2012/09/18 - 2012/09/25
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takogutiさん
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7年ぶりの海外旅行、今まで連れ添ってくれた息子も来年は就職
その息子が就職する前に「海外でも行ってくれば?」というやさしい言葉から約3ヶ月。それから、私の頭の中は「海外旅行」をしはじめた。さてどこに行こうか・・・
最初に思い立ったのは中国。それは「チベットのラサ」
標高2000mの都は世界最高標高を走る西安鉄道に乗って行く旅がある。ポカラ宮は映画インデージョーンズの舞台にもなった場所。でもちょいとお高い(20万円近く)
でもガイドブックには「高山病」の記事が・・・・人によりけり、健康状態によりけり、とは書いてあるものの、かかってしまうと旅行どころではないらしい。中年太りで決して健康とはいえない自分なので、やはりもう無理はできないか、と断念。
次に中国の興坪という田舎町の民宿に連泊するツアーを見つけた。一人追加料金も高くない。興坪は桂林にも近く中国の紙幣の絵柄ともなった風光明媚なとこらしい。一気に仮予約を・・で、決まり・・・の予定だったのだが・・・中国での排日の事件、あきらめました。
次に思い立ったのはモロッコ・・・・アフリカに位置すること以外全く知らなかったが、「世界行ってみたら本当はこんなところだった!」という番組でモロッコのことを知る。
全くみたことのない土色、石灰色の家々初めてのアフリカ、そして夜行列車によるカサブランカまでの旅。 よくわからんが、響きがいい。これで決まり!そして当サイトをのぞいてみた。すると、犯罪が結構多いらしい。スリ、恐喝。特に夜行列車では寝ると危ない、とまで書いているサイトがあった。
この年でそういう危ない目には遭いたくないかな。ということで、アフリカへの小さな夢は大きくなる前にしぼみました。
で、次はトルコへの思い・・食事がおいしいらしいし、親日家でそれほど危なくなさそう。行った人も口々にいいところだという。
トルコで決まり!
トルコとブルガリアのツアーがある。
これはいい、ブルガリア、調べてみると中々風情があって良さそうな町、首都ソフィアには路面電車が入っているのもプラス点。
決まり!・・しかし空いているのはロシアのアエロフロートしかあいていてないとのこと。
評判の悪いアエロフロート、そしてモスクワに寄航する行きも帰りも。それに何よりも何でトルコに行くのになぜモスクワに行く???悩みに悩み・・決定打が見つかる!
エミネーツ航空はUAEのドバイが中心の最近「サービスのいい航空」という評判は自分も耳にしていた。二階建てのA380 という最新鋭の飛行機もこの7月からと聞いた。よし!エミネーツ航空を利用する旅はないかと探してみる。
落ち着いた先はポルトガル。ポルトガルとドバイのツアーが見つかった。
なんと、機中泊3泊、ドバイで22時間フリー、一人追加がたったの25000円という安さ。
ポルトガル、知っているのは世界を航海し歴史の舞台に立った国、くらい。
ドバイは「泣く子も黙る」金持ち国でMI3の舞台になった高層ビルが並ぶ砂漠の町といった印象。
リスボンは「消臭力」を歌うミゲル君のバックの場所だという。
そして、以前から気になっていた。マスターズカードの一連の「プライスレス」の宣伝、街灯に照らされた町中をケーブルカーが降りていくシーン、まさにその町がリスボンだったことを知る。
長年、あの雰囲気の町はどこなんだろう・・・と思いをはせていたのが、ここにきて一気にその場にいけるという現実に近づいたのだ。
そしてあとで知ったことだが、追加で行くことにした「ポルト」という町、「魔女の宅急便」の舞台になっていたという。そしてドバイ経由ポルトガルに行くことにした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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-
定刻にゲートに向かった、外に妙に背丈が高い飛行機、A380がいる、全席2階だけあり縦に高い。
待つこと1時間あまり。ファーストクラスの客、ビジネスクラスの客と機内に入っていき、次はエコノミーかと並ぼうとしたら、その中でもイニシャルごとに並ぶ順番が決まっており、再び待つこととなった。(なにせ600名ほど乗るそうだ)
ちなみにこのエアバスA380の二階のファーストクラスには世界初のシャワールームがあり、セミ個室になるという、しかし一階のエコノミークラスには縁がない世界。
ただ、そのあとに乗ったボーイング777よりも前の席の間が広く、通路側の人が立たないでも人がすれ違えた、また屋根が高い印象だった。 -
食事も誰もが食べられるようなおいしい食事(エアインディアではカレーのみだった)
エミレーツ航空の売りはICE1000というビデオなどのオンデマンド放送。好きなときに好きな映画を好きなところから見られる。
日本語吹き替えや日本映画も数本あり、ドバイまで何本か映画を見ながらくつろいだ。 -
定刻どおりドバイに午前3時到着。ここドバイで次の飛行機EK191便を待つ約6時間の間、何をしてようか?
