2013/01/30 - 2013/02/08
3位(同エリア153件中)
tymyさん
外務省の海外安全ホームページでイエメンに対する渡航情報を検索してみると、
●全土:「 退避を勧告します。渡航は延期してください。」2013年2月現在とある。
その理由として、2011年に始まったイエメン政府と反政府派の対立の激化による治安悪化。
そして「いかなる理由でも渡航・滞在は見合わせてください。国内に在留する方は、不測の事態に巻き込まれることのないよう常に最新の関連情報の入手に努めるとともに、自らの安全確保に十分注意を払ってください」と続く。
しかし、この勧告は2011年に発令されて以来現在まで変わっていない。
しかも海外の旅行者投稿サイトや現地の代理店の話を見聞きする限り、多くのツーリストがイエメンに観光に行っているようだ。
東京の西麻布にあるイエメン大使館に聞くとビザは必要書類さえあればすぐに発行してくれるとのこと。
行ってみよう!これが結論。やばそうならホテルに籠もり、安全といわれるソコトラ島だけ行こう。
チケットも年末バーゲンで安く入手できたし、イエメン行き決定!
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イエメンと聞いて何を想像するだろう。
危険な国、テロ、武力衝突といった、よろしくないイメージをされる方が多いのではなかろうか。
しかしイエメンには世界遺産に登録されているサナアの旧市街を始め、シバーム、ソコトラ島などその独特な文化や景勝地も有し、世界でも指折りなオススメ観光国でもあるのだ。
そんなイエメンに行くには、中東系の航空会社を利用するのが一般で、今回の僕の旅もカタール航空で行くドーハ経由サヌアまで約16時間の空の旅。でもカタールではトランジットで8時間だから実質24時間以上かけての大移動なのだ。 -
空港から市の中心地に向かう道中まず眼に入ったのは、2年前に破壊され現在も放置されたままのビルや、砲弾の跡が無数に残る壁など小心者の僕をビビらせるには十分な景色だった。
しかも街に入る前の検問では自動小銃を抱えた兵士がジロジロと覗き込むものだから、こりゃホテルから出ないでずっとネットでもやってようかなと、超弱気になったままクルマは旧市街地へ。
(写真右側はイエメニア航空が入っていたビル) -
宿泊は旧市街にあるダーウッドホテル。
古い建物で屋上から見下ろす旧市街の町並みは最高の眺め。
5階建てで客室数もそこそこあるはずだけど、滞在中は僕以外にはお客さん来ませんでした。
先ほどまでビビっていたのもどこへやら、旧市街への好奇心で荷物を部屋に置くとすぐに町探検に出発。 -
ダーウッドホテル
現在の料金は
シャワートイレ無し$30
シャワートイレ共用$35
シャワートイレ付$40〜
朝食付き・VISAカードのみ使用可
Wi−fi有(アンテナを屋外に出してもらわないとダメ) -
ダーウッドホテル裏の畑。
旧市街には所々にこういった菜園、畑が存在する。
家庭菜園なのかきっちりとした農家がやってる畑なのかはわからないが、結構早い時間から畑を耕す人が多いように感じた。 -
旧市街を高い建物から見渡す。
アンテナや電線を外せば何百年前の眺めと変わらないのかも。 -
ガイドのムハンマドと旧市街を闊歩!
彼の用意してくれたイエメンスタイルに身を包み、足下はサンダル履き、腹にはイエメン男性の誇りジャンビーア!
この格好で町を歩けば人々が「ヤーバニ〜」「コンニチワ〜」と声をかけてくる。 -
人類が住み続けている最も古い町のひとつというサナアの旧市街。
この町は外壁によって囲まれ、その昔は4つの門があったが、現在ではバーバルヤマンひとつが残るのみ。写真が旧市街のバーバルヤマン(イエメン門) -
イエメン人の男性は、カートという葉っぱが大好き。いつでも頬いっぱいにカートを口に入れもぐもぐと葉っぱを噛んでいる。
噛みつづけていると弱い幻覚作用が現れるらしく、イエメン男性の多くが愛してやまない嗜好品だ。
これはスークの中にあるカートマーケット。よりよい葉を求めてか人気の店には多くの人が押し寄せているのだ。 -
旧市街の中にあるスークへ行ってみる。
「スーク・アル・メルフ」(塩の市場)というのが正式名称で、2000年以上前にこの場所で紅海から運ばれた塩を売っていたのが始まりといわれている。 -
夜のイエメン門前。
買い物や食事で多くの人々が賑わう広場。
座っていると笑顔のイエメン人が話しかけてくる。
退避勧告が出ている国にいるとは思えないこの平和な感じ。
でも日本人は僕一人、それどころか他国の人も全く見かけない。 -
中東で多く食べられているケバブは、ここイエメンでも人気のメニュー。
チャイと共に食べるのです。
でもビールがあればもっと最高なのに...。
イスラム教徒はアルコールNGだから、どこのお店にもなかなか置いてない! -
香辛料の市場。
独特の香りが漂い、異国に来ていること実感。 -
白身魚も香辛料つけて焼き上げればアラビア料理に!
