2012/08/09 - 2012/08/10
104位(同エリア660件中)
ひらしまさん
現地4日目は、石灰棚で有名なパムッカレをセルチュクから日帰りで訪ねます。
混載ツアーだと午後の一番暑い時間帯に歩き回ることになるので、車チャーターで朝早めに出発します。
実を言うと当初の計画にパムッカレは入っていませんでした。
予定した成田からの便の安い切符がなくて関空発に変更した結果生まれた時間に、最後に入れた訪問先でした。
ですから、本当はパムッカレに近いデニズリ泊にして、国内線もデニズリ発に変更すれば便利だったのですが、航空券変更手数料は2人で5万円もするので、セルチュクから車を借り切ったほうがいいという結論になりました。
1トルコリラ(TL)≒45円
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 タクシー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝7時に迎えに来た車は、田舎道を時速100kmで飛ばして、パムッカレのヒエラポリス南口に9時20分に着いた。
ヒエラポリスは、思っていたよりはるかに整備されていて、大きな公園のようだ。入場20リラ。
ただし道はちょっと分かりづらくて、トイレに向かったつもりが石灰棚に出てしまった。
白い石灰棚が棚田のようになった水面にきれいな青い空が映る。パムッカレならではの絶景が目の前に広がった。 -
日本のTV取材も来ていた。
写真撮影を頼んだ相手がたまたまTVクルーのトルコ人スタッフだったので、日本人スタッフとも言葉を交わすことになり、何の番組か尋ねると、出演していた女性が「『世界ふしぎ発見』という番組で9月に放送されるので見てください」と答えてくれた。
「トルコ湯けむりミステリー」と題したその番組、楽しく拝見しましたよ、中島亜梨沙さん。
別れ際にスタッフが「お気をつけて」と声をかけてくれたけれど、その時は何も気にとめていなかったのだ。 -
花と緑があふれる公園の中を遺跡プールの方向に歩く。
トイレや軽食スタンドもある。 -
素朴なものをイメージしていた遺跡プールはアミューズメント施設のおもむきで、人が一杯。
プールに入るには30リラの券を買い、ロッカーのカギを借りる時と実際にプールに入る時にその券を見せる。
古代ローマ時代の街が地震で廃墟となった上が温泉となったここは、大きな大理石の柱などが水底にたくさん横たわっている。
世界に温泉はたくさんあるし、遺跡もあちこちにあるけれど、遺跡の上の温泉っていうとこれはちょっとほかにない。
プールというより露天風呂。
青空の下、緑に囲まれ、遺跡の上でみんな楽しそうにしている。
ただし、水深は結構あり、しかも水底は障害物だらけなので、カメラを持っていると結構スリリングだ。髪は濡らさないつもりだったが、結局頭まで沈んでしまった。 -
プールから上がり、妻はシャワーの列に。僕はロッカーの荷物を引き取ってシャワーに向かったが、妻がいない。
どうしたのかと見回すと、救護所の入り口に妻の姿が見えた。
駆け寄って聞くと、ぬれた大理石の床で滑って尻餅をつき、その時かばった手首に激痛が走ったのだという。
救護所の医師の診断では骨折はしていないということで、包帯を巻き、凍らせたペットボトルを渡されて救護所を出た。
ちなみに治療費は無料。高い入場料にはこういう費用も含まれているのかと納得。
すっかり待たせてしまった車に戻り、セルチュクへの帰途につくが、半ばでペットボトルの氷は溶けてしまい、手首の痛みはまた強くなってきたようだ。
運転手に氷を買えるところで止めてほしいと頼むと、まもなく反対車線側に店を見つけてくれた。
先に降りた運転手が大きな声で事情を伝えると、店の女性が手早く氷を袋に詰めて渡してくれる。代金を聞くと、いらないと言う。厚意に感謝して車に戻った。
宿に戻ると、スーツケースからアイシング袋を取り出した。もしもの時にと思って入れたのだけれど、まさか役に立つとは思っていなかった。
歯医者で出された鎮痛剤も持ってきてよかった。
氷はどんどん溶けてしまうので、宿の厨房にもらいに行く。
運転手から話は伝わっていて、若い頃のジョージ・クルーニー似の青年が心配そうな顔で氷を分けてくれた。 -