世界最大級の広さというドバイ空港を見学することにした。
「ドバイはあつかった!」といいたいところだけど、この空港、ホントに外は砂漠?と思えるほど窓が少なく、外の空気がわからない、暑さもわからない。中には観葉植物がある。
何とか窓を見つけても、単に滑走路があるだけ、暑さも感じることができず、まるで火星のカプセルの中にいるような感じ。
近代的とは言っても、その国の雰囲気は伝わらない。
中にはマックもKFCもスターバックスもある。
しかし、朝飯を二回食べたようなものなので、お腹がすかない。
そして、両替してもすぐにポルトガルに行かなければならない身、いっそのことお金を使わずにすごそうと決めた。(ホントはめんどくさかった(^_^))
空港内の散歩をしたけれど、どうも幕張メッセの中のショールームみたいな感じで外国に来たけれど、どの国に来たかわからない、といった感じで時間が過ぎていった。
しばらく散歩した後は、いすに座ってメールを送る。
ここドバイ空港は無料でLANを使える、これはいい。(このときはほかの空港も無料LANがあるものだと思った)
ここドバイ空港は空港内の発着のアナウンスは全くしていない。
それもそのはず、5分おき、もしくは同時刻に2機ほど発着している。きっとアナウンスしたら収集つかないのだろう。 -
ポルトガル空港の一番端のあたりに止まったのか、しばらく入国ゲートまで歩くことに。何事もなく入国、カバンも何事もなく回収。
エスカレーターを登ると空港ロビー、そして取り急ぎインフォメーションセンターへここでリスボンカードを購入。
リスボンカードとはリスボンの主な交通機関乗り放題に、観光場所が無料やら割引になるカード。スイカのように磁気カード。
いろいろ利用しないと元は取れないカード。(72時間で35ユーロ=4000円近く)
しかし、しかし、いちいち話をしなくても交通機関に乗れることが自分にとっては金銭よりも不可欠?な要素、迷いもなく購入。
まだ、言葉の壁におそれている自分がいて、ともかく何を話せばいいのやらとドキドキの自分だった。インフォメーションの窓に書いてあるリスボンカードを指さしながら「This one」到着後の初めての会話だった。
実はリスボン空港、二ヶ月ほど前に地下鉄が乗り入れた。
添乗員や現地係員がいる旅行では乗用車に乗ってホテルに向かうのだろうが、この旅は自分で行かなければならない。
リスボンカードを握りしめて地下鉄の改札口に・・・センサーに券を当てると・・「ブツブー」全世界共通?のエラーの音
やだなあ〜と一瞬思ったが、隣の人のしぐさを見たらカードを少し擦りつけている。 同じようにしたら、OK!改札口が開いた!少しだけこの町のルールになじんできた。
リスボンの地下鉄は4本あり、そのおのおの線の名前が色分け(赤、青、黄、緑)されている。 空港が入っているのは赤線、途中サルダーニャで黄線に乗り換えて終着のラトという駅がホテルの最寄り駅。
乗り換えてラト駅に到着。
ここからの出口はグーグルアースで何度も3Dで見ていた。だからホテルまでの往き道も覚えているくらい。地下鉄の階段を上り、初めて外に出た。
最初のヨーロッパの街に出た なんだ!これは!すごい、すごすぎる! いい意味での感動の言葉
なにせ、それまで近代的な空港と地下鉄の中しか知らず、地下鉄からあがってきたらいきなり中世の町?みたいな、まるでテーマパークに来たような街が広がる。走っている車も日本や東南アジアと違い、当たり前だけど欧州車ばかり。
やはり、グーグルアースで見るのと違って、肉眼で見て、聞いて、温度を感る、そして臭うのは全く別物。
ここで、やっとヨーロッパに来たことを実感。
(写真は「感動」?のラト駅の出口) -
高揚した気分を落ち着かせて、グーグルアースの記憶をたどりながら・・・ピザ屋のある角を登っていって・・・ほんとどこもかしこも坂道、そして石畳。
登った先を左に振り返るとホテルが・・・あった、リスボンでの宿泊所の「アマゾネスホテル」が
午後5時くらいにホテルに到着。フロントはガラガラ、フロントのおばさんがなにかくっちゃべってる。
部屋に入って身支度をする。はやく散歩がしたい、はやる気持ちを抑えながら。(といってもツインベットの一つのベットの上に物を散らかすだけ) さあ、外に・・・ -
ホテル前の石畳を小走りで降りる、その先にはロータリーがあり、名前の通り車が「回って」走っている、東南アジアでもロータリーがあったけれど、真ん中に木が立っているくらいの小さな円だったけど、ここでは大きな円で信号もあり、その中心に高くそびえる銅像(ボンバル侯爵?)が建っている。
その脇から地下鉄の入り口があった。
今度は青線に乗って、リスボン一、人が集まる広場と言われるレスタウラドーラス駅に向かう。
広場と言っても、そこは欧州、昔から建ってたであろう建物が周りを囲み、きれいな石畳が広がる広場だった。
さあて、どこに行くか?地図とにらめっこ。
ここはアジアと違い、地図を見ているからって、物売りが来るわけでもなくゆっくり考えられる。
そうだ、とりあえずミゲルくんが「消臭力」の歌を歌った展望台に行こう!
そのサン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台にはケーブルカーで登っていけばすぐ。
ケーブルカー乗り場へと足を向ける。
それにしても、この町並みはいつ頃できたんだろう、古いビルが建ち並ぶ。その「隙間」に路面電車が走る。どこか夢で出てきそうな情景が目の前に広がっている。 -
イチオシ
ほどなくして、ケーブルカー乗り場に着く。
よく探さないと、歩いていたら、過ごしてしまうような場所にケーブルカーはあった。
あれ、落書きがいっぱい書いてある。そうかあ、路面電車は車庫みたいなのがあるんだろうけど、ケーブルカよく探さないと、歩いていたら、過ごしてしまうような場所にケーブルカーはあった。
あれ、落書きがいっぱい書いてある。そうかあ、路面電車は車庫みたいなのがあるんだろうけど、ケーブルカーはこの場所以外動けないもんな。乗り込んでも、運転手らしき人がいない・・・
と思ったら金髪のおばさんが、「切符をそのセンサーに当てろ」という仕草をする。
運転席の横に切符のセンサーがあった。この古風な車体にセンサーはミスマッチ?
人が集まらないと動かない様子で、しばらく待っていた。
見る物すべてが珍しく、絶好の写真材料
どうも、地元の人は使わないようで、集まってくる人は観光客だけの様子。
それでも、しばらくするとお客が半分ほど埋まり、おもむろに金髪の運転手が、ノートに時刻を書いて出発(乗降センサーと手書きノート、やっぱりミスマッチ(^^;))
ゴトンと一瞬下に下がって、ロープで引っ張られる振動があり、ケーブルカーはレールと車輪のこすれる音を響かせながら上へと上がっていく。
途中、若い人の大きな歌声が・・
大学生がケーブルカーの脇を歌いながら歩いている。
ポルトガルの大学生は黒いマントをしている、相当立派に見える。
数分間乗って終着駅に着いた。
腰を曲げた老婆が駅の前を歩く。自分にとっては特別な観光地だけど、普通の生活がそこにあった。
(写真はケーブルカー) -
少し坂を登ったところに広場があった。そうそこがサン・ペドロ・デ・アルカンタラ広場だ。人がいっぱいたむろしている。
もうすでに7時をすぎているのにまだまだ太陽は沈んでいない。
仕事帰りの人、恋人たち、何かの集まり、皆好きずきにこの広場に集まっている。もちろん観光客もその中の多くを占めるけれど、観光客だけの場所ではなく、地元の人も集まってきている様子。
さてさて、ポルトガル最初の食事はどうすればいいのか・・・
言葉のことやら、独特の風習があるのではとか考えると食欲もうせる。でもカバンには飛行機内で出されたミネラルウオーターを生茶のペットボトルに入れたものしかない。
何か食べなければ・・・一人の旅はこのときが一番憂鬱だった。
広場の対面にハンバーガー屋が・・・あんまり食が進まないが、最小限の言葉ですみそうだ(^^;)
中におそるおそる入ると、いわゆるケバブ?を焼いていた。
ケバブバーガーなる物があった。日本では食べたことないけれど、目の前で焼いている肉がまずいわけはない、と注文。またもやThis oneのみの会話
あちらからはドリンクは何をする?という風に聞いてきたので・・・・ICETeaと答える・・・通じた・・・ほっとする(^^;)
そのケバブバーガー、半端なく大きい!フライドポテトも日本ではLL以上の多さ。
このときからポルトガルの大飯を痛感することとなる。
この旅を迎えるに当たって一生懸命ダイエットをしてきた。
二ヶ月前82.5kgあった体重を76キロまで絞って、坂道を歩けるようにがんばってきたのに、こんな物食べたら元のもくやみだあ〜
展望台に夕暮れ時をずっとたたずんでいた。
遠くにサン・ジョルジェ城のライトアップがみえる、暗がりの中にオレンジ色のライトが一面に広がる・・・
ある意味一人旅の特権、2時間ほど同じ場所にいて、暮れなずむリスボンの街を眺めていた。
そうこうしていると、あっという間に10時をすぎた。完全に暗くなるのが9時前だから夜の感覚がまひしてしまう。
-
さあ、帰らなければ・・・夜の海外一人歩きも初めてだなあ、なるべく人通りの多いところを歩こう。
と、まだ人通りのあるレスタードレス通りを北上、地下鉄に乗り込み朝乗った駅に到着。
駅にはまだまだ人はいるから大丈夫かな?
