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2013年のアイラブ仏像めぐりは、自分で言うのもナンだがスタートダッシュがすごい。<br />1月2日の東大寺、東寺を皮切りに、3日には静岡。<br />そして、1月13日は、また奈良県に来てしまった。<br /><br />この日の行程は、<br />石光寺(葛城市)〜当麻寺(葛城市)〜当麻寺奥院〜当麻寺西南院〜金剛寺(五条市)〜栄山寺(五条市)【この旅行記は、その2】<br /> <br />超有名どころではないが、天平から室町まで、様々なタイプの仏像をたくさん楽しんでくることができた。特に、当麻寺は国宝重文が収蔵庫ではなく普通にあるので、仰天。<br /><br />なお、この仏像めぐりができたのは、のーとくんと仰るトラベラーさんの旅行記「弥勒堂特別開帳の石光寺と當麻寺へ」<br /> http://4travel.jp/traveler/geru0201/album/10738154/<br /> が、強く背中を押してくださったおかげ。お礼申し上げます。<br /><br />

アイラブ仏像めぐり 当麻寺(たいまでら 奈良県)

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2013/01/13 - 2013/01/13

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ゆうこママ

ゆうこママさん

2013年のアイラブ仏像めぐりは、自分で言うのもナンだがスタートダッシュがすごい。
1月2日の東大寺、東寺を皮切りに、3日には静岡。
そして、1月13日は、また奈良県に来てしまった。

この日の行程は、
石光寺(葛城市)〜当麻寺(葛城市)〜当麻寺奥院〜当麻寺西南院〜金剛寺(五条市)〜栄山寺(五条市)【この旅行記は、その2】
 
超有名どころではないが、天平から室町まで、様々なタイプの仏像をたくさん楽しんでくることができた。特に、当麻寺は国宝重文が収蔵庫ではなく普通にあるので、仰天。

なお、この仏像めぐりができたのは、のーとくんと仰るトラベラーさんの旅行記「弥勒堂特別開帳の石光寺と當麻寺へ」
 http://4travel.jp/traveler/geru0201/album/10738154/
 が、強く背中を押してくださったおかげ。お礼申し上げます。

同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車

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  • 10時に石光寺を出て、次にやってきたのは、当麻寺。<br />山門の前の民間有料駐車場(500円)に駐車し、山内へ。

    10時に石光寺を出て、次にやってきたのは、当麻寺。
    山門の前の民間有料駐車場(500円)に駐車し、山内へ。

  • 山門の両脇は、仁王様が守る。<br />なかなかのスタイル。

    山門の両脇は、仁王様が守る。
    なかなかのスタイル。

  • こちらは、ちょっと胴が細すぎじゃないかい。

    こちらは、ちょっと胴が細すぎじゃないかい。

  • 広い境内、最初に登場するのは、当麻寺鐘楼。<br /><br />当麻寺は、二上山の西麓にあった禅林寺を、天武天皇の時代に二上山東麓(当麻氏の本拠地)に遷したものらしい。<br />創建当初は、弥勒仏を本尊としていたようで、そういえば、先に訪れた石光寺の当初の本尊も弥勒石仏だった。<br />6、7世紀頃は、弥勒が人気者だったのだ。<br /><br />ブームは、移り変るのが世の常。<br />西方浄土を描いた当麻曼荼羅が、平安末期の阿弥陀ブームに乗って人気者になると、当麻寺本尊の地位をそちらに奪われてしまったようだ。<br />でも、弥勒は美仏が多いから、今また、人気を盛り返している。よかったね。ミロク。<br />

    広い境内、最初に登場するのは、当麻寺鐘楼。

    当麻寺は、二上山の西麓にあった禅林寺を、天武天皇の時代に二上山東麓(当麻氏の本拠地)に遷したものらしい。
    創建当初は、弥勒仏を本尊としていたようで、そういえば、先に訪れた石光寺の当初の本尊も弥勒石仏だった。
    6、7世紀頃は、弥勒が人気者だったのだ。

    ブームは、移り変るのが世の常。
    西方浄土を描いた当麻曼荼羅が、平安末期の阿弥陀ブームに乗って人気者になると、当麻寺本尊の地位をそちらに奪われてしまったようだ。
    でも、弥勒は美仏が多いから、今また、人気を盛り返している。よかったね。ミロク。

