒
のフィルムで40年近い前の物です、またコメントも新し
い話を加筆しました。
-
「スイス編」
私は暖かいナポリから、ユーレルパスを使いス
イスのジュネーブまで夜行列車で行きました。
永世中立国、スイスで私が最初に訪れたのはレ
マン湖の畔のジュネーブでした。
レマン湖は、スイスの南西部フランスとの国境に
接する三日月形の湖で湖を挟んで北側がスイス、
南側がフランスになり、湖の間に国境線が有るそ
うです。
私が最初にホテルを取った、ジュネーブはレマン
湖の西の端に有り、人口は約18万人で決してパ
リやローマのような大都市では、有りませんが国
連欧州本部など、数多くの国際機関が有る国際
都市なのです。 -
ジュネーブの観光名物は、なんと言つても140m
の高さまで、レマン湖の水を噴き上げる大噴水で
すね。
そして時計産業で有名な、ジュネーブを象徴する
直径5メートルの花時計も観光名物です。
また157段の階段の上の、サンピエール大聖堂か
らは、ジュネーブの街とレマン湖が一望出来ます。
それと1967年から毎年7月の約2週間、レマン湖の
湖畔の街モントルーで開催される、モントルージャ
ズ・フェスティバルは、世界的にも有名です。
そしてレマン湖地方の魅力に引き寄せられ、訪れ
暮らした有名人は、私の大好きな、チャーリー・チ
ャップリン、や大女優のオードリー・ヘップバーン、
文豪のヘミグウェイ、など数え上げれば限があり
ません。 -
レマン湖の観光名所は、モントルーからトロリー
バスで10分の所に、美しい姿のシヨン城が有り
ます。
この「シヨン城」は「レマン湖の白鳥」と呼ばれる、
とても美しい城です。
レマン湖の中に、突き出た岩盤の上に建つ為に
シオン城はまるで、湖の上に浮かんでいる様に
見えますね。
シオン城は12世紀にフランスの名家サヴォワ家
の所有と成り、数々の改築を経て現在の美しい
姿になったそうです。 -
私もジュネーブからモントルーに宿を変え、1日
この城に見学に行きましたが、戦争が有つても
マジで難攻不落の攻め難いお城だと思いました。
そしてシオン城内には素敵な部屋も有りました
が,地下には牢屋が有り、拷問室には色々な拷
問用の機械が展示されて、少し不気味な感じも
しました。
また面白い事に、とても大柄な中世の服を着た
門番の女性の口元に、産毛では無く、金髪の髭
が生えていたので、私はマジ驚きました〜。(汗)
そして外見は湖に浮かんだ様に見える、シオン
城は内部の不気味さとは違い、城の外の水面
には、名物の綺麗な白鳥が泳ぎ、とても美しい
お城でした。
この城を世界的に有名にしたのは、19世紀の
イギリスの詩人バイロンの、「シヨンの囚人」とい
う叙事詩だそうです。
そして面白い事に、城内の壁には、他の観光客
の多くの落書きの中に混じり、全て厳重に保護
された若きバイロン本人の、落書きが有りました。 -
スイスと言えばグルメで有名なのは、ジャガイモ
料理のレシュティとチーズ&ソーセイジと豊富な
乾燥ハム類です。
中でも特に有名な、チーズ料理は「フォンデュ」と
「ラクレット」ですね。
スイス料理で最も有名と言われる「フォンデュ」は、
一口大のパンや、ジャガイモを串に刺し、鍋にワイ
ンで溶かしたチーズを居れ、浸して食べる、素朴な
郷土料理です。
また「ラクレット」は、専用の釜でチーズを、ジャガイ
モやパンに乗せ焼き、キュウリ、タマネギのピクルス
等を、添えて食べる家庭料理です。
このラクレットの、珍しい専用の卓上電気釜は、私の
姉がベルギーから持ち帰り、御殿場の山の家に有り
ます、寒い冬の時期には、熱々で美味しいですよ。
これらの料理の発祥は、スイスの地方料理でしたが、
チーズの販売を促進するために、スイスチーズ協会
によりスイス国内外に、広められたそうです。(笑)