朝は足早に下ってきた坂道をおっちらおっちら登る。 -
二日目の散歩
外に出る、朝方は涼しい。
明日向かおうとしたシントラとロカ岬でも天気予報だと今日の方がいいみたいなんで、変更してシントラに向かうことにした。
CPという国鉄に乗ってシントラに向かう、出発駅はロシオ駅、路面図で行くと地下鉄のレスタウロドーレス駅と同じ場所なのだが見つからない・・・、まわりは古い建物ばかり。
うろうろしていたら足早に歩くサラリーマン風の人がどっと出てきた。きっとロシオ駅から人ではないか、、その先を歩くと・・・まさかと思った白亜の建物の2階がロシオ駅だった。
坂道に駅があるから2階が駅、始発・終着駅らしい面影はあるけれど、線路は4つくらい。意外に少ない。
改札を通り抜け、電車に乗り込む。この電車は昔からあるようで地下鉄よりも古さを感じる。(汚れ気味)
(写真はロシオ駅からみた駅周辺) -
シントラ行きの電車は908に出発、何の音もせずに走り始める。(時間は正確)
ホームをすぎたと思ったらいきなりトンネル。あとで地図を見たらロシオ駅は小山を貫いて作ったような感じ。
数分はトンネルの中を走り、外に出たらまさにそこはヨーロッパという感じ。遠くに水道橋(石で組んだアーチ橋)が見える。
947にシントラ駅に到着、約40分の電車の旅。
こぎれいな駅舎、やはり世界遺産のお膝元の駅だけはある。
このところ腹の具合が今ひとつ、駅にトイレがあったので入ることに・・・でも有料だった(10セント)
さあ、すっきりしたところで、世界遺産ペーナ宮殿に向かうバスを探す。 (写真はロシオ駅ホーム)
駅に着いたときにすぐにバスが出てしまったようだけど、トイレに行ってたので乗れず、しばらく駅前で待つことに。
シントラ駅からバスを乗り降りできるフリーチケットを購入(10ユーロ) -
街の中心街に戻り、昼飯を物色。ガイドブックにあるピリキータ?を見つけた。
ここシントラはトラセイブというパイ生地でできたお菓子が有名(日本も城下町はお菓子があるね)
トラセイブとシーフードパイ(中にはツナが入ってた)とコーヒーを頼む。(10ユーロ)
有名店だけあって英語が通じる、助かる。で、コーヒーはいわゆるエスプレッソ。でもこの苦さは甘いお菓子によく合う。 -
世界遺産ペーナ宮殿
これは何で世界遺産?と思えるようなちんけな宮殿。形が全く統一感がない。ペーナ宮殿は、イスラム、ゴシック、ルネッサンス、マヌエルなど各様式のかき集めらしいが、それがまた奇妙な魅力を生んでいる城。
いろんな主がいろんな形で作ってしまったため、いろんな顔した宮殿になってしまった、それが珍しいので世界遺産なんだそうだ。
でも西洋のお城を訪れるのは初めて。レゴにあるような跳ね上げ橋もほんとにあるんだね。あと兵士が隠れる場所とかも。
最近みた新しい消臭力の宣伝、ミゲールくんが歌っている場所、
それはここペナ宮殿ではなかろうか?(^o^)
(写真はペナ宮殿) -
シントラ駅前から403線のバスに乗る。
そのバスが飛ばす飛ばす!、まるでバス専用車線を走っているのではないかと思うくらい飛ばす。30分ほどで、ロカ岬に着く。ユーラシア大陸最西端の岬。沢木光太郎の深夜特急にも出てくる岬。さすがにいろんな国から観光客が集まっている様子。
ここで失敗。このあとカスカイス行きのバスに乗って一周しようと思ったのに、次のバスまで1時間以上待ち時間。
事前に日本で時刻表をネットで調べていたが1601だったのに1655に変更となっていた。バスから降りたときに確認すべきであった。
ロカ岬は岬以外は特に見るものもない。 1時間待つのももったいないんで同じ道を使って帰ることにした。 -
シントラ駅→ロシオ駅→ベレン駅という行程でもう一つの世界遺産、ベレンの塔を見ることにした。
ベレン駅からは路面電車15番線。ここに来て初めて路面電車に乗る。この線は近代的な低床路面電車で2両がつながっている。いわゆるトラムというやつか。専用の車線を持っている。
仕事帰りの人でいっぱい乗っている。結構とばす、外を見たら駅さえもとばす。どうも乗ったのは快走電車、まさかトラムで快走はないと思っていたのが失敗。
降りたい駅もとばしてしまった。まあいいや、次の駅から歩いていこう。
下車して海岸線へと歩く。誰も人がいない。
遠くにベレンの塔が見える。おっちらおっちら歩いて向かう。だんだん足が棒のようになってきた。
(写真はベレンの塔) -
再びリスボン市街地へと路面電車で向かう。
実はこれまで路面電車の地図を持っていなかった。というか路面電車の地図があることを知らなかった、電車の中で広げてみている西洋人を見て初めてわかった。
普通の路面電車には停留所の案内のアナウンスや掲示板がない。降りたい人がボタンを押すところだけ停車するシステム。
だからどこかわからないとあらよあらよと知らない場所につれられてしまう。 今回もそう、うつらうつらしているうちにどこに来たかわからなくなってしまった。
大勢の人が降りたところで一緒に降りた。目の前には大きな広場が広がった。
地図を調べるとフィゲイラ広場であることがわかった、北上すればロシオ駅だ。 -
もう夕暮れ時、どこかで食事を、と街を歩く。
このリスボンという街、夕暮れ時がすごく似合う。
暮れなずむ街を撮影するときに路面電車が花を添える。
自分が今どこにいるんだろうと、一瞬違う世界に来たような気になる。(言葉の通り違う国に来ているんだけど(^o^)) -
で、どこで食べようか悩みながら(言葉が通じないかという悩み)歩いているとコイザスボアスという店の前に来る。何よりも料理の写真があるのがありがたい。その料理の写真を「写真にとって」お店に入る。
通じなかったらこの写真を見せればいいや、という気持ちで。