  • 鐘楼にかかる梵鐘は、おっといきなり国宝の表示。<br />日本最古、白鳳時代のものだそう。

    鐘楼にかかる梵鐘は、おっといきなり国宝の表示。
    日本最古、白鳳時代のものだそう。

  • 当麻寺には、広い境内に3つのお堂が並び、さらに幾つもの塔頭と東西の塔が存在する。見所があちこちに散りばめられているため、全体像を掴んでから廻ったほうがよいと思う。<br /><br />この日の廻り方は、山門(10:10)→鐘楼→本堂→講堂→金堂→奥院→宝物館→西南院→石灯篭→山門(11:40)

    当麻寺には、広い境内に3つのお堂が並び、さらに幾つもの塔頭と東西の塔が存在する。見所があちこちに散りばめられているため、全体像を掴んでから廻ったほうがよいと思う。

    この日の廻り方は、山門(10:10)→鐘楼→本堂→講堂→金堂→奥院→宝物館→西南院→石灯篭→山門(11:40)

  • まずは、本堂、講堂、金堂のエリアを拝観。本堂で拝観料を納めてスタートだ。

    まずは、本堂、講堂、金堂のエリアを拝観。本堂で拝観料を納めてスタートだ。

  • 当麻寺本堂は、国宝づくしだ。<br />天平時代の内陣、藤原時代の外陣で構成されたお堂は、もちろん国宝。<br /><br />曼荼羅堂とも呼ばれるこのお堂の本尊は、中将姫が蓮糸で織ったという當麻曼荼羅で、いうまでもなく国宝。<br />現在、本堂にまつられている曼荼羅は、室町時代に模写された文亀曼荼羅で、本物の根本曼荼羅は宝蔵に保管されているそうだ。室町の模写版でも重文だから、すごい。<br /><br />曼荼羅を納める厨子も、最大最古(天平時代)で国宝。<br /><br />須弥壇も鎌倉時代、源頼朝の寄進で、国宝。鈍く銀色に光る螺鈿の装飾が美しい。<br /><br />弘仁時代の十一面観音菩薩立像は、重要文化財。暗くてお顔がよく見えないが、整ったスタイルの持ち主であることは分かる。それと、左右の手先がきれい。

    当麻寺本堂は、国宝づくしだ。
    天平時代の内陣、藤原時代の外陣で構成されたお堂は、もちろん国宝。

    曼荼羅堂とも呼ばれるこのお堂の本尊は、中将姫が蓮糸で織ったという當麻曼荼羅で、いうまでもなく国宝。
    現在、本堂にまつられている曼荼羅は、室町時代に模写された文亀曼荼羅で、本物の根本曼荼羅は宝蔵に保管されているそうだ。室町の模写版でも重文だから、すごい。

    曼荼羅を納める厨子も、最大最古(天平時代)で国宝。

    須弥壇も鎌倉時代、源頼朝の寄進で、国宝。鈍く銀色に光る螺鈿の装飾が美しい。

    弘仁時代の十一面観音菩薩立像は、重要文化財。暗くてお顔がよく見えないが、整ったスタイルの持ち主であることは分かる。それと、左右の手先がきれい。

  • ここで、中将姫のおはなし・・・(写真は、奥院庭園のボタン)<br /> むかしむかし、中将姫という(ボタンのようにかどうかは知らないが)美しい娘がいた。<br />  幼くして母をなくした彼女は、継子いじめに遭い、ついには継母に殺されそうになる。殺害を命じられた継母の従者は、姫を殺すにしのびず、姫を山に置き去りに。<br />  命永らえた姫は、山の草庵で念仏三昧の日々を送るのだが、偶然、父と再会して都へ戻ることに。<br /> 都に戻った姫は、天皇の後宮にと望まれるが、これを断り出家して当麻寺へ。寺に入った姫は、あるとき長谷観音のお告げで曼荼羅を織ることに。

    ここで、中将姫のおはなし・・・(写真は、奥院庭園のボタン)
     むかしむかし、中将姫という(ボタンのようにかどうかは知らないが)美しい娘がいた。
    幼くして母をなくした彼女は、継子いじめに遭い、ついには継母に殺されそうになる。殺害を命じられた継母の従者は、姫を殺すにしのびず、姫を山に置き去りに。
    命永らえた姫は、山の草庵で念仏三昧の日々を送るのだが、偶然、父と再会して都へ戻ることに。
     都に戻った姫は、天皇の後宮にと望まれるが、これを断り出家して当麻寺へ。寺に入った姫は、あるとき長谷観音のお告げで曼荼羅を織ることに。

