2010/05/04 - 2010/05/05
1591位(同エリア6065件中)
のうりかさん
「KL観光編」と書いて、「?」と思った。
どんな有名な観光スポットが目の前にあっても、有難がることなく、通り過ぎても平気とういう稀代の当夫婦。
どうやら「観光」ではなくただの「じゃらん」状態だったと、改めてその足跡を確認してみた。
さて、途中からこの旅行記に入ってしまった4traメンバーの方、「KLの休日 ①」へ飛んで行ってなんてことは申しません。
なぜなら、このKL旅行記の本編が「ここ」ですから。
それではご一緒に参りましょう!
ミネラルウォーターのボトルはお忘れなく。
(写真は、KL観光のオフィシャルバス。観光しない当夫婦は絶対乗りません。いや、乗れません)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
-
5月4日(火)晴れ
朝、6時過ぎに目がさめる。
カーテンをあけると外はまだ暗い。
日本時間で7時をまわったところ。
経度も緯度も違うのは当たり前だが、台北よりも香港よりも、つでにいうとシンガポールよりもKLは西に位置する。
これらの4都市は東京から1時間ビハインド。
KLの朝はなかなか明かない。
飼主はまだ眠っている。
実は、旅先では例外なく、おおよそ「冗談でしょ!」と飼主が叫ぶほどに、日常では考えられない時間に僕だけが目を覚ましてしまう。
本日もまた同じ。
ガラスの窓越しでも、ファジャル(日の出の1時間半前から日の出10分前までに行う早朝のお祈り)を知らせるアザーンの響きが聞こえてきた。 -
ふと思いついたネコオヤジ。
けっして煙草を吸いに行こうとしたわけではない。
スイミング・プールを見たくて階下へ向かった。
エレベーターを降りるとフィットネス・ジムの受付でスタッフから歓迎の挨拶。 -
当方は少し驚いて、
「何時からやってるの?」
と聞けば、「6時からです。」とのこと。
「泳ぎますか?ご案内します!」と元気なスタッフだ。
それもそのはず。
ネコオヤジの出で立ち(イデタチ)は、バスローブにデッキシューズだったのだから。
残念。パンツ穿いてくるんだった。
「いや、見るだけなんだよ」
と両手を広げて首を振ってみる。
案内された先、暗いプールの水面が照明に輝いてゆれていた。
ホテルのスイミング・プールが好きだ。
誰もいないプールなら文句ない。
プールサイドで準備中のスタッフが僕を見つけて、「バスタオルをお持ちしましょうか?」と聞いてくる。
「今は写真だけなんだ」
とカメラを指差し礼を言った。
メインプールの付帯施設と言ってよいやら、水遊び場か?
なんのためにあるのか浅すぎる小プール。
帰り際にスタッフに聞いたら「子供用」だそうだ。
子供は連れて来るな。
とは言わないが、願わくばネコオヤジが昼下がりに、ここのデッキ・チェアでまどろむとき、奇声や嬌声、ましてやドッボーン!という音とともに弾ける水しぶきなどを見るのだけは避けたいものだと思った。 -
日の出が近いらしい。
東の空が明るくなってきた。
部屋に戻ろう。
スタッフが「また来てください」と笑顔でお見送り。
このクラスのジムだと水着を販売もするが、貸してくれたりもするような気がする。
でも、スキーウェアのように直接肌に触れないものなら躊躇しないのだろうけど。
更にふつふつと沸いた疑問が一つ。
ムスリムの女性はどんな水着を着るのか?
実は今回のKL行きにあたって、4traではマレーシアの生活を知り尽くしている「ちょびれ」さん
http://4travel.jp/traveler/moruo/
から、例のスカーフについて不思議なコメントをいただいていた。
いわく、
「スカーフを被るか被らないかは一家の長であるパパ次第、ムスリムの家でも敬虔な家庭ではそれこそ年中長袖に長ズボンです。
割とゆるい家庭では被ってない娘さんも中にはいますよ。
でも、プールに行くとまるでウエットスーツのような水着を着てしかも夕暮れ以降に女子が泳ぐのを初めて見たときには・・・・
宗教って凄いなあと実感しました。」
ちょびれさんが言うその「ウェットスーツのよなもの・・・」とは・
いま「Muslim Swimwear」で調べたら、これ。
http://hijabtrendz.com/2008/09/11/muslimah-swimsuits/
「burkini」なんて名前もついているらしい。
http://www.ahiida.com/home.php -
エレベーターのボタンを押す。
なぜかロビー。
さすがにバスローブ姿でロビーを歩くのは、
ねえ・・・。
ロビーには人影を確認せず。
ゆっくりとロビーを横切りドアマンにうやうやしく迎えられ、玄関の外へ出た。 -
タクシーが数台停っている。
これから出発する宿泊客もいるようだ。
ベルのスタッフに
「タバコはどこで吸えるのか?」聞いたところ、
「外ならどこでも吸えますよ」とのこと。
植込みの端に行ってタバコに火をつける。
なんだか骨折で入院中の患者みたいだな。
コンビニから朝食を買ってきたスタッフが植え込みの影でお食事中。 -
外はだいぶ明るくなってきた。
部屋へ戻る。
新聞を拾い上げ、飼主を起こして、シャワーなどしてみる。 -
ヘラルド・トリビューンとローカルを代表する新聞、
「The New Straits Times」
http://www.nst.com.my/
シンガポールのストレイツ・タイムズhttp://www.straitstimes.com/
とどう違うのか?
誰か教えてください。(本当に知らないのです) -
7時前にラウンジへ。
まだ宿泊客は朝食に起きては来ないらしい。
飼主とネコオヤジの姿を見て、コックがドアから出てきた。
せっかくだから、オムレツを作ってもらう。
材料は全部でもいいのか?
