2012/03/04 - 2012/03/05
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やまやまさりーさん
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1年前になりますが、おひな様の時期に酒田・鶴岡を旅してきました。
駆け足の旅でしたが、見るものも見て、温泉も入って、とても充実した旅となりました。
一人旅ならではのぶらり旅です。
これから酒田・鶴岡を旅する方の参考になれば嬉しいです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 新幹線 JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅の始まりは酒田から。
まずは朝食を食べに港の方へ向かいます。
海鮮市場の2階にある「食事処 海鮮どんや とびしま」で
朝飯定食をいただくことにしました。 -
窓際のカウンターに席をとり、港を見ながらのんびりと。
お味噌汁がおいしかった・・・。 -
歩いて山居倉庫へ。
ここは明治26年(1893)に米の保管倉庫として建てられたもの。
倉庫群西側のケヤキ並木の風景が有名です。
強風や夏の強い西日からこのケヤキが守ってくれているのです。
現役の倉庫でもありますが、12棟のうち2棟がお土産屋さんや飲食店にもなっています。 -
私のお目当てはフードコートで食べることのできる「地酒大吟醸ジェラート」。
つや姫のソフトクリームとものすごく迷って、結果、お酒を選んでしまいました・・・。
朝食食べてまだ30分も経っていないのですが、食べるしかないでしょう!
さっぱりしてるんだけど、ほのかに日本酒の香りがして何とも言えず美味しかったです。
つや姫ソフトに後ろ髪ひかれながら後にしました。
ここで無料レンタサイクルを借りて、回ることにしました。
酒田では市内11カ所で観光自転車を無料で貸してくれるのです。
返す場所はどこでもOKなので、とっても助かります! -
さっそく本間家旧本邸を目指します。
明治5年(1768)に、本間家3代目当主・光丘が幕府の巡見使の宿舎として建て、庄内藩主・酒井家に献上したもので、2千石旗本の格式を備えた武家造りと、商家造りが一体となった珍しい様式です。
ちょうどお雛様のシーズンだったので、たくさんのお雛様の紹介と共に、屋敷内を係りの人が丁寧に案内してくれました。
「本間様にはおよびもせぬが、せめてなりたや殿様に」と歌われた
だけあって、とても立派な建物でした。
次に向かったのは本間美術館。
酒田の迎賓館としても利用された本間家の別荘です。
本館「清遠閣」は、大正ロマンを感じさせる雰囲気をかもしだしています。
また、庭園「鶴舞園」は鳥海山を借景とした池泉回遊式庭園です。
例年はお雛様の頃はこんなに雪は残ってないということでしたがご覧のように雪がたくさん・・・。でもこれはこれで風情がありました。
(写真は本間美術館の庭園です) -
酒田を後にし、電車で鶴岡に向かいます。
車窓から見える山々に一目ぼれ!!すっごい存在感です!
各地を旅していて思うのは、古里の景色が、こういう山だったり、川だったり、お城のある風景というのは、本当に羨ましいなあということ・・・。 -
鶴岡でも無料のレンタサイクルがあるのですが、ここはまだ季節的に貸し出してないとのことで、歩いて移動することにしました。
旧風間住宅丙申堂(へいしんどう)は、国の指定重要文化財にもなっています。
庄内鶴岡の豪商、風間家。明治29年(丙申)の年に、風間家七代当主が、住居及び営業の拠点として建築したもので、八代当主が建築年に因み「丙申堂」と名付けたそうです。
雪の為よくわかりませんが、屋根には置石があるのが特徴です。
ここでも丁寧に説明をしていただきました。 -
次に向かったのは致道博物館。ここは鶴岡の歴史的建造物や民俗資料などの歴史が詰まった施設です。
沢山資料があり見どころも十分なんですが、どの建物も靴を脱がなくてはいけなく、ブーツが不便でなりませんでした・・・。 -
鶴岡公園は桜の名所。
お堀も今は凍っていますが、桜の季節はきれいでしょうね〜。 -
続いてこちらも国指定・重要文化財の「天主堂 鶴岡カトリック教会」へ。
ここは入場無料で立ち寄れます。
黒い聖母マリアが日本でここだけにあるそうです。
厳かな気分になりますよ。
鶴岡といえば、やっぱり藤沢周平ですよね!
今回の旅のお供は、464ページもある文庫本「蝉しぐれ」。
ここが舞台となる「海坂藩(うまさかはん)」のあった鶴岡か・・と思うと一気に読むスピードが上がります! -
本日のお宿は、鶴岡の奥座敷ともいわれる、「湯田川温泉」です。
鶴岡駅からバスで30分程で到着です。
鶴岡の街中はだいぶ雪が少なくなっていましたが、こちらはまだまだたくさんありました。 -
宿に荷物をおろしたら、共同浴場の「正面の湯」へ。
ここは外来客は近くの商店でお金を払い、ドアを開けてもらうんですが、宿泊客は、旅館の方が連れて行ってくれました。
日曜日とあって、地元の住民の方達でいっぱいでした。
天然かけ流しの硫酸塩泉で、お湯はさらりとしていてちょうど適温。
ゆったりといつまでも入っていられます。
あたたまったら、近くの神社へ。 -
延喜式内由豆佐売神社(ゆずさめじんじゃ)。
ここで、山田洋次監督「たそがれ清兵衛」のロケがあったそうです。
杉の木がそびえたっていて、歴史を感じます。
夜は宿の美味しいごはんと、地酒で満腹・・・。
酔いつぶれていつのまにか部屋で寝てしまい、真夜中に起きては温泉へ・・・。はあ、極楽極楽。 -
次の日は残念ながら雨・・・。どうせなら雪がいいのになあ、と思いながら、念願の「つや姫」の朝ご飯を食べて(美味しかった!)、羽黒山に向かいます。
冬の羽黒山・・・。できれば山頂の三神合祭殿にお参りしたい!