これが又いけるのです。 -
イエメンではパンといえば焼きたてが当たり前。
小さなパン屋もそこかしこにあるし、レストランや食堂でもほかほかのパンが食べられます。
何もつけなくてもおいしー! -
町中はダッバーブで移動が便利!
50Rほどで乗れるが、運転手はアラブ語しか話せない人多くてちょっと困るが、同乗のお客さんが色々教えてくれるので問題なし! -
次の日はサナアの北西15kmに位置するこのワディダハールに向かった。
途中にあるアルカビル村。絶壁の岩肌にへばりついたような小さな村。 -
アルカビル村にある変わった建物。
日干し煉瓦でできた円筒の上に家を置いたような構造。
昔の監視塔らしいです。 -
どーん!
ロックパレス来た〜っ!
アルカビラからすぐの所にあるロック・パレスはイエメンの代表的な建築物で、土地のシンボルになっているのだ。
かつてのイマーム・ヤヒヤの別荘として利用された建物だ。 -
岩の上に建った宮殿は裏に回ると何層にも重なった大きな建物なのだ。
入場料1,000R払って中に入ります。 -
この日は金曜日。イスラムでは休日となっているようで多くの家族で賑わっていた。
でもイスラムの女の人ってあの黒装束(アバヤ)暑くないのかしらん。
アバヤ着た人がぞろぞろ歩いているのって何かおもしろい。 -
この日ももちろんイエメンスタイル。
噴水の前の記念写真スポットでは、イエメン人からも注目の的。
ちょっとしたモデル気分のおっさんか! -
パレスの下では、ジャンビーアダンスを踊る人々。
太鼓の音が響き渡ると、あっという間に人だかり! -
サヌアの中心部を走る道路。
走ってみると何か違和感わいてくる。
何だこの感じ?
そう、ここは元々は川だったところを埋め立てて道路にしていたのだ。
それに気が付くとすべて納得。
架かっている橋が道路に架かるものとはだいぶ違ったり、周りを土手に囲まれている感じがするからでした。 -
旧市街からダッバーブ(公共バス)で10分ほど走り、高くそびえるミナレットと白い建物が青空に生えるプレジデントモスクに行ってみた。
このモスクはデカいっ!軽く一万人は収容できるようだ。 -
モスク内はとても綺麗で礼拝する人も多くいました。
こんだけ広いとモスク内で野球もできるな、それともサッカーかなどと不謹慎な事を考えるおっさんでした。
コーランもたくさん置いてありますが、教徒以外は触れてはいけません。 -
食堂でも商店でも小さな子供が普通に働いています。
家計を助けるためかそういった文化なのか。
彼らは大人と共に夜になっても働いてます。 -
人気のチャイ屋。
大きなヤカンにミルクティーがたっぷり。
次から次へとお客さんがやってくる。 -
日が落ちてくると、旧市街はまた違った雰囲気に包まれる。
ぼんやりと足元を照らす街灯が、迷路のような細道をうっすらと浮かび上がらせる。
イエメンに来て二日目。
他の国同様、危険そうな場所や輩にこちらから近寄らなければ、危ないと感じることはないのだろう。
人々の優しさは強く感じるこの国。
一日も早く普通に観光ができるようになる事を切に願います。
明日からはいよいよ「ソコトラ島観光」だぁ〜!
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この旅行記へのコメント (4)
-
- 機乗の空論さん 2018/05/05 09:56:09
- 懐かしくて!