私は物は試しと、地元のフォンデュ専門店に行きま
したが、店のドアを開けた途端に、強烈なチーズの
匂いで、食べられずに、肉を串に刺し鍋に入れたオ
イルで揚げて食べる、オイル・フォンデュの方を食べ
ました。(涙)
この当時は未だ日本には、余り強烈な癖の有るチー
ズは、輸入されて居らず、私は本場のチーズは癖が
有り過ぎて、馴染めませんでした。(涙) -
スイスは歴史的には農業国です、ですので伝統
的なスイス料理は素朴で、ジャガイモとチーズの
様な質素な食材で、作る物が多いですね。
そしてスイスは、フランスやドイツ、イタリア等と隣
接して居るので言葉だけでは無く、料理まで影響
を受けて居る様です。
実はスイス国内の駅を降りると、フランス語圏だっ
たり、ドイツ語圏だったり、イタリア語圏とマジで言
葉が違うので、我々日本人は驚きます。
ですので欧州では外国と隣接する国の人々は、英
語は苦手ですが、隣接する2〜3ヶ国語が、話せる
のは当たり前なのです。
私の姉が駐在先のベルギーで、フランス語を習っ
た女先生は、元国連の職員でしたが、何と6ヶ国
語も話しました。
ベルギーも地方に因り、フランス語やドイツ語、フ
ラマン語と言う、まるで違う言葉が使われて居ます。 -
私のスイス最後の観光は、ローザンヌからバス
でスイスの国境を超えて、フランスのシャモニー
まで行き、ヨーロッパの最高峰「モンブラン」の日
帰り1日観光でした。
シャモニーはローザンヌからバスで3時間も掛か
らず綺麗な町で、標高は1030mです。
そしてここシャモニーの町から、標高3842mの
エギーュ・デュ・ミディ展望台まで、ケーブルカー
とエレベータに乗って、「モンブラン」を間近に見
に行くツアーです。 -
長いケーブルカーに乗ってみると、眼下のシャ
モニーの町が良く見えます。
標高、1030mのシャモニーから、僅か20分で
4000m近くまで上る、ケーブルカーはマジで凄
いですよ!。
私はー気に、富士山よりも高い所に、ケーブルカ
ーで行くのは、始めての体験でしたので、とても緊
張しました。
そしてケーブルカーの係りの人が、上に着いたら
空気が薄いので、危険ですので急に動いたりしな
いで下さいと、注意して居ました。 -
ケーブルカーを降りて最後のエレベーターに乗
り変える為に、移動しますが外がマジ寒くて、震
えて仕舞いました。(寒)
そしてカメラを取り出して、周りの景色を撮ろうと
しても、寒さで中々シャッターが降りずに、参りま
した〜。(汗) -
この鉄塔の上が、最終の展望台ですが下から
見ると、かなりヤバそうな感じで、マジでビビリ
ました。
そして展望台の上では、ガイドがこの場所では、
「ソルボンヌ(パリ大学)の数学の教授も、空気
が薄いので、慣れている私には、数学のテスト
では敵わない」と大きな声で笑って居ました。(笑) -
この最後の展望台からは、直ぐ側の「モンブラン
(4810m)」にアタックして居る、登山家達が運
がよければ、見えますよ。
私の時は、2組の登山家達が、モンブランにアタ
ックして居る所が、間近に見えました。
そしてシャモニーの町に降りて、暖かいコーヒーと
名物の、大きな甘〜いチョコレートケーキを、食べ
ました。
スイスでは、名物のチョコレートケーキも、大き過
ぎて甘過ぎて、私は参りました〜。(笑)
そして当時は、シャモニーの街中では、「モンブラン」
と言う名のケーキは、私が探した時には、何処にも有
りませんでした。(涙)
スイスは寒い国でしたが、美しい景色と美味しいハム
やソーセイジ、チーズを沢山いただき大満足でした〜。(祝)
次に私が訪れた4ヶ国目の国は、中世の香りが漂う、
ロマンチツク街道の国、西ドイツです。(祝)
(終)
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