ときけば、
全然問題ありません。との笑顔。 -
ここのスタッフの笑顔には不思議な魅力がある。
フレンドリィやホスピタリティとかとまた違ったもの。
何と説明してよいやら。
とにかく、たぶん。わかるのは彼らが優秀だということだ。
少なくともKLIAのオフィシャルの何十倍も。 -
朝食を終えてデスクのお姉さんに、遅いチェックアウトをリクエストする。
午後3時ごろまで。
すぐに「確かに承りました」と返ってきた。
もしかしたらこのホテルは「道楽」で商売しているのかもしれない。 -
食後はもちろん「朝の散歩」
世のオヤジは決してイヌになってはいけない。
イヌの散歩は首輪とリードが必須アイテムだからな。
シャングリラ系のトレイダーズ・ホテルではカートのシャトルサービスがあるらしく、スリアKLCCの入口が終点らしい。
なかよく乗っても定員10人ってところか。 -
公園に木陰から強烈な朝陽がまっすぐに降り注いでくる。
気温はすでに上昇しているようだ。 -
ツインタワーとマンダリンは、あらためて見るとなかなか良い。
たぶん、見慣れてきただけのこと。 -
昨日から気になっていたモスク。
「マスジット・アシャキリン」
公園の東に位置している。
ウズベキスタン建築様式だというが、どこらへんがどうウズベキスタンなのだか、トルキスタン、カザフタンとどう違うのかわかるよしもなく。
誰が言わせたのか「KLCC公園の宝石」 -
礼拝の時間は過ぎていたと思われる。
地階の構内には、男性が一人。
僕には、なにやら脱力というか、力尽きている、或いは心身耗弱状態ようにも映った。
天井にあるのはエアコンの吹出し口か?
このモスクの入口はさらに東の階段を上がったところだった。
地階のホールはエキストラ用で、モスクにも檀家や総代とかあるのか? -
モスクをバックにツインタワーをカメラにおさめてみる。
夜だったら、絶対に地球の風景じゃないな。
2つの輝きがあまりに、なまめかしすぎるはずだから。
このモスクからホテルへ折り返す。 -
噴水を手入れする作業員が池の中を歩いている。
もし、あの作業員がムスリムのパジャマ服だったら、イスラムの聖人が水の上を歩いていると、熱狂的な信者が盲信するだろうか?
いかん。
・・・ネコオヤジは既にこの暑さでアタマがヤラれはじまっているらしい。
パジャマじゃなくてなんて呼べばいいのか?
オバQ?
ハロウィーンのET?
わかった。真面目にやろう。
「ムスリム服」
某国にも「人民服」なんてのがあるやに聞く。
http://www.flickr.com/photos/scenery/1457116794/
あ、これは「人民服務」
すみません。調べたらちゃんと名前があった。
「カンドゥーラ」
كندورة (kandura, アラビア語)
http://www.flickr.com/photos/moaksey/4118496628/
どうやら、マレーシア市民は着用していないようだ。
UAEやサウジアラビアのアラビア語文化圏で、その地域の気候風土にあった民族衣装を意味するらしい。 -
部屋に戻って、水着に着替える。
いまはシャワーじゃない。
スイミング・プールだよ、飼主ニコトラくん。
プールサイドのレストランを抜け、スタッフからタオルをもらってデッキチェアへ。
日差しは既に強い。 -
先客は中国語を話すオヤジが2人。
水に浸かって、いや、漬かってるのかも。
水はぬるい。
シンガポールのプールが冷たかったのは真冬の体内温度計が調整不十分だったせい?
苦手な平泳ぎを披露する飼主。
本日は髪を濡らしたくない様子。
ネコオヤジは軽く潜水から。
どこに行っても仰向けにフローティングするのが好きだ。
大の字でしばらく浮かんでいると、自分は水から生まれたような錯覚を感じる。
これがうつ伏せなら水死体だな。
そうしているうちに飼主の殺気を感じ、反転、潜行。
悔しがる飼主ニコトラ。(浮かんでいるネコオヤジを沈めてやろうと、静かにアプローチしていた) -
では、ここで飼主へちょっとしたプレゼントをしようと思う。
プールに併設したSPA共用のジャクージ。
感激する飼主。
激しい水流と格闘しているようにも見えるが。
ネコオヤジの恩返し。
さて、シャワーして着替えて、これから観光なるものに行ってみましょうか。 -
ホテル宴会用の玄関を出ると、目の前のロータリーを回りこんできた真っ赤な大型バス。
「KL Hop-On Hop-Off」
http://www.myhoponhopoff.com/(なぜか工事中)
KL市内の22か所を巡回する2階建ての観光バスで、1日券の購入で何度でも乗り降り可能。
バス内では8つの言語にてKLの歴史と観光地の説明が聞ける。
・ ・・らしい。
大人38MYRは高いか?安いか?
