2012/12/22 - 2012/12/28
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lecumedesjoursさん
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南仏滞在、いよいよ最後になりました。
翌日は飛行機で帰路につくため、実質動けるのはこの日が最後。
カンヌに来たのにカンヌ観光をしていない! と気づいて、午前中はカンヌの旧市街を少し見てまわることにしました。
午後は近くのかわいい村を散策。
この日もお天気に恵まれてお散歩日和でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
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-
旧市街は、国鉄カンヌ駅から見て右手の方にあります。
こちらは常設の市場。
午前中から既に地元の人が結構いました。 -
大きなスペースに、色んなお店がきていました。
野菜、くだもの、肉やお花。
冬ですが南仏の市場は色とりどりでした。 -
市場を抜けたら、細い路地を通り抜けて丘を登っていきます。
途中にはお土産屋さん、レストランなどがありました。
シーズンオフの午前中だったのでほとんど閉まっていましたが、ハイシーズンにはきっと賑わっているんでしょうね。 -
丘の上にある教会を目指す途中に見つけたのがこの壁画。
フランス映画好きな人なら歓声を上げてしまうでしょう。
ユロ叔父さんのアパートの前にたたずむ二人と、タチ映画のポスター。 -
こういった壁画は街のあちこちにあります。
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もうすぐ教会です。
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丘の上からの景色です。
冬だとは思えないほど明るい空にまぶしい太陽。
目印になっていた教会内部は改装中でした。 -
もとの道へは戻らず、港の方へ下ります。
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階段を下りきると港は目の前。
バス乗り場の建物の壁には、カンヌ映画祭をテーマにした壁画。 -
港前の広場にはまだクリスマスマーケットがありました。
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海に面したひときわおおきな建物は、カンヌ映画祭の会場になっているPalais des festivals et des Congres(パレ デ フェスティバル エ デ コングレ)、会議場です。
この入り口のレッドカーペットで写真を撮っている人が沢山いました。
ちなみにここカンヌの映画祭は世界的に有名ですが、市内に大きな映画館はありません。
本当に小さな映画館が何軒かだけ。 -
しかし、ここに来たからには何か映画に関わるものを見つけたいもの。
映画人たちの手形を是非見たい! と意気込んできました。
これらはこの建物の旧市街側、建物の目の前の歩道に埋め込んであるのですが、何度も通ったのに全然気づきませんでした。
もう時間がない! という時に気づいて、目にとまった手形のいくつかを紹介します。
これはシャルロット・ランプリング。
イギリス人の女優さんですがフランスでも長いキャリアがあり、フランソワ・オゾンの映画にも出ているので、日本でも知られていますね。 -
映画監督のクロード・ルルーシュ。
ノルマンディーを舞台にした美しい映画『男と女』の監督さんです。
フランスでは今なお映画監督として作品を発表し続けています。 -
ミシェル・ピコリ。
代表作はと聞かれても挙げられないくらい数多くの映画に出ている、フランスを代表する俳優の一人。
わたしの好みから一つ挙げるならば、『ロシュフォールの恋人たち』で双子のお母さんの昔の恋人、ダム氏です。
ちなみにこの日はピコリ87歳の誕生日でした。 -
全部挙げるときりがないので、あと一人分だけ挙げると、JPベルモンド。
『勝手にしやがれ』をはじめとしたゴダールの映画から知った人も多いのでは。
このほかに気づいて写真を撮ったものに、映画監督のクロード・シャブロル、女優のカトリーヌ・ドヌーヴ、作曲家のミシェル・ルグラン、などなど日本で知られている映画人の手形が沢山ありました。
わたしはフランス映画の人しか知らないのですが、ハリウッド映画の映画人の手形もあったようです。
是非現地で探してみてください。 -
映画祭会場すぐ横には海が広がっています。
カンヌの旧市街を大急ぎで見てまわった後は、待ち合わせていた同じ宿の日本人の方と一緒に一度おうちへ戻りました。
午後からは別の観光が待っています。 -
午後に向かったのは、カンヌからほど近い村Biot(ビオット)。
プロヴァンスの中でも有数のガラス工芸の村だそうです。
地図はタイルになっていました。
この辺りの村には、こういったタイル製の地図がよく見られるようです。 -
オフシーズンで人の気配もあまりしなかった村でしたが、ガラス工房は開いていました。
窓から地下の工房の様子を覗くことができました。 -
工房の中。
暖かいとはいえ冬なのにものすごい熱さが伝わってきました。 -
そのお向かいには博物館がありました。
…閉まってましたが。
ミュージアムショップらしきものを外から覗いてみましたが、ガラス細工の素敵なアクセサリーが沢山置いてありました。 -
村の中を少し散歩しました。
古い建物には今も普通に人が住んでいるのですが、何世紀も昔から時が止まったようなかわいいところでした。 -
このようなかわいいリースやクリスマスの飾りつけをしたおうちが沢山ありました。
こちらのクリスマスは終わってもすぐに片付けたりしないのです。 -
こちらも、とてもかわいいおうち。
表示によれば18世紀末の建物ですね。 -
石で出来た建物に通路。
フランスと言っても広いので、地方によって石の種類が違います。
こちらの地方の石はとても明るい。
この色味のお陰で、冬なのに暖かさを感じます。
冬はオフシーズンなので、このような小さい街ではどこも同じような、規模の小さいクリスマスイベントしかやっていないそうですが、夏は各村が様々なイベントを計画していて、それはそれは楽しいそうです。
夏にまた行かなければいけません。 -
博物館近くにあるこのお店に立ち寄り、少しだけお土産を買いました。
地下がエピスリー、一階が石鹸やチョコレートのお店で二階はカフェになっているみたいです。
地下でフランボワーズと、洋梨ヴァニラのお酢を買いました。
特にフランボワーズのお酢は、クリスマス料理にクララさんが使われていたもので、再度味見させてもらったのですがとてもおいしかったのです。 -
宿に帰って少しすると、綺麗な夕焼けを見ることができました。
ダイニングがあるこの場所は、大きな窓のそばにあって、きれいな空とカンヌの街を一望できるのです。
翌日は帰宅。
これで南仏滞在記は終わりです。
毎日の夕食がおいしく、宿の仲間の皆さんとも楽しい時間を過ごすことができました。
また良いシーズンに行ってみたいです。
最後に、わたしだけかもしれませんが、連日の暖かさで花粉症が出てしまいました。
通常フランスでは2月末頃が花粉症シーズン。
ミモザをはじめとした植物の花粉が沢山飛んでいます(フランスでは日本ほど花粉症だと言いませんが、アレルギーの反応が出ている人は多いです)。
南仏は少し早く、例年は1月頃から花粉が飛び始めるそうです。
こちらでもお薬は買えますが、体質によってはこちらの薬が合わない・強いという方もいらっしゃるかと思います。
念のためにお薬をした方がいいかもしれません。
(だからと言って日本のようにマスクをすると、伝染病だと思われてしまいますのでやめましょう)
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