- いやー、懐かしく拝見しました。
今からもう30年以上も前に旅しましたが、変っていなませんね。
テロのニュースばかりがあって残念ですが、以前の様にごく平和な日々が毎日続くような日が訪れるようになってほしいです。
tymyさんの勇気に感謝します。
- tymyさん からの返信 2018/05/30 14:42:16
- RE: 懐かしくて!
- 機乗の空論さん
メッセージありがとうございます。
GW旅の疲れから掲示板みるのがすっかり遅くなってしまいました。すいません。
イエメン行ってから既に幾余年。いまや観光に行ける国ではなくなってしまいました。
機乗の空論さんと同じ気持ちですが、一日も早く平和な日が訪れることを祈ります。
大した経験はありませんが、過去訪れた国の中で再訪希望値高いのは断トツでイエメンです。
そのころまで今の姿が残っているよう切に願うところですね。
では。
> いやー、懐かしく拝見しました。
> 今からもう30年以上も前に旅しましたが、変っていなませんね。
> テロのニュースばかりがあって残念ですが、以前の様にごく平和な日々が毎日続くような日が訪れるようになってほしいです。
> tymyさんの勇気に感謝します。
-
- jasumineさん 2013/08/17 15:44:06
- ワクワクしました!
- tymyさんへ
はじめまして。
イエメンの旅、ワクワクして読ませていただきました。
魅力的な国ですね。
tymyさんは一人旅が多いのですね。憧れです。
私も基本ツアーは使いません。
一緒に行きたいという友人が多くなった時等、仕方ない時だけツアーを使います。
一緒に行きたいと言われると断れない性格なので、多い時は11人を連れて歩くはめになりました。まるで添乗員です。
皆にも楽しさをお裾分けしたいと思い、ついつい・・・お人よしです。
一人旅したいけれどやはり少し不安です。(あかんたれです)
個人で旅すると、上手くは周れないけど印象に残る旅になりますね。
出来るなら少しの期間でも住んでみたいです。
海外暮らしをしたのは、カンボジア・プノンペンに一年半だけです。
日本人があまりいないところへの旅が魅力的です。
tymyさんの旅行記、皆ワクワクする国です。
楽しみに順番に読ませていただきますね。
jasumineより
- tymyさん からの返信 2013/08/17 18:18:50
- RE: ワクワクしました!
- jasumineさん
はじめまして。
書き込みありがとうございます。
僕の稚拙な文の旅行記お読みいただき、ありがとうございます。
イエメンは実際行ってみると観光客のあまりの少なさに驚かされました。現在の政情を冷静に受け取り考えれば、今は時期でないと多くの人が判断しているのでしょう。たぶんそれが正解です。僕は結果オーライでしたが、人にはあまり勧めてはいけないのかなっ思います。
仰せの通り僕の旅は基本一人です。
でもそれは一つにはツアーだと費用が高い、二つ目に一緒に行く人がいない、だから一人で行くという事でもあるんです。
思う様に行かないことも多々ありますが、それも帰ってくればよい思い出ですね。それは一人で何とかしようと、苦労をし続けるからかもしれません。
僕は狙って日本人のいない国に行ってるわけではないのですが(笑)、最近は興味をそそられる所に行ってみると日本の方は少ないですね。
次も苦労して深い思い出となる旅をしてみようと思います。
今後ともよろしくお願いします。
> tymyさんへ
>
> はじめまして。
>
> イエメンの旅、ワクワクして読ませていただきました。
> 魅力的な国ですね。
> tymyさんは一人旅が多いのですね。憧れです。
>
> 私も基本ツアーは使いません。
> 一緒に行きたいという友人が多くなった時等、仕方ない時だけツアーを使います。
> 一緒に行きたいと言われると断れない性格なので、多い時は11人を連れて歩くはめになりました。まるで添乗員です。
> 皆にも楽しさをお裾分けしたいと思い、ついつい・・・お人よしです。
>
> 一人旅したいけれどやはり少し不安です。(あかんたれです)
> 個人で旅すると、上手くは周れないけど印象に残る旅になりますね。
> 出来るなら少しの期間でも住んでみたいです。
> 海外暮らしをしたのは、カンボジア・プノンペンに一年半だけです。
>
> 日本人があまりいないところへの旅が魅力的です。
> tymyさんの旅行記、皆ワクワクする国です。
> 楽しみに順番に読ませていただきますね。
>
> jasumineより
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