2013/03/12 - 2013/03/12
314位(同エリア1041件中)
ニッキーさん
このところ急に春めいて来ました。
今年の冬は寒かったから春が来るのは遅いだろうと油断していたら、ご近所の梅が一斉に咲き始めました。
我が家のハクモクレンのつぼみも大きくふくらんで今にも咲きそう。
これは急いで春を見に行かなくちゃ。
午後から銀座で用事があったので、早めに家を出て用事の前に浜離宮恩賜庭園をのぞいてみました。
梅が見られるかと思っていたのに、あらあら、すでに梅は盛りを過ぎて、代わりに菜の花が咲き誇っていました。
日中はコートがいらないぐらいの陽気。
春が来た~。
というか、急に春になった~!
梅見には出遅れたけれど、春を満喫して来ました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.0
-
汐留(しおどめ)シオサイトの高層ビル群の間を抜けて浜離宮へ向かいます。
このビルは日本テレビタワー。
この辺りへは何度か来たことがありますが、建物や通路が複雑で、今一つ地理が飲み込めていません。
地図を見てもよくわからない。
ええい、こうなったら下手に自分で探し回るのはやめよう。
ひたすら「浜離宮→」の表示に従って進みます。 -
浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)へ通じる大手門橋。
ここへ来るのは3度目ですが、過去2回は海から水上バスで来たため、こちらからお濠を渡って入るのは初めてです。
浜離宮恩賜庭園はもとは徳川将軍家の別邸「浜御殿」だった所。
将軍家の行楽や接待に用いられ、江戸城の出城としての機能も果たしていたと言います。
さすがですねー。
お濠があるなんて、まるでお城じゃありませんか。 -
大手門口。
橋を渡った所は「桝型(ますがた)」になっていて、大手門は橋から直角に配置されている。
これってやっぱりお城の造りですよね。
*桝型(桝形):一の門と二の門の間の広い四角形のスペース。敵の進行の勢いを鈍らせる。
ここは国の特別名勝と特別史跡の両方に指定されています。
前に小石川後楽園のガイドさんが自慢して言っていたのを思い出します。
東京で二重指定されているのは、浜離宮庭園と小石川後楽園だけだって。
入園料は一般300円、65歳以上150円です。
(小学生以下および都内在住・在学の中学生は無料)小石川後楽園 公園・植物園
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入口で音声ガイドを借りました(無料。名前と電話番号記入の必要あり。外国語にも対応)。
荷物も預かってもらえます。
この器具(ユビキタス・コミュニケータ)は番号を入力する必要がありません。
園内の見どころに近づくと、GPS機能により自動で音と映像の解説が流れる優れものです。
ただし、明るい戸外では映像が見づらいです。 -
これは入口を入ってすぐの所にある「三百年の松」。
300年前に6代将軍、家宣(いえのぶ)が庭園を大改修した時、植えられた松。
枝が地面まで低く張り出して堂々たる姿です。 -
入口で言ってました。
「菜の花畑へ行ってみられるといいですよ。今日ちょうど保護ネットを外しますから」
浜離宮庭園に菜の花畑があるとは知らなった。
菜の花畑へ行ってみると、ちょうどネットを巻き取る作業中でした。
4分の3ぐらい済んだところ。
グッド・タイミング〜!