午後3時にチェックアウト予定のネコオヤジと飼主にとっては、選択する以前の問いだった。 -
夕べと同じくKLCC駅から地下鉄に乗る。
その前に、SURIA KLCCのショッピング・モールを流そうではないの。
http://www.suriaklcc.com.my/index.php?module=PetronasTwin -
Dynasty Antique Gallery
予想はしていたけど、ここもまた中国文化。
大陸や香港でももっと安く買えるはずだが・・・。
ショウケースの兵馬俑の戦士を拙宅の玄関のホールに置く情景を想像してみた。
・・・狭いな。
拙宅には1階と2階に兵馬俑から3体の兵士がすでに配置済みなので、軍備増強には及ばず。 -
MALAYSIAN HERITAGE & STYLE
ここはいい感じ。
マレーシアンというか、アジアン・テイスト。
アンティークも並んでいる。
でも、いくら古代アウトリガーを気に入ったとしても、東京まで持って帰るには、ちょっと・・・。
飼主、安心してくれ、本気で言ってはいない。
写真&コメントの削除 -
昨日、KLCC駅の学習効果をいかんなくなく発揮し、コインは落ちるし、液晶表示固まるし、プラスチックの札はヨレヨレだし、格闘すること数分後。
無事、自動券売機からチケットを購入。
隣の券売機相手にまだまだ苦戦していた外国人ツーリストもキレそうになっていた。
絶対、窓口に並ぶほうが早い。
相変わらず不自然に掛けられる制動装置の電車に激しく身を揺らせながら、目的地到着。 -
「マスメッド・ジャメ駅」
ジャメってなに?仏語では否定の意味だが。
Masjid Jamek
Jamekとはアラビア語に由来する言葉で、宗教的な集会場を意味する。・・・らしい。
「集まる」ということか・・・。
クアラ・ルンプールの名前は、
kuala=河口とlumpur=泥
「泥の川が合流するところ」というのは誰もがガイドブックで記憶する箇所。
クラン川とゴンバック川が「集まる」ポイントがMasjid Jamekになったのだと納得する。 -
人の流れはLEBOH AMPANG通りに向かっている。
何があるのかと見れば、バスの停留所。
しかも何台も停車していた。
そして明らかにインド系の人々とインド商人の店が並ぶ。
「どうして、お土産屋さんはみんなインド人なの?」
下の娘がロンドンでネコオヤジにした質問を思い出していた。
写真&コメントの削除 -
それでは、KL発祥の地に鎮座ましますモスク。
マスジット・ジャメへ参りましょう。
1909年にイギリス人建築家ハボック氏によって建てられた。
青い空に映える白いドーム屋根、素焼きレンガの壁、磨き上げられた大理石の床。
「モスクの周りに植えられたヤシの木や、色鮮やかな花とのコントラストも見事です。喧噪の中心にありながら、厳かな雰囲気を感じることでしょう」
とガイドブックにはある。
タマネギ頭はどうしたってムガル様式。
ここで飼主、「インド?」
正解。
でも、ペルシャというかイスラムなんだなあ。
タージ・マハルは誰が建てた?
「シャー・ジャハーン!」
正解。
えらいぞ、飼主。
昨年、下の娘とセンター試験、世界史30点加算プロジェクトに血の滲むような努力を惜しまなかっただけのことはある。
「タージ・マハルもムガル帝国だよ」
うーん!と唸る飼主。 -
KLCCのマスジット・アシャキリンがウズベキスタン様式とか、マスジット・ジャメがムガル様式というのは意外だった。
こんなことを真剣に言ってると、KLがイスラム世界の中心であるかのように聞こえてしまう。
KL、マレーシアがいろんな人種で構成されているということだろう。
そういう問題ではないな。
それならシンガポールだって同じだ。
ここでどうしても、あの街を思い出すことになる。
どうしてわからなかったのだろう。
「マラッカ」
(Melaka:Malacca)
マレーシアの歴史はマラッカを抜きに語るわけにはいかないのだと、あらためて気づいた。
イスラムはマラッカ王国のスルタンによってマレーシアで確立したと言ってよいのではないか?
これでマラッカを訪れる正当性、というか整合性ができたということか・・・。
さて、マスジット・ジャメのモスクの前で立ち止まること、しばし。
飼主を見れば、モスク構内に入ろうなどという気配が微塵も感じられない。
当然だわな。
この熱帯の街でなにがうれしくてスカーフまで巻いてモスク見学できる人はそうとうに忍耐強い人か、酔狂な人だ。
このモスク、金曜日の礼拝の時間以外は、観光客も見学できる。(門は閉まっているが、スタッフに声をかければ開けてもらえる)。
構内では、肌の露出はNG。が、無料でローブと女性用のヘッドスカーフを借りる事ができるらしい
。
マラーシア・マダムのメタモルフォーゼの機会を大いに逸した飼主ニコトラ。
しかし、全然未練はない。 -
北へ足を進め、交差点を左に曲がって、独立広場へ。
飼主の歩くリズムがいつもと明らかに違う。
どうやら、この暑さにヤラれはじまっているらしい。
木陰の少ないこの地区で、酸欠状態だな。
飼主、大丈夫か?
「熱帯を甘くみていたわ!」
叫ぶニコトラ。
All Aboutでは、
http://allabout.co.jp/gm/gt/525/
日差しの強いマレーシアで欠かせないアイテムを紹介している。
サングラス。
突然の雨にそなえた折りたたみ傘。
モール内などの冷房対策に羽織もの。
タクシーや電車賃用の小銭。
以上、KL観光でもこの必須5アイテムをお忘れなく。
って。・・・あれ?4つしかありませんね。
さらに、「ウエットティッシュがあれば完璧」って。
なかなか自己完結した記事だわい。
いや、忘れていけないのは「水」だよな。
時計のタワーがひときわ目立つレンガの建物。
の手前で道路を横断する。
スルタン・アブドゥル・サマド・ビル(Sultan Abdul Samad Building/旧連邦事務局ビル)
1894年にイギリス人建築家ノーマン氏が設計したムーア形式のビル。
当時は行政府ビルだった。
現在は最高裁判所。
クロックタワーは宗主国の影響か?