すると若い人当たりのいいお兄ちゃんが注文に来る。言葉は通じないけど、一生賢明聴こうとして、英語のメニューを持ってきてくれた、ありがたい。で、注文したのはシーフードリゾット。
やっと座れた、ほっとするとともに、今日もミステイクの連続だったけど、その度にこの国になじんでいく自分を感じた。
初めて食べる?シーフードリゾットのお味は・・・うまかった。
さあ、またホテルに帰らなければ・・ -
再びリスボンを歩く
9月21日(金)
本日は気持ちよく寝て、気持ちよく起きた。
今日は実質リスボン最後の日。町中をいろんなところを見に行きたい。
予定は中心部に行ってグラサ展望台、ジェロニモス修道院、などリスボンの主な観光地を歩く。
まずはケーブルカーに乗って展望台のある丘に行こうかと、その発着場所を探していたが見つからない。
歩いているご婦人に聞いてみても「どこにあるか知らない」という、でもその方がお店の人に聞いてくれた。ありがたい。だいたいの場所はわかった。発着場所に来た。しかし・・・
ケーブルカーは観光客相手なのか時刻表があるのかないのか、ええかげん。一応始業時刻は7時となっているのに、線のケーブルカーは817になっても動いていない。
(市内の路面電車) -
グラサ展望台まで歩いて上に登ることにする。
その途中路面電車を俯瞰できる場所があり、写真を撮る。
登っていって開けたところに展望台が。
すばらしい景色、昨日の展望台とはまた違った位置からのリスボンの景色。
遠くに吊り橋が見え、眼下には赤い屋根が向こうの丘まで続いている。
こんなにいいところなのに、誰もいない。独り占めしていた。
(写真はグラサ展望台からみたパノラマ) -
自分は鉄っちゃんではないのだが、鉄道を情景の一部として写真を撮るのは大好き。 路面電車のレールが波のようにうねっている場所、そして路面電車一台しか通れないような路。
思わず時間を忘れて写真を撮る。これも一人旅の自由気ままな旅の醍醐味。
-
ケーブルカーでも一番有名なビッカ線の到着駅まで歩く。
背景に川が流れており、いわゆる撮影ポイント、交代ばんこで写真を撮っており、人の行き来が絶えない。ちょっと思っていたのと違いがっかり。
途中色々写真を撮りながら、カモンイス広場につく。
そのあと、昼食、ケイジャータというお菓子とジャスミンティーをいわば路面電車のロータリーの中の売店で買う。
-
イチオシ
そのあと世界遺産のジェロニモス修道院に向かう。
リスボンカードのおかげで入館無料。中はすごい!のはわかった。でも大きなお寺の中に入った時と同じ感動でした。
どうも、世界遺産の感動がないなあ、いかんいかん
ありがたかったのはきれいなトイレが無料で使えることでしたm(_ _)m
でも帰国後に写した写真を見て、あのときの荘厳な気持ちがよみがえりました。 -
外に出たら、暑い。来る途中にスタバがあったのを思い出した。
スタバに入る。「アイスコーヒー、トール}で、英語が簡単に通じた。で、出てきたのはアイスコーヒーではなくコーヒー味のフラペッチーノ?でした。
ここで無線ランが使えるかと思ったけれどできなかった・・・残念
ポルトガルに入って無料の無線LANがないため、メールができない。昨日公衆電話をかけたがつながらす、おまけに壊れているせいかお金の払い戻しがなく、4つの公衆電話ですべてだめだった。
困ったものだ、そういえば自動販売機も皆無だし、やはり治安が悪いのかな -
イチオシ
再び街の中心地に向かう。日がかげり始めた、SEという教会の前がいわゆる撮り鉄の定番地。その正面が東に向いている、だから日没は夕日が照らすに違いない。
その場所に向かっていたら、おとといケーブルカーを運転していた、やる気のなさそうな金髪おばさんが今日は路面電車を運転していた(^o^)輪番制なのかな?
SEに向かう路面電車は揺れる揺れる、冗談ではなく路面電車が一台通れる限界の通路みたいなところを上に下にとうねりながら走る。あとで見てわかったんだけど、そういう場所を走る路面電車はいわゆるホイールベースがめちゃ狭い、どおりで小回りはきくけど乗り心地は悪いわけだ。皆、壁に手をついて倒れるのを防いでいる。
Seの前で夕暮れを待つ。
だんだん赤くなり始めた・・と思い始めた頃に影がどんどん伸びてきた・・・
影が伸びて、赤くなる前に手前が真っ暗に・・・残念
でも、この教会が赤くなるのであれば、どこかにそんな写真は載っているよね(^o^)
日没後は一気に暗くなり、写真では町中もライトの明かりでオレンジ色に染まっていく。
片側一車線の道路に路面電車が走る、そのレールがオレンジ色に反射していい感じ。
(写真はSeの前を走る路面電車) -
朝には行けなかった、サンタ・ジェスタのエレベータに行こう。なんでも100年以上前に立てられたエレベーターだそうだ。
当然?リスボンカードで無料。
20分くらい待って乗り込めた。ガラガラと蛇腹扉が閉まり、時間をかけて登っていった。
でも外の金属の柱がじゃまで展望はほとんどきかなかった。
登った先に普通の町並みがある、そう、このエレベーターのところは地形的に谷のようになっており、エレベータで谷から登ってくる感じであった。 -
そこからのんびりと帰路に向かう。地下鉄に乗り、時計を見たらまだ午後10時前。なんとなくそのまま帰るのがもったいない。
ガイドブックを見たら駅に隣接してコロンボショッピングモールというスペイン出身のショッピングセンターがある。
そういえば普通のスーパーみたいなのに行ったことがなかった。
ぎりぎりまで遊んでしまえ!といつも降りる駅をこしてサンセバスチャン駅から直接スーパーに入れた、便利便利。
夜の10時というのに人がいっぱい、やはりポルトガルでも花金なのかな?まるで土日の昼間みたい。
