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 冬の京都<br /><br /> 修学旅行で、奈良には行ったけど、京都には行っていない、などと言うことがあるのでしょうか。<br /> あるんですね、東京ディズニーランドができたばかりで、京都を外しても、そっちに行っちゃったんだそうです。<br /> そういうもんでしょうか。<br /> 妻のことです。<br /><br /> いずれにせよ、そういうことなら、まじめに観光しなければいけませんな……。

先斗町に降る雪

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2013/01/10 - 2013/01/10

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19

ちびのぱぱ

ちびのぱぱさん

 冬の京都

 修学旅行で、奈良には行ったけど、京都には行っていない、などと言うことがあるのでしょうか。
 あるんですね、東京ディズニーランドができたばかりで、京都を外しても、そっちに行っちゃったんだそうです。
 そういうもんでしょうか。
 妻のことです。

 いずれにせよ、そういうことなら、まじめに観光しなければいけませんな……。

同行者
カップル・夫婦
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  •  河原町三条に宿を取り、先斗町に迷い込んだのは、晩の7時をまわった頃でしょうか。

     河原町三条に宿を取り、先斗町に迷い込んだのは、晩の7時をまわった頃でしょうか。

  •  狭い路地の両側に、これぞ京都という構えのお店がどこまでも並んでいて、ああ、京都に来たなあ、という旅情に浸ります。

     狭い路地の両側に、これぞ京都という構えのお店がどこまでも並んでいて、ああ、京都に来たなあ、という旅情に浸ります。

  • <br /> しもた屋風の小料理屋の入り口に、白人の男と女が佇んでいます。<br /><br /> 女は、つやのある黒髪と、細身に赤いコートを着こなし、男は、短めに刈り込んだ髪にあごひげの似合う。<br /> 年の頃は、30くらいでしょうか……、いや、もっと若いかな。<br /> 二人は、真剣な眼差しでメニューをのぞき込んでいました。<br /><br /> 女は小さなため息をつき、男は拳をほほにあて少し首をかしげる。<br /> 決めかねて、そして次の店に歩みを進める。<br /> <br /> 京都の町は、こんなカップルも、受け入れるシロを持っているのだと思いました。


     しもた屋風の小料理屋の入り口に、白人の男と女が佇んでいます。

     女は、つやのある黒髪と、細身に赤いコートを着こなし、男は、短めに刈り込んだ髪にあごひげの似合う。
     年の頃は、30くらいでしょうか……、いや、もっと若いかな。
     二人は、真剣な眼差しでメニューをのぞき込んでいました。

     女は小さなため息をつき、男は拳をほほにあて少し首をかしげる。
     決めかねて、そして次の店に歩みを進める。
     
     京都の町は、こんなカップルも、受け入れるシロを持っているのだと思いました。

  •  狭い路地の奥の引き戸が開いて、舞妓さんが睡蓮の花が開くように、現れました。<br /> カメラを向ける妻を制すると、舞妓さんに続いて、旦那衆が現れました。<br /><br /> 舞妓さんは、こちらにちらと視線を投げると、いたずらっぽい笑みを右の頬に作りました。<br /><br /> 背筋がぞくり

     狭い路地の奥の引き戸が開いて、舞妓さんが睡蓮の花が開くように、現れました。
     カメラを向ける妻を制すると、舞妓さんに続いて、旦那衆が現れました。

     舞妓さんは、こちらにちらと視線を投げると、いたずらっぽい笑みを右の頬に作りました。

     背筋がぞくり

  •  ぽんと、というのはポルトガル語なのでしょうか。<br /><br /> カステラ、ピリピリ、ビードロ、金平糖……。

     ぽんと、というのはポルトガル語なのでしょうか。

     カステラ、ピリピリ、ビードロ、金平糖……。

  •  宵闇と、紅殻の漆黒がとけ込んで、蛍のような灯りがともり、どこからか三味線の音色。

     宵闇と、紅殻の漆黒がとけ込んで、蛍のような灯りがともり、どこからか三味線の音色。

  • <br /> 京の町の路地は、ちらりズムの世界。<br /><br /> 二階の紅殻格子の向こうの障子がちょっと開いていて、そこからちらりちらりと異次元が覗く。


     京の町の路地は、ちらりズムの世界。

     二階の紅殻格子の向こうの障子がちょっと開いていて、そこからちらりちらりと異次元が覗く。

  •  竹矢来……、粋なのか、野暮なのか……

     竹矢来……、粋なのか、野暮なのか……

  •  ふと、ほほに冷たいものが……。<br /><br /> 「雪だ。」<br /><br /> 思わず口を突いて出たのが、<br /><br /> 「富士の高嶺に降る雪も、京都先斗町に降る雪も……。」<br /><br /> 雪に変わりはないじゃなし……。<br /> ないじゃない、ってことは、否定の否定でやっぱり違うのかなあ。<br /> でも、「溶けて流れりゃ みな同じ。」ってか。<br /><br /> おんなのひとっていうのは、言い訳が上手ですね。

