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2013年のアイラブ仏像めぐりは、自分で言うのもナンだがスタートダッシュがすごい。<br />1月2日の東大寺、東寺を皮切りに、3日には静岡。<br />そして、1月13日は、また奈良県に来てしまった。<br /><br />この日の行程は、<br />石光寺(葛城市)〜当麻寺(葛城市)〜当麻寺奥院〜当麻寺西南院〜金剛寺(五條市)〜栄山寺(五條市)【この旅行記は、その3】<br /> <br />初めての五條市は、山も川もすべてが新鮮だった。<br /><br />

アイラブ仏像めぐり 金剛寺、栄山寺(えいさんじ 奈良県五條市)

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2013/01/13 - 2013/01/13

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ゆうこママ

ゆうこママさん

2013年のアイラブ仏像めぐりは、自分で言うのもナンだがスタートダッシュがすごい。
1月2日の東大寺、東寺を皮切りに、3日には静岡。
そして、1月13日は、また奈良県に来てしまった。

この日の行程は、
石光寺(葛城市)〜当麻寺(葛城市)〜当麻寺奥院〜当麻寺西南院〜金剛寺(五條市)〜栄山寺(五條市)【この旅行記は、その3】
 
初めての五條市は、山も川もすべてが新鮮だった。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車
  • 当麻寺を出て向かった先は、奈良県南部の五條市。<br />初訪問だ。

    当麻寺を出て向かった先は、奈良県南部の五條市。
    初訪問だ。

  • 市街地を眼下に見ながら、葛城山から金剛山の山腹の道を南へ。<br />途中に現れる神なびた地名や古寺社にワクワクしながら、車を走らせる。<br />奈良の地名って、なんて素敵なんだろ。<br /><br /><br />

    市街地を眼下に見ながら、葛城山から金剛山の山腹の道を南へ。
    途中に現れる神なびた地名や古寺社にワクワクしながら、車を走らせる。
    奈良の地名って、なんて素敵なんだろ。


  • 竹内って、あの竹之内街道のことよね。<br />太田は、太田皇女に関係があるのかな。<br />鴨山口神社、高鴨神社なんてのも、魅力的。<br />九品寺はいつか行きたいお寺。<br />高天ケ原なんてのも登場する。

    竹内って、あの竹之内街道のことよね。
    太田は、太田皇女に関係があるのかな。
    鴨山口神社、高鴨神社なんてのも、魅力的。
    九品寺はいつか行きたいお寺。
    高天ケ原なんてのも登場する。

  • ワクワクドライブのうちに、線路を越え、五條市役所付近を過ぎると大きな川にさしかかる。わ〜、あの吉野川だって。<br />川を渡ると金剛寺はすぐそこ。

    ワクワクドライブのうちに、線路を越え、五條市役所付近を過ぎると大きな川にさしかかる。わ〜、あの吉野川だって。
    川を渡ると金剛寺はすぐそこ。

  • 小松山 福寿院 金剛寺。<br />平清盛の長男、平重盛の創建の寺。<br />山号の小松山は、重盛が小松殿と呼ばれていたことによるのだろう。<br />熊野詣の途中の宿営ポイントとして創建したのかしら。

    小松山 福寿院 金剛寺。
    平清盛の長男、平重盛の創建の寺。
    山号の小松山は、重盛が小松殿と呼ばれていたことによるのだろう。
    熊野詣の途中の宿営ポイントとして創建したのかしら。

  • かやぶき屋根の庫裏は、元禄4年(1691年)の再建。

    かやぶき屋根の庫裏は、元禄4年(1691年)の再建。

  • 庫裏の前の庭園も、元禄4年の庭。<br /><br />写真には写っていないが、重盛ゆかりの寺なので、ナギの木が植わっている。<br />

    庫裏の前の庭園も、元禄4年の庭。

    写真には写っていないが、重盛ゆかりの寺なので、ナギの木が植わっている。

  • 金剛寺は、江戸末期から明治時代にかけては、唐招提寺の長老の隠居寺でもあったそうで、観音堂の屋根には、唐招提寺のように鴟尾が載っている。

    金剛寺は、江戸末期から明治時代にかけては、唐招提寺の長老の隠居寺でもあったそうで、観音堂の屋根には、唐招提寺のように鴟尾が載っている。

  • 山門の脇の井戸は、薬師井戸と呼ばれ本尊薬師にお供えする「除病延寿」の井戸。 <br /><br /><br />

    山門の脇の井戸は、薬師井戸と呼ばれ本尊薬師にお供えする「除病延寿」の井戸。


  • 呼鈴を押して拝観をお願いすると、にこやかで気取りのないお庫裏さんがご案内くださる。<br /><br />建物は、庫裡、本堂、護摩堂、位牌堂、観音堂と廊下で続き、それぞれの部屋に様々な仏像が並ぶ。<br /><br />ご本尊は、藤原時代の薬師如来坐像で、白檀の一木造だそう。左右には日光月光菩薩、十二神将も揃った完璧な陣容。菩薩も十二神将も整ったスタイルの都風。