香港の九龍にある時計塔もレンガ造りだった。九龍のは鉄道駅があったモニュメントだが、英国人のデザインにはビッグベンのDNAが色濃く反映しているらしい。 -
メルデカ・スクェア(独立広場)のベンチでひと休み。
「メルデカ」とは独立を表す言葉。
広い芝生はイギリス統治時代クリケット競技場。
シンガポールの市庁舎前にはまだクリケット・クラブがあったな。 -
マレーシアが独立したのは1957年8月31日。
独立宣言をしたのがこの広場。
毎年の祝典もここで開かれる。
遠くに見える国旗を掲揚するポールは100mを超すらしい。
今回のKL行きにあたってマレーシアの国旗
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Flag_of_Malaysia.svg
を見ていたら、いまさらながらシンガポールの国旗(シンガポールを独立国家だと知らなかった人は関係ない)と似ていることに気がついた。
マレーシア国旗は、左上にイスラム教の象徴である月と星を配し、赤と白の線はマレーシアの13の州と、首都のクアラルンプールを表している。
1965年にシンガポールが独立するまでは14の州(13+シンガポール)を表していた。
ここまでは、誰もがふむふむと納得するところ。
ホントは両国の国旗が似ているなんて、そう重要なことではない。
実際には似ていない。
左上のデザイン以外はね。
シンガポールの国旗を見てもらうとわかる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Flag_of_Singapore.svg
赤と白の横二色に三日月と五つの星からなる旗。
赤は平等と世界人類の融和、白は純潔さと美徳、
五つの星は中華人民共和国の五星紅旗を倣い、進歩・正義・平等・平和・民主主義を、
三日月はイスラム教の象徴と新興国家の発展を支えるものという。
(wikipediaから引用)
ここで僕が黙っていられないのは、
「五つの星は中華人民共和国の五星紅旗を倣い、進歩・正義・平等・平和・民主主義を」
の部分だ。
ここまで言うのであれば、いっそのこと、シンガポールは「中華人民共和国東南アジア支局」と改名するべきではないか?
血圧が上がりそうなのでこのへんで止めておこう。
よけいに暑くなる。 -
猫にせかされて芝生を縦断する飼主。
芝生ではなく灼熱のデザートを歩くキャラバンの様相を呈してきた。
ずいぶんと大きな国旗だ。
100mの高さにはためくのだから畳、十畳以上はあると思われる。
国旗を見上げながら、ふと、「colours」の単語が頭に浮かんだ。
coloursを、あら、ネコオヤジさん。
綴り間違ってますわよ。
と言った方は英国行ったことありませんね?
または、香港に行っても英語読んだりしない方。
映画「カリブの海賊」At World's Endで、
http://disney.go.com/disneypictures/pirates/atworldsend/
「Hoist the colours!」
(旗を揚げろ!)
の台詞をさらっと流した方。
coloursは color sと同じ「色」の意味。
Colorの複数形。
英国表記だとcolourで複数形はcolours。
coloursには「旗」という意味もある。
シンガポールのタクシーで運転手が、
「この街ではいろんな国の言葉が話しされる」
と言っていたが、マレーシアも同じ。
マレーシアは国旗のほか、州旗が13、連邦直轄地の旗が、4つあるそうだ。
毎年の政府観光が総力を挙げる一大観光イベント、
「Colours of Malaysia」(カラーズ・オブ・マレーシア)は、
http://imagegallery.tourism.gov.my/fotoweb/Grid.fwx?position=1&archiveid=5009&columns=6&rows=3&sorting=ModifiedTimeAsc&search=
多彩なcolours(文化)と同じく、多様な地域(民族、伝統)のcoloursを意味するものではないのだろうか?
マレー系、中国系、インド系の人たちが織りなす様々な彩り。
いまだ見たこともないColours of Malaysiaを勝手に想像するネコオヤジ。 -
Old City Hall(違う?ような気がする)の前で今にも倒れそうな飼主ノコトラがふんばってのフォトジェニック。
がんばれ、飼主!
この先の橋を渡れば、チャイナタウンだ。 -
どこかで見た風景のショップハウスが連なる。
(昨日タクシーから見えた風景)
「飼主はなにか冷たいものを所望するの」
と言う。
たしかに。ネコオヤジもである。
コースをセントラル・マーケットへ。
ほんとうはチョウキット・タウンへ行こうと思ってたのだけど。
観光にけっして貪欲でないネコオヤジとその飼主。
日差しはますます強烈になってきた。 -
セントラル・マーケットにビバークしたの図というほうが正しいかもしれない。
(ビバークって露営だったよな)
これだよ!これだよな!
この冷房!大好きさ!
急速に蘇生したネコオヤジとその飼主。 -
OLDTOWN WHITE COFFEへ。
http://www.oldtown.com.my/
マレーシア国内に164店舗。
うちシンガポールにも何店舗かある。
僕たちが冷たい飲物をとるまわりではローカルがランチタイムらしく、ヌードル系のセットをオーダーする人が目立つ。
そういえばお腹もすいたかも。
飼主、メシは?
「お昼はスリアKLCCで食べましょ!」
となにやらたくらんでいる様子。 -
セントラル・マーケットをあとにして、募金活動のお兄さんを振り切り、パスール・スニ駅へ。
自動券売機に難儀している欧米観光客を横目に、我慢強くボタン操作の儀式を一通りすまして、ホームへ。
夕べは気にもしなかった風景が目に入ってきた。
クアラルンプール駅(旧クアラルンプール中央駅)
1885年に開通した鉄道駅。
1910年に完成した北インド、ムーア風様式の建物。
白亜の外観にアーチ型の柱廊や尖塔が印象的だ。
KLの玄関口がKLセントラル駅になる前はマレーシア交通の中心だったが現在は一部の列車が停車するだけ。
建物の一部はホテルとして営業しているらしい。
Heritage Station Hotel Kuala Lumpur
http://www.heritagehotelmalaysia.com/
なんかやたらと腐った雰囲気がたまらなく魅力的。
夕べ目に入らなかったのは、トゥドゥン(Tudung)姿の女性に目を奪われていたからではない。
この街がそれだけ暗いということだろう。
シンガポールでもそう感じたが、急速に発展する街には不夜城のような輝きの隣に大昔からの闇の空間も存在している。
それはその街で生きる人々を映し出すのと同じように。 -
KLCCで昼食をもくろんだ飼主ニコトラが目指した先は韓国レストラン。
KORYO-WON@KLCC
何それ?
http://www.suriaklcc.com.my/index.php?module=ShoppingDetails&_prod_id=25
日本語?にすれば「高麗苑」
高麗ならば朝鮮料理と言ったほうが適当かもしれない。
KLくんだりまできて飼主と朝鮮料理を食べるとは思わなかったぞ!