  • (写真は、当麻寺本堂)<br /> 姫は、蓮の茎から糸をつむぎ、五色に染め、この蓮糸を使って一夜のうちに曼荼羅を織り上げる。これが、当麻寺に伝わる當麻曼荼羅なのだそう。<br /><br /> 蓮糸を浸したところ五色に染まったという井戸が、石光寺の「染の井」。そして、染めた蓮糸を掛けた木が、「糸掛け桜」。<br /><br /> なお、本物の曼荼羅は絹糸製。念のため。

    (写真は、当麻寺本堂)
     姫は、蓮の茎から糸をつむぎ、五色に染め、この蓮糸を使って一夜のうちに曼荼羅を織り上げる。これが、当麻寺に伝わる當麻曼荼羅なのだそう。

     蓮糸を浸したところ五色に染まったという井戸が、石光寺の「染の井」。そして、染めた蓮糸を掛けた木が、「糸掛け桜」。

     なお、本物の曼荼羅は絹糸製。念のため。

  • 当麻寺講堂は、鎌倉時代の再建。<br /><br />屋根の形といい、全体の姿といい、簡素で大らかで気持ちいい。

    当麻寺講堂は、鎌倉時代の再建。

    屋根の形といい、全体の姿といい、簡素で大らかで気持ちいい。

  • 当麻寺講堂。<br />堂内の仏像は、平安時代の優品揃い。<br />阿弥陀如来坐像(藤原時代 重文)は、やさしい顔立ちで、目元がちょっと色っぽい。<br />妙幢菩薩像(弘仁時代 重文)は、見かけない名前。<br />その他、地蔵、千手、毘沙門、不動と各種取り揃えてます。<br />

    当麻寺講堂。
    堂内の仏像は、平安時代の優品揃い。
    阿弥陀如来坐像(藤原時代 重文)は、やさしい顔立ちで、目元がちょっと色っぽい。
    妙幢菩薩像(弘仁時代 重文)は、見かけない名前。
    その他、地蔵、千手、毘沙門、不動と各種取り揃えてます。

  • 当麻寺金堂。鎌倉時代の再建。<br /><br />創建当初、本堂ができる前は、この金堂が当麻寺の中心で、前方左右に塔を、奥に講堂を配置した薬師寺のような伽藍配置のお寺だったのだ。<br /><br />金堂には、ガイジン四天王さまがお住まい。重文。<br />4人のうち3人は、白鳳時代の生まれ。残る1人は鎌倉時代。いずれも渋いイイオトコ。<br /><br />異国風という表現がこれほどぴったりの仏像はない。<br />つれあいは、中国の兵馬俑の像のような顔だと言った。<br />中国風というか、西域風というか、濃い顔立ちにあごひげまであって、とにかく男っぽい。この日のナンバー1は、広目天さま。<br /><br />

    当麻寺金堂。鎌倉時代の再建。

    創建当初、本堂ができる前は、この金堂が当麻寺の中心で、前方左右に塔を、奥に講堂を配置した薬師寺のような伽藍配置のお寺だったのだ。

    金堂には、ガイジン四天王さまがお住まい。重文。
    4人のうち3人は、白鳳時代の生まれ。残る1人は鎌倉時代。いずれも渋いイイオトコ。

    異国風という表現がこれほどぴったりの仏像はない。
    つれあいは、中国の兵馬俑の像のような顔だと言った。
    中国風というか、西域風というか、濃い顔立ちにあごひげまであって、とにかく男っぽい。この日のナンバー1は、広目天さま。

  • それから、四天王の足下の邪鬼がとびきり。<br />白鳳時代の邪鬼は、静かな僕(しもべ)タイプで、薬師寺本尊の薬師如来の台座の邪鬼と同じ動物系テイスト。<br /><br />1人だけ混じっている鎌倉時代の邪鬼は、人に近く、動きがダイナミック。今にも飛び上がってきそうな勢い。同じお堂にお住まいなので、個性の違いがよく分かる。

