2012/11/06 - 2012/11/19
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dashxさん
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マラケシュからフェズまで今回の旅の最長距離をこなす日となりました。約550キロを一気に走り抜けます。いま思い返せば還暦ドライバーにはちょっと厳しかったかも。
カサブランカの渋滞エンストに夜のどしゃ降りマラケシュ・メディナ迷子、そしてエッサウイラの免許不携帯速度違反も運良く切り抜けられたものの、ついにフェズに辿りつく直前で、仏の顔あらためアッラーの顔も三度までを思い知る旅の中盤戦に入りました。
写真はフェズのアラビア式のトイレットです。下ネタでスミマセン。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
メリディアン・マラケシュをチェックアウトします。
今朝の天候は曇り。これから500キロ以上のドライブでフェズに向かいます。 -
まずは来た時と同じ高速をカサブランカ方面に向かいます。
-
1回目の休息タイム。
高速のオフランプをレストエリア(表示は「aire repas」)へ。 -
ここはこんなオープンカフェを備えていました。
カフェオーレ10ディルハム(90円ほど) -
そして高速に戻ると雨。
-
カサブランカ手前の分岐をフェズ方面に向かうと新興住宅地と工業団地みたいのが見えてきました。
-
高速は山道が続きます。
しっかし遠い。運転も飽きてきました。 -
ようやくフェズ郊外に到着。
ここで車を路肩に停めて今夜停まるリヤドの駐車場をカーナビに入力します。
しかし! カーナビにはそのデータがなくて入力できません。ならば近くの通り名を入れて・・・それも無い! 疲れもあってか頭が混乱して「どうしょー」状態。
その時誰かが窓をノック。バイクに乗ったモロッコ人でした。 -
バ「どうしたの? 道に迷ったのかい?」
d 「ナビにリヤドの駐車場が入力できないんだ」
バ「じゃ、連れてってあげるよ。後ろについておいで。」
うわぉ!ラッキー!
で、この親切なバイク兄ちゃん(と言うよりオジサン)の後についてフェズのメディナに向かいました。写真右の黒いバイクです。
しかし!
この時の私は「海外で親切そうに向こうから話しかけてくる場合は要注意」のいつもの鉄則を長距離運転の疲労せいで(先輩は「還暦という加齢のせいで」と言いますが)頭から消えて無防備状態になっていたのです。 -
そしてメディナ(旧市街)の近くでバイク兄ちゃんは停止して、若いモロッコ人になにか話しています。するとその若いのがやって来て、
若「バイクはここまでだから、リヤドの駐車場には
僕が案内するよ。車に乗るよ。」
と言って乗りこんできました。私はどーぞどーぞと乗ってもらいます。
先輩はメチャ不機嫌そう。きっと長距離ドライブの疲れがでているんだ。
そして無事に駐車場へ。
若「明日はどうするの?」
d 「もちろんメディナの見物」
若「じゃ、案内してあげるよ。リヤドやホテルのガイドは
400ディルハム以上するけど、僕は120でいいよ。」
d 「ラッキー! 朝9時に来てくれる?」
若 「オッケー。じゃ明日ね。サリュー(バイバイの意)」
そしてリヤドに向かう途中で先輩が大爆発!
先「君は一体何を考えているんだ!」
d 「はぁ〜?」
先「ガイドブックにもブログにもモロッコでの注意事項に
親切そうに案内してとんでもない高い店に連れて
いかれしかも法外なガイド料を要求することが
言われてるだろう。
これはモロッコだけじゃなく、タイでもどこでも
そうだろうが! 旅の基本中の基本だろう!」 -
がぁ〜ん!
