警察官同行の安心ツアー①★ギザでは、まさかのトラブル！

2012/11/30 - 2012/12/07

いつもは個人旅行専門の主人が、珍しくトルコ・エジプト8日間ツアーに参加しないかと声を掛けてきました。

渡航レベルが引き下げられたとはいえ、デモが頻繁に発生しているエジプト。今行くなら個人ではちょっと…と不安に思っていたところだったので、現地ガイド付きで観光するなら安心です。

しかし、トルコは2回行ったことあるので、「本当はエジプトだけがいいんだけど。」と思いましたが、ツアー内容を調べてみると、トルコ周遊はなんと国内線を2回も利用するのです。

初日：飛んでイズミール・エフィソス観光・パムッカレ泊
2日目：パムッカレ観光・カッパドキア泊（洞窟ホテル）
3日目：カッパドキア観光・飛んでイスタンブール泊
と主要ポイントを効率よく回るプラン。（2年前に行った時はずっとバス移動で10日間。めちゃめちゃ疲れました。）

しかも、ホテルは全て4～５つ星で10万8千円。こりやぁ行くっきゃない！即予約しました。

不安を抱えながらの初エジプトとなりましたが、空港から拳銃持った警察官同行、という厳戒態勢でのツアーだったので、観光地で危ない目に逢うこともなく無事帰ってくることができました。
しかし、ギザではエジプトならではのトラブルに遭遇することに…。

エリア ギザ(エジプト)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

18：05イスタンブールからトルコ航空でカイロに出発。カイロへは2時間ほどの空の旅です。

カイロ空港で入国したら、早速拳銃を持った警察官がやってきました。安全のため旅行中は同行してくれるそうです。
トルコではのんびりしていた添乗員さんも、エジプトは2年ぶりとのことで、顔に緊張感が走っていました。

空港で両替を済ませ（1ポンド＝15円）ホテルへ向かいます。

今回のホテルはギザにある５つ★「ピラミッド・パーク・リゾート」
カイロの喧騒がうそのような静かで広大なホテルです。

ホテル内に銀行やＡＴＭ、レストラン、土産屋があります。
空港より、ここの銀行の方がレートは良かったです。（1ポンド＝13.8円）

朝8時半から開いているので利用価値ありです。しかし、ＡＴＭは夜見たときは使えそうだったのに、朝一番に行くと故障中でした。昨日の夜使わなくって良かった、と思いました。エジプトのＡＴＭはトラブルが多いそうなので、使わない方がよさそうですね。

さあ、朝食を済ませてまずはピラミッドへGO!

まずは、クフ王のピラミッド。
でかい！カメラに収まりません。
当時のファラオの権力がいかに絶大なものかを実感！

さあ、次はチケットをもらってクフ王の霊室に入るぞ、と入口に行ったもののここで、まさかのトラブル！

私は入場OKだったのに、主人や他のツアーメンバーは入場不可と断られました。なんで〜。
理由を聞いてみると、「これは今日のチケットじゃない。昨日のだ。」とのこと。
どうやら、1日に霊室に入れる人数は決まっていて、今日の入場分のチケットナンバーが決まっているのです。

そして、朝一番に行った私たちはどうやら昨日の売れ残りのチケットを渡されたようです。たまたま私は現地添乗員に一番最後にチケットをもらっていたので、今日販売分の入場可チケットだったということです。「残りものには福がある」とは言いますが、このままでは引き下がれない。「みんな今朝一緒に買ったんだけど！」と詰め寄りましたが、ダメの一点張り。