    それから、四天王の足下の邪鬼がとびきり。
    白鳳時代の邪鬼は、静かな僕(しもべ)タイプで、薬師寺本尊の薬師如来の台座の邪鬼と同じ動物系テイスト。

    1人だけ混じっている鎌倉時代の邪鬼は、人に近く、動きがダイナミック。今にも飛び上がってきそうな勢い。同じお堂にお住まいなので、個性の違いがよく分かる。

  • 当麻寺金堂。<br />金堂のセンターにおわすのは、弥勒仏坐像(白鳳時代 塑像)。<br />当麻寺創建当初の本尊で、これまた国宝。頭デカイ。<br />顔は、興福寺の国宝館の仏頭(加藤登紀子似)を男っぽくした感じ。<br /><br />須弥壇の台座の左右に、石組みで取り囲んだ穴があるが、ここには、本尊の脇侍が立っていたらしい。<br /><br />弥勒の前には、平安時代の不動明王が、ドカンと立ちはだかる。カルラ炎と呼ばれる光背がハデに燃え盛っている。<br />

    当麻寺金堂。
    金堂のセンターにおわすのは、弥勒仏坐像(白鳳時代 塑像)。
    当麻寺創建当初の本尊で、これまた国宝。頭デカイ。
    顔は、興福寺の国宝館の仏頭(加藤登紀子似)を男っぽくした感じ。

    須弥壇の台座の左右に、石組みで取り囲んだ穴があるが、ここには、本尊の脇侍が立っていたらしい。

    弥勒の前には、平安時代の不動明王が、ドカンと立ちはだかる。カルラ炎と呼ばれる光背がハデに燃え盛っている。

  • 金堂の正面には、白鳳時代の石燈籠。日本最古の石燈籠で、これまた重文。<br />東や北側から入る境内のメインエリアは、金堂の裏側になるので、見逃さないように。

    金堂の正面には、白鳳時代の石燈籠。日本最古の石燈籠で、これまた重文。
    東や北側から入る境内のメインエリアは、金堂の裏側になるので、見逃さないように。

  • 大師堂。<br />弘法大師空海となにやら縁があるようで、当麻寺は、真言宗と浄土宗の両方のお寺なんだとか。

    大師堂。
    弘法大師空海となにやら縁があるようで、当麻寺は、真言宗と浄土宗の両方のお寺なんだとか。

  • 次は、奥院へ。浄土宗総本山の知恩院の奥院として1370年に創建。<br /><br />阿弥陀浄土を描いた曼荼羅で人気スポットになった当麻寺に、浄土宗本山の奥院があるのは、なるほど納得。<br />かなたに西方浄土をイメージさせる二上山の山麓というのも、いいロケーション。

    次は、奥院へ。浄土宗総本山の知恩院の奥院として1370年に創建。

    阿弥陀浄土を描いた曼荼羅で人気スポットになった当麻寺に、浄土宗本山の奥院があるのは、なるほど納得。
    かなたに西方浄土をイメージさせる二上山の山麓というのも、いいロケーション。

  • 奥院には、南北朝時代、戦乱を避けて京都から多くのお宝がこちらに移されそうで、拝観料を納めて、まずは、宝物館へ。<br />

    奥院には、南北朝時代、戦乱を避けて京都から多くのお宝がこちらに移されそうで、拝観料を納めて、まずは、宝物館へ。

  • 宝物館へ向かう道の途中の石仏、ナイス。

    宝物館へ向かう道の途中の石仏、ナイス。

  • 宝物館の横の池は凍ってる。ブルル寒っ。<br />宝物館では、倶利伽羅龍蒔絵経箱(国宝)や、法然上人行状絵伝(重文)などを公開。 <br />

    宝物館の横の池は凍ってる。ブルル寒っ。
    宝物館では、倶利伽羅龍蒔絵経箱(国宝)や、法然上人行状絵伝(重文)などを公開。

  • とりわけ気に入ったのは、押出三尊仏(天平時代)。<br />押出仏とは、型にのせた銅板をたたいて形を写し出した板状の仏像。<br /><br />当麻寺奥院の押出仏は、とにかくラブリー。<br />3つに枝分かれしてすっくりと伸びた蓮の上に、愛らしい三尊が並ぶ。<br />周囲を花で飾り、三尊の頭上の天蓋は、春風に揺れているよう。

    とりわけ気に入ったのは、押出三尊仏(天平時代)。
    押出仏とは、型にのせた銅板をたたいて形を写し出した板状の仏像。

    当麻寺奥院の押出仏は、とにかくラブリー。
    3つに枝分かれしてすっくりと伸びた蓮の上に、愛らしい三尊が並ぶ。
    周囲を花で飾り、三尊の頭上の天蓋は、春風に揺れているよう。