海外での危機管理にはちょっとばかり自信があったのに、全く欠如していました。
そ、そ、そうだ。バイクからして皆釣るんでカモにしているんだ・・・。
徒歩数分でリヤドに着きました。古い屋敷を宿泊施設に改装したものでホテルでは味わえないモロッコ情緒と贅沢な造り、それにアットホームなサービスが◎です。
しかし私は自分の不注意に打ちのめされてグッタリ。
カモにされたことより、普段だったら絶対にホイホイと着いて行くことはない状況に乗ってしまったことがショックでした。思えば免許証を忘れたり、久しぶりとは言えマニュアル運転も失敗続き。それ以外も車やホテルにメガネや財布や携帯を置き忘れ何度も取りに戻ったり・・・
今までの旅では無かったミスが連続しています。・・・いったいどうしちゃったのだろう? ・・・落ち込むdashx -
「だからさぁ、それが還暦だよ。
ま、今夜は疲れたから食事はここ(リヤド)で取ろう。
上手いモロッコワインでも飲ろうや。」
と、先輩。 -
スープにメインは羊肉と野菜のタジン。甘めの干しブドウのソースでいただきます。
ワインはピノワール。さっぱりしたタジンにはちょっと重いかなぁと思いましたが美味しいワインでした。酒を飲まない回教国なのにワインを製造? -
部屋からみえるリヤドの1階の回廊です。素晴らしい造りのリヤドですが、私は今日の失敗で気が重く楽しい気分にはなれません。
・・・明日は早めに起きてリヤドのスタッフに駐車場まで同行してもらい、車を別の駐車場に避難させよう。それから9時にオマール(前述のガイドを申し出た若いモロッコ人)には200ディルハムほど渡して暇を告げよう
・・・などなど明日の対策をあれこれ考えるフェズ初日の暗い夜でした。 -
そして翌朝。
部屋のステンドグラスに差し込む古都の朝日も私の重い気分を拭ってはくれません。 -
朝食は屋上のテラスルームとかで、屋上に向かいます。
すると褐色にくすんだ家々の上に暗い空が広がって、気分は益々グレー。
ここまでは何とか切り抜けられたけど、この還暦頭じゃもうダメかも・・・。 -
でも標高が高いせいか雲の流れが速くみるみる青空が広がってきました。
-
そして映画でしか見たことのない街並みがくっきりと目に入ります。
-
ブレックファースト・ルームです。もちろん一番乗り。
d「先輩、今から駐車場に行って車を移してきます。
それからオマールにはちょっとにぎらせて
帰ってもらいます。」
先「いいよ、いまさら。乗りかけた船だし、カモられるとしても
大したことないだろう。
それもどうせ後で笑い話になるって。
それにサーモン(オマールのことを先輩はサーモンと
覚えてしまった)はそんなにエゲツナイ奴には
見えないし。」
-
繊細さと大らかさが混在した先輩の一言でちょっと気が楽になり、「まっ、いいか」と美味しい朝食を楽しみました。
オレンジジュース、スープ、ゆで卵、トースト、フルーツ、コーヒー、ヨーグルトと豪華なラインアップでした。 -
朝食を終え、リヤドをでるとオマールが待ってました。
オ「今から車でメディナ外周をみて、美術館と王宮に行って
それからフェズで一番高い丘に登ります。その後は
メディナの見学です。」
d「で、その車代はいくら?」
今日は警戒モードがオンのdashxです。 -
車の待ち合わせ場所へ向かう先輩とオマール。
-
ここで運転手、マホメッドと合流。
よくしゃべる運転手で、日本人を含め外国人には慣れている様子。車(バン)にはモロッコ・ツーリズムのサインがあったので一応安心。 -
自分で運転しないのって楽ですね〜。正面は王宮です。
-
メディナを囲む城壁にいつかある門のうち、唯一ユダヤ人が通ることを許されたユダヤ門。
-
美術館へ行くためメディナを離れます。
-
美術館に一か所だけあった英語の説明。これが展示物みたいです(笑)
-
館内は写真禁止です。中庭を囲むように回廊があります。
-
いかにもアラビアらしいタイルの床と中央の噴水。
-
手洗いです。全部個室式。手洗いは文字通り手や足を洗ってお祈りの前に身を清める神聖な場所です。
-
手洗いから見た空。
-
有名なブルー・ゲート(青門)。フェズで一番美しい門だそうです。
-
そしてフェズを見下ろせる丘へ。
細い道で舗装もなくガードレールもない。しかも急斜面。とても私は運転できません。 -
着きました。
ここはガイド、運転手無しにはちょっと来れそうもありません。 -
フェズを一望します。
-
この丘の場所はここです。
-
モハメッド、オマールと記念写真。モハメッドは写真を公開してもOKの了承を取りましたが、オマールに聞くのを忘れてましたのでちょっとカバー。
メディナに戻りここでモハメッドと別れます。料金は一人250ディルハムでした。
メディナに入りオマールに、モハメッドはフレンドか?