     ふと、ほほに冷たいものが……。

     「雪だ。」

     思わず口を突いて出たのが、

     「富士の高嶺に降る雪も、京都先斗町に降る雪も……。」

     雪に変わりはないじゃなし……。
     ないじゃない、ってことは、否定の否定でやっぱり違うのかなあ。
     でも、「溶けて流れりゃ みな同じ。」ってか。

     おんなのひとっていうのは、言い訳が上手ですね。

  •  四条の橋のたもとには、おしゃれな店が建ってます。<br /> いつかこの飯店で、豪華に行きたいですね。<br /><br /> ここは、日本一古いエレベーターが現役でがんばっているとか。<br /><br /> 「だいじょうぶなの?」(妻)<br /><br /> 「そういう反応?」(夫)<br /><br /> 「だって、最近事故が多いじゃない。」(妻)<br /><br /> 「事故を起こしているのは、もっと最近のエレベーターで、こんなに古いエレベーターは、そういうのを卒業しているの。」(夫)<br /><br /> 「ふーん。」

     四条の橋のたもとには、おしゃれな店が建ってます。
     いつかこの飯店で、豪華に行きたいですね。

     ここは、日本一古いエレベーターが現役でがんばっているとか。

     「だいじょうぶなの?」(妻)

     「そういう反応?」(夫)

     「だって、最近事故が多いじゃない。」(妻)

     「事故を起こしているのは、もっと最近のエレベーターで、こんなに古いエレベーターは、そういうのを卒業しているの。」(夫)

     「ふーん。」

  •  いつか、お昼にウナギをいただいたことがあります。<br /><br /> いづもや<br /><br /> 「いづもや」といえば

     いつか、お昼にウナギをいただいたことがあります。

     いづもや

     「いづもや」といえば

  •  その鴨川を隔てた対岸に、出雲の阿国の銅像があります。<br /><br /> そして、その向かい側に

     その鴨川を隔てた対岸に、出雲の阿国の銅像があります。

     そして、その向かい側に

  •  歌舞伎の南座。<br /><br /> ちょうど芝居がはねて、紳士淑女がはき出されてきました。<br /><br /> 「うわー、映画のシーンみたいだ。」<br /><br /> うーん、いつか我々も、その中に…… ムリか。

     歌舞伎の南座。

     ちょうど芝居がはねて、紳士淑女がはき出されてきました。

     「うわー、映画のシーンみたいだ。」

     うーん、いつか我々も、その中に…… ムリか。

  •  祇園は白川沿いを流してみます。

     祇園は白川沿いを流してみます。

  •  ふと、川面を照らす証明の中に、大きな鳥の置物が……<br /> いや、本物のアオサギが佇んでいます。<br /><br /> 1メートルほどの背丈があります。<br /> それを、じっと見つめている人がいます。<br /><br /> タクシーの運転手さん。<br /> 60才くらいかな。<br /> 手に、火の付いたタバコを指の間に挟んで、ぼうっと眺めています。<br /><br /> 「アオサギですね。」<br /><br /> そう話しかけると、初めて私たちに気づいたように、不思議そうにこちらを見て、それから<br /><br /> 「あいつ、賢いね。灯りに寄ってくる小魚を狙ってんだ。」<br /><br /> そう、おかしそうに言いました。<br /><br /> 漆黒の空から、また、雪の粉が落ちてきました。

     ふと、川面を照らす証明の中に、大きな鳥の置物が……
     いや、本物のアオサギが佇んでいます。

     1メートルほどの背丈があります。
     それを、じっと見つめている人がいます。

     タクシーの運転手さん。
     60才くらいかな。
     手に、火の付いたタバコを指の間に挟んで、ぼうっと眺めています。

     「アオサギですね。」

     そう話しかけると、初めて私たちに気づいたように、不思議そうにこちらを見て、それから

     「あいつ、賢いね。灯りに寄ってくる小魚を狙ってんだ。」

     そう、おかしそうに言いました。

     漆黒の空から、また、雪の粉が落ちてきました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • rinnmamaさん 2013/02/11 10:18:26
    夜の先斗町
    ちびのぱぱさん
    こんにちは、初訪問・投票有難うございます。
    夜の先斗町は行ったことないですね。
    しきたりのある世界ですので、素人は難しいですね。

    昼間でお願いしたら、写真もOKの場合もあります。
    祇園祭の時のお茶会ですと、一力にも入れますし、舞妓さんがお手前、
    お運びしてくださいます。
    華やかで、たち振る舞いもさすがですよ。プロですから。
    私は、研鑽を積んだ彼女たちは素敵だなーと思いますがいかがでしょうか?
    京都はぶらっと行って、ぼーっとするのにも良い街ですね。
    有難うございました。               rinnmama

    ちびのぱぱ

    ちびのぱぱさん からの返信 2013/02/11 10:24:37
    RE: 夜の先斗町
    rinnmamaさん

     わたしたちの覗いたことのない世界を紹介してくださり、ありがとうございます。
     なにぶん北海道に住んでいますので……、京都に行くと言うだけで肩に力が入ってしまうのです。
     少し通わないと、見えてこないものがありますよね。

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