などと怪訝そうな顔をしているネコオヤジに与えられたのはハイネケンのグラスに入った「タイガー・ビール
ってなんでやねん? -
二人ともランチメニューを選んだので、小皿をずらっと並べられてしまった。
しかも同じものが2皿ずつ。
トドメは僕の注文した重箱弁当に小分けされた、小皿と同じオカズたち。
一人、石焼ビビンバに満足する飼主。
こんなものに3千円も払ったにもかかわらず、
「あら、飲んだのに安いわね」
って飼主も飲んだでひょ。
明らかに本日の昼食は勝負あったらしい。 -
スリアKLCCからホテルへ。
初めて1階部分から連絡通路を抜けてみた。
というか、歩いていたらホテルへ出た。
「Alice in Wonderland」
http://adisney.go.com/disneypictures/aliceinwonderland/
のディスプレイがにぎにぎしい。
ジョニー・デップ・ワン! -
部屋へ戻り、飼主はバスタイムだと言う。
ネコオヤジは迷わずスイミングプールへ。
今度はさすがに半ズボン姿で。
国籍不明なレイバンかけて。
でも、やっぱりバスローブは小脇に抱えて。 -
プールサイドのレストランは遅い昼食をとるゲストが数人。
スタッフがバスタオルを持ってデッキチェアへ案内してくれる。 -
熱帯の昼下がりは木陰で昼寝がいちばんだと信じているが、プールの誘惑にはあらがえない。
-
座る間もなくテーブルに運ばれてきたのは、レモン水と保湿スプレイだった。
-
最近のスイミングプールは背景というか、前景が海や山や渓谷だと、「ホライゾン」とか「インフィニティ」のプールがあると自慢する。
事実、目の前のゲストもカメラを持ってプールに入り、水面ぎりぎりまでアングルを下げて撮影を試みている様子。
設計者がみたら、さぞ冥利につきるのではないか?
こういうゲストに喜ばれて。 -
ひと泳ぎして、新潮文庫もi-podも持ち合わせず、このまま昼寝してはもう一晩KLにごやっかいになってしまいそう。
-
部屋へ戻り、飼主とパッキング。
いいホテルだった。
チェックアウトするためにクラブ・ラウンジへ。 -
「ご滞在はいかがでしたか?」とお姐さん。
よかったよ。とてもよかった。
「日本へお帰りですか?」
いや、これから香港へ行くんだ。
「よろしければ何か召し上がって行かれますか?」
というわけで、コーヒーとケーキ。
水のボトルを調達して、デスクのお姐さんがエレーベーターまでお見送り。 -
帰りのリムジンは予約していない。
KLIAエクスプレスでKLセントラル駅から帰ろうと予定はしていた。
さて、タクシーで行きましょうか?
と飼主に確認すれば、
「No,電車で行きましょう!」
の答え。
どうやら、初日のKLCC前の看板が強烈だったらしい。
つまり「ボッタクリに注意」
マレーシア政府観光局は
http://www.tourismmalaysia.or.jp/koutu/tx.html
自らのWEBで
「マレーシアのタクシーはとても安価で便利な交通手段です。
クアラルンプールやペナン島などは日本同様メーター制を導入しています。・・・」
と書いているあとにすぐ続くのは、
「クアラルンプールなど主要都市市内の移動にはメーター制を導入しています。
タクシーは、ホテル、ショッピングセンターのタクシースタンドに並ぶか、道路脇で手を挙げて流しを拾うことも可能です。
メーター制のタクシーは屋根に「METER」のサインがあります・・・」
と「METER」の行灯がないタクシーの存在を暗に認めている。 -
渡航前に飼主がチェックしたのは、日本国外務省のWEBと在マレーシア日本国大使館のWEB
http://www.my.emb-japan.go.jp/Japanese/ryoji/2008/0801.htm
領事部が在留邦人へ注意喚起している情報に、
「悪徳タクシー運転手に法外な料金を脅し取られた事件」とやらがケース毎に紹介されている。
KLのタクシー初乗運賃は2kmまで3MYR。
日本円にして90JPY。
僕はここで、「この国の民度」がどうたらこうたらと語る考えはまったくない。
語れば日本国の民度を笑えないからだ。
タクシー・ドライバーは世界で何千万人といることだろう。その多くの労働者は十分な報酬を得ているとは思えない。
だからこそ、乗客として運転手から気持ちの良いサービスを受けたり、乗っている時間が楽しかったり、時間にギリギリで無理して頑張ってもらったりしたときに、ティップを渡す。
あるいは「受け取ってもらう」
感謝の気持ちとしてだ。
ゆえに、タクシー以外のサービスでもティップを要求されることは不本意だ。
飼主が、今回タクシーを利用しない理由は少し違っている。
「そのサービスを提供する相手から、見合うべきサービスの対価として払う以上の請求を受けたくない」
簡単に言えばこういうことだろう。 -
僕はNYC旅行記(第3章)でタクシーについての考察を紹介しているが、世界中の国でタクシーの不当な代金請求はなくならない。
それは、人が職業として選んだものだから。
どんなにGDPが低いとされる国でも、その国の全てのタクシー運転手が不当な料金を請求してくることはない。
ハンドルを握るドライバーは、一人ひとりの良心もまたそれぞれ違うのだ。
宗教から見るともっと違った考え方ができる。
タクシードライバーは神が自分に与えてくれた職業だだとして。
裕福な者は経済的な弱者に施しをして当然だとする。
この場合、正規の料金が10MYRが11MYRになろうと、13MYRであろうと、15MYRでもなんら問題はない。
なぜならば、いくら「余計に」客からもらったか?