と聞くと、
オ「NO、案内のために探してきただけ。
今日はじめて会った。」
d「じゃ、昨日のバイク兄ちゃんは?」
オ「ぜんぜん知らない人。いきなり案内を頼まれた。」
???ここにきて私の頭は混乱。釣るんでないんだ〜。 -
オマールの案内でまずはキャラバンサライ。
いまはラクダの代わりにロバが。サンタナが聞こえてくるかも・・と思っていたのですが、ロバの○○で臭い。 -
続いてフェズで一番格式があると言う神学校(の入口を入ったところだけ)。壁面の細工が見事でした。
-
革のなめし作業を見たり・・・
*このベタな写真が、 -
4トラのbota先輩の手にかかると・・・ぐっと立体的になって、
-
躍動感も加わり、
-
この迫力ある画像となりました。
-
定番のカーペット製造直売店を見たり
-
このカーペット製造販売店の屋上からの眺めが素晴らしいのです。
-
織物製造販売店を見たりして
-
少し買い物を済ませて遅いランチ。
オマールが案内したのは見事な内装のモロッコレストラン。 -
外国人観光客が多いせいか、ちょっと高めですが、物凄い量です。先輩、オマール、私の3人で2人前をシェアしましたが、それでも半分は残しました。
先輩とオマールは意気投合し、いろんな話をしています。後で聞くとオマールはフェズの大学4年生で語学専攻。英語、フランス語、イタリア語、スペイン語が話せるそうです。でも就職難で仕事を見つけるのは大変だそう。裕福な家庭ではないのでこうしたにわかガイドでバイトしているそうです。 -
そしてガイド料の支払いとなっても吹っかけたりしませんでした。約束より少しいろをつけて渡しました。
オ「明日はどこへ?」
d「メクネス、ボリビリスなどを回る予定」
オ「じゃ、また駐車場への入り方が分からなかったら
電話してくれたら迎えにいくよ。」
旅先での親切は嬉しいですね。結局は昨日のバイク兄ちゃんも善意で15キロ近い道のりを先導してくれたのです。
見上げるとそこにはモスクの塔が・・・思わすアッラーにワイ(合掌)していました。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- botaさん 2012/12/02 22:02:01
- 笑い話
- dashxさん こんばんは。
アーラアラ アラー、
俺と違い冷静沈着に見えるdashxさんでも、やっちゃう時が有るんだ。
スピード違反は仕方ないよね、慣れない土地だから、でも不携帯、
レンタカーの会社に連絡させるなんて、立派、罰金は授業料としては、
まあまあの金額かな。
ガイド事件は先輩冷たいんじゃない、バイクのお兄ちゃんもオマールくんも
日本語わからないだろうから、こりゃ怪しいぞって日本語で言ってくれれば良いのに。
>先「いいよ、いまさら。乗りかけた船だし、カモられるとしても大したことないだろう。
それもどうせ後で笑い話になるって。それにサーモン(オマールのことを先輩はサーモンと
覚えてしまった)はそんなにエゲツナイ奴には見えないし。」
このお言葉は、救いになるよな、実際笑い話になったんだしね。
他国で親切にされると、その人がスゴク良い人に見えてしまう、以前チャチューンサオで
オジサンにGHまで車で送ってもらった時、頭の隅では、ひょっとして、って思ったけど、
ボーイスカウトの制服着てるし、外国人観光客の来ない町だから、大丈夫だろうって
勝手に思い車に乗ったけど、他国で現地の人の親切を受けるのって、最悪な思い出に
なるか、数倍の楽しい旅行になるか、どちらを選ぶかが旅の醍醐味?
こんなんが海外旅行の楽しさなんでしょうかね。
ところでdashxさんの運転中の写真は左ハンドルだから、助手席からの撮影ですよね、
カメラマンは先輩ですか。
- dashxさん からの返信 2012/12/04 01:22:50
- RE: 笑い話
- bota師匠、こんばんは。
いつものぬるま湯タイとは何もかも勝手が違い、かなり緊張していたと
思います。だからすぐにパニクっでしまい焦りました。これだけハプニング
があった旅行は初めてだと思います。
でも、「あ〜っ、どうしょう!」となった時、助けてくれたのは
モロッコ人で、これは本当に嬉しかった。師匠が仰せのように旅が
楽しい思い出になるかはこれに尽きるかなぁ、と思います。
師匠も多くの親切を受け、好意でその輪の中に入って行かれたりしての
代えがたい素晴らしい経験や思い出が旅ごとにおありでしょう。私も
今回はそれを身をもって体験させてもらいました。
モロッコ人は顔が濃くて厳つくてちょっと怖い感じなんですが
フレンドリーで親切なんです。もちろん観光客からカモってやろうと
いうのはいますが、それはどこの国でも同じですし。
> このお言葉は、救いになるよな、実際笑い話になったんだしね。
その通りです。でもねぇ〜、私が一番落ち込んだのは自分の不用意さで
その原因を先輩は「歳、歳、還暦、還暦」って言うんですよ。
そればっかりは「ああ、そうですね。」とは言えなかったですね〜(笑)
> ところでdashxさんの運転中の写真は左ハンドルだから、助手席からの撮影ですよね、
> カメラマンは先輩ですか。
そうです。車からの撮影はほとんど先輩です。ですから助手席(右)からの
写真なんです。ただ信号待ちの時とかは私が撮ったことも少しだけあります。
左(運転席)からのアングルの分です。でもやっぱり私の写真センスの
無さは先輩の写真と比較すると一目瞭然です(涙)
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