結局現地ガイドさんに交渉してもらい、なんとか全員入場できました。こんな時、「やっぱ、ツアーで良かった」と思います。

現地ガイドさんが「これがエジプトです。こんなことはよくあります。」と言っていました。個人で行かれる方、気を付けてくださいね。

クフ王のピラミッド内は写真撮影禁止です。

私たちが入場するのは本当の入口の横にある、盗賊が作った入口の方です。入ったら、腰をかがめて５０m程ひたすら上っていきます。

霊室は棺が一つ置いてあるだけの小さな部屋でした。パワースポットだからか、何人かの西欧人が瞑想していました。

次の日、しっかり筋肉痛になったのは言うまでもありません…。
かなり、汗もかきました。

クフ王の隣にあるカフラー王とメンカフラー王のピラミッドを観た後は少し移動して、スフィンクスを観に行きました。

テレビなどで観る「ザ・エジプト」な風景です。

スフィンクスが見ているのは　ケンタッキーという有名なジョークも一応確認。

昼食は「シシタウーク」

シンプルにチキンを焼いたものです。トルコほど香辛料を使用してないので、香辛料が苦手な人も食べやすいです。

フルーツは定番のナツメ。干し柿のような甘さが癖になる〜。

また、エジプトでは、マンゴーやストロベリーのフレッシュジュースが濃厚でビタミン補給におすすめですよ＾＾。

すぐそばでパンを焼いていました。焼きたてのパンも美味しかった〜。

午後ギザから少し離れたダフシュールへ。

ここでは、途中で傾斜角度が変わる珍しい屈折ピラミッドと赤のピラミッドが観られます。

ダフシュールは、2つのピラミッドと果てしなく広がるサハラしかありませんが、観光客が少なく、物売りもいないので静かにサハラの自然に浸りたい方にはおすすめです。

また、現地ガイドに「サハラの砂を持って帰りたいんだけど、どこがきれい？」と聞いたら、「ダフシュールが一番」と教えてくれました。

ここへ行く時はビニル袋を忘れずに！

次は古代エジプト最初の首都「メンフィス」へ向かいます。
車で1時間ほどかかります。

車内から、都会のカイロと全く違う街（村？）の様子を観ているだけでも面白いです。

ここの子供たちは外国人が珍しいようで目が合うと必ず手を振っていました＾＾

メンフィス博物館に到着。入場料35ポンド

約１５mほどもあるラメセス2世の巨大な像がこの博物館のメインです。
右を下にして埋まった状態で発見されたので、左側は風雨にさらされ、痛んでいるそうです。

野外には、2番目に大きいスフィンクスや愛と美と音楽（だったと思う）の女神の像などが置いてありました。

ギザから1時間かけてやってきましたが、展示物が少なくて、あっという間に見学は終わってしまいます。

個人で来るんだったら、タクシー乗って、わざわざ見に来るほどの内容ではないかな…。

個人的には、カイロの考古学博物館の方に時間をかけた方がいいと思います。

次は　最古のピラミッド「階段ピラミッド」を観に行きます。

田舎道を帰ります。山羊の群れがすぐそばを走っていました。こんな、その土地ならではの日常の光景を観るのも楽しいですよね。

階段ピラミッドでは物売りが多く、落ち着いて観光できませんでした…。しかも修復中…。

ちなみに、階段ピラミッドの入場料は60ポンド（900円）
　　　　　屈折・赤のピラミッドの入場料は30ポンド（450円）
　　　　　ギザの３大ピラミッドの入場料は100ポンド（1500円）
　　　　　ギザのスフィンクスの入場料は60ポンド（900円）

　　　　　

カイロに帰ってきて、早めの夕食。今夜のメインは「ベジタブル・ターゲン（トマトの煮込み料理）」

家庭版ビーフシチューといった感じでしょうか。癖が無く食べやすいです。

さあ、明日は都会カイロ市内に行きます。ギザの静かなホテルに帰って早めの就寝。トルコでは夜中街をうろついても大丈夫でしたが、エジプトではおとなしく夜を過ごした方がよさそうです…。

この旅行記へのコメント （2）

• ウェンディさん 2013/04/20 23:34:21

  屈折ピラミッド

  TRINKETさん　初めまして。
  
  エジプト旅行記の扉絵のブルーのスカラベに惹かれ、エジプト旅行記を拝見しました。
  私も6年前にエジプトを訪れ、同じようなスカイブルーとトルコブルーのスカラベを購入し、革ひもを通してストラップとして利用しています。
  スカラベをデザインしたアクセサリーは惹かれるモノがありますね。
  
  TRINKETさんのエジプト旅行は、警察官の護衛付と物々しい状態だったのですね。
  でも、クフ王のピラミッドのチケット問題以外は何事もなく観光できたようで良かったです。
  エジプトは昨年よりは落ち着いてきたとはいえ、未だにまだ内政が不安定な状況下にあるので、安全面には注意が必要ですね。
  
  そしてこの写真のダフシュールの屈折ピラミッド。とても美しく撮れています。
  私が訪れた時は、ピラミッド周りの砂がフカフカしすぎていてタイヤがスタックする可能性があるということで近づけませんでした。
  私もこんなに近くで見たかったですが、TRINKETさんの旅行記で見せて頂き嬉しかったです。
  
  素敵な旅行記をありがとうございました。
  
  ウェンディ
  

  TRINKETさん からの返信 2013/04/21 14:36:06

  RE: 屈折ピラミッド

  ウェンディさん　初めまして。
  エジプト旅行記を読んでいただきありがとうございました。
  
  >
  > TRINKETさんのエジプト旅行は、警察官の護衛付と物々しい状態だったのですね。
  > でも、クフ王のピラミッドのチケット問題以外は何事もなく観光できたようで良かったです。
  > エジプトは昨年よりは落ち着いてきたとはいえ、未だにまだ内政が不安定な状況下にあるので、安全面には注意が必要ですね。
  
  そうなんです（~~;)エジプトは魅力的な国だったので、また情勢が落ち着けば個人でゆっくり来訪したいと思っています。
  
  >
  > そしてこの写真のダフシュールの屈折ピラミッド。とても美しく撮れています。
  > 私が訪れた時は、ピラミッド周りの砂がフカフカしすぎていてタイヤがスタックする可能性があるということで近づけませんでした。
  
  ここは、一番静かで良かったです。私が行った時は屈折ピラミッドのすぐそばまで道路ができていて、観光バスでそばまで行くことができるようになっていました。砂は本当に綺麗で、タイヤがスタックするというのも納得です。
  
  ウェンディさんのモロッコの旅行記興味深く読ませていただきました。モロッコは主人も私もずっと行きたいと思っていた国です。ウェンディさんの旅行記を読んでむずむずと行きたい病が・・・（^^）
  主人にもウェンディさんの旅行記見せたいと思います（^0^）
  マラケシュの淡いピンクの街並み・スーク・メルズーガ大砂丘とても魅力的でした。それに、泊まるなら絶対リヤド！と思っているので宿の事も参考になりました♪
  
  そして、お子さん連れの旅行、私も大賛成です！！異文化に触れ、コミュニケーションを取る経験ってすごくいい経験になると思っています。私も子どもが1歳になる前から連れていっています（^^)
  ちなみに中３の息子のお気に入りの国はトルコ・小６の娘のお気に入りはスイスです。ウェンディさんの娘さん（うちの息子と同じ年かな？）は　どこの国がお気に入りなんでしょうね＾＾
  
  今年の夏休みは息子が受験生（ＴＴ)なので、私は息子と日本に残って、娘は祖父母とスイス(ツェルマット）です。小学生最後の夏休み、異国の方とたくさんコミュニケーションを取って心の栄養をたっぷり吸収してほしいな、と願っています（＾＾）
  TRINKET