    呼鈴を押して拝観をお願いすると、にこやかで気取りのないお庫裏さんがご案内くださる。

    建物は、庫裡、本堂、護摩堂、位牌堂、観音堂と廊下で続き、それぞれの部屋に様々な仏像が並ぶ。

    ご本尊は、藤原時代の薬師如来坐像で、白檀の一木造だそう。左右には日光月光菩薩、十二神将も揃った完璧な陣容。菩薩も十二神将も整ったスタイルの都風。

  • 花で有名なお寺のようで、室内には境内の花の写真が飾られている。<br />お庫裏さんは、花のない時期で申し訳ない、今日は特に寒くて申し訳ないと何度も言われる。<br />そして、私ひとりのために、わざわざストーブまで付けてくださる。ありがたい。

    花で有名なお寺のようで、室内には境内の花の写真が飾られている。
    お庫裏さんは、花のない時期で申し訳ない、今日は特に寒くて申し訳ないと何度も言われる。
    そして、私ひとりのために、わざわざストーブまで付けてくださる。ありがたい。

  • 阿弥陀如来坐像は、鎌倉時代のもの。<br />さらに奥の護摩堂には、不動明王。<br />観音堂では、小ぶりの十一面観音と聖観音の並んで立つ様子が可愛らしい。<br />右に持国天、左に多聞天が並び、ほかにも、地蔵やら虚空蔵やら、ごちゃごちゃしているが、<br />みんなが同じように大切にされているようで、なんだかうれしくなる空間。

    阿弥陀如来坐像は、鎌倉時代のもの。
    さらに奥の護摩堂には、不動明王。
    観音堂では、小ぶりの十一面観音と聖観音の並んで立つ様子が可愛らしい。
    右に持国天、左に多聞天が並び、ほかにも、地蔵やら虚空蔵やら、ごちゃごちゃしているが、
    みんなが同じように大切にされているようで、なんだかうれしくなる空間。

  • 続いては、栄山寺(えいさんじ)へ。

    続いては、栄山寺(えいさんじ)へ。

  • 栄山寺の前は吉野川。周りの風景は、すぐそこまで住宅地だったのが、寺の辺りで渓谷のような趣きに変わる。

    栄山寺の前は吉野川。周りの風景は、すぐそこまで住宅地だったのが、寺の辺りで渓谷のような趣きに変わる。

  • 栄山寺は、山門があるわけでもなく、回廊で囲んでいるわけでもなく、森と境内が溶け合ったようなお寺だ。(後で、境内奥の本堂エリア、吉野川側に山門らしきものを見つけたが、あれが当初の門かしら)

    栄山寺は、山門があるわけでもなく、回廊で囲んでいるわけでもなく、森と境内が溶け合ったようなお寺だ。(後で、境内奥の本堂エリア、吉野川側に山門らしきものを見つけたが、あれが当初の門かしら)

  • 「巡る奈良 祈りの回廊」の看板で、ここが寺の入口であると分かったくらい。

    「巡る奈良 祈りの回廊」の看板で、ここが寺の入口であると分かったくらい。

  • 色数の少ない冬の風景を南天が彩る。<br />っていうか、南天だよね?植物オンチの私には、南天と千両と万両の区別が付かない。

    色数の少ない冬の風景を南天が彩る。
    っていうか、南天だよね?植物オンチの私には、南天と千両と万両の区別が付かない。

  • 拝観料を納め、案内された方角へ歩き出すと最初に現れるのは、梵鐘。<br />コンクリート造りの建物の中で公開されている。

    拝観料を納め、案内された方角へ歩き出すと最初に現れるのは、梵鐘。
    コンクリート造りの建物の中で公開されている。

  • 「平安三絶の鐘」の一つで、国宝。<br />ちなみに、あとの二つは、京都神護寺、宇治平等院の鐘だそう。<br /><br />どんな音がするのだろう。

    「平安三絶の鐘」の一つで、国宝。
    ちなみに、あとの二つは、京都神護寺、宇治平等院の鐘だそう。

    どんな音がするのだろう。

  • 四面には菅原道真の撰、小野道風の書といわれる銘文が残されている。

    四面には菅原道真の撰、小野道風の書といわれる銘文が残されている。

  • さらに進むと、奈良時代の建立という七重石塔婆(重要文化財)。<br />古代の祈りのにおいがする。そして、気品がある。こんな貴重なものが、普通の林の中に立っているなんて・・・。