そこはイオンモールとかでよく見た景色。しいて言えばエスカレーターがすべて歩く歩道形式?になっていて、これならカートを乗せたまま上下階に行けるなあ、と感心。 日本でもあまり興味のないショッピングセンターであるので、やはりあまり興味をそそられなかった。ただし、調理器具コーナーはいろんな包丁があって興味深かった、あといそいで宿に戻る。
(写真はスーパーのエスカレーター) -
ポルトに向かう
9月22日(土)
今日は電車に乗ってポルトガル第二の都市、ポルトに向かう。
朝は自分は強い方なのでともかく早くポルトに向かおうと早めに起きて朝一番の朝飯を食べてチェックアウトして地下鉄赤線に乗ってオリエント駅に向かう。
ポルト行きの電車は始発駅はサンタアポローニャ駅から出るが、地下鉄からはオリエント駅に直結しているので便利。
(朝のラト駅の近く)
-
また、ポルトへは事実上、急行か特急に乗らないと行けない。そしてそのどちらも予約制(全部埋まることはないらしいが)
で、ここで切符を買わなければならない・・・憂鬱。
そのために英語でメモしたものを持ってきた。
838発の電車・・・ダメ?一杯?・・・どうも違うらしい、土日は運休するらしい。また下調べ不足であった。次の938発の電車を予約。 実はポルトに直行ではなくアベイロという運河が横切る街をのぞいてから行く予定。 -
944出発、椅子はのりごこちいいけど通勤電車のような車両。
いままで「電車」といってたけど、これは電気機関車が引っ張る「列車」であった
なのに、6分の遅れを取り返すのか?何でこんなに早い?というくらい飛ばす飛ばす。 在来線なのに大丈夫かいな?と思っていたけど、ロングレールだし、踏切がないみたい。 ほんの10分くらいで農林地帯を走る。
揺れが激しくて、本など見ていたら酔いそう・・・ 外の景色を見続けていた。(写真は車窓) -
約2時間でアベイロ到着。
こぎれいな駅、外に旧駅舎があったが、それは一面のアズレージョ、青いタイルが貼られてきれい。記念撮影する人がいた。
駅前からどーんと直線道路、でもあか抜けたきれいな街、原色が似合う街。 -
駅から20分ほど歩いて、運河のある場所へと向かう。
事前に調べたときには古くて落ち着いた街かと思ったけれど、観光観光している。
運河を行き来する船も完全に観光案内用だし、近くにショッピングセンターもあるし、マックも当たり前のようにある。期待していただけにちょっとがっかり。 -
また歩いて駅に戻る。暑い。
駅前のファストフード店で昼飯、フレッシュジュースが自慢のお店らしい、フレッシュジュースとフライドポテトとウインナーのセットを頼む(8ユーロ)
期待しなかったけど、全部フレッシュでおいしい!でも、多い・・何でこんなに多いんだろう、このあとのげっぷがずーとポテト風味だった(^o^)
特にジュースはこの暑さとのどの渇きを潤して、うまい!追加を頼んだ -
アベイロからは普通電車にのった。それにしても決して新しそうでないけれど、色遣いがしゃれている。20分くらいしてポルト駅の手前のカンパーニュ駅につく、ここでまた20分くらい待ってからまるで引き込み線にはいるようにトンネルに入る。
少しして明るくなった外を見たら、眼下にきれいな河が流れてその両脇に赤い屋根の家が建ち並ぶ、思わず「すげえ〜」とつぶやいたら前にいた女性が「this is Port」と自慢げに声かけてくれた。
サンベントというポルトの中心の駅に着く。まるで岩山をくりぬいたような場所にある駅。
駅前はまるで乳鉢の底にいるようなところで、見える道がすべて上り坂になっている。 -
今回は路面電車には乗らず、歩いてホテルに向かうことにする。
ずっと上り坂を登る、息が切れる。でも振り返るとまるで縦に広がるパノラマ写真のようだ、その最上部に教会の塔みたいなのが見える。
みたことのない景色でも・・・後に魔女の宅急便の1シーンでみた!
20分くらいかけて今日一日だけど泊まる宿クオリティーインに到着。
ここは無線LANがある様子。ドバイ空港以降連絡しようにもできなかった、やれやれやっと連絡ができる。
ホテルのチェックインの時にはなるべく高いところで路面電車の見える方向の部屋を注文(だいぶはなせるようになってきた。勢いだけだけど)(写真は)ポルトの路面電車) -
部屋に入り、外の景色を見てみる。
お、ホントに眼下には路面電車、そして古い建物、左を見ると古い教会がある。
ホテルアマゾネスとえらいちがい、景色だけで、「いいホテル」に決定。(^o^)
さあ、ポルトにいるのは明日の昼までしかない。車内でゆっくりしたから、早速散歩に出かける。
今まで登ってきた道を下っていく。
両際にはいろんな店が建ち並ぶ、下りきったところが駅だ、しかし、これからまた登って向こう側に行かなければならない、しんど。
登り切ったところにクレリゴスの塔があった。(2ユーロ)狭く長い石段を登りきった屋上からは、市内を一望でき、観光スポットの位置関係が把握できた。高さ76メートルでポルトガルで一番高い塔とのこと(階段は225段)ドウロ川方面はオレンジ色の屋根が並び、これぞポルトガルという景色。
いろんな角度から撮影する、まあどの方角でも誰かが撮影しているでしょうが、それは自己満足と言うことで。
すばらしい景色だが、あとになってプリントしたときにリスボンとポルトの区別がつかなくなってしまった。どなたかの旅行記に書いていたが、「展望台を何カ所も登ってみると、どれも同じように見える」 とあった。確かにそれはいえている。(また少し幸福度が減ってしまった(^o^))
塔の上は風が強く、長くはおれないくらい。
一通り撮影して下に降りた。
(写真はホテルからの展望) -
今まで登ってきた道を下っていく。
両際にはいろんな店が建ち並ぶ、下りきったところが駅だ、しかし、これからまた登って向こう側に行かなければならない、しんど。