もちろん、2446段登って!
でも、今年は思った以上に雪が深く・・・。宿の方には、「冬でも大丈夫ですよ」と言われたものの、バスから見える一面の庄内平野の雪景色に言葉がなくなる・・・。
バスに揺られて30分で麓の「羽黒センター」に到着。ここから五重塔までをまずは目指します。
朱い随神門の前からしてこの雪! -
くぐると100M程下り坂?(継子坂:ままこざか)
す、滑ります・・・(泣) -
戻ってくる団体さんが。「杖ないの?大変よ」と教えてくれた通り。
この雪道では杖が必須かも。
そうそう、歩くときの足元ですが、私はスノーブーツで旅していたのでそのまま行きましたが、近くの「いでは文化記念館」では、わらでできた「深靴」を無料で貸してくれるそうですよ。
ちなみに一昨年行った山寺では、黒長靴を無料で貸し出していました。
冬でも臆せず、ですね!!
さてさて、何とか下るといくつもの小さな神社が。 -
そしてその先、神橋(しんきょう)と須賀の滝。(あ、滝が写ってない!)
この祓川(はらいがわ)は月山に源流を発し、昔出羽三山に参拝する人々はみな、この川で身を清めたそうです。 -
そこから5分程歩いたところに、目指す国宝・五重塔がありました。
杉並木を歩いていると、突然視界が開け、ひっそりと立っている姿にしばし呆然。
高さ29.9M。東北地方では最古の塔です。
平安時代(920年代)平将門の創建と伝えられています。
もっと近くで見たかったのですが、先ほど団体さんを引率している案内の方が、「落雪があるのであまり近寄らない方がいいですよ」と言っていたので、これ以上近づきませんでした。
でも雪の中にたたずむ五重塔を独り占め。とっても厳粛な気分に
なりました・・・。
近くに天然記念物の爺杉(じじすぎ)があったはずなんだけどな〜。
見逃してしまった!残念。 -
さて、このまま山頂を目指すかどうか・・・。
悩むところですが、すでに道がよくわからない・・・。
普通に登れば50分で着くということですが、この深い雪です。
いつもつい無茶をしちゃう私も、あきらめがつきました。
山寺の雪道は行けたんだけどな〜。ここはさすがにもう少し雪が少なくならないと遭難しちゃいそう。
次回のお楽しみにします。 -
鶴岡まで戻り、今回の旅の最終目的地、あつみ温泉へ。
開湯は千年以上も昔と言われています。
雨で冷えた身体を温めようと、共同浴場の「正面湯」へ。
あつみ温泉には誰でも入れる共同浴場が3カ所あります。
無人なので、料金箱に協力金200円を入れるだけ。ありがたい。
ここのお湯は・・・。きゃ〜、熱い!!
地元の方が出た後、たまらずお水を入れてしまいました。
お湯は源泉かけ流し。新鮮です!
熱いけど、さらっとしていて・・・。
とってもいいお湯でした。
出た後もぽかぽか。
そのまま温泉街を歩きます。 -
途中、あんべ湯という足湯や・・・
(飲泉所があったので飲んでみました。便秘に効くそう。意外と
飲みやすかったです) -
温海川沿いにあるもっけ湯という足湯つきの癒しのスペースなんかがあります。
今日は雨ですから、誰もいませんね・・・。 -
雨宿りも兼ねて、カフェで一休み。
足湯カフェchittomotche(チット モッシェ)
店名は庄内地方の方言で「ちょっとおもしろい」という意味。お店の前には足湯「もっしぇ湯」が設置されています(無料)。清潔な足拭きのタオルが常備されていたり、寒いときにはベンチコートの貸し出しもあるみたいです。
店内は靴をぬいで、大きめのスリッパに履き替えます。
足湯に入りながらドリンクやスイーツも楽しむことができます。
行った日はあいにくの雨でなおかつ平日だったので、誰も足湯には入っていませんでしたが
これからは桜を見ながら、足湯にはいい季節になりそうですね〜。 -
さあ、そろそろ一人旅もおしまい。
特急いなほで新潟まで出て、横浜へ帰ります。
この、新潟までの車窓が本当に良かった!!
ずっと日本海沿いに走っているのです。
お天気が悪くて、どんよりしていたので、夕焼けは見られませんでしたが、遠くに(多分)粟島も見えて、いかにも冬の日本海という感じで、存在感抜群。
見飽きることがありませんでした。
電車と海の間に道路があるので、五能線ほどは海岸線沿いを走りはしませんが、車窓を見ながら一人物思いにふけるにはもってこいのところではないでしょうか・・・。
新潟に着く頃には「蝉しぐれ」も読み終わりました。はぁ、いい読後感だ!
ますます山形が好きになった旅でした。
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