    さらに進むと、奈良時代の建立という七重石塔婆(重要文化財)。
    古代の祈りのにおいがする。そして、気品がある。こんな貴重なものが、普通の林の中に立っているなんて・・・。

  • 塔の前には、塔ノ堂(大日堂)。 <br />大日如来は見当たらず、観音菩薩と不動明王と弘法大師像のみ。<br />大日如来さまは、どこかの博物館へお出かけかしら。

    塔の前には、塔ノ堂(大日堂)。
    大日如来は見当たらず、観音菩薩と不動明王と弘法大師像のみ。
    大日如来さまは、どこかの博物館へお出かけかしら。

  • 栄山寺は、養老3年(719)、藤原不比等の長男、藤原武智麻呂により創建された。八角堂以外の堂宇は焼失し、その後再建されたもの。<br />古くは前山寺または崎山寺(さきやまでら)と称したそうだが、栄山寺(さかやまでら)→栄山寺(えいさんじ)と変化したのではないかしら。<br />

    栄山寺は、養老3年(719)、藤原不比等の長男、藤原武智麻呂により創建された。八角堂以外の堂宇は焼失し、その後再建されたもの。
    古くは前山寺または崎山寺(さきやまでら)と称したそうだが、栄山寺(さかやまでら)→栄山寺(えいさんじ)と変化したのではないかしら。

  • 栄山寺本堂。<br />室町時代に再建された本堂には、本尊薬師如来坐像(室町時代 重要文化財)がおすまい。<br />この日、厨子は閉まっており、薬師のお顔は拝めなかったが、左右の日光月光菩薩と十二神将は拝観できた。<br />金剛寺同様、整ったスタイルの都風。<br />薬師の開扉は、2013年4月25日〜2013年5月26日<br />

    栄山寺本堂。
    室町時代に再建された本堂には、本尊薬師如来坐像(室町時代 重要文化財)がおすまい。
    この日、厨子は閉まっており、薬師のお顔は拝めなかったが、左右の日光月光菩薩と十二神将は拝観できた。
    金剛寺同様、整ったスタイルの都風。
    薬師の開扉は、2013年4月25日〜2013年5月26日

  • 本堂の前の石灯籠(鎌倉時代 重要文化財)は、栄山寺型と呼ばれるもの。<br /><br />境内は誰もいない。<br />つれあいは、眠いからと駐車場の車の中で昼寝。(金剛寺でもだった)<br />なので、私以外誰一人いない。

    本堂の前の石灯籠(鎌倉時代 重要文化財)は、栄山寺型と呼ばれるもの。

    境内は誰もいない。
    つれあいは、眠いからと駐車場の車の中で昼寝。(金剛寺でもだった)
    なので、私以外誰一人いない。

  • 本堂の右手にさらに進むと、小島町御霊神社。<br /><br />どこかからギターの音と歌声が聞こえる。<br />誰かが、ビートルズのAnd I love herを歌ってる。

    本堂の右手にさらに進むと、小島町御霊神社。

    どこかからギターの音と歌声が聞こえる。
    誰かが、ビートルズのAnd I love herを歌ってる。

  • 境内の一番奥に、八角円堂が建つ。<br /><br />声の主は、このお堂の向こう、お寺の敷地の外で歌っているみたい。<br />ヘタクソだけど懸命に歌うその歌を聞きながら、拝観。<br /><br />天平時代、藤原武智麻呂の子、仲麻呂が父の菩提を弔うために建立。<br />この円堂以外は、戦国時代に焼失し、再建されたもの。創建当初の貴重なお堂だ。