予想もしていなかった菜の花。
満開で嬉しいです。 -
でも、梅は盛りを過ぎていました。(T_T)
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鳥がちょこちょこ地面を走っていました。
ここは野鳥が年中生息する都心のオアシスです。 -
水仙も花盛り。
向こうの方に梅林が見えます。
梅は盛りが過ぎたとは言え、全体がぼんやりピンク色に染まっています。
少しは花が残っているでしょうか? -
梅林はこんな感じでした。
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わぁ、きれいきれい。
まだ満開の木もあります。
一応敷地の周りに柵があるんですが、「梅林解放中」と書いてロープが外してあり、すぐそばまで寄って見られるようになっていました。
何でもかんでも禁止にしない、こういうサービスは嬉しいですね。 -
アップも撮っておきましょう。
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青空によく合う梅の花。
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空にトンビが飛んでいます。
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だんだん高度を下げて来たので、トンビの写真を狙ってみました。
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私だけじゃありませんよ〜。
隣りの男性も熱中して撮ってました。
「梅の写真を撮りに来たのにトンビばっかり撮っちゃったよ〜」って奥さんに言ってました。
3羽も空を舞ってたんで、結構気になるんです。
3羽一度に写真が撮れないかなぁって思ったけれど、粘る時間もないので先へ行きます。 -
八重咲きの梅。
この木も満開です。 -
ふわふわの花びら。
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こちらは薄桃色の花です。
つぼみも可愛い。 -
イチオシ
まだ見頃の梅も結構ありました。
この木もとてもきれいでした。
浜離宮庭園の敷地は25万平方メートル。
園内は広いので、梅林はこのぐらいにして他の所へ行くことにします。 -
浜離宮庭園の東側は東京湾に面しています。
堤防があって水門があり、正面のあの門から水上バスが入って来るんです。
私も、以前に来た時は浅草から水上バスで来ました。
この日も船でやって来る人々がいました。
外国の人もいましたよ。東京湾 自然・景勝地
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将軍御上がり場(しょうぐんおあがりば)。
将軍が船で来る際、乗り降りした場所です。
音声ガイドによると、徳川家にとって悲しい使われ方をしたこともあると。
14代将軍、家茂(いえもち)が大坂城で亡くなった時、遺体は船で運ばれ、ここから江戸へ戻って来たそうです。家茂はNHK大河ドラマ「篤姫」で松田翔太がやってたので覚えています。亡くなった時、まだ数えの21歳だったとか。
それから、15代将軍慶喜(よしのぶ)が鳥羽伏見の戦いで旧幕府軍の敗戦を知り大坂城を脱出して江戸へ戻って来た時も、この船着き場から江戸へ入ったそうです。 -
小高くなった所があったので上ってみたら、向こうの方にレインボーブリッジが見えました。
レインボーブリッジ 名所・史跡
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海手の御茶屋跡(うみてのおちゃやあと)。
竹で囲われた所に昔は休憩所があって、奥女中たちが将軍の御座船を眺めたり、漁師が漁をする様子を物珍しく見たりしたのだそうです。
東京湾を隔てて房総の眺めも見えたそうです。
今はお台場のフジテレビが見えました(笑)。フジテレビ本社ビル 名所・史跡
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ここの池は「潮入の池(しおいりのいけ)」と言って、東京湾の海水を引いています。
当然ですが、ボラ、セイゴ、ハゼ、ウナギなど海の魚が棲息しているそうですよ。
コイの姿が見えないわけだー。 -
イチオシ
汐留シオサイトの高層ビル群がバックに見えます。
いい眺め。
ここまで堂々とビルが並ぶと、意外に違和感ありません。 -
スズメが3羽。
可愛いなぁ。
水を飲みに来ているようです。
そう言えば、さっきのトンビも3羽でしたよね。 -
イチオシ
池の向こうに見えるのは、小島に建つ「中島の御茶屋(なかじまのおちゃや)」。
時代を超えた借景。
後ろのビル群が水面に写ってきれいです。
江戸時代の大名庭園が現代にタイムスリップして来たような眺めです。
左手の木の橋は「お伝い橋(おつたいばし)」。
池の中の小島を結んでいます。中島の御茶屋 グルメ・レストラン
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「富士見山(ふじみやま)」という高台があったので、上ってみました。
そこからの眺め。
浜離宮庭園の全景じゃありませんよ。
見えているのは「潮入の池」の周りだけ。
ほんの一部です。