が彼らの良心をあらわしているから。
しかも彼らにとってそれは儲かったということを意味していない。
今日の生活に必要な対価を当然として得たということだ。
こんなヘンな話ばかりしているとマレーシア政府から入国拒否のリスト入りしてしまいそうだな。
でも最後にもう一つだけ。
シンガポールのタクシードライバーが皆サービス良く、ボッタリなぞ絶対にしないのは、厳しい「罰則」があるからだ
シンガポールが綺麗で美しい国だと思う人は、ゲイランでもどこでもいい、とにかくローカルの人しか足を踏み入れないような通りに行ってみるべきだ。
シンガポール市民の生活がいかに「規則と罰則」によって国家の姿を維持しているかを理解できるはずだから。
罰金をとらなければ守られない規則は世界中にあるだろう。
シンガポールという国はその最右翼に位置しているというだけのことなのだ。
その対極にあるのはフランスのパリ。
かの街並みとりわけ舗道が清潔なのは、パリ市の清掃局員が朝早くから掃除しているから。
つまり、毎日大金をかけて街をきれいにしているだけ。
たとえそれがアルジェリアからの出稼ぎ労働者であったとしても。
そうしなければ、いたる所で犬の糞を踏みつけることになるから。
というわけで、
玄関に待機するベルの「Taxi?」の声に、
No,thanks.と、きびすを返す。 -
マンダリン・オリエンタル・ホテルから徒歩で、しかもキャリーを引きながらKLCC駅へ向かうネコオヤジとその飼主。
登りの階段もなく、平行移動なので問題はない。
地下鉄に乗って、
最後までこの電車の生理的なリズムを無視したブレーキングに揺られ、KLセントラル駅へ。 -
ここで一部のエアラインはチェックインして荷物も預けることができる。
その名もKL CAT(猫?)
http://www.kliaekspres.com/erlsb/KLCAT/tabid/99/Default.aspx
かつての東京シティエアターミナル(TCAT)やソウルのKCATのように出国審査まで済ますことはできない。
が、Webによれば、
City centre flight check-inは2時間前まで。
At KL CAT, you can check-in for your flight, just like in an airport,
・・・passengers traveling with Malaysia Airlines, Cathay Pacific Airways, Royal Brunei Airlines and Emirates are able to check in at KL CAT.
というわけで、4つのエアライン利用客だけは恩恵によくすることができるしい。
CX724便の香港着は21:30。
ターンテーブルの時間を嫌い、ネコオヤジも飼主もバッグはキャリーオンと決めている。 -
チケットを買ってKLIAエクスプレスへ乗り込む。
相変わらず空いている車内。
マレーシア市民はKLIAを「ケイエルアイエイ」と呼んでいる。
クアラルンプールを呼ぶときは「KL」。
けっして某国市民の観光客のように「クアラ」などとは言わない。
が、この電車で流れる「KLIA ekspress」のアナウンスは、女性の声で確かに「クリア・エクスプレス」と聞こえた。
飼主に言わせれば、「キリアに近い」。 -
プトラジャヤを過ぎたあたりで雨雲が広がり、スコールがやってきた。
車窓からは何も見えないほどの激しい雨なのに、最高速で空港をまっしぐらに走り抜ける電車。
はたして28分間の乗車時間は変わらず、定刻にKLIAへ到着。 -
出発階へ上がると、思ったより暗いチェックインエリア。スコールの雲がまだ去っていないからか?
キャセイのカウンターはすぐに見つかった。
チェックイン。
明日の台北までのボーディングパスを渡される。 -
外へ出て煙草を一本。
はじめてこのターミナルの特徴である、
「テント張りのような波状の屋根」とそれを支える柱。
が、想像以上に巨大なものだとわかった。 -
出国審査で思い出した「プレミアレーン」
入国審査と同じようにプレミアのカーペットが敷かれている。
本当にスタンプ押してくれる以外に何かいいことあるのだろうか?
このやる気の感じられない係官が捌くスピードは、プレミアと別のブースのそれと全く同じなのだが。 -
アエロトレインまたはエアロトレイン。
(アエロスミスでもエアロスミスでも同じだと思っているので)
先頭車両に乗り国際線ターミナルへ。
途中ですれ違う車両。
スコールはほぼ止んだようだ。 -
キャセイのラウンジは階上の曲面を進んだ先にあった。
赤服の小姐がお出迎え。
この小姐は世界中で24時間立ちどおしなのか?
それとも営業時間外はラウンジ内に収容保管されるのだろうか?
このラウンジにもヌードル・バーはない。
香港と台北が特別だということがやっとわかった。
つまり、スーパー・ハブと準ハブに位置付けられた空港だということ。 -
キャセイのラウンジが好きな理由。
中国人、または中華系の利用客が黙っている、静かだ、騒がしくしていない。
ということ。
アンカーのスムース。
http://www.gab.com.my/brand/anchorsmooth.asp
泡がピルスナー・タイプ。
タイガーより美味しいのではないか?
苦味が少々足りないが、三鳥井モルツを軽くした味わい。 -
飼主ニコトラがつぶやく、
「アジア諸国の立派な空港はなぜハブ空港にならないのかしら?」
それは、その国の空港が現在の経済力に見合ったものではないからだろう。
とりわけ利用客として需要が見込まれる国民の経済力。
ビジネス客だけで空港をつくるならこのような巨大空港は必要ない。
市井の人々の生活の往来が、文化が行き来してはじめてアジアのハブ空港になりえる。
日本国市民は口を揃えて、
「成田空港は遠い」と言う。
成田のポテンシャルはけっして低くない。
2本目の蛇行した誘導路つき滑走路が供用されても、日本国市民が満足していないのは、「遠いから」の理由だけだろう。
空港の施設使用料金は航空券に含まれているので誰も高いとは思っていないはずだし、外国の空港施設使用料(諸税)と比べてそれほど高い料金ではない。
http://www.narita-airport.jp/jp/news/pssc/price.html
では、成田は本当に「遠い」のか?