    境内の一番奥に、八角円堂が建つ。

    声の主は、このお堂の向こう、お寺の敷地の外で歌っているみたい。
    ヘタクソだけど懸命に歌うその歌を聞きながら、拝観。

    天平時代、藤原武智麻呂の子、仲麻呂が父の菩提を弔うために建立。
    この円堂以外は、戦国時代に焼失し、再建されたもの。創建当初の貴重なお堂だ。

  • 内陣の柱や天蓋には壁画が施されているなど天平建築の中でも法隆寺夢殿と並ぶ貴重な遺構です。【祈りの回廊ウェブサイトより】 <br /><br />中には入れないが、扉は開いているので、格天井や柱の上部に彩色がわずかに残っていることが分かる。<br />

    内陣の柱や天蓋には壁画が施されているなど天平建築の中でも法隆寺夢殿と並ぶ貴重な遺構です。【祈りの回廊ウェブサイトより】

    中には入れないが、扉は開いているので、格天井や柱の上部に彩色がわずかに残っていることが分かる。

  • 真ん中に薬師如来が吉野川の方を向いて座っている。ほかに2人の姿が見えるが、どなたかよく分からなかった。<br /><br />私もAnd I love herを口ずさむ。大好きな曲だから。<br />お堂を見ていたら、興福寺北円堂を思い出した。<br /><br />今日は、いい日だった。

    真ん中に薬師如来が吉野川の方を向いて座っている。ほかに2人の姿が見えるが、どなたかよく分からなかった。

    私もAnd I love herを口ずさむ。大好きな曲だから。
    お堂を見ていたら、興福寺北円堂を思い出した。

    今日は、いい日だった。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • hokkaさん 2013/01/23 20:04:23
    素敵な スタートダッシュ
    こんばんは、ゆうこママさん。

    お正月から素敵な旅の連続ですね。一ヵ月に2回の奈良!すごいです。
    東名阪は確かに渋滞の覚悟が必要ですが、奈良であっちこっちと廻るとなるとやっぱり車が便利ですよね。3車線化で少し緩和されて、うれしい情報です。
    今回のお寺も、心温まるコメントで興味深く拝見しました。
    AMD25にも会ってみたいです。

    hokka

    ゆうこママ

    ゆうこママさん からの返信 2013/01/23 20:59:24
    RE: 素敵な スタートダッシュ
    こんばんは、いつもありがとうございます。
    >
    > お正月から素敵な旅の連続ですね。一ヵ月に2回の奈良!すごいです。
    > 東名阪は確かに渋滞の覚悟が必要ですが、奈良であっちこっちと廻るとなるとやっぱり車が便利ですよね。3車線化で少し緩和されて、うれしい情報です。

    →旅行記には、書きませんでしたが、実は帰路、四日市付近で大渋滞に巻きこまれました。3車線化も焼け石に水ですね。
    夕食は自宅でのつもりで早めに奈良を切り上げたのに、結局、御在所SAで夕食をとることに。
    あなどれない、四日市渋滞です。

    > 今回のお寺も、心温まるコメントで興味深く拝見しました。
    > AMD25にも会ってみたいです。
    >
    →賑やかな雰囲気の25菩薩で、オススメですよ。
    是非、お出かけを。
  • のーとくんさん 2013/01/23 06:38:54
    And I love her
    ゆうこママさん

    おはようございます。

    > 声の主は、このお堂の向こう、お寺の敷地の外で歌っているみたい。
    > ヘタクソだけど懸命に歌うその歌を聞きながら、拝観。
    この表現で、やけにリアルにこの栄山寺の様子を、思い出します。
    これが、「とても上手に・・・」と書かれていたら、こんなにクリアに記憶がよみがえなかったような気がします。

    そして、栄山寺、国宝の梵鐘、木造の鐘楼堂であったらー・・・、と感じたことを憶えています。

    また、ビートルズで聞くアコースティック・ギター伴奏の「And I love her」、素朴な木造仏を髣髴させる良い曲ですよね。

    金剛寺は、本当に親切な対応をしていただけますね。
    招提寺ライクの鴟尾、観音堂の様子を思い出しました。

     のーとくん



    ゆうこママ

    ゆうこママさん からの返信 2013/01/23 20:47:47
    RE: And I love her
    こんばんは、いつもありがとうございます。

    コメントをいただいて、静寂のなかでの栄山寺であったことを、あらためて思い出しています。
    怖いくらい静かな空間でした。
    そんな気持ちを救ってくれたのが、あの歌声。

    おっしゃるとおり、And I love herは、素朴な木造仏に合いますね。ほかの曲だったら、拝観の邪魔に感じたかもしれません。

    温かいコメント、ありがとうございました。

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