2012/11/17 - 2012/11/18
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食いしんぼう姉さんさん
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毎年11月にブルゴーニュ地方のボーヌで行なわれる「栄光の3日間Les Trois Glorieuses」というお祭りに弾丸ツアーで行ってきました。
目的は近隣でワインの買い出しだったため、このお祭りはついでに見るという感じでした。
現地ではLes Trois Glorieusesより152eme Vente des Vins des Hospices de Beauneのフレーズをよく見ました。
この時期、町中のホテルは全て満室で仕方なくディジョンに宿泊しようと思っていたら、出発の4日前に一部屋空きを見つけました。
1日で
ジュヴレ・シャンベルタンGevrey-Chambertin
ニュイ・サン・ジョルジュNuits-Saint-Georges
ヴォーヌ・ロマネVosne-Romanee
ボーヌBeaune
の4か所を回らなければならない為、朝5時半に家を出発。
570kmの長距離ドライブです。
でもフランスに入ってしばらくしたところで、運転手の夫が力尽きました。
前の晩早起きの緊張で眠れなかったそうです。
危ないのでパーキングで1時間以上仮眠を取ったため、12時半に到着しました。
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まずは、ジュヴレ・シャンベルタン村。
たまに観光客らしき人たちがいましたが、地元の人はほとんど出歩いていません。 -
駐車スぺースのすぐ隣りがもうブドウ畑。
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あちこちにドメーヌが点在していました。
わたし達は友人から教えてもらった「Philippe Leclerc」へ。 -
中に入ると地下のカーブを見学させてくれました。
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このドメーヌで今日テイスティングできるのはこの4つとのこと。
箱単位でたくさん買ったらもう少し高いものも試飲させてくれました。 -
テイスティングは数か所のテーブルで。
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年代とクラスによって金額はいろいろ。
試飲は年代違いのものが飲めたりするので、参考にして想像力を膨らませるのも大事かも? -
Route des Grands Crusを通ってロマネ・コンティの畑があるヴォーヌ・ロマネ村へ。
車で10分くらいの距離でした。 -
ヴォーヌ・ロマネに到着。
中央分離帯が井戸でした。
1軒目でゆっくりしていたので14時を過ぎて、次のお店は昼休みで閉まってました。 -
仕方がないので、3軒目があるニュイ・サン・ジョルジュに先に行ってみました。
街に入るところで白壁にコルクがびっしり描かれている家、目立ってました。
よーく見るとコルクにニュイ・サン・ジョルジュの名前が入っていて標識代わりなのでした。
店の近くに駐車して3軒目の店に行ってみると、こちらも1時間の昼休み。あと30分くらいなので街の中をうろつきました。
が、閑散としているし何しろ寒くてうす暗いので、どこかで遅めのランチをすることにしました。 -
歩いていて適当に入ったパティスリーが当たりでした。
Grand RueにあるPatisserie Olivier Bourau -
キッシュは温めて出してくれます。
キッシュが嫌いな夫もあっという間に食べてました。
サクサクのタルト地にふわっとした中身なんです。
うまく説明できないけれど本当においしかったです。 -
キッシュがおいしかったので、ケーキもオーダー。
うちの周りにあるパティスリーよりかなりレベルが上でした。
日本の繊細な味とはまた違うおいしさです。 -
街はクリスマステイストの飾り付け。
どの村も昼間なのに全然人がいません。
15時を過ぎても店が開く気配がないので、またヴォーヌ・ロマネへ戻ります。 -
La Maison des Vins
ヴォーヌ・ロマネのこのお店はほとんど英語が通じず、わたしの単語を並べただけのフランス語で通しました。
このお店には、わたし達がふだんあまり飲まないロゼでおいしいのがありました。 -
村の奥にある畑を見学に行きました。
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ロマネ・コンティの畑の前で記念撮影。
わたし達が来る前と後に一組ずつ観光客が来ていました。 -
こんな看板が裏道にひっそりと。興味を引かれて行ってみました。
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出てきたおばあさんに連れられて地下に行きました。