遠いのではなくて、「アクセスが悪い」、あるいは「時間がかかる」だけだ。
ロンドンのヒースローもパリのシャルル・ド・ゴールも成田と東京を結ぶ距離と比較しれば近いが、移動にかかる時間は大差はない。
ロンドンのパディントン駅は東京の位置からすれば池袋駅だ。
CDGからTGVで地方都市へ向かう利用客はいても、RERでオペラ座を目指す利用客は少ない。待ち時間と乗車時間と昇り降りを考えると、バスのほうがが便利だから。
JFKから電車でマンハッタン入りする利用客はいない。乗換えが面倒だから。
ワシントンDCのダレスに至っては電車のアクセスがないのだ。 -
京成とNAAはこの夏から新線で新型スカイライナーをデビューさせ、乗車時間を「36分」に短縮すると発表した。
http://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/skyliner/jp/index.html
僕は「快挙」だと思う。
しかし、いまひとつ盛り上がらないのは、成田の利用客が上野と日暮里から乗り継いでまで新型スカイライナーを利用しようとはしていないからだろう。
JRの成田エクスプレスを利用する人は、どんなに時間がかかろうと、必ず東京駅を経由してまでも、大宮、横浜、新宿から乗換えることなく成田に着きたいだけだ。
もし、僕が東京の多摩川から先に居を構えていたなら、やはり成田午前便は前泊が必要だと思う。
TCATが懐かしい。
箱崎で出国審査さえしてしまえば、1時間でそこは成田の出発ロビーだった。
成田はけっして遠くない。
たどりつくまでの手段が問題なのだ。
韓国の仁川をハブ空港だとか、成田を凌ぐとか、韓国政府のPRをそのまま信じ込むマスコミと日本国市民は、もう一度、仁川からKALリムジンバスでもなんでもよいから、ツアーの送迎車ではなく公共の輸送手段を使ってみればわかる。
http://www.kallimousine.com/eng/guide01_en.html
あれほど遠い空港はない。
あなたがそう思わなかったとすれば、それはガイドの説明やお友達とはしゃいでいたから。
バスもタクシーも片側4車線の高速道路で乗客は自己責任を前提に140kmものスピードで、いまにも車体がバラバラになってもおかしくないと言わんばかりに爆走しているからだ。
台北の桃園もまた同じ。
http://www.taoyuanairport.gov.tw/japanese/Publish.jsp?cnid=700 -
僕は成田を国内線へのハブ空港だとは言わないが、今までも現在もアジアのハブ空港だと思っている。
これほどまでにバランス良く、世界中に就航先をもつ空港は成田をおいてアジアにはない。
他国の空港も就航先の数は同レベルだと言いたい人もいようが、成田はいずれも各都市への便数が他国(例えば仁川)より多い。
僕が書くそこかしこに、香港を別格扱いし、キャセイパシフィック航空を輸送旅客数から、日航より優れているとすると言及している部分を指摘する人は、けっして勘違いしないでいただきたい。
キャセイは香港や大陸から世界中に散らばった華人や華僑がいる都市に就航しているだけだ。
はっきり言うと、日本国市民が有り難がって乗るエアラインではない。
香港がキャセイの本拠地だということ。
台北の桃園もキャセイが拠点にしているということだけなのだ。(CXはバンコクも準ハブとしている)
近年、アジアで林立する巨大空港はアジアのハブ空港ではない。
つまり、ハブはエアライン会社の拠点空港を指しているにすぎないのだと思う。
成田空港周辺には「さくらの丘」と「さくらの山」という航空機の離発着を楽しめる、二大スポットが存在する。
http://www.enarita.net/
これを、わが女房こと飼主ニコトラは「オタクの丘」と「オタクの山」と喝破しているが、皮肉なことに、言われているスポッターたちにとってこれ以上の賛辞はないだろう。まさにオタク冥利というところか。
オタクのことを言いたいのではない。
アプローチするシップの写真を撮っていて、気がつくことがあるはずだ。 -
午後はデルタ(NW)の鈍い銀色の機体がアジアの各都市から着陸してくる。
http://ja.delta.com/delta/enja/?24;http://www.delta.com/
アメリカ本国各都市からの便も到着する。
ユナイテッドもそうだが、デルタ(NW)は成田を拠点空港としているからだ。
そして、夕方にかけて再びアジアの各都市へ離陸して行く。
ユナイテッドも同じように。
合衆国市民にとって便利な空港だと言ってしまえば、身も蓋も無い。
成田の特殊性はこれがすべてだと言ってよい。
同時に大部分のOutboundしていく日本人観光客には関係ないのだろうが、アジアの各都市から乗り継いで行く利用客には、まさしくハブ、あるいは間違いなく拠点空港だ。
「仁川が日本の地方空港のハブになっている」
と、発言した政府閣僚は、自分が地方空港からインチョン経由で乗り継いだことがないから、意味不明な妄言を吐く。
仁川の大韓とアシアナだけが今までと同じメインターミナルで、第2ターミナルに並ぶ機体は外国エアラインという光景に、韓国もまたハブ空港への道を迷走していると思わざるを得ない。
少なくとも、他のアジアの空港より明らかに高いポテンシャルを、成田はいまだに有している。
とりわけビジネス客の流れと、航空会社の経営戦略がベストではなく、よりマシな(One Best Way)をチョイスしているものであるならば、成田をスルーすることはあり得ない。
これからも成田はアジアの拠点空港だろう。 -
搭乗ゲートへ。
シンガポールと同じようにゲート前にセキュリティ・チェックがある。
機材は予約したときに表記されていたとおりのB777なのだが、シートの配置が違う。
従来型のコンフィギュレーション。
予約のWebでは新型シートの配置だったため、僕と女房は前後した席を指定した。