夕方、食料の買い出しに出る。
サンドイッチを買った店で果物屋はどこかと尋ねると、店員は店長に、店長はほかの客に聞いてくれ、オトガルの向こうの市場を教えてくれた。
行くと父と娘でやっている屋台があり、2種類あるぶどうのどちらがより甘いか英語で聞くがまったく通じず、身振りで味見させてもらい、紫色のぶどうを買った。
1kgで2リラ。
このぶどうは旅の最後の日まで楽しませてくれた。
夜は何度も宿の厨房に氷をもらいに行った。
家庭用冷蔵庫の1つしかない製氷皿はそのたびに空になってしまうが、構わず氷を分けてくれるクルーニーの真剣な顔から心配してくれている気持ちが伝わってきて、あの顔は今も忘れられない。 -
現地5日目。今日はイスタンブルへ移動する。
世話になったNilyaホテルにさようなら。家族経営の良さが感じられるいい宿だった。
妻の手首の痛みは少しやわらいできたようだ。
割り箸で添え木をし、大きめのタオルで首から吊り、アイシングも続けながら出発だ。 -
昨日の車で鉄道駅まで送ってもらう。
料金はいらないと言われたが、そうもいかないので10リラ受け取ってもらった。
セルチュク駅は、中と外が分かれていなくて、車から降りたらそこがホームという、とても便利な構造の駅だ。 -
窓口に並び、イズミル空港への切符を買う。1人4.5リラと安い。
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時刻表。
これを見るとデニズリへも少なくとも3往復はしている。
セルチュク〜デニズリの鉄道は、車両が旧式で冷房もなく大変だったという情報を読んで、パムッカレ行きの選択肢から外したが、実際に車から見かけた電車は窓が閉まっていたから冷房も備わっているようだ。
デニズリ泊なら、セルチュク〜デニズリの鉄道も利用価値大だと思う。 -
列車が2、3分遅れで入ってきた。
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列車から見たセルチュク駅。
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車両は新しく高級感がある。乗り心地も申し分ない。
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天井のディスプレイには、トルコ各地の観光地が紹介されていく。
かつての国鉄の広告「ディスカバージャパン」を連想し、オリンピック開催も視野に急成長するトルコの姿をかいま見た思いだった。
列車は1時間でイズミル空港に着いた。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- mistralさん 2015/12/31 22:56:37
- ありがとうトルコ、いいですね〜
- ひらしまさん
mistralです。
トルコの旅行記、拝見してきました。
歴史の古い順に回ってくるという当初の
プラン。
間にパムッカレが入ったんですね〜
以前行った時は真冬でしたので
一転した景観に見とれていましたら
一大事が起こっていたのですね。
旅先での怪我!
奥様もすぐ治療を受けられずに
旅を続けなくてはならず
お辛かったことでしょう!
それでも
ありがとうトルコ、というタイトルが
とってもいいですね〜
mistral
- ひらしまさん からの返信 2016/01/01 14:54:26
- 明けましておめでとうございます
mistralさん、明けましておめでとうございます。
> ありがとうトルコ、というタイトルがとってもいいですね〜
その時の自分の気持ちをそのままタイトルにしたのですが、共感していただけてとてもうれしいです。
旅人を温かく迎えてくれるゆとりを持った人たちだったなあと思います。
近年のトルコは政府が強権的になってきて少し心配なのですが、それを乗り超えて民主主義を発展させられる人たちであろうと思っています。
mistralさんは今年もまた精力的に歩かれるのでしょうか。
古い旅行記から新作まで、楽しみに読ませていただきます。
ひらしま
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