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ここはあんまり気に入ったのが無くて、閉鎖空間だしあせりました。でも1種類気に入ったのがあって良かった。
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ニュイ・サン・ジョルジュのCavon de Bacchusにもう一度チャレンジ。
若い店員さんが親切で感じがよかったです。 -
買物が終わったら、Beauneのホテルに急いで行ってチェックイン。
Novotel Beaune ホテル
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それからPalais des congres(展示場)の試飲会に行きます。
入場券1人25ユーロを払って会場内でグラスをもらって飲み放題です。
去年はリーデルのブルゴーニュのグラスだったけど、今年はふつうの形でした。
夕方だったので、お目当てのものはほとんど無くなってしまい、年度も新しいものばかり。
ちょっと期待はずれでした。 -
ホテルに戻って一休み後食事をとりに行きました。
20時過ぎくらい。
CAVEAU des ARCHES
この土日は45ユーロのコースだけでした。
コース内容がありきたりでぐっと来ず、一度外に出て他の店も見てみました。
ブルゴーニュらしいものが食べたいと探しました。
でも調べてきたその他の数件のお店は満席で、メニューも同じく制限されていました。
さっきのお店にもう一度戻るのは勇気が要りましたが、背に腹は代えられません。
わたし達が最後の1テーブルでした。
よかった?!
食事を終えてみると、45ユーロはずいぶんお得なコースだと思いました。 -
Amuse-boucheは、サーモンのタルタル。
この後のお料理が期待できる味でした。 -
ソムリエに選んでもらったワインがおいしかったです。
お店の名前の通りたくさんのワインがありました。
CHATEAU DE SANTENAY
Mercurey 1er Cru
Les Puillets
何年だったか忘れてしまった…たぶん2009年。30ユーロくらいだったかな。 -
Escalope de Foie Gras de Canard Poelee
Aux Poires Caramelisees
Reduction de Pinot Noir et Balsamique
脂くささの無いフレッシュな味のフォアグラ。下に洋梨のソテーが敷いてあります。 -
Noix de Saint Jacques Poelees
Sauce Noilly et Fondue de Poireaux
ホタテは中がレアにソテーしてあって、ソースがおいしくてパンでぬぐってしまいました。このソースの名前のNollyというのはフランス産ヴェルモットのブランドから来ているようです。 -
Filet de Canette Roti, Creme de Morilles
Gallet de Pommes de Terre et Epinards Frais
子鴨Canetteは初めて食べました。
鴨よりあっさりした味でモリーユのこってりソースがあってます。
でもこの辺りからお腹が厳しい?!
このお肉250gくらいあった気がします。 -
Plateau de Fromages Frais et Affines de nos Regions
Ou Fromage Blanc a la Creme au Sucre ou aux Herbes
おなかいっぱいだからフロマージュ・ブランにしようかと迷っていたら、店員さんが絶対盛り合わせだと力説するので、そちらに決定。
薄めにハードやウォッシュをいろいろ切ってもらいました。どれを食べてもすごくおいしい。エポワスは若めだったので好きな人には物足りないかもしれないけど、わたしはちょうど良かったです。 -
Moelleux au Chocolat Amer Servi Tiede
Coulis de Fruits Exotiques et Coulis de Fruits Rouges
無理と思ったデザートも中がとろっとしたフォンダン・ショコラだったので思わず完食。
付け合わせのフルーツがなぜか袋付きのみかんで違和感。
こちらでは時々出てきます。
わたし達の食事が終わる頃、近くのテーブルにも人が入りお祭り騒ぎになりました。
違うテーブルの人達なのに歌いあったり盛り上がって面白かったです。
わたし達のテーブルにも投げキスをくれて、帰る時にはジャポネ、サヨナラと言ってくれました。 -
おなかが苦し過ぎて座れないので、しばらく夜の街を歩きました。
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次の朝ホテルをチェックアウト後ボーヌを歩きました。城壁にインフォや駐車場が有ります。
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カルノ広場は名産の屋台などがたくさん出ていて盛り上がっていました。
ここで飲んだVin ChaudがいままででNo.1!