http://www.cathaypacific.com/cpa/ja_JP/whatonboard/ourfleet/b_777_300
とりあえず、そのまま座る。
飼主の隣には中国系の乗客。
僕の隣の席に整備のスタッフが来て、チョイチョイと、ヘッドレストを丸ごと交換していった。
隣に予約は入っていないようだ。
ドアがクローズ。 -
紫小姐を呼び止めて、僕の隣席は空いているのか?確認した。
空いている。という。
「僕のワイフが後ろの席なので交換したい」
と申し出ると、紫小姐は意外なことを言った。
「実は隣のこの席はシートに不具合があります。少し後の席にご案内しますね。」
結果、ネコオヤジと飼主は紫小姐に案内され、仲良く並んで2杯目のウエルカム・ドリンク。
ニコトラいわく、
「あの新型シートは孤独だわ。二人で乗っても話ができないのよ」http://www.cathaypacific.com/cpa/ja_JP/whatonboard/newbusinessclass
昨年の9月、B744の新型シートに難色を示した飼主の思い出がよみがえったらしい。
僕は好きなんだけどな。
液晶でかいし、フラットになるし、コンパートメント感覚で。 -
広い広いKLIAをタキシング。
機は定刻に離陸。
赤い土に覆われた、アブラ椰子のプランテーションが遠ざかる。 -
来た時と同じように、積乱雲を避けて高度を上げていった。
-
赤服小姐のミールサービスはOJT真っ只中の様子。
紫小姐の短く的確な指示がバンバン飛んでくる。
この小姐の髪を結わえた、というか、とにかくミールサービスはこのスタイルしかあり得ませんから!と言わんばかりに気合の入ったデコポン状態のオデコには拍手を送りたい。
小さいころから自分のデコが広いからではないが、女性の前髪垂らしたスタイルが苦手だ。
額は狭くても出してもらえると好感を持つ。 -
マレー半島上空に落陽を見る。
クアラルンプール。
ここもまた、人種の「るつぼ」ではなかった。
世界中の多民族国家と同じく、この街も民族が混ざり合ってなんかいない。
マレー語を話す人も、中国語を話す人も、インド語を話す人たちも、独立記念広場にはためく国旗のもとに集う、同じマレーシア市民であるはずなのに、レースの違いは文化、生活の違いとなって未来永劫続いてゆくのかもしれない。
なぜなら、民族のアイデンティティは一朝一夕につくられたものなどではないからだ。
彼らには、日本国市民が想像もできないほどの、毅然としたプライドがある。 -
「マレーシアは暑いよ。一年中夏だからね」
台北の呉さんが言っていた言葉を思い出していた。
暑かった。
思考が停止するほどの暑さではないが、台湾市民をして「一年中夏だから」と言わしめる何かは確かに存在していたと思う。
それが、なぜイスラム教だったのか?や、マラッカへのこじつけになったかは、自分のなかで解決していない宿題だとしても。
メルデカ・スクェア(独立広場)で、まだ見たこともない「Colours of Malaysia」(カラーズ・オブ・マレーシア)におぼろげながらも想像を巡らしたことは、たぶん間違いではなかった。 -
多彩なcolours(文化)と同じく、多様な地域(民族、伝統)を意味するcolours。
マレー系、中国系、インド系の人たちが織りなす様々な彩り。
そしてCOLOURSは旗を意味した。 -
CX724便は定刻より早く香港へ到着。
香港は小雨。
今夜の宿、カオルーン・シャングリラへ急ぐネコオヤジと飼主。
明日、またここから日本へ帰る。
「KLの休日 ④」~(香港から帰ります編)へ続く。
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この旅行記へのコメント (6)
-
- マイレージユリコさん 2013/01/29 09:33:10
- お久し振りです!
- 時間がかかったろうなー・・・
という旅行記、さすがです。
とても楽しく拝見いたしました!
奥様とご一緒で、楽しそうな雰囲気が伝わりましたー
私の方は、今月23日に娘の結婚式なのですが
親のやることはお金の工面だけなので
来週末、一人で弾丸ソウル旅です!
それと、昨年10月から始めたゴルフにはまってまして
凍っていて、ティーもさせないのに
週一の練習場、月一のコース の日々です。
来月はグアムにゴルフへ行っちゃいますよー
たまには、私の旅行記も見に来て下さいね〜
では、
続きを楽しみにしています♪
- のうりかさん からの返信 2013/01/29 14:24:13
- RE: お久し振りです!
- Judyさん、おひさしぶりでした。
お嬢様のご結婚、おめでとうございます。
(今月23日って?もう過ぎましたか?)
今回の旅行記、いえ、実は最近女房どの(飼主)と同行する旅は
「台北経由」の「マッサージつき」が条件になっております。
ネコオヤジが唯一できる飼主への孝行として(?)
続編ですか・・・、とたんに暗くなっちまったぜい。
- マイレージユリコさん からの返信 2013/01/29 16:25:45
- RE: RE: お久し振りです!
- あーー
スミマセン、結婚式、
2月23日
来月です。 はい。
まだ1月でしたねー
- のうりかさん からの返信 2013/01/29 21:31:14
- RE: RE: RE: お久し振りです!
- 2月23日
奇しくも僕の最愛の家内の誕生日です。
ついでに、宮家のプリンス・ユア・ハイネスも。
-
- nakamasananiwaさん 2013/01/28 10:38:33
- ♪
- おはようございますw
1時間20分堪能させていただきました、おおきに♪
- のうりかさん からの返信 2013/01/28 21:51:11
- RE: ♪
- nakaさん、おおきに!
いつでも出せたはずの旅行記ですが、お恥ずかしいかぎりです。
僕がほんとうにUPしたいのは、nakaさんとのマラッカなんですけどね。
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