  • 宝物館でもう一つ気になったのが、二十五菩薩来迎像(室町時代)。<br />端整な阿弥陀三尊に付き従って西方浄土からやってきたダンサー&ミュージシャンのユニット。名づけて、AMD25(あみだ25)。<br /><br />天上から軽やかに舞い降りてくる二十五菩薩は、少女からせいぜい20台前半の若い女性というイメージを持っている私にとって、奥院の彼女たちは、少し年増のお多福顔に見える。でも、なんだか賑やかで楽しそう。なごみ系の菩薩たちだ。

    宝物館でもう一つ気になったのが、二十五菩薩来迎像(室町時代)。
    端整な阿弥陀三尊に付き従って西方浄土からやってきたダンサー&ミュージシャンのユニット。名づけて、AMD25(あみだ25)。

    天上から軽やかに舞い降りてくる二十五菩薩は、少女からせいぜい20台前半の若い女性というイメージを持っている私にとって、奥院の彼女たちは、少し年増のお多福顔に見える。でも、なんだか賑やかで楽しそう。なごみ系の菩薩たちだ。

  • 奥院楼門も、重文。

    奥院楼門も、重文。

  • 当麻寺奥院のもう一つの楽しみは、庭園。この時期は、寒ボタンが冬庭を彩る。<br />

    当麻寺奥院のもう一つの楽しみは、庭園。この時期は、寒ボタンが冬庭を彩る。

  • 奥院の次は、当麻寺塔頭の西南院へ。<br />

    奥院の次は、当麻寺塔頭の西南院へ。

  • 門をくぐると、満開のロウバイが目を引く。

    門をくぐると、満開のロウバイが目を引く。

  • 庫裏で拝観を願い、本堂のほとけさまにおまいり。ガラス越しで離れているので少し残念。<br />左から、千手観音立像、十一面観音立像、聖観音立像と、平安時代の重文の像が並ぶ。<br />十一面は、厳しい顔つき。聖観音は、ややふっくら体型。<br />

    庫裏で拝観を願い、本堂のほとけさまにおまいり。ガラス越しで離れているので少し残念。
    左から、千手観音立像、十一面観音立像、聖観音立像と、平安時代の重文の像が並ぶ。
    十一面は、厳しい顔つき。聖観音は、ややふっくら体型。

  • 本堂の横から庭園方面へ入っていくと、みはらし台の案内看板。<br />少し階段を登ると、

    本堂の横から庭園方面へ入っていくと、みはらし台の案内看板。
    少し階段を登ると、

  • この光景。<br />東西の古塔が並ぶ。<br />

    この光景。
    東西の古塔が並ぶ。

  • 天平時代の創建当初の塔が2基とも残るのは、当麻寺だけ。貴重な風景だ。

    天平時代の創建当初の塔が2基とも残るのは、当麻寺だけ。貴重な風景だ。

  • 美しさに言葉が出ない。

    美しさに言葉が出ない。

  • みはらし台から庭園に向かうと、さらに信じられない光景が待っていた。

    みはらし台から庭園に向かうと、さらに信じられない光景が待っていた。

  • 西塔が庭の水面に映るのだ。<br />

    西塔が庭の水面に映るのだ。

  • 静寂のなか、水琴窟の音が足元から響き、呼吸を忘れてしまうような瞬間が訪れる。

    静寂のなか、水琴窟の音が足元から響き、呼吸を忘れてしまうような瞬間が訪れる。

  • 昼食は、のーとくんさんの旅行記に紹介されていた仁王門前のそば「薬庵」さんへ。

    昼食は、のーとくんさんの旅行記に紹介されていた仁王門前のそば「薬庵」さんへ。

  • 私は、のーとくんの真似をして同じメニューをオーダー。<br />まずは、揚げ蕎麦がき。<br />メインは、おろし蕎麦。辛味大根が辛くて美味しい。<br />つれあいは、とろろ蕎麦。細切蕎麦がとろろに絡み、これまた美味しい。

    私は、のーとくんの真似をして同じメニューをオーダー。
    まずは、揚げ蕎麦がき。
    メインは、おろし蕎麦。辛味大根が辛くて美味しい。
    つれあいは、とろろ蕎麦。細切蕎麦がとろろに絡み、これまた美味しい。

  • デザートは、蕎麦がきぜんざい。<br />ううっ、美味しすぎる大人のぜんざい。<br /><br />おなか一杯になって、午後の仏像めぐりにスタートだ。<br />つづく。