登り切ったところにクレリゴスの塔があった。(2ユーロ)狭く長い石段を登りきった屋上からは、市内を一望でき、観光スポットの位置関係が把握できた。高さ76メートルでポルトガルで一番高い塔とのこと(階段は225段)ドウロ川方面はオレンジ色の屋根が並び、これぞポルトガルという景色。
いろんな角度から撮影する、まあどの方角でも誰かが撮影しているでしょうが、それは自己満足と言うことで。
すばらしい景色だが、あとになってプリントしたときにリスボンとポルトの区別がつかなくなってしまった。どなたかの旅行記に書いていたが、「展望台を何カ所も登ってみると、どれも同じように見える」 とあった。確かにそれはいえている。(また少し幸福度が減ってしまった(^o^))
塔の上は風が強く、長くはおれないくらい。
一通り撮影して下に降りた。
下には珍しくミュージアムショップみたいなのがあり、そこで初めて自動販売機の水を購入、あわせてこの塔のシルエットがプリントしたアルミの水筒を購入(生茶のペットボトルお疲れ様でした〜) -
イチオシ
続いて、街の中心を流れるドロウ川の川辺にむかって降りる。
ここもはんぱないほどの坂道ばかりの街。今、自分は谷の上の方にいる位置なので坂道を下ればいいのだけど、これ登るのは大変そう。
おばさん方の井戸端会議の様子を見たりしながらドロウ川を下っていった。 -
途中かわいい女の子たち。
ほどなくしてドロウ川のほとりに着く、上を見上げると先ほど見た橋がずっと上にある。 -
夕飯はここで食べることにしたので下見。
街はドロウ川の「谷」の上にあるような感じで河に向かって階段状に家屋が建ち並ぶ(その多くがワイン工場とのこと)
その谷をつなぐのがドンルイス1世橋、きれいな橋で、歩道とトラムが走っている。
まだ、川の畔の食堂は準備中、この橋の麓から登るケーブルカーに乗る。ポルトのケーブルカーは至って近代的なもので、機械の冷たさだけを感じるような無人のケーブルカーだった。 -
。
先ほどのドンルイス一世橋の上を走るメトロは流線型の車両を連結している、現代風の路面電車であった。
リスボンから300キロ北上したせいか、肌寒くなってきた。
いったんホテルに戻り防寒ジャンパーを羽織り再び外出。
(写真はドンルイス橋をわたろうとするメトロ) -
上に登ると路面電車の終着駅があり、そこで運転手がパンタグラフ(?)の方向転換をしていた。180度パンタグラフを手動で回さなければならないんだ。
ポルトの路面電車は2系統あって、ここの路面電車は主に観光用の様子、古い車両 -
イチオシ
西の空が赤くなり始めた。
はやる気持ちを抑えドンルイス橋に向かう。
この橋からはワイン工場や昔の町並みが一望できる、暮れなずむ町並みが表現し難いほどのいい雰囲気
三脚をたて西の川辺にカメラを向けた・・・が、この橋、トラムが通る旅にゆらゆら動く。あ、トラムがくる!
橋の中央部にトラムが走る、それも路面電車だから、そのまま何も障壁がないすぐ横をトラムが走る。トラムがすぎて落ち着くまでの時間がもどかしい落ち着いたら次々にシャッターを切る
たぶんこのシーンが「魔女の宅急便」の舞台なんだろうなあ、と勝手に想像。
川沿いのケーブルカーに乗り、谷の上に上がる、そこから歩いてすぐがホテル。
ホテルに戻り、鯛のお吸い物を飲む、う、う、うまい
このホテルはティファールがあるんでお湯が作れる。さすがクオリティーインという名前のホテルだけあるな。 寝るまでネットをしながら過ごす。 -
日が沈んだのは夜9時前、さあ夕飯を食べなければ
ここでは「シェ・ラパン」というレストランで食事する。川から流れてきた風を浴びながら夕飯、気分良さそう。
人気のせいか一杯の人がいて、それも友達同士で酒を飲み交わしながら食事をするスタイルの店、下戸の自分はちょっと苦手。
サラダとガイドブックで皆が頼んでいるタコのオーブンを頼む。(27ユーロは高!)またまたサラダはデリカシーがないのか、というくらいの盛りの多さ。この調子ではタコも・・・と思っていたら、やっぱり!
鰻重二個分くらいの入れ物にタコのぶつ切りが一杯!それにあんまりおいしくはない、やっぱり屋台のイカ焼きの方が自分は好きだなあ。再び残してしまいましたm(_ _)m
(写真は夜の川辺) -
イチオシ
再びリスボンに
9月29日
朝は日の出がさらに遅くなった感じ。やはりリスボンから300キロ北に来たことになるからか?ちょうど東京と仙台の位置関係かな。
なんだか、リスボンといいポルトといい、何でも絵になる感じで、撮っていると言うより撮らされているといった方がいいかも。
ポルトの滞在は1日だけ、今日は昼前にはリスボンに向かう電車に乗らなければならない。
再びドンルイス橋に向かう。残念ながら橋の上は強い雨が降ったりやんだりの天気。でも、ほんの一瞬、でうっすらと虹が見えた!残念ながら写真には痕跡のようにしか見えなかったが、ヨーロッパでみる虹は昔の街とマッチしていた。(写真はドンルイス橋からみたポルトの街) -
ではまたリスボンに戻らなければならない
駅に向かう坂の途中ですてきな親子にカメラを向けた。
このシーン、いつまでも忘れない(^o^)
(写真は駅までの坂道の途中にいた親子) -
1105発のAPにのる。APとはポルトガル国鉄(CP)が誇る特急。(30ユーロ)
行きはICという普通の急行だったけど、APは車内サービスもある。
シートもリクライニングできフットレストもある。自分は最近、新幹線はもとより、グリーン車さえも乗ることがないからすごく贅沢な気分に感じる、これが3000円なら文句なしに安い!
カンパーニュ駅を出たAPは途中駅も少なく、昨日来た道を飛ばす飛ばす
車内に速度計があるけど、最高220キロまで出していた!従来線でこのスピードはすごいんじゃない?