この庭園が広いことがわかります。
ここは、もとは徳川将軍家の鷹狩の場所だった地。
その後、海を埋め立てて甲府藩「浜屋敷」が置かれ、6代将軍家宣(いえのぶ)の時に将軍家別邸「浜御殿」となり、11代将軍家斉(いえなり)の時代にほぼ現在の姿になりました。
明治維新以後は皇室の離宮「浜離宮」となり、戦後、東京都に下賜され、「都立浜離宮恩賜庭園」として一般公開されるようになったとのこと。
かつては将軍家の庭、その後は皇室の庭、現在は公共の庭と、時代と共に主人公を変えて来た庭園です。
歴史がありますね〜。
いくつもの時代を経て江戸の姿を今に伝える浜離宮庭園。
貴重な文化財ですね。 -
では、「お伝い橋」を渡ってみましょう。
「お伝い橋」は総ヒノキ造り。
真新しいと思ったら、去年改修されたばかりだそうです。 -
中島の御茶屋(なかじまのおちゃや)。
かつては将軍や賓客たちが眺望を堪能した場所。
現在の建物は1983年(昭和58年)に再建されたものです。
明治天皇とアメリカ第18代グラント元大統領との会見がここで行われました。中島の御茶屋 グルメ・レストラン
-
中島の御茶屋ではお抹茶と和菓子でひと休みすることもできます。
以前入ったこともあるんですが、この後用事があって銀座へ行かねばなりません。
時間があまりないので、今日はやめておきます。 -
イチオシ
こうして見ると、中島の御茶屋は結構大きい建物ですね。
浜離宮庭園らしい眺めです。
スケッチをしている人もいました。 -
新銭座鴨場(しんせんざかもば)。
水鳥の猟を楽しむための場所です。
浜離宮庭園には2つの鴨場があります。
この小屋の向こうに池があって、野生の水鳥を捕獲して楽しんだそうです。 -
これは大覗(おおのぞき)という監視小屋です。
中を見ると、のぞき穴が見えます。
猟のやり方はこうです。
池には何本かの引堀(ひきぼり)という引き込み水路が作られていて、引堀の周りは人の気配を感じさせないよう土手や竹で囲ってあります。まず飼い慣らしたアヒルをおとりにします。板を打ってカンカンと音を鳴らすと、飼い慣らされたアヒルはエサがもらえると知っているので池の周りに掘られた引堀(ひきぼり)へ入って来ます。アヒルにつられて野生の鴨などもやって来るので、そこへ鷹を放ったり網で捕獲したりしたようです。 -
小屋の穴からのぞいてみると、こんな風。
空高く逃げた鳥は、鷹に捕えさせたそうです。
逃がすと仲間にこの池が危険だと教えてしまうからというのですが、秘密を知ったからには帰さないなんて、ちょっと恐ろしい話ですね。 -
ここは馬場跡。
江戸時代末期にもなると、武士でも馬に乗れない人がいたとか。
ここで馬に乗る練習をしたそうです。
そう言えば、同じく大名庭園だった六義園にも馬場の跡がありましたし、小石川後楽園の昔を描いた絵にも馬場が描かれていました。 -
池の周りには枝ぶりのみごとな松が植えられています。
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-
この建物は松の御茶屋(まつのおちゃや)。
残っていた資料を調べ、伝統工法に現代の技術を加えて、2010年(平成22年)に復元されたものです。
御茶屋は歴代将軍が賓客を迎えて景色を楽しみながら食事をしたり和歌を詠んだりした所です。
11代将軍、家斉の頃には5カ所にあったそうですが、関東大震災や第2次世界大戦で焼失してしまいました。
今園内にあるのは2か所です。 -
ここは1869年(明治2年)、英国公使、パークスとの会食場に使われたそうです。
松の御茶屋には入ることができません。
ここからの景色だけ見ておきましょう。 -
花木園へやって来ました。
梅、ユキヤナギ、アセビなど花の咲く木が植えられていて、ぱーっと華やかです。 -
アセビ(馬酔木)。
鈴なりに咲いてます。 -
ハクモクレンがもう咲いています。
例年よりかなり早いです。(@@ -
暑くなって来ました。
コートを脱ぎます。
浜離宮庭園、いい所だったなー。
まだ見てない所もあって、本当はもう少し回りたかったけれど、この後用事があって時間がないのが残念です。 -
最後にもう一度、菜の花畑を見てから帰ります。
ここは秋にはキバナコスモスの花畑になるそうです。 -
イチオシ
あたりには菜の花のいい香りが立ち込めているんですよ。
梅は盛りを過ぎていたけど、こんな春らしい菜の花畑が見られたから良しとしましょう。 -
庭園をざっと回って1時間半。
あと30分、いや私の場合はあと1時間欲しかった。
東京都に残る他の大名庭園と比較すると、小石川後楽園が約7万平方キロメートル、六義園が約8万7800平方キロメートル(いずれも元の広さではなく、現在残っていて解放されている広さです)。それに比べて浜離宮庭園は25万平方メートルですから、圧倒的に広いですね〜。 -
出口のそばに満開の梅の木。
最後にいいのが見られました。
私は順路を考えず自由な順番で回りましたが、途中で方角がわからなくなって結構迷いました。
音声ガイドの地図の「庭園一周コース」の順路で回るとわかりやすいかもしれません。
浜離宮恩賜庭園、いい所でした。
またもう一度来たくなりました。
次はたっぷり時間を取って回りたいです。
すっかり春の陽気のこの一日。
今年は桜も早いとか。
いよいよ春本番です。
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