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ビエンチャンの繊維博物館には、藍が栽培され、藍染の工房などもある。ここで藍染の原液を初めて見ることもできた。大壺の中にどろっとした群青色の液体が入っていて、ここに布をどっぷり漬けたら、さぞかし見事な青色に染まるだろう。少しばかりツンと鼻を衝く匂いは、藍が発酵しているなのか。<br /><br />工房の隅に大きな来館者用のテーブルがあり、案内の夫人から、今お茶を持ってくるのでここで待つように言われる。暫らく待つとテイ―ポットに入れられたお茶が運ばれた。藍色をしている。何のお茶かと聞くと、「アンサン」と言う。ああ、これがそうか。去年バンコクのルンピ二公園で、女性が小さな花を摘んでいた。何にするのか聞いたところ、「お茶にする」、と言っていた。健康に良いお茶で、タイでは「アンチャン」と呼んでいる、と言っていたが、あの時のお茶と同じものなのか。<br /><br />「&#3629;&#3633;&#3597;&#3594;&#3633;&#3609;」、タイ語ではこう書いて、「アンチャン」と呼ぶ。案内の夫人にタイの「アンチャン」(&#3629;&#3633;&#3597;&#3594;&#3633;&#3609;)とおなじものなのか?と聞くと、そうそう、ラオスでは「アンサン」と呼ぶが、タイでは「アンチャン」、同じお茶です。との返事だった。<br /><br />ルンピニ公園では葉を噛んで、お茶の味を想像したが、今はここでこうして実際に「アンチャン」を飲んでいる。さっぱりしたハーブテイ―だ。心が何か軽くなるような味覚である。味覚と言う程のものはない、味覚があるような無い様な薄い味覚である。ポットの中を覗くと、お湯が真っ青に染まっている。ギセイ(擬製)の青と同じ透き通った青だ。如何にも身中の毒素を綺麗さっぱり浄化してくれそうな色だった。<br /><br />いろいろ聞き尋ねここへ来て良かった。ここで藍染工房を見、又、アンチャンを飲めるとは。ポットの中には3−4杯分のアンチャンテイ―(&#3609;&#3657;&#3635;&#3629;&#3633;&#3597;&#3594;&#3633;&#3609;)が入っていたが、残さず飲み干し、夫人に礼を言う。これがLao’s Hospitalityと言うものだろう。

ラオス北部紀行(18)南国の花園と南国のお茶「アンチャン」。

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2012/12/25 - 2013/01/10

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15

ちゃお

ちゃおさん

ビエンチャンの繊維博物館には、藍が栽培され、藍染の工房などもある。ここで藍染の原液を初めて見ることもできた。大壺の中にどろっとした群青色の液体が入っていて、ここに布をどっぷり漬けたら、さぞかし見事な青色に染まるだろう。少しばかりツンと鼻を衝く匂いは、藍が発酵しているなのか。

工房の隅に大きな来館者用のテーブルがあり、案内の夫人から、今お茶を持ってくるのでここで待つように言われる。暫らく待つとテイ―ポットに入れられたお茶が運ばれた。藍色をしている。何のお茶かと聞くと、「アンサン」と言う。ああ、これがそうか。去年バンコクのルンピ二公園で、女性が小さな花を摘んでいた。何にするのか聞いたところ、「お茶にする」、と言っていた。健康に良いお茶で、タイでは「アンチャン」と呼んでいる、と言っていたが、あの時のお茶と同じものなのか。

「อัญชัน」、タイ語ではこう書いて、「アンチャン」と呼ぶ。案内の夫人にタイの「アンチャン」(อัญชัน)とおなじものなのか?と聞くと、そうそう、ラオスでは「アンサン」と呼ぶが、タイでは「アンチャン」、同じお茶です。との返事だった。

ルンピニ公園では葉を噛んで、お茶の味を想像したが、今はここでこうして実際に「アンチャン」を飲んでいる。さっぱりしたハーブテイ―だ。心が何か軽くなるような味覚である。味覚と言う程のものはない、味覚があるような無い様な薄い味覚である。ポットの中を覗くと、お湯が真っ青に染まっている。ギセイ(擬製)の青と同じ透き通った青だ。如何にも身中の毒素を綺麗さっぱり浄化してくれそうな色だった。

いろいろ聞き尋ねここへ来て良かった。ここで藍染工房を見、又、アンチャンを飲めるとは。ポットの中には3−4杯分のアンチャンテイ―(น้ำอัญชัน)が入っていたが、残さず飲み干し、夫人に礼を言う。これがLao’s Hospitalityと言うものだろう。

旅行の満足度
5.0

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  • 繊維博物館の園内にはいろいろな南国の花が咲いていた。

    繊維博物館の園内にはいろいろな南国の花が咲いていた。

  • 火の鳥のような花だ。極楽鳥か・・。

    火の鳥のような花だ。極楽鳥か・・。

  • 大きなサンニンの葉のような花。

    大きなサンニンの葉のような花。

  • ご婦人は花の名前を一つ一つ教えてくれたが、とても覚えきれるものではない。

    ご婦人は花の名前を一つ一つ教えてくれたが、とても覚えきれるものではない。

  • 初めて見るような花が沢山咲いていた。

    初めて見るような花が沢山咲いていた。

  • 藍染工房に感心したり、南国の花を見ている間、南国のお茶「アンチャン」(&#3609;&#3657;&#3635;&#3629;&#3633;&#3597;&#3594;&#3633;&#3609;)が運ばれてきた。

    藍染工房に感心したり、南国の花を見ている間、南国のお茶「アンチャン」(น้ำอัญชัน)が運ばれてきた。

  • ああ、青い色のお茶!

    ああ、青い色のお茶!

  • テイ―ポットの中を覗くと、ああ、ああ、アンチャンの花(&#3604;&#3629;&#3585;&#3629;&#3633;&#3597;&#3594;&#3633;&#3609;・ドークアンチャン)が浮いていた。

    テイ―ポットの中を覗くと、ああ、ああ、アンチャンの花(ดอกอัญชัน・ドークアンチャン)が浮いていた。

  • アンチャンを飲み終えてからも、園内の花の案内が続く。

    アンチャンを飲み終えてからも、園内の花の案内が続く。

  • パッションフルーツの花が咲いている。

    パッションフルーツの花が咲いている。

  • ああ、これはバナナの花だ。

    ああ、これはバナナの花だ。

  • Jack Fruits!

    Jack Fruits!

  • 南国風の鶏頭のような花も咲いていた。

    南国風の鶏頭のような花も咲いていた。

  • ラオスのアイリスなのか。

    ラオスのアイリスなのか。

  • 「パーマイ・ラオ」(繊維博物館)、入館料35,000Kは自転車のレンタル3万Kよりも高く、バンビエンまでのバス代4万Kに近いが、見る価値はあった。良い思い出になった。

    「パーマイ・ラオ」(繊維博物館)、入館料35,000Kは自転車のレンタル3万Kよりも高く、バンビエンまでのバス代4万Kに近いが、見る価値はあった。良い思い出になった。

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