    デザートは、蕎麦がきぜんざい。
    ううっ、美味しすぎる大人のぜんざい。

    おなか一杯になって、午後の仏像めぐりにスタートだ。
    つづく。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • 前日光さん 2013/03/17 23:36:39
    私も憧れています。
    ゆうこママさん、こんばんは。

    だいぶ暖かくなってきたのはいいのですが、花粉が。。。
    今年は久しぶりに花粉にやられています。
    ここ数年、たいしたことが無くてよかったと思っていたのに。

    当麻寺に行かれたのですね。
    見どころが何カ所もあって、ちょっとビッックリしたのですが、あの東西の塔と、池に映る塔は素敵ですよね。

    子どもの頃読んだ「中将姫」の話に惹かれておりまして。
    春に催される「練り供養」というのも、ぜひいつの日か行ってみたいものだと思っています。
    私が訪ねた時には、あの国宝の鐘楼の傍にかわいらしいネコちゃんがいたのですが、今回はみかけませんでしたか?

    仏像もたくさんあって、とても数時間では充分に回れなかったので、もう一度ゆっくりと参拝したいと思っています。

      前日光

    ゆうこママ

    ゆうこママさん からの返信 2013/03/18 20:48:46
    RE: 私も憧れています。
    こんばんは、前日光さん。
    >
    > だいぶ暖かくなってきたのはいいのですが、花粉が。。。
    > 今年は久しぶりに花粉にやられています。
    > ここ数年、たいしたことが無くてよかったと思っていたのに。

    →私は、30年来の花粉症から解放されて、快適な春です。
    歳をとると、時にはいいこともあるのですね。

    >
    > 当麻寺に行かれたのですね。
    > 見どころが何カ所もあって、ちょっとビッックリしたのですが、あの東西の塔と、池に映る塔は素敵ですよね。


    →風の全く無い日で、さざなみ一つ無い水面にそれはくっきりと。
    素晴らしい光景でした。
    >
    > 子どもの頃読んだ「中将姫」の話に惹かれておりまして。
    > 春に催される「練り供養」というのも、ぜひいつの日か行ってみたいものだと思っています。
    > 私が訪ねた時には、あの国宝の鐘楼の傍にかわいらしいネコちゃんがいたのですが、今回はみかけませんでしたか?

    →ネコちゃんですか?そういえば、鐘楼の北側の建物の辺りにいたような・・・
    お寺のネコって、みんな堂々としてますよね。
    練り供養、私も見てみたいです。
    写真で見ると、面の表情や身体とのバランスが愉快に見えますが。
    >
    > 仏像もたくさんあって、とても数時間では充分に回れなかったので、もう一度ゆっくりと参拝したいと思っています。
    >
    →まもなく奈良国立博物館で当麻寺展が始まりますね。
    そちらにも興味あります。
  • のーとくんさん 2013/01/20 10:48:57
    當麻寺、奥院も
    ゆうこママさん

    おはようございます。

    當麻寺、奥院をふくめ、広く廻られ、講堂も開いていて(私が行ったときには閉館中)、多くの仏像にもお目にかかれたようで、良かったですね。

    また、東西の両塔を一度に眺める場所にも行かれ、満足のご様子。

    お蕎麦も、おいしく味わっていただき、良かったです。

    さあ、これから五条の金剛寺そして栄山寺ですね。

     のーとくん

    ゆうこママ

    ゆうこママさん からの返信 2013/01/20 20:43:04
    RE: 當麻寺、奥院も
    こんばんは、いつもありがとうございます。
    >
    > 當麻寺、奥院をふくめ、広く廻られ、講堂も開いていて(私が行ったときには閉館中)、多くの仏像にもお目にかかれたようで、良かったですね。
    >
    →はい、おかげさまで、仏像フル出場でよかったです。
    4月からは、奈良国立博物館で「特別展 当麻寺」が開催されるそうですので、寺宝がそちらに出張になります。
    よいタイミングでした。

    > また、東西の両塔を一度に眺める場所にも行かれ、満足のご様子。
    >
    > お蕎麦も、おいしく味わっていただき、良かったです。
    >
    →のーとくんさんの旅行記は、必ずグルメもセットなので、楽しいです。
    ついつい食は後回しになってしまうアイラブ仏像めぐりですが、今回は、食も充実。
    この後も素晴らしい仏像めぐりになりました。

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