2013/01/26 - 2013/01/26
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belleduneさん
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1月下旬の寒い日に、大阪で用事があったので、久し振りに中ノ島界隈へ出掛けてきました。お天気は良いのですが、土佐堀川の風が強くて、早足で美術館へ向いました。
ここは、1974年に旧万博の建物を国立美術館として2004年まで使われていましたが、2004年11月3日にシーザー・ペリが設計した新しい美術館が開館しました。
アルゼンチン生まれのシーザー・ペリは、1980年代のポストモダン建築の中で、曲線を多用した外観や金属素材のインパクトあるデザインで知られています。マレーシアのクアラルンプールにあるペトロナス・ツインタワーも彼の設計です。現在展示している「夢か 現か 幻か」という映像展を見た後、淀屋橋の大阪倶楽部へ行きました。
大阪倶楽部は、大正3年(1914)に創建された英国風会員制社交倶楽部で、地上4階、地下1階の建物です。大正11年に火災で焼失した後、13年に現在の建物が再建されました。第二次大戦下、帝国海軍に徴収され、敗戦時には、占領軍が昭和27年4月10日まで接収していました。現在の会館は、安井武雄設計による新館。
1階には喫茶室、囲碁将棋室など、2階に食堂、談話室、図書室、3階に貸切個室、和室、4階がホール、屋上にゴルフ練習場がありますが、英国風会員制倶楽部ということで、男性のみの入室が許されています。
会員の男性にお願いして、1階の奥に応接間があり、そこだけは女性でも入れるということで、そこでお茶を飲むことができました。4階のホールでのコンサート時に、ホールの内部を隈なく見ることが出来ました。
- 交通手段
- JALグループ 私鉄
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1階内部
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地下1階のエスカレーターから1階を見たところ
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地下1階から伸びている金属の支柱
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地下2階から吹きぬけ部分を見たところ
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地下2階と地下3階は写真撮影禁止とは知らず、2枚だけ撮ったところで、係りの方が中止の合図がありました。すみませんでした。
1階で撮影許可を申請すれば、良いということです。 -
美術館の隣に科学館があります。
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そろそろ大阪倶楽部へ移動する時間となりました。
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壁面が茶褐色のタイルで、タイルの素地の表面をワイヤーでカットしたものだという。スクッチタイルとは、異なるものです。
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縦長窓が壁全体のアクセントになっています。其々窓の周りは様々な装飾が施されています。1階正面の窓は、竜山石の大きな半円アーチで安定感を出しています。その中にタイルで凸凹模様を出して、窓は小さく見せています。2階の上げ下げ窓は、大きく、華やかになっていて、テラコッタの装飾で、シャープに仕上げられています。3階は窓台以外は輪郭がありません。
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壁面装飾は、インドのストゥーパを模したものと言われています。
1階のアーチは、上部と下部で曲率が異なっていて、中ほどが膨らんで見えます。 -
正面玄関下から見上げた2階のテラコッタ装飾の窓
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側面の壁にあるテラコッタに包まれた窓は、その大きさと複雑な文様、シャープなエッジがとても見事なものです。また、外観からすると窓の位置が水平になっていないのは、階段窓だからです。階段の踊り場にあるため、外から見ると、このようになっています。
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下から見上げたところです。
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窓周りの装飾がすべてテラコッタで出来ていることは、その焼きものの精度の高さが素晴らしいことを物語っています。
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テラコッタ装飾の窓から続いた側面ですが、最下層は換気口の横長窓が開いていて、1階は半円アーチ窓、2階は縦長窓になっています。
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その隣には、横長窓がありました。
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道路に面した側面
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この日はコンサートがあったので、入場できましたが、会員制のため1階の喫茶室も会員と一緒でなければ、入れません。
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