一緒に買ったいちごのギモーヴもすごくフルーティ。
小さなテントで迫力のマダムが売ってました。 -
アラン・エス Alain Hess-fromager
カルノ広場にあります。
毎年1月からイースターまで休みだそうです。
わたしが行った11月は日曜日も半日営業していました。 -
ここで買ったボーヌのスペシャリテ Jambon persille de Bourgongeは、ごろっとしたハムがパセリの効いたゼリーの中に入ったもの。
パリのボン・マルシェでも同じものがあったので買ってみたけど、こっちの方がおいしかったです。
ここの地方の灰にまぶしたヤギのチーズがおすすめです。 -
ミュロ・エ・プティジャン Mulot &PetitJean
カルノ広場にあって日曜日も営業。
名産のカシスの「Pate de fruits」がおすすめと聞いて購入。
最初に食べた時はあまりピンと来なかったけど、だんだんとこの味にはまってしまいました。
夫も最初に食べた時にあんまりおいしくないねと言っていたのに、最後はアレもう無いのと言っていたのが面白かったです。 -
この後広場の屋台でカキとシャブリ。
運転手の夫よ、ごめんね。 -
ブルゴーニュと言えばエスカルゴなんだそうです。
エスカルゴには、黄褐色の殻の葡萄畑のエスカルゴEscargot de vigneというブルゴーニュ種と小さめの灰褐色の殻をしたプティグリ Petit grisがあります。
今まで食べたことがあるのはプティグリで、今回初めてブルゴーニュ種をいただきました。
夫はあまり好きじゃないから食べないと言っていたけど、1個味見したらいつもと違っておいしかったようで半ダースを食べました。
身が大きいのでぷりぷりしてました。
この屋台は12時くらいはスカスカに空いていたのに、13時前になったら大行列になっていて驚きました。 -
隣りにあったフォアグラ屋さん。
フォアグラもおいしかったけど、このノワゼットのオイルがおいしい!
でも家に数本のオイルがストックされてることを思い出し踏み止まりました。
その他サラミやパンを買いました。 -
テイスティングができるワインショップで一杯。
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ボーヌの観光名所、施療院のオテル・デューHotel-Dieu(神の宿)。
施療院 建造物
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1443年にブルゴーニュ公国の宰相ニコラ・ロランが創設したもので、貧しい人たちに無料で医療を施した。王侯貴族から寄進されたブドウ園とそこから生産されるワインで、費用は埋め合わされていた。Wikiより
それがワインオークションの会場となっている由来ですね。 -
午後からのオークション会場を準備中。
栄光の3日間 祭り・イベント
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ワインを味見する器の展示。
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スーベニアショップですごいインパクトだった人形。
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オテル・デューを見学後街を歩いていると、アンドゥイエットandouilletteの独特な匂いがしてきました。
エトルタのクレープで撃沈してからリベンジを夢見てました。
アンドゥイエットは内臓を詰めたソーセージなので、処理が悪いと臭くて下水のような匂いがします。
ここはふつうの屋台だったけど、モツ煮のいい匂い。
いけるんじゃないかと買ってみるとサンドイッチ状態で渡されました。
お鍋のアンドゥイエットの脇にあるモツが気になってたけど、アンドゥイエットがはじけるとこうなるようです。 -
おじさんに頼んで半分に切ってもらい二人で1個を食べました。
ちょっとかじった跡があってすいません。
エトルタと同じものとは思えないほどおいしかったです。
ブルゴーニュは何を食べてもおいしい! -
街中はすごい人出でした。
人ごみを撮った写真には必ず日本人が写るほど、日本人にも人気のお祭りでした。 -
城壁の外も味がありました。
15時前にボーヌを出て5時間かけて家に帰りました。
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