2012/08/15 - 2012/08/16
3573位(同エリア6190件中)
ローズベリーさん
- ローズベリーさんTOP
- 旅行記115冊
- クチコミ1371件
- Q&A回答0件
- 284,798アクセス
- フォロワー12人
2012年7月〜10月までの、3か月のヨーロッパ周遊記録(Vol.26)です。
無計画な旅行でいつもばたばたしており、失敗と後悔の多い旅ですが、何とか続けられています。
いよいよ7カ国目、オーストリアのウィーンに入りました。なんとなく馴染めない雰囲気のあったブダペストから来ると、ウィーンは都だと思いました。
〈旅程〉
・8/15 ウィーン市内観光
・8/16 午前:ウィーン市内観光、午後:チェスキー・クルムロフへ移動
※1ユーロ=100〜104円
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
-
◆8月15日(水)第42日目
今日オーストリアは、聖母被昇天祭という祝日です。
宿で尋ねると、店は休みだけれど王宮は開いているというので、歩いて王宮へ行くことにしました。
朝、洗濯をすませて10:00に宿を出発。
こちらは博物館がたくさん集まったミュージアムクオーターです。
中には美術館やホール、劇場などがあり、イベントなどもよく開かれている複合センターです。 -
そばに建つのは自然史博物館。 -
向かいには美術史博物館が建っています。 -
2つの博物館の間を抜けると、王宮が見えてきました。
目の前のレトロな車は、シティーツアーの車です。 -
新王宮。
エフェソス博物館・狩猟・武器部門と古楽器のコレクションがあります。
その前に立つのは、トルコ軍からウィーンを救った英雄オイゲン公の騎馬像です。 -
通りを挟んだ反対側には、ナポレオンと戦ったフランツ2世の弟・カール大公の騎馬像。 -
中庭に立つのは、神聖ローマ帝国最後の皇帝・フランツ2世の像。 -
王宮のチケットセンターでシシィ・チケット(王宮とシェーンブルン宮殿のグランドツアー、王宮家具博物館の共通チケット:23.5ユーロ)を購入し、まずは宮廷銀器コレクションに入りました。
日本語のオーディオガイドもついていて便利です。 -
実際にここで使用されていた食器の数々が並べられています。 -
時代によって流行があり、デザインも少しずつ変化していったようです。 -
豪華な会食だったことがうかがえます。 -
-
このほか、フランツ・ヨーゼフ1世や皇后エリザベートの時代を再現した部屋も見学できました。
何より興味深かったのは、シシィ博物館。
私はヨーロッパの歴史に疎く、ここで初めてエリザベートの名前を知りましたが、これほど影響力があって波乱に満ちた人生を送った女性がいたのは知りませんでした。
このあとの旅行先となるチェコやドイツでも、その名前がたびたび出てきて、彼女の存在の大きさに驚かされました。 -
王宮の見学を一通り終えて、Michaeler-Platzに出てきたところです。
たくさんの馬車が待機。
今まで見てきたどの国の馬車よりも、おしゃれで気品があるようです。 -
祝日なのでレストランは厳しいかと思いましたが、歩いてみるとこのあたりのお店は結構開いていました。
値段が手頃そうなお店を探して、ぶらぶら・・・。
Brauner Str.の“Lohmann's Alt Wiener”というレストランに入ります。 -
ウイーンの名物Wiener Schnitzel(ヴィエナー・シュニッツェル)を頼んでみました。
噂通り大きなカツレツですが、薄いので結構食べられます。 -
シュテファン寺院を目指して、Grabenグラーベンを歩きます。
ブランドショップやみやげ物屋がならぶにぎやかな通りです。 -
通りでひときわ目立つ、ペスト記念柱。
かつて世界的に猛威を奮ったペストの終結に感謝して、建てられたものだそうです。 -
ペーター教会。
日本人観光客が“すごくよかったねー”と話しているのを耳にし、気になって入ってみました。 -
その通り、かなり豪華でびっくりする装飾でした。 -
シュテファン広場に到着しました。
目の前に堂々と建つのはシュテファン寺院ですが、大きすぎて写真に収めきれません・・・
屋根のジョルナイ焼きが美しいデザインです。 -
その前には、HEINDLというショップが。
いかにも観光客目当てな店ですが、気になるので覘いてみました。 -
モーツァルトの絵が入った箱入りお菓子がたくさん売られています。 -
シュテファン寺院に入りました。
チケットは、身廊部分、塔、カタコンベと組み合わせがいろいろあって複雑です。
塔や地下のカタコンベにも行きたかったので、すべて込みのチケット(16ユーロ)を購入しました。 -
英語のオーディオガイドもついているのですが、説明が難しくてよくわかりません。 -
ですが、すばらしいです。 -
-
北塔に上がりました。
エレベーターにぎゅうぎゅうに押し込まれ、あっという間に最上部へ上がります。 -
下からは見えなかった、屋根のワシの絵が見えました。 -
赤い屋根の建物が連なっています。 -
教会の隅に、地下へ続く階段があります。
ここからカタコンベのツアーが始まると思うのですが、人が集まる気配もなく、いまいちわかりづらかったので係員に聞きに行きました。
階段のそばで待てばいいと言われ、そこに行くとツアー開始時間が示された時計がちゃんと出ていました。 -
20人くらい集まり、ツアーがスタートしました。
カタコンベを見るのはこれが初めてだったのですが、歴代皇帝の内臓が入っているという壺や、ペストで亡くなった大勢の人の人骨がゴロゴロしていて衝撃的でした。
ツアーが終わると、外の出口に出てきます。
まだ南塔に行っていなかったのですが、塔の場所がわからなかったのと、北塔へすでに上がって満足したので、このまま次の目的地へ行くことにしました。 -
学生さんの本格的な演奏。
ウィーンの大学に勉強しにきているのでしょうか。
音楽の都にふさわしい路上パフォーマンスでした。 -
ウィーンでもう一つ楽しみにしていたのは、ザッハートルテです!!
