2012　中欧三ヶ国　２日目　ブダペシュト（2）

2012/06/05 - 2012/06/14

国会議事堂の続きです。

エリア ブダペスト(ハンガリー)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

　階段をのぼるとドームの間に出ます。

　この真下に

　聖イシュトバーンの王冠が。

　こういう、十字架の横棒は力を表していて、この場合は２本あるので司祭を任命する権限を持つそうです。
　ローマ法王は横棒が３本です。

　ぶれた。この王冠は上にのっている十字架がちょっと傾いているのが特徴です。

　このドームの下の壁際にはお人形がくっついています。

　とりあえず、

　ひとりひとり、名前を教えてもらいましたが、

　たぶん、（わざわざ撮っていた、ということは）聖イシュトバーンとマーチャーシュ王。

　写実的です。

　ただひとり、あきらかに違う服装の女性がいて、

　マリア・テレジアです。

　王冠のまわりには、軍人さんたち。
　

　議事堂の形を思い出していただくと、ホールの両側にまったく同じ形の建物がくっついていますね。
　このどちらかで、議会が開かれるのだそうです。
　警備上の問題で、どちら側で開かれるのは、当日までわからないのだとか。

　そして、前回ははいることができた、こちらの部屋というか通路なのですが

　この日は会議が開かれていたために、はいることができませんでした。ご好意で扉を開けて、中をのぞかせてもらいましたが。
　ここは根回しの場で、「ここでだいたいのことが決まります。実際の会議は、あれはただのショーです」と辛口なガイドさんがおっしゃっていました。
　まあ、どこの国もそんなもんなんですかね。

　ここでなにやらざわめきが。

　まったくの偶然で、衛兵交代とぶつかりました！

「イケメンバスを撮り損なってしまった！」というわたしの念が通じたのでしょうか

　生イケメンがぞろぞろと。
　

　ガイドさん「ちょっと時間が遅れたみたいですね。早く交代したくてそわそわしてるね」

　２時間、直立不動というのはなかなかたいへんだー。

　実は、ちょっと時間が遅れたこともあって、「ここで待っていると、あとの方の見学時間が短くなるよ」と強面ガードマンに言われたのですが、「どうせ、さっきの通路にはいれないから、その分、こっちのイケメン鑑賞に回す」と全員がこちらを選んだのでした。

　交代の儀式の間は、ゆっくり歩いていた軍人さんたち。部屋を出たとたん、すたすたすた、と早足で去っていきました。
　おつかれ〜。

　イケメン衛兵さんのあとにくっついて通路に出て、

　エレベーターの前を通り過ぎて

　次に向かうのは

　会議場です。

　前回は奥の絵をきれいに撮れなかったので、

　今回はがんばって撮ってきました。

　奥の方の紋章も。

　りっぱですねー。

　ゆびわをくわえたカラスの紋章。

　これが中心になります。

　この机は、議員がそれぞれのカードをさしこまないと、投票ボタンが押せないようになっていて、日本の国会で問題になった、「お隣さんのボタンをちょっと押してやろう」ができなくなっています。
　導入しようよ、日本でも！

　このすぐ外の通路が
　

　かつての喫煙所になっています。

　これが葉巻ホルダーです。番号は、それぞれの議員さんの番号。マイホルダーに吸いかけの葉巻をのせて、演説を聞きにいくわけですが、演説がつまらないと葉巻を吸っているし、演説がおもしろいと、ここに葉巻をのせっぱなしで話を聞いています。そして、吸わないまま、葉巻がまるごと灰になってしまうことも。
　これが、ハンガリーの「葉巻一本分のおもしろい話だ」という言い回しの語源なのだそうです。

　現在は、国会議事堂は禁煙なのですが、ちょっと前に誰かが隠しカメラで、議員さんたちがすぱすぱやっているのを写して、動画サイトにのせるというスキャンダルがあったらしい（笑）。
　なんだかなー。親近感がわくなー。ハンガリーに。

　さて、見学が終わって、階段をおりていくと

　入り口のところで、次の団体がはいってくるのとぶつかってしまい、模型の前で立ち往生していました。

　ヒマだったので、マッチ棒細工をアップで撮ってみました。
　

　細かい。

　器用ですねー。

　外に出てみると、

　補修をしていました。ちょっとおもしろい足場。

　マッチ棒細工みたい。