1440のところ1446で到着、少し遅れたけど、途中で停車していたから何かあったんだろう。
本来はオリエント駅で降りる予定だったけど、「終着駅」のイメージがどうしても気になる自分は終着のアポローニャ駅までのる。
(アポローニャ駅で熟睡中?の老人) -
アポローニャ駅は明るい駅で、海がすぐそばにあり、その目の前の湾岸には豪華客船が着岸、まるで団地がそびえ立っているようにでかい。
(駅の入り口)
-
駅前にある軍事博物館という博物館に行く。
名前だけ見るとすごい感じだけど、wepon musiumだと普通の博物館って言う感じ。
そこには空軍の兵器が・・・といいたいところだけど、あるのは大砲やその弾ばかり。
そんな「兵器」が所狭しと並んでいるけど、それよりもその家屋の天井や中庭が立派。
きっと、古い宮殿みたいなところを、そのまま遊ばせるんじゃもったいない、博物館にすっか、という感じでできたのかも(全くの私の感想だけ)
さあて、異境の地を楽しんだところでポルトガルをあとにしなければならない。 -
ポルトガル空港はまだまだ明るい陽を浴びていた。
税関では何度もブザーが・・
自分でも忘れていた、MP3プレイヤーが後ろのポケットにあった。でもインドの時と違って税関職員に盗まれることはなかった(^^;)
出発1755(日本時間1:55)ドバイ到着4:35(日本時間9:35)約8時間のフライトだ。
空港を飛び立ち、アポローニャ駅に停泊していた客船が旋回中に見えた。 優しさに包まれたリスボンをあとにした。
飛び立つと東に向かうため、さすがに日の入りが早い。
着席位置は最後尾、窓際には片側2列しか内場所、隣はインドの人。(英語で話しかけてわかった)、でもずっと手を重ね、まるで祈っているような感じ。話をしても全くのってこない。
日没の様子を見ていたが、変なことを感じてしまった。
それは・・・隣に人はもしかしてハイジャックではなかろうか、と
だって、飲み物も食べ物も何も口にしない。ずっと祈っているようなポーズ。
トイレに入ったときは、もしや爆弾を仕掛けたんじゃないかとも思った(^_^)
時計をリスボン時刻のままにしていたが、7時には日没、そして7時30分には夕食であった。(オリーブのミンチカツ?はまずかった) -
そしてドバイに
9月30日
早朝のドバイ空港に着く。
今日はすぐにドバイの暑さを感じてしまう、なぜかというと飛行機からいきなり外に出てバスに乗ってターミナルに行くことに。
バスの中は冷えているが、朝なのに外はムシムシして気持ちが悪い。
このドバイに約22時間滞在する、何して過ごせばいいのやら・・・
入国審査に並んだのが4:45。しかし、列がいっこうに減らない。
審査するのはいわゆる白い正装のような服を着ている審査官。それが隣の審査官と笑いながら仕事をしている。なにやら審査官に口論している西洋人も見かける。早くも国の違いを感じる。
結局、入国審査の列に1時間並んでやっと審査。
別に話すこともないけど虹彩カメラで目の写真を撮られた。
途中両替屋で80ユーロを233dhに両替。(1dhは約20円)
まだメトロも走っていない時刻なので朝食をCostaCaffeという喫茶店でとる。(24dh)
(写真はドバイ空港の日の出) -
6時頃までゆっくりし、メトロ駅に向かう。 メトロ駅自体もカプセルのようになって外気が入らない、だから寒い。外との温度差がありすぎるのではというくらい寒い。
メトロが入ってきた。このメトロ、作ったのは日本のメーカーとのこと、完全無人運転では世界一の長さを誇るとのこと。
街はまだ寝ていそうなので、とりあえず乗り放題の切符を買って(乗り放題切符があるとは知らなかったけど、聞いてみたら発券してくれた)終着駅まで走ってその街の様子を見ようと思った。
そのメトロは乗り心地は悪くない。(さすが日本製!)静かに走っていく。乗客はむさ苦しい男ばかり、そう、このメトロは女性専用車両とお金持ち用のゴールドシートがある。
横には高速道路があり、車が4〜5車線位を走っている。メトロの脇は構造ビルが建ち並ぶ。
途中世界一の高いビル「ブルジュサアイファ」のろうそくのようにそびえ立つビルを身ながら走る。
30分くらいしただろうか、ビルも少なくなり、砂地が見えてきた。 すべての建物が砂地の上に最近立てられたんだ、という感想を受けた。
-
終着駅に着く。その手前の駅でほとんどの人がおり、なんだかこの駅、雰囲気が今までの駅と違う。
外に出る口に警備員がいる。出ようとしたら制止された。
「入場の証明書があるか?」とか聞かれた。どうもある会社の専用の駅の様子。
終着駅が企業の専用駅、というわけだ、日本で言う東芝工場専用の駅「海芝浦」にそっくり。
仕方なく、その駅のコンビニでお菓子を買ってメトロをUターンする。
(写真は終着駅のコンビニ) -
メトロを折り返して、下車するのはバニヤススクエアという旧市街地の駅。
853到着、メトロに1時間半乗っていたことになる。
外に出ると、当たり前だけど、暑い!!
とりあえずはクリークという川の方に歩く。
リバータクシーといういわば渡し船が行き交っている。あとで自分も乗る予定。
その川沿いにはタイヤや冷蔵庫を木造の船に載せる裸の男たち。汗まみれになっているやせた男たち。
そこに見たのはよく見るアジアの男たちの姿。
あの近代的な空港やメトロ、これから向かう世界一の高さのビルや世界一大きな水槽などと関係のない労働者たちが機械も使わず働いていた。(出稼ぎの人たちかもしれないが) -
まずはスークという通りに向かう。
ゴールドスークはなのごとく金の販売店が建ち並び、スパイススークはスパイス店が並んでいる。
どちらも興味はないんで、椅子に座って歩く人たちを見ていた。
でも、日本人だからといって物売りが来るわけではなく、東洋人ということで街にとけ込んでいる気がした。
ともかくすぐにのどが渇く。ポルトガルで飲んだ生ジュースが忘れられずに、生ジュースがほしくなった。
スークの途中で生ジュース自動販売機?なるものを発見した。それはオレンジを搾るところが見えるようだ、「これならば衛生的にも、大丈夫か」とコインを入れた・・・がやはり動かない・・・でもまさかまさか。返金してきた!!それにはびっくり(^_^)
スークの入り口にあるジュース屋でミックスジュースを頼む。(10dh安い!) 英語がそのまま通じるので助かる。
しばらくジュース屋の前の椅子でタラタラ。ここドバイには夕方のブルジュサイファの展望台の予約以外は特に予定がない。
しいて言うなら世界一の面積を誇るドバイモールで買い物をしようかと思っているくらい。 -
ジュース屋の店先でガイドをみていると、暑さで汗がぽたぽた、動かないとしんどいな。
ここのジュースもおいしかった。
-
水上タクシーに向かう。その料金は1dh、ううんいいねえアジア価格(^o^)
対岸に向かうまでの風は心地よい、でも数分で対岸に到着。
そこからドバイ博物館に向かうまでのアーケードはアジアに戻った!と感じた。それは「アリババ」「ニッホンジン?」と聞くお店のオヤジ。懐かしいねえ。
ドバイ博物館はドバイの歴史を表したものだが、海外から来た人しかいない。 日本人のグループがいたんで、ついでに一緒にガイドの説明を聞いていた。ひととおり見終わって、また暑さの外を歩くことに・・・
-
一つ道を間違えてメトロの駅からどんどん遠くなっていき道をあるいていることに気づく。
歩いている人は全くいない・・・
途中工事のように穴が空いていた、のぞくとやはり、砂だらけでした(^o^)
暑い、のどが渇く・・・40分くらい歩いただろうか、やっとカハド・ビン駅に到着。
その駅前には駐輪するガードみたいなのがいっぱいあるのに自転車は一台も置いてない。なんでだろ?