有名なホテルザッハーのカフェにやってきました。
カフェの他、持ち帰りもできるようでお店の中は行列になっていました。 -
生クリームが添えられた濃厚なザッハートルテ。
おいしかったです♪♪ -
ヨーロッパ三大劇場の一つ、国立オペラ座。
ガイドツアーで内部見学もできるようです。 -
セセッション(分離派会館)です。
すてきな建物だったので、中が何かも知らずに入りました。
地下にある、グスタフ・クリムトという画家の壁一面に描かれた絵“ベートーヴェンフリース”が有名で、そのほかは美術作品を展示するブースになっています。 -
まるで神殿のような建物は、国会議事堂です。 -
市庁舎でお祭りのイベントがあると聞いていたので、市庁舎にやってきました。
フィルム・フェスティバルと書かれています。
今日の祝日とは関係なさそうです。 -
映画か何かを上演するのでしょうか。 -
市庁舎の前の広場には、たくさんの露店が並んでいました。 -
露店と呼ぶには、どの店も完成度がすごすぎます。 -
かなり立派できれいです。
フルーツジュース、カクテル、ヌードル、カレーなど、いろんなお店があってそそられましたが、今晩行くレストランは決めていました。
誘惑をふりきり、お店へ向かいます。 -
地下鉄に乗って、Stubentor駅へ。
新しくてきれいな地下鉄です。
ウィーンは、何もかもがきれい。
建物も通りも、地下鉄も、露店までも。
治安もよくて、日本にいるような安心感さえ覚えました。ハンガリーからこの街に入ってきたので余計そう感じるのでしょうが、とにかく居心地がいいのです。
音楽の都、森の都・・・いろいろよばれていますが、街自体が都だと思いました。 -
ガイドブックに載っていた“プラチッタ”
ウィーンの名物料理ターフェルシュピッツの名店だそうです。
私には少し敷居の高いお店ですが、郷土料理に興味があったので思いきって入ってみました。 -
名物料理ターフェルシュピッツを注文。
こんな感じで出てきました。
鍋の中には、ニンジン、玉ねぎ、セロリ、ヌードルなどと一緒に煮込んだスープとステーキが入っていて、はじめの一杯は店員が器に盛ってくれます。 -
さて、スープを食べ終わった後はどうすればいいのかというと、中のステーキをお皿に取り出していただきます。おもしろい食べ方です。
そろそろ出ようと思い、お会計のため店員を呼ぶと、これは食べないのか?とスープの中の骨を指さしています。
・・・は?食べないでしょ。
すると隣のテーブルのお客さんが“それが重要なんだよ!それを食べなきゃ!”と言って身振り手振りで説明してくれました。
ほーなるほど。。
その軟骨の中の脂身のような部分をパンに塗って食べるのだそう。
実は、食べ方を書いた説明書を店員が置いていってくれたのですが、それを見てもいまいちこの骨の意味がわからなかったのです。その“重要な部分”は、しょっぱいバターのような味でした。
≪出費≫
・シシィチケット 23.5ユーロ
・シュテファン寺院チケット 16ユーロ
・昼食 11.7ユーロ;カツレツ、水
・カフェ・ザッハー 8.7ユーロ;ザッハートルテ、スプライト
・セセッション入場料 5ユーロ
・地下鉄24時間券 6.7ユーロ
・地下鉄1回券 2ユーロ
・夕食プラチッタ 31.3ユーロ
・宿代 18.9ユーロ -
◆8月16日(木)第43日
9:00にチェックアウトし、今日はシェーンブルン宮殿へ向かいます。 -
地下鉄U4に乗って、シェーンブルンで下車。
観光客らしい人の群れにちゃっかりついていったら、反対側のへんな方へ出てしまいました。
人を外見で判断してはいけませんね・・・ -
道案内を見つけ、ようやく宮殿のそばまでやってました。
宮殿沿いの歩道には、ハプスブルク家の人々の肖像画が描かれた看板が並んでいます。
こちらは、昨日ミュージアムを訪れたエリザベート。 -
その夫、フランツ・ヨーゼフ1世。 -
シェーンブルン宮殿に到着しました。
ハプスブルク家の夏の離宮です。
女帝マリア・テレジアやマリーアントワネットもここに住んでいました。
中のチケットセンターは、ものすごい行列でした。
チケット購入の行列らしく、昨日買ったシシィチケットを見せるとすぐに中へ入れてくれました。
豪華な部屋が目白押しでした。 -
1時間弱で、グランドツアーは終了。
建物の反対側へまわり、少しだけ庭園を散策することにしました。 -
ていねいに手入れされています。 -
-
今日のお昼は、昨日目をつけていた市庁舎の露店のカレーです。
時間に余裕がありそうだったので、しばらくゆっくりくつろぎました。 -
今日はこのあと、チェコのチェスキークルムロフへ移動です。
宿で荷物を受け取って、フランツ・ヨーゼフ駅へ向かいました。
地下鉄を2回乗り換え、さらにトラムで3駅・・・
見積もった以上に時間がかかり、14:29の電車を寸差でミスしてしまいました・・・
いつも明るいうちの移動を心がけてはいるのですが、ここのところ電車をミスすることが多く、いつも宿へ着く時間は真っ暗です。
精神的にへこみます(=_=)
次の電車は16:24。2時間はとても長かったです・・・
(※Vol.27 チェスキークルムロフ編へ続きます)
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ウィーン(オーストリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ウィーン(オーストリア) の人気ホテル
オーストリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
オーストリア最安
139円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
57