やっとメトロ駅に着いた、その中は涼しい。今まで寒すぎるなんて文句言ってすいませんm(_ _)m
(写真は堀抜いた場所) -
さあこれからドバイモールに向かう。
外には動く歩道がドバイモールに向かっている・・・・が、まだ工事中!
やれやれ、この暑い中を歩いて行かなければならない・・・
同じ思いの西洋の女性グループと一緒に外を歩く。
世界一の広さのドバイモールに行くのに舗装もされていない砂の道を歩いていかなければ行けない・・・なんだかインフラが極端。
お昼前なのに日差しがガンガン照りつける中、十数分歩いてモールに着く。近いように見えたが、工事中なので迂回しながらたどり着けた。
振り返ると高層ビルが幾重にも並んでいる・・・けど、足下は砂場・・・なんだかなあ・・・(^o^) -
ドバイモールの中にはいるとそこは別天地?涼しくて(というか寒い)一気に今までの汗が引く。けどどこかイオンの大型店舗ににていて海外という感動は全くない。
中は世界の一流ブランドの名前が軒を並べる。
けれど、あまり自分の関わり合いのあるような店はなかった。
買い物をしなくても、ここはスケート場や水族館があるので楽しめる。
その水族館、世界一の大きな水槽とのことで、モールの吹き抜けにどーんと構えていた。 ただし、座ってみるような場所はなく、疲れた身体ではゆっくりと眺めていることもできなかった。
(写真は水族館の様子) -
昼も過ぎて、食事をとることにした。
レストランもいっぱいあるようだけれど、やはりフードコートが食べやすそう。
そこにも一杯の店舗がある、中華、イタリアン、ジューススタンド、そして和風。
そう、和食ではなく、あくまでも「和風」のお店。
「SUGOI!」という和風食のお店にした。
Teriyaki LunchとMisosoupなるものを頼む。(50dh)
自分は目の前にあったスプーンで食べていたが、なんと他の方は箸で食べている!なんと逆転現象であった(^o^)
さて照り焼きランチの味は・・・テリヤキとは似て非なるもので、焼いたエビがチャーハンにのっていて、そこに「テリヤキソース」をかけて食べるものであった・・・・でもエビがおいしいし、テリヤキソースのかかったチャーハンもなかなかおいしい、これもありか、と思った。
(写真はテリヤキライス) -
さて、今日は海外最後の日、今まで重くなるという理由でおみやげというものは極力買わなかったが、ここで一気に買わなくては・・・
と、おみやげ屋をのぞくが・・・Made in UAEのものが少ないこと!
ここではほとんどのものが輸入されているんだな、と改めて思う。
その中でもチョコレートはProduce by UAEと書いてあるのがあった。
なんでもUAEではレバノンのチョコレートが有名だそうだ。
そのチョコバーを20本くらい買う、急に荷物が重くなった。
実はドバイでの滞在は22時間で泊まりもしないんで肩掛けバック一つで歩いていた。
でも中にはカメラが3台あるんで結構重く、これ以上は増やしたくなかったけれど、最後の日は仕方がないかな。
(写真はドバイモール内のブルジュカリファ展望台の入り口) -
ドバイでの最後の楽しみは世界最高の高さのビル、ブルジュサイファの展望台「At The Top」に行くこと。ゲートはドバイモールの地下にある。
この展望台、開始からずっと好評で予約が基本、日本で予約したwebページを見せたら快くゲートの中に入れた。
おそらく現地の人はまずいなさそうな雰囲気、いろんな国から来ている感じ。
だからお互いに写真を撮りあったり、写真を撮るのを頼まれたり、なかなか観光地のいい雰囲気だった。
途中で写真を撮られた・・・なんだかずっと前、30年くらい前に宮崎県の青島で写真を撮られたのと同じ予感が・・・あとで当たってしまった(^o^)
1700展望台に着く。
ここはなんと開放された展望台、もちろん人が落ちることがないように壁があるが、窓が開いていて写真を自由に撮れる、そして天井も空いているところがあり、(涼しくはないけど)風が吹いてきて心地よい。
日の入りまで2時間もある・・・降りるのももったいないんでしばらく外の景色の写り具合を見ていた。 -
日本とは全く見られない光景、このビルの直下はいろんな建物があるが、少しはずれるとそこは砂漠の国。緑があるところはほんの一部。
このビルの影が砂漠の方に伸びていってる。
しばらくとどまって日の入りを迎えることに・・・
で、日の入りは赤く染まり・・・といいたいところだが、そもそも、砂漠の国は地平線がいつも見えないのか?遠くがかすんで地平線がよくわからない。
砂が舞っているから?
日の入りもかすんだような夕日であった。
暗くなるにつれ、下の景色がまるで異次元の世界のように見えてきた。
ハイウエイを走る車が、まるでパソコンの中に走っている電子のように見えてきた。
十分夕暮れを見て、戻ろうとすると長蛇の列・・・そこで
待ってましたとばかり 自分が写っている写真を買えと言ってくる。
それが皮の枠がついて5000円位もする、冗談じゃないと思ってしまう。
気になりながらも下に降りると、再びきれいなお姉さんが「コレアナタジャナイ?」と言わんばかりに私が写った写真を見せる。
で、でもいらない・・・と言うとDicoutと言ってきた・・・
そこでいつものアジアの値切り方・・・で2000円で買うことにした。高いけどまあ記念に・・・でたあ正しい日本人の性格(^o^) -
外に出てドバイファウンテンという噴水の音と映像のショーを見ながら、パンを食べた。
ショーも終わり、また歩いてメトロに行こうと、方向を訪ねたが、歩いていくのはやめておけ、という話。
治安のこともあるかもしれないんで、バスで行くことに。
まず、バスに乗って違和感があったのが、運転手の部分が上から下までアクリル板で閉鎖している。
それと、料金を払って比較的すいている前の方にいたら、何となくおかしい、バスの後ろに行く途中になぜがバーで仕切られている!
バスの中の案内を見たら!前の部分は女性、子供とその連れ合いしか乗ってはいけないのだった。
バーの向こうのむさっ苦しい男性エリアに行かざるを得なかった。 -
無事に?メトロ駅について、空港に向かう。
非常に足が疲れてしまった。眠たい。
考えてみたら朝6時から次の日の朝3時までずっと動いていたわけだから・・
空港で待っている間、睡魔と戦いながらチェックインの時間を待った。
帰りのEK319便は食事をしたあとはバタンキュウ状態でずっと寝ていた。
目覚めるともうすでに太陽は傾きはじめ、成田空港へは定時の1735に到着。
今回の旅はけがも病気もなく、事件にもなく、楽しい旅ができた。
これも家族や皆さんのおかげで行くことができました。
感謝、感謝です(^o^)
(ドバイ